人を意のままに操るノートを手にした彼は確信したー。
自分は支配者であると。
ノートを乱用する彼ー。
その果てに、待つものは?
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一人の女子生徒から助けを求められた
生活指導の教師・尚子は、
教室に向かっていたー。
”伸二くんが…助けて”
と、女子生徒が生活指導室に駆け込んできたのだった。
聞けば、クラスメイトたちが伸二に襲われているのだと言う。
前を歩く女子生徒を不安そうに見つめながら尚子は
教室へと向かうー
そしてー
教室に入った尚子は、信じられない光景を目にしたー
伸二が王の如く、椅子に座り、
その周囲に女子生徒たちが群がっていた。
あるものは伸二にキスをし、
あるものは伸二に胸を揉まれー
あるものは伸二の足を裏を舌でなめているー
その隣には、色っぽい格好をした生徒会長の彩音がいる。
「お!先生じゃねぇか」
伸二が笑う。
「な…何してるのあなたたち…?」
尚子が唖然とした表情で言う。
伸二の周りにいる女子生徒たちは皆、
尚子のことを見下すような笑みを浮かべていたー
案内してきた女子生徒も笑う。
「せんせ~!伸二さまのお部屋へようこそ~!」
「ーーーど…どういうこと…?」
尚子は困惑する。
困惑している尚子の黒タイツを
見つめながら伸二は笑う。
「先生~その足、舐めさせてくれよ」
伸二が言うと、
周囲の女子生徒たちが
「きゃ~!伸二さまに足を舐めて頂けるなんて、
羨ましい~!」と叫ぶ。
「--な、、何なの…これ?」
男子生徒の姿はないー
そして、教室には女子生徒と伸二のみがいる。
「--うふふ…先生…
怖がらなくてもいいのよ」
彩音が立ち上がって微笑む。
真面目だった面影はなく、
高飛車な様子で先生を見つめる彩音。
「--みんなはね…
伸二くんに洗脳されてるの」
彩音が笑いながら言う。
伸二も彩音の説明を聞きながらニヤッとする
「せ…洗脳」
困惑する尚子。
「ま、、まさかあなたも?」
彩音の方を見て言う尚子。
彩音は嬉しそうに自分の胸を触りながら微笑んだ
「ふふふ♡
そう、わたしも洗脳されちゃったの!
でもね!今のわたしはと~っても幸せ!
伸二くんに毎日愛してもらって、
本当に幸せなの!うふ、うふ、うへへへへへへぇ♡」
彩音は顔を真っ赤にしながら
興奮しているのか、身体を震わせているー
「---な、、なんてことを…」
尚子は伸二の方を見た。
「あ…あなた、自分が何をしているのか分かってるの!?」
尚子が叫ぶ。
しかし、伸二は笑うだけだった。
「おやおや?先生…
どうして自分がここに呼ばれたか理解してないようですねぇ~!」
伸二がふざけた調子で言うと、
紫色の表紙が目印の「支配者のノート」を取り出した。
「---!!」
「先生にも、俺のしもべになってもらうぜ」
「--!!…や、、やめ…!」
尚子が叫んだ時にはもう手遅れだった。
”動けない”
支配者のノートにそう刻まれた尚子は、
身体を動かすことができなくなってしまっていたー
「--さぁ…先生の黒タイツ…頂きますよ」
伸二は笑いながら、
尚子の黒タイツを舐めはじめた。
「いや……やめ…やめて…やめてぇぇ!」
足を舐められる感触を味わいながら
尚子は悲鳴を上げる。
「--くへへへへへへ!
