<MC>支配者のノート①~洗脳~

素行不良の男子高校生が、
人を洗脳できるノートを手に入れてしまう…!

支配者のノートによる洗脳物語…!

※リクエスト作品デス!

------------------------------

「久保くん!これで何回目?」

今日はついていない日だ。
不良生徒・久保 伸二(くぼ しんじ)はそう思った。

高校生の伸二は、
大の不良だった。

これまでにも何度か停学になったこともある。

そして今日ー。
再び停学の危機を迎えていたー。

「---うっせぇなぁ」

生活指導のやかましい女教師・尚子に向かって
反抗的な態度を取る伸二。

美人ではあるものの、
不真面目な生徒に厳しく、伸二にとっては
本当に鬱陶しい存在だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんとか停学は免れたものの、
たっぷり説教を受けた。

「--くっそ!やってらんねぇぜ!」
教室で悪態をつく伸二。

「~~ちょっと~!教室の空気悪くなるんですケド」
一人の女子生徒が伸二に対して
そう呟いた。

「ああ?」
伸二は怒りをたぎらせて立ち上がる。

「何よ?事実でしょ?」
その女子生徒も反論する。

伸二は大の不良ー。
それ故に、クラスメイトたちは伸二のことを
避けていたが、
このお嬢様育ちの女子生徒・加奈恵(かなえ)は違った。

気が強く、いつも伸二に対して苦言を呈している。

クラスメイトの加奈恵に
生活指導の尚子。

鬱陶しいやつらばかりだ。

「うっせぇ!」
伸二はそう叫ぶと
不機嫌そうに自分の座席で
ブツブツと何かを呟いていたー

放課後ー

伸二は、とあるカップルの方を見つめていた。

生徒会長の彩音(あやね)と、その彼氏の啓太(けいた)

「チッ」
伸二はまずます不機嫌になる。

伸二は、優しくておしとやかな彩音のことが好きだった。
しかしー
当然、真面目な彩音が自分の相手をしてくれるはずもなく
告白した際には、怯えられて泣かれてしまった。

そしてー
今はクラスの優男である、啓太と付き合っている。

その様子を見て、伸二は舌打ちする。

夜ー。

「くそっ!つまんねーことばかりだぜ!」

不良仲間と集まっていた伸二は、
不満を口にして悪態をつく。

煙草を口に咥えながら
周囲の仲間たちに今日会ったことを
伝えると、不良仲間のリーダー格が
不気味に微笑んだ。

「そういや、伸二」
不良のリーダー・磯野は、20代前半。
高校生の伸二にとっては本当に
兄貴のような存在だった。

「---はい」
伸二が言うと、磯野が
一冊のノートを手にしてにやりと笑った

「--それは?」
伸二が尋ねる。

学校では反抗的な伸二も、
不良たちの間の上下関係は大事にしていた。

「---人を、洗脳できるノートだ。
 俺がとあるルートで手に入れた」
磯野が笑う。

「--はっ?」
伸二は思わず間抜けな返事をしてしまう。

人を洗脳?
そんなこと、できるはずがない。

伸二はそう思った。
確かに、伸二の反応は当然の反応だろう。

しかしー

「お、疑ってるな?」
磯野が笑う。

他の不良たちも、ニヤニヤと笑っている。

「おいおい伸二、
 磯野さんが嘘つくわけないだろ?」

他の仲間たちの言葉を聞いてもなお、
伸二は信じることが出来なかった。

人を洗脳…?
そんなの特撮だとかAVだとか
そういった世界の中だけで起きることではないのか、と
伸二はそう思ったのだった。

「---見てろ。証拠を見せてやる」

紫色のまがまがしい表紙のノートを開く磯野。

そこには、何も書かれていないー

「そうだな…」
アジトにしている廃工場から外に出る磯野。

磯野が周囲をキョロキョロと見回すと、
そこには、大学生カップルと思われる
男女が居た。

「---あれだ」

磯野が指をさす。

夜の人気のないところで
キスをしているカップル。

大人しそうな女の方が
顔を赤らめてとても嬉しそうにしている。
男の方が「なみちゃん…」と呟いている。

「見てろよ」
磯野がそう呟くと、
ノートにひらがなで「なみ」と記入した。

そしてー
その下に、”磯野の奴隷”と記入したー。

するとー
そのノートが怪しく光った。

「うわっ!?」
伸二は思わず、声を上げて
驚いてしまう。

”俺以外の男は敵だ”

