ある日、彼の前に突然”あの世の案内人”を
名乗る人物が姿を現したー。
その人物によれば、あの世側の手違いで
このままでは彼は1週間後に命を落とす運命であり、
それを回避するためには”女体化”するしかないとのことでー…?
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男子大学生の福村 健人(ふくむら けんと)は、
いつものように大学での1日を終えると、
そのまま大学を出て、家に向かって歩いていたー。
「ーーと、そうだー…
冷蔵庫にほぼ何も入ってないから、
何か買って行かないとなー」
健人はそう言葉を口にしながら、
帰り道にちょうど通るスーパーへと立ち寄り、
家の冷蔵庫の中の景色を思い出しながら、
必要なものを購入していくー。
大学生活を始めてから、一人暮らしをしているために、
家の食材やその他必要なものも、ちゃんと自分で揃えなくてはいけない。
意外とやってみると、楽しいと感じる部分もあれば
大変だと感じる部分もあるー。
「っと、これでいいかー」
買い物を済ませた健人は、そう言葉を口にしながら
今度こそ、と思いつつ家に向かって歩き出すと、
背後から「福村 健人さんですねー?」と、
そう声を掛けられたー。
「ー!?」
健人が少し驚いた様子で振り返ると、
そこには好青年風の人物がいたー。
健人からすれば”知らない人物”だー。
知らない人物にいきなり声を掛けられれば
誰だって警戒するー。
健人も、警戒の色を見せながら
「ー何か御用ですか?」と、そう言葉を口にすると、
その好青年は言ったー。
「私はーー…
そうですねー、あなたたちに伝わりやすいように言えば
死後の世界を案内するー”あの世の案内人”ですー。」
好青年風の人物がそう名乗ると、
健人は困惑した表情を浮かべながら
「えー、え~っと、あの、何かのイベントか何か?」と、
そう言葉を口にするー。
しかし、あの世の案内人は
「ーーいえ、イベントではなくー」と、そう言葉を口にすると、
突然「申し訳ありませんー」と、目の前でぺこりと
頭を下げて見せたー。
いきなり、見ず知らずの男が姿を現して、
”私はあの世の案内人です”と言って来た上に、
”申し訳ありません”という謝罪ー。
全く以て意味が分からない。
そう思っていると、案内人は言った。
「実は我々の方で手違いがありまして
このままだと手違いであなたは1週間後に死にます」
とー。
「ーー……は…はぁ?????」
健人は思わず、裏返ったような声を出してしまう。
そして、思わず笑うー。
「お、俺が死ぬ?1週間後にですかー?
はは、はははははー」
健人はそこまで言うと、
「そう言って、何かお守りかなんか売りつけるつもりですか?
ーー俺、急いでるんでこれで失礼します」と、
それだけ言葉を口にして、立ち去ろうとしたー。
しかしー
「ーー福村 健人さんー
私のことを疑う気持ちは分かりますー。
ですが、私は本当に”あの世”から来た案内人ですー。」
好青年風の案内人はそう言葉を口にすると、
健人は疑いの表情を浮かべながら
「ー俺、死後の世界とか信じてないんですよねー」と、
そう言葉を口にした上で、
”あの世の案内人とか、聞いたことないし”と、
そうも言葉を口にしたー。
が、あの世の案内人は
「えぇ、我々は普段、人間の前に姿を見せませんー。
ただ、
滅多に起きない手違いによって
このままでは、本来ー、まだ死ぬタイミングではない場所で
あなたは死んでしまう事態になってしまい、
緊急事態として、こうしてあなたの前にやってきましたー」と、
そう言葉を口にするー。
「ーーー」
健人は呆れ顔で頷くと、
「ーじゃあ、”あの世の案内人”さんでしたっけー?