先生もそんな情けない悲鳴を出すんだなぁ~!」
伸二は黒タイツをペロペロと舐めつづける。
そしてー
尚子の胸を触ったり、
キスをしたり、
やりたい放題を続けたー。
「--あ…やめ…て…」
目から涙をこぼす尚子。
「--ふん。あんたの意識だけは残しといてやるよ。
ま、自由にはさせないけどなー。
あんたはこれから永遠に俺の性欲を満たすためだけの
人形だぜ
あははははははは!」
そう言うと伸二は、クラスメイトの女子たちを見つめて
笑みを浮かべたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ー
廃工場のアジトで、
伸二は彩音と、お気に入りの女子生徒数名で
エッチをしまくっていた。
少女たちの喘ぐ声が響き渡る。
それぞれの両親は無反応だー。
洗脳した女子生徒たちに、
ノートに両親の名前を書かせて”娘に無関心”と書きくわえさせた。
そのためー
それぞれの両親は、娘がこんな風に
想いのままにされているのに、
助けに来ることもない。
「はぁ…♡ あぁぁあっ♡」
彩音がビクンビクンと身体を震わしている。
彩音とヤッたのはこれで何度目だろうか。
もう、真面目だった彩音はいないー。
「くくく…このノートがあれば何だってできるぜー!
俺はこの世界の王になったんだ」
クラスの男子生徒たちは追放した。
”学校に無関心”
今頃は、全員が不登校になっているだろうー
そして、その両親たちは”息子には無関心”
と洗脳しておいたー
「--くくく…俺のためだけの世界…
あはははははは!」
・・・・・・・・・・・・・・・・
伸二の欲望はとどまるところを知らなかったー。
アイドルを洗脳して、自分の女にしたー。
近くのファミレスの店員たちを洗脳して
自分のための無料食堂を作ったー
それだけではないー
次第のその行為はエスカレートした
”自分にとって得のあること”
のために支配者のノートを使っていた伸二ー
しかし、
ある時から伸二は
”ただ楽しむため”だけに洗脳を使うようになりはじめたー
通りすがりの婦警を洗脳し、”自分は変態男”だと洗脳してみたり
女弁護士を洗脳し”自分は凶悪犯罪者”だと洗脳してみたり
通りすがりの女子大生を洗脳し”痴女”にしたりー
やりたい放題だったー
「うへへへへ…えへへへへへ♡」
電車内で、女子高生に痴漢する婦警ー。
それを見つめながら、伸二は今日も学校に向かっていたー。
「ーーや、、、やめて…」
少女が言う。
「--うへへへへへへへ♡」
婦警は気味の悪い笑みを浮かべながら、エッチなことをしているー
「--あなた、名前は?」
婦警が言うー
いや、ノートの力でそう言わせたー
少女は、怯えながらも、
婦警が相手だからか、名前を答えたー。
そしてー
その名前を伸二はノートに書き込む。
”目の前の婦警と愛し合え”
その瞬間、怯えていた少女が
顔を赤らめて婦警に抱き着いた。
「--くへへ…最高だぜ」
伸二はその光景を見ながら、
不気味な笑みを浮かべたー
”支配者のノート”を手にしてから
2か月近くが経過していた。
学校に登校する伸二。
もはや、自分は王だ。
今日も、教室でハーレムを楽しもうー
そのあと、洗脳したファミレスで食事を食べ、
夜は彼女の彩音とエッチだ。
教室に向かいながら、
伸二は笑みを浮かべているー。
手に紫色の表紙のノートを持ちながら
手でそれをいじるー
少し前まで、周囲のやつらは自分のことを
腫れもののように見ていた。
しかし、今は違うー
この、1冊のノートを手にしたことでー
全てが変わった。
ノートのページを破りながら、伸二は叫ぶ。
「---俺は、この世界の神だ!」
そして、階段を上り、教室に辿り着き、伸二は教室へと入ったー
「----!?」
ご主人様を待つはずの雌どもがいない…!?