磯野は続けてそう記入した。

するとー
イチャイチャしていたカップルに異変が起きた

「--わたしに触れないで!」
”なみ”と呼ばれていた女が
一緒にいた男にビンタをする。

「--な、、き、急にどうしたんだ!?」
男の方が驚いている。

そしてー
女が磯野たちの方にやってきた。

「あぁ…わたしを抱いて下さい…ご主人様」
女が顔を赤らめて
興奮した様子でそう言う。

「---くくく…いいのか?」
磯野が笑いながら言うと、
女は
「この身体はご主人様だけのものですぅ…」と
嬉しそうに呟いた。

唖然とする彼氏。

磯野は女を抱きしめた。
そして、伸二の方を見る。

「どうだ?信じる気になったか?」
磯野が笑う。

「え…あ、、、す、、すげぇ…」
伸二は、うっとりとした表情で
磯野に寄り掛かる女を見て
”これは本物なのではないか”と
だんだんと興奮を覚える。

「--このノートをお前にやるよ」
磯野が笑いながら言う。

「--え…ま、、マジですか?」
伸二は唖然とした。

こんな夢のようなノートを自分に?

磯野の言葉に、伸二は
躊躇することなく
「あ、ありがとうございます!」と叫んだ。

磯野は言うー

相手を洗脳するには、一定距離内にいる相手の名前を
ノートに書き、
その下にどんどん条件を書き足していけば良いのだと言う。

名前は一部でも構わないが、同じ名前の人間が近くにいる場合は
機能しなくなってしまうので、
できるだけ正確に名前を記入した方が確実なのだと言う。

そして、記入した名前を消したり、
そのページをちぎれば、洗脳を解くこともできるのだとかー

その説明を聞きながら、
伸二は興奮していたー

うるさい女教師や、
うるさいお嬢様クラスメイトー

そしてー

けれど、伸二は疑い深かった。

「あの…ドッキリとかじゃないですよね?」
磯野に抱き着く女を見ながら
伸二は言う。

「おいおい!磯野さんを疑うのかよ?」
周囲の不良仲間が笑う。

だがー
通りすがりの大学生カップルは、
磯野の知り合いで、やらせの可能性もある

「--ま、疑うのも無理はねぇ。
 見てな」

磯野は”なみ”と呼ばれていた女性を引き離すと、

ノートにこう記入した。

”今すぐ死ぬ”

とー。

「--!!」
伸二は目を見開いた。

うつろな目になった女が、そのまま立ち去って行くー

そしてーー
近くの高台に上ると、
そのままーー
鳥のように両手を広げてーーー

「---ひっ!?」
伸二は思わず驚いて声をあげる。

女が、洗脳されたまま、自殺したのだー

「--どうだ?信じる気になったか?」
頼れる兄貴分でもあり、
時に冷酷な磯野ー

洗脳できるノートを信じると同時に、
伸二は磯野に対して、改めて恐怖感を覚えたー

見ず知らずの女性を洗脳し、
こんなおもちゃみたいに扱うことができるなんてー

「”支配者のノート”
 可愛い弟分のお前に、やるぜ」

「---は、、はい!」
伸二は、磯野に心から屈服し、
そのノートを受け取った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日。

伸二は”支配者のノート”と呼ばれるそれを
手に、登校したー。

「くくく…」

「---何、朝からニヤニヤしてんのよ?
 気持ち悪い」

お嬢様育ちの加奈恵が、今日も
何かと突っかかってくる。

「---ふん」

小言を言って、自分の座席に戻って行く加奈恵。

その加奈恵を見て、伸二はにやりと笑みを浮かべる。

「まずは、お前を壊してやるぜ」

伸二は、紫色の表紙がまがまがしいノートを手にして、
そこに加奈恵の名前のフルネームを記入した。

”変態女になる”

加奈恵のフルネームの下にそう記入する。

「うっ…!?」
加奈恵が一瞬ピクッとした。

伸二は、その様子を見つめながら笑みを浮かべたー

すぐにー
1時間目の授業の時間がやってくる。

1時間目の授業は美術。
美術室に移動する生徒たち。

移動しながらー
伸二は、生徒会長の彩音と彼氏の啓太を見つめる。

二人とも、仲良さそうに笑顔を浮かべている。

「---お前も、俺のものにしてやるからな」
彩音を見つめながら呟く伸二。

支配者のノートがあれば、
意中の女子生徒をこの手にすることだって、できるのだ。

「---ま、それよりもまずは」
伸二は、加奈恵の方を見つめる。

「--あいつが、恥を晒す様を拝んでやるとするか」

美術室に到着した生徒たち。

「--……」
加奈恵は、急にエッチな気持ちになってきて、
困惑していたー

伸二によって”エッチな女”だと洗脳されてしまったからだ。

「--……はぁ…はぁ…」
加奈恵は、今にも服を脱いで全てを曝け出したくなる気持ちを
必死に抑えた。

その様子は、伸二にも伝わった。

「くくく…我慢してるのか」
伸二は、トドメだ、と呟きながら
ノートに書きくわえた。

”理性を捨てろ”