そうだという証拠を何か見せて下さいよ」と、
そう言葉を口にしたー。
すると、あの世の案内人は少し戸惑いながらも
「分かりました。ではー」と、そう言葉を口にしてから、
突然、健人の目の前で好青年風の男から、ポニーテールの活発そうな
美少女の姿へと変化してみせたー。
「ーなっ…!?」
健人は呆然としながら、その光景を見つめるー。
「ーーこれで、信じていただけますか?」
ポニーテールの美少女になった案内人がそう言葉を口にすると
健人は戸惑いながらも「ま、まだ何か仕掛けがー」と、
そう言葉を口にするー。
しかし、案内人はさらに複数回変身して見せると、
おじさんになったり、高貴そうな女性になったり、イケメン風の男子になったり、
ツインテールの金髪美少女になったりして、
その力を発揮してみせたー。
「ーーーわ、わ、分かったー分かりましたー」
流石に、人間にできる芸当ではないと、
健人がそう言葉を口にすると、
ツインテールの金髪美少女の姿のまま
「ーお判りいただけて、何よりです」と、そう言葉を口にしたー。
その上で、健人は
「あ、も、もう、あの世の案内人さんだって分かったのでー
元の姿に戻ってもいいですよ」と、気を遣って言葉を口にすると、
案内人は首を横に振ったー。
「ー我々の”元の姿”は、人間界で使うと騒ぎになりますのでー」
と、最初に健人の前に姿を現した時の”好青年風の男”の姿も
本来の自分の姿ではない、と説明する。
「ーー我々は、人間界に入る時には、
人間を模した姿に擬態して、接触する決まりがあるんです」
案内人は、ツインテール金髪美少女の姿のまま
そう言葉を口にすると、
「そ、それで、え…?さっき、俺が死ぬって言いました???」と、
健人は改めて強い不安を覚えて、そう言葉を口にするー。
すると、
健人のその言葉に、金髪美少女なツインテール姿の案内人は
「言いましたねー」と、そう言葉を口にしながら頷くー
「そ、それで、お、俺はどうすればいいんですかー?
確か、さっきそっちの手違いだってー…」
健人がそう言うと、
金髪美少女姿の案内人は
「ーその通りですー。実は我々がミスをしてしまって、
本来死ぬ人間の代わりに、あなたが1週間後に死ぬよう、
入力してしまったのですー」
と、そう言葉を口にするー。
「ーーえ…っ…えぇ…???」
健人は心底戸惑うー。
「そ、そ、それってそっちのミスならー、
は、早く修正をしてくれるとー」
健人は不満そうにそう言い放つー。
あの世の案内人とやらが何なのかは知らないが
”そっちのミス”で勝手に殺されてしまっては
たまったものではないー。
「ーーえぇ…修正はしたいところなのですがー、
”入力”と言っても人間の皆さんのように、
パソコンで入力したりするわけではなく、
複雑に絡みあったー…ーー”因果入力”というものを
行いますので、一度ミスしたものを
簡単に修正できるものではないんですー」
金髪ツインテール美少女の姿のまま、
あの世の案内人がそう呟くー。
なんだか、可愛い姿でそんなことを言われると
複雑な気分になってくるー。
「ーーーじゃあ…俺はそちらのミスで死ぬと?」
健太が怒りの形相を浮かべながら言う。
しかし、金髪美少女の姿をした案内人は
「ーーいえ、ちゃんとあなたを救う方法を”因果計算”しましたー。
ただ、その方法が一つしかなくー…」
と、そこまで言葉を口にしてから気まずそうな表情を浮かべるー。
「ーーーな、なんだよー…」
健人は不満そうにそう言葉を投げかける。
イヤな予感しかしないー。
すると、あの世の案内人は言ったー。
「入力ミスによるあなたの”死”の運命を変えるにはー…
あなたが”女”になるしかありませんー」
とー。
「は???」
健人は思わず変な声を出してしまう。
すると、案内人は繰り返した。
「1週間後に死ぬか、女になるか」
とー。
その言葉に、健人は心底不満そうな表情を浮かべると、
「このままだと俺は1週間後に死ぬけど、女になれば助かるってことか?」と、
そんな言葉を口にするー。
「ーーはい。その通りです」
案内人はそう言葉を口にしながら、
イヤそうな表情を浮かべている健人の方を見つめると、
「ー我々としても”因果入力”のミスを修正するには
限られた方法しかなくー、申し訳ありませんが
ご理解いただければと」と、
そんな言葉を続ける案内人ー。
「ーー…他に、方法はないのか?」
さらに不満そうな表情を浮かべる健人。
「ーそのまま死を受け入れるという選択肢はございます」
金髪ツインテールの美少女姿のまま、
淡々とそんな言葉を口にする案内人。
「いやいやいやいや、そっちのミスで殺されてたまるか!」
健人がそう叫ぶと、
「ーー”女になる”意外の回避方法はないのか?