伸二はそう思った。
さらにー
教室には”学校に無関心”と書き記して以来、
学校に来ていない男子生徒の一人がいたー。
「---お前…!」
伸二が叫ぶ。
振り返ったのはー
伸二が奪った女子生徒・彩音の元彼氏・啓太だった。
「ーー洗脳された彩音を助けようと思って
この2か月間、ずっと調べてたよ」
啓太が笑う。
伸二は内心で舌打ちした。
学校に邪魔な男子生徒を追放するために
”学校に無関心”と洗脳して、
男子生徒たちを追放したがー
人数が多かったため面倒臭くて
必要最低限のことしかしなかった。
啓太も学校には来なくなっていたがー
彩音への想いは健在だったということだろう。
「--俺の雌どもはどこだ?」
伸二が言う。
いつも、彩音たち女子生徒をこの教室に待機
させているー
それなのにー
「--避難させたよ」
啓太が、教室の窓を指さす。
窓の外には、
校庭に避難した女子生徒たちの姿があった。
「どういう…ことだ?」
唖然とする伸二。
ご主人様にご奉仕するために
彼女たちは教室で伸二の到着を待ちわびていたはずなのにー。
「--自分のノート、見てみろよ」
啓太が言うー。
「----!!」
伸二は目を疑った。
”支配者のノート”のページが全て、破かれている。
「な、、なんだと!?」
”記入した名前を消したり、
ノートを破けばー洗脳は解除される”
不良のリーダー・磯野から
そう教えられていたー
ノートが破れているということはー
「--くっ…お、、お前、いつの間に!?」
伸二が言うと、
啓太は笑った。
「--自分で、破ったんだよ」
啓太の言葉に、伸二ははっとする。
そういれば、登校して、教室に来るまでに
何かを破っていた気がするー
「お、、俺が自分でノートを…?」
困惑する伸二に、
啓太は失笑してあるものを見せたー
紫色のノート…。
支配者のノートを。
「な…」
伸二は驚く。
「お前が、教えてくれただろ?」
啓太が言う。
「--見ろよ。
この”人を洗脳できるノート”で
彩音は、俺のものになったんだ」
啓太の彼女である彩音を洗脳したときー
伸二は、支配者のノートの存在を
啓太に教えてしまっていた。
「この2か月で、入手ルートを突き止めて、
俺も手に入れたんだ、支配者のノートを」
啓太がそのノートを広げる。
そこには
”久保 伸二
支配者のノートを破る”と書かれていたー
「くっ…くそ…!」
伸二は表情を歪める。
これじゃ、今まで自分自身が
洗脳してきた人間たちはみんなー
「--彩音は返してもらう。
それとーー」
いつもはほどほどにやさしい好青年の啓太が
表情を鬼にしたー
「--お前がしてきたことは、
取り返しのつかないことだー。
お前みたいなやつがいればー
また、…」
そう呟いて啓太は心を鬼して、
”久保 伸二”の名前の下にこう書き足した
”自らの罪を後悔して、窓から飛び降りる”
とー。
啓太は目を瞑る。
本当は、こんなことしたくないー
けれどー。
伸二は、放っておけばまた何かをやらかすー
だからー
こうするしか啓太には方法が浮かばなかった。
「は…はははは」
伸二は笑いながら、窓の方に向かう。
「い、、、今すぐページを破り捨てろ!」
伸二が叫ぶ。
しかしー
すぐにー自分のしたことの罪の重さに押しつぶされそうになり、
伸二は何も言えなくなる。
支配者のノートを使っていたからこそ分かるー
自分は、ノートに洗脳されているー
このままじゃ、自分は飛び降りて―。
伸二は、焦った表情を浮かべながらも、窓を開けた。
「く、、、くそっ!
正義の味方きどりか…!?
だ、、、だがな…!
お前も、、お前も、いつかそのノートで
俺みたいに好き勝手したくなる!
お前も、俺と同じだ…!
欲望に落ちるんだよ…
うへ、、、うへへへへへ!」
目から涙を浮かべながら伸二は
捨て台詞を吐いたー。
「俺はーー
自分のためにこのノートを使ったりしないー」
啓太がそう言うと、
伸二はそのまま窓から飛び降りたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1か月が経過したー
伸二が自殺したのち、
全ては元通りになった。
学校もー
他の人々もー
「--今日は楽しかったよ」
彩音が微笑む。
啓太は「あぁ、俺も」と優しく呟いた。
彩音と啓太の関係も元通り。
「あ、そうだ、来週なんだけど」
彩音がデートの別れ際に呟く
「ん?」
啓太が返事をすると、
彩音は申し訳なさそうに答えた。
「来週のデートさ…
友達がどうしても映画見に行きたいっていうから、
そっちに行ってもいいかな…?