とー。

すると、加奈恵が突然身体を震わせながら
「あああああああっ!」と
言って立ち上がった。

絵の説明をしていた先生も、
周囲のクラスメイトも加奈恵の方を見つめる。

「あ…わ、、、わたし…もう、、我慢できない♡」
顔を真っ赤にしながら甘い声で囁く加奈恵。

加奈恵は突然、自分の胸を触りはじめた。

「---な、、何をしているの!?」
美術の先生が唖然としている。

周囲のクラスメイトも騒然とする。

「なにって?
 エッチなことしてるの!うふふふふ♡」
加奈恵の表情から不安が消えて
加奈恵は満面の笑みで自分の胸を
イヤらしく揉み続ける。

「---えへへへ…えへへへ」
いつもの気丈な雰囲気は失われ、
だらしない笑みを浮かべた加奈恵は
周囲を見渡す。

「---ねぇ、誰かわたしを抱いて…!
 ねぇ…うふふ…わたし、我慢できないの…♡」

周囲の男子生徒も女子生徒も戸惑っている。

「---くくく…いいぞ」
伸二は笑う。

”全てを曝け出せ”

伸二がノートにそう書き足すと、
加奈恵は、自分の制服を
引きちぎり始めた。

「あぁぁぁあああああうぅ♡」

あっという間に下着姿になった香奈枝は
嬉しそうに叫ぶ

「わたし…きれいでしょ…?
 ああぁあああ…興奮するぅぅぅぅ♡」

生徒会長の彩音と彼氏の啓太も
唖然としている。

「---わたし、変態女ですぅ~♡」
嬉しそうに叫ぶと、加奈恵は
無我夢中で、美術室の机で角オナを
始めてしまう。

大声で喘ぎながら
身体を激しく動かす加奈恵ー

先生も、クラスメイトも唖然としていた

「んあぁあああああっ♡」

身体をがくがく震わせながら
液体をばらまく加奈恵ー。

伸二がニヤニヤしながらその様子を見つめていると、
他の先生が美術室に駆け付けたー

美術の先生がスマホで職員室に連絡を入れたようだ。

取り押さえられる加奈恵。
加奈恵は先生たちを振り払って
なおも角オナを続けようとする。

「邪魔しないで…あは…あはは…あははははははははっ♡」

がー
加奈恵は先生たちに
取り押さえられてそのまま生徒指導室へと連行された。

騒然とする美術室。

「--くへへ!すげぇ!
 磯野さんのくれたこのノートは本物だぜ!」

ノートを閉じると、伸二は次なる悪巧みを
考えて笑みを浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

廃工場ー。

「--磯野さん」

不良のリーダー・磯野に、
近くにいた別の不良が声をかける。

「なんで、アイツに”支配者のノート
 を渡したんですか?」

その言葉に、磯野は笑みを浮かべる。

「なぁに…
 すぐに分かるさ」

不良のリーダー・磯野は不気味な笑みを浮かべたー

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

リクエストによる「MCモノ」です!
どんなリクエストだったかは、
明後日の③のあとがきのときに書きますネ~!

明日以降もお楽しみ下さい☆

MC<支配者のノート>
憑依空間NEO

コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    走行不良とありますが、素行不良の誤りではなないでしょうか?

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 走行不良とありますが、素行不良の誤りではなないでしょうか?

    ありがとうございます!その通りデス!
    ご迷惑をおかけいたしました…!

  3. 匿名 より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    素行不良の不良とありますが、不良が二回続き日本語としておかしいです。この場合は素行不良の少年とか素行不良の者とかといった使われ方をすると思います。

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ご指摘ありがとうございます!
    確かにその通りです!
    修正しておきました!

  5. person より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「デスノート」を見ながら似たような考えをした記憶があります。

  6. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 「デスノート」を見ながら似たような考えをした記憶があります。

    コメントありがとうございます~!
    確かに私もデスノートが浮かびました!笑

タイトルとURLをコピーしました