例えばほら、俺が何で死ぬのか教えてくれれば
俺がそれで死なないように、上手く回避するから」
と、そんな言葉を口にするー。
「ーーーーー」
案内人は少しだけ考える仕草をしたものの
「ないですね」と、そう即答するー。
「くそっーー…俺が死ぬ原因ぐらい教えてくれてもー」
健人がなおもそう食い下がると、
案内人は「回避できないんです」と、そう言葉を口にした上で、
「あなたの死因は発作です。
本来はこの近くに住む80代男性の死因として想定
されていたものですが、我々のシステム入力の際に
ミスを犯した者がいましてねー…
あなたがその発作で死ぬことになってしまいました」
と、よぅやく”死因”を説明したー。
「ーーくそっ!最悪な死に方だな!
それじゃ、回避しようがない」
健人は不満そうに言うー。
事故とかなら、事前に話を聞いていれば回避もできたー。
しかし、発作ではどうにもならないー。
「ーが、あなたが女になれば人体の仕組みが変わる故に、
発作が起きないことが我々の因果計算により判明しました」
案内人はそうこまで言うと、
「ー女になるのも悪くないと思いますよ」と、
今は金髪美少女な姿の自分を触りながらそう言葉を口にしたー。
「ーあ、あんたは元々性別なんてない存在なんだろ!?
一緒にしないでくれ!」
健人はさらに不満を蓄積させるー。
そして、その時は”女体化”を拒んでしまったものの、
それから5日後ー…
再度姿を現した案内人に対して、健人は言ったー。
「死ぬぐらいなら、するよ」
とー。
「ーありがとうございます」
案内人は、ポニーテールの真面目そうなOLの姿でそう言葉を口にしたー。
そしてー…
「すぐに”女体化”するための因果入力を終えてきます」と、
そう言葉を口にすると、
その数秒後、健人の姿が”変化”し始めたー。
「ーーう…うぉぉぉぉぉぉ!?」
身体中がくすぐったいような、変な感触に襲われると同時に、
髪、顔、声、胸、あらゆる場所がゾワゾワとした感触に襲われるー。
「ーーーぁ…」
やがて、その感触が15秒ぐらいだろうか、続いたあとに
全て消え失せると、
健人は自分の手が色白な綺麗な手になっていることに気付いて、
驚いたような表情を浮かべたー。
直後、ポニーテールのOL風な姿をした案内人が
再び姿を見せると、
「これで、女体化は完了しました。福村 健人さんー。
あなたの死の運命が回避されたことも確認してきたので
もう安心です」と、満足そうな表情を浮かべながらそう言葉を口にしたー。
健人は自分の身体を見下ろしながら、
”主観視点”で見る胸の膨らみに、服の上からとは言え、
ドキッとした表情を浮かべると、
すぐに首をぶんぶんと横に振ってからため息を吐き出したー。
「ーーーーで…俺は、これからどうすればー?
大学とかで俺はどういう扱いにー」
可愛くなってしまった自分の声に、
自分自身で喋りながら、困惑した表情を浮かべつつ
案内人に”これからどうすれば良いのか”を確認していくー。
がーー
「って、いねええええ!?」
案内人は、自分たちのミスの修正が完了したことを
確認したからか、もう姿を消していたー。
「おいおいおいおいっ!勝手に消えるなよ!
俺、これからどうすりゃいいんだよ?
周囲から自動的に女として認識されるように
なったりしてるのか?」
健人がそう言葉を発するも、
案内人から返事はないー。
「ーーおいっ!」
健人は不満そうに可愛い声でそう叫びつつ、
「俺、どうすりゃいいんだよ」と、首を横に振るー。
すぐに、大学内の友人の一人に
確認のため”俺って男だよな?”とそうメッセージを送ると
”あ???急に何言ってるんだー?そうに決まってるだろ”と、
そう返事が返って来たー。
周囲の認識は、健人=男 のまま。
「ーーーーー」
女体化してしまった健人は戸惑いの表情を浮かべながら
”俺はこれからどうすればいいんだー?”と、
そんな不安を抱くのだったー…。
②へ続く
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コメント
あの世の案内人の手続きのミスにより
女体化…!
災難な目に遭ってしまいましたネ~…!
(健人くんが女体化を喜ぶようなタイプだったら
良かったのかもですネ…!!)
続きはまた明日デス~!!
今日もありがとうございました~!★!

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