なんか、限定グッズ売ってるのが来週までなんだって…」
彩音が言うと、
啓太は一瞬ザンネンそうな顔をしたがすぐに微笑んだ
「そっか。じゃあ、来週は友達の方を優先してあげて」
啓太が優しく言うと、
彩音はありがと!と微笑んだ。
手を振って別れる啓太と彩音。
一人になった啓太は呟く。
「---なんだよ…俺より友達かよ…」
無意識のうちに、啓太は鞄に入れていた
紫色のノートを手にしていた。
「--ちょっとだけなら、、、いいよな…?」
ノートに彩音の名前を書くー
そして、その下にー
来週の日付を書くー
最後に――
”友達の誘いを断り、彼氏とのデートを優先する”と
書き込んだー
小さな洗脳ー
けれどー
啓太は、少しずつ、伸二と同じ道を進もうとしていたー
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
リクエストを元にした作品でした!
リクエストの原文は
”ソフト・オン・デマンドから出てくる洗脳ドリルという作品が2作あって
名前を書いて性隷に洗脳するというのがありますが
洗脳ドリルか洗脳ノートというアイテムという設定で洗
脳ものリクエストお願いしたいのですが…。
作品ではアダルト作品なんで性奴隷になってますが
僕的にはそういう感じではなく都合のいいように洗脳されて仲間になるのがいいです。
構成としては不良や変態中年オヤジなどの
主人公がひょんなことからそのアイテムを
手に入れ都合のいいように気にいった女性を
洗脳したり気に食わない女性を洗脳して復讐するだけだったが、
最初はそれだけだったのにエスカレートして関係ない人
まで洗脳して(婦人警官や弁護士など全く関係ない人を中身を悪人
に洗脳したり(例、いい女教師を中身をヤンキーに洗脳したり、
女弁護士を中身を性欲の溜まった中年オヤジにしたり、
キレイな女を極悪犯の中身にしたり))という感じでお願いしたいです。”
というものでした!
洗脳ドリルという作品はあるとのことだったので、
今回はノートにしてみました!
お読み下さりありがとうございました~!
コメント
SECRET: 1
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少しこのサイトの趣旨から離れてる気がします、、題名にあるようにこのサイトは憑依ですよね?
皮モノや入れ替わりは憑依の派生として理解できます。憑依は大抵他人になりすましますし皮モノも入れ替わりも他人に成り済ますので憑依と同じ分類になるとおもいますが、洗脳は他人への成り済ましではないので、憑依からかなり遠ざかってしまっています。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
このリクエストをしたものです。この作品は自分でリクエストしておきながらこんな感じかなという想像はしてたのですがその想像と全く違った作品でこれまた面白かったです。感謝です。ただ僕はダークな展開が好きだからと思うのですがダークな展開の作品をリクエストしたいです。リクエスト作品作ってもらった直後で恐縮ですがいつになっても結構なんでダークな作品リクエストさせていただきたいです。正義感をすごく持った主人公の女性が憑依され思考を塗りつぶされて悪い奴らで暗躍するダークな作品リクエストしたいです。(イメージとして悪いことを無くそうと一生懸命してたらそれをよく思わないやつらに憑依され思考を塗りつぶされて暗躍するイメージ)お願いします
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ご意見ありがとうございます!
逆の意見を頂いたりすることもあるので、
上手く中間でバランスを取りながら…!
ということになるかと思います!
作品数が多いので好き・嫌いも分かれると思いますが、
今後もよろしくお願いします!
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PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
> このリクエストをしたものです。この作品は自分でリクエストしておきながらこんな感じかなという想像はしてたのですがその想像と全く違った作品でこれまた面白かったです。感謝です。ただ僕はダークな展開が好きだからと思うのですがダークな展開の作品をリクエストしたいです。リクエスト作品作ってもらった直後で恐縮ですがいつになっても結構なんでダークな作品リクエストさせていただきたいです。正義感をすごく持った主人公の女性が憑依され思考を塗りつぶされて悪い奴らで暗躍するダークな作品リクエストしたいです。(イメージとして悪いことを無くそうと一生懸命してたらそれをよく思わないやつらに憑依され思考を塗りつぶされて暗躍するイメージ)お願いします
ありがとうございます~☆
ダーク憑依ですネ~!
気長にお待ちください!!