Skeb<MC・憑依>無名さんを幹部に仕立て上げた悪の怪人

※本作品は、Skebでご依頼を受けて執筆・納品済みの作品デス!
 内容はSkebに納品したものと同じデス!

※SKebでリクエスト内容も含めて
 誰でも見られるようになっているので
 こちらでも、誰でも見れる部分は同じように掲載しています~!
(※リクエスト非表示希望でリクエストを頂いている場合を除きます~)

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★リクエスト内容★
※ご依頼者様から頂いた内容デス!
(非表示希望でリクエスト頂いている場合は表示しないので安心して下さい~!
※後から非表示にしてほしい場合は、ご連絡頂ければ対応します~!
※リクエスト本文内に「ネタバレ」がある場合もあるので
 先に見たくない場合はそのまま少し↓に進んでください~!

お疲れ様です!
 ご迷惑で無ければ「無名さんシリーズ」の最終章的な作品をリクエストしたいです!

①・前回のお話に登場した「ムカデ怪人デム」が、
無名さんに「過去3回の無名さん操り映像」を見せ、無名さんに
「邪悪・憎悪」の感情・人格を植え付け、自分好みの女幹部へと無名さんを生まれ変わらせる展開

②・デム好みの女幹部に生まれ変わった無名さんが、デムへ忠誠を誓い
「表向き」は組織のために行動しつつ、デムのバイオ・コブラ支配の目的を達成させるため、
過去作に登場した怪人達ガイター・ホー・ルウフを、無名さんの「身体」を使い誘惑して、
仲間割れ・組織内対立へ仕向ける展開

③・バイオ・コブラ組織を見事掌握し、デムが隠し持っていた「蛇神様」の魂を無名さんへ憑依させる展開

④・蛇神様の魂を憑依させられ、精神世界にて無名さんの
「人格・記憶」が無くなりそうな危機に、過去で無名さんと関わりある
「ゲラ・ミゼ・ミューラ」が、魂だけの状態で、無名さんに語りかけて
無名さんの「人格」を守り助ける展開

⑤・怪人達が無名さんを助ける展開に感動・興味を持った「蛇神様」が、
無名さんへ自分の力を与え、無名さんが「正義のヒーロー」に覚醒し、
見事デムを倒し、生き残ったバイオ・コブラ大首領や怪人達と「ヒーロー同盟」を結び、
世界各地の悪の組織と、これからも戦い続けていく展開!

⑥・ラストエピローグで、正義ヒーローである拓斗・愛唯が新たなヒーロー仲間になった無名さんを祝福する展開!
 *その際、前回登場した「先輩ヒーロー」が実は女性だったギャグあると嬉しいです。

 以上6点の内容で、ご迷惑で無ければリクエストしたいです。
 本当に長々と申し訳ありません。
 よろしくお願い致します!

★★★★

↓ここからスタートデス!

・・・

”無名さんを幹部に仕立て上げた悪の怪人”

★リクエストありがとうございます~~!★

続編の続編の続編リクエスト…!★
私もびっくり&感謝の気持ちでいっぱいデス~!

今回もできる限り楽しんで貰えるように
色々考えて作りました~!

ぜひ楽しんでくださいネ~!!

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「クククククー」

悪の組織”バイオ・コブラ”ー。

その”大首領”と会話することができる間で、
毒蛇のシンボルマークに向かって、
ムカデ型の怪人・デムは、作戦の立案をしていたー。

「ー3度も我らに支配されたあの女こそー、
 我らが幹部にふさわしいのではないでしょうかー」

デムの言葉に”大首領”は、”ーーーその根拠は?”と、
そう答えるー。

デムは言うー。
”3度も操られたことで、心の中には闇が眠っている”とー。

その記憶を引き出し、闇に染めることで、
何よりも恐ろしい悪女が誕生するー、とー。

”ーーまぁ良いー。好きにするが良い”
バイオコブラ大首領の言葉に、
ムカデ型の怪人・デムは、少しだけ笑みを浮かべると
「お任せくださいー」と、
静かにそう言葉を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ー今日もこれで更新おわり~」
1度は憑依、残りの2回は操られた無名はー、
3度救出され、今日もいつものように創作活動を行いながら、
仕事やプライベートの予定もこなしていたー。

がー、
そこに、”ムカデ型の怪人”・デムが姿を現すー

「えっ…ま、また…!?」
思わず、困惑の表情を浮かべる無名ー。

さすがに、4回も狙われるなんて
”私に何か恨みでもあるんですかー!?”と、
悪の組織にそう問いたくなってしまうー。

がー、そんなことお構いなしに
ムカデ怪人・デムは笑うー。

「ーへへへーそんな顔するなよー
 女ー、今度はお前を我らバイオ・コブラの幹部にしてやろうと思って
 わざわざ”お迎え”に上がったんだー」

デムの言葉に、無名は「幹部!?」と驚きながらも
「ーーそういうのは、お断りしますー」と、断ろうとするー。

しかしー、
ムカデ怪人・デムは、その”能力”で、無名に幻覚を見せ付けたー。

最初にー
クラゲ怪人・ゲラにその身体を奪われて悪事を働いた時の光景ー。
セミ怪人・ミゼに操られて”妻”にされてしまった時の光景ー。
吸血怪人・ミューラに操られて”妹”にされてしまった時の光景ー。

それらを全て見せ付けた上で、
無名の中に無意識のうちに植え付けられた憎悪や悲しみー
負の感情を全て引き出していくー。

「ぁ…」
ぶるぶると震える無名に対して、
”闇”から作り出した闇の人格を、”無名”に植え付けようと、
闇の光を、無名に対して放り込むー。

「ーーぁ… ぅーー」
そのまま床に蹲るようにして苦しむ無名ー。

しかしー、やがてゆっくりと立ち上がると、
冷たい表情を浮かべた無名が、ムカデ怪人・デムのほうを見つめたー。

「ーーーーークククーこれはこれは無名様ー
 お迎えに上がりましたー」
ムカデ怪人・デムは”幹部”ではないー。
表面上”幹部”に仕立て上げた無名に敬意を表するとー、
無名は冷たい口調で言ったー。

「ーどきなさい」
とー。

その高圧的な雰囲気にデムはニヤニヤと笑みを浮かべると、
「ーさぁ、参りましょうー」と、そう言葉を口にするー

闇の人格を植え付けられて、
今度はバイオ・コブラの”幹部”になってしまった無名はー、
全ての日常生活を放り出し、そのまま悪の女幹部になってしまったー。

「ーーバイオコブラのためにこの身を捧げますー」
悪女のような衣装に変わった無名がー、
胸元に浮かび上がった”毒蛇”の模様ー、
バイオコブラの怪人に操られた人々に浮かび上がる模様を
晒しながら、”大首領”に挨拶を行うー。

”ーーーこれで、4度目だなー”
大首領がそう言葉を口にすると、
「ーわたしは新しいわたしに生まれ変わりましたー」と、
強い口調で言い返す無名ー。

「ー邪魔者は全てこの手で排除しますー」

その言葉に、大首領は
”ふむー…期待しているぞ”と、それだけ言葉を口にしたー。

”無名”は、悪女として、各地でバイオコブラのために尽くしたー。

家のことも放り投げー、
弟や、友人たちもその身を案じる中、お構いなしに
悪事をこなしていくー。

憑依空間の更新を楽しみにしていた、
以前、”怪人・ゲラ”に支配された無名に振り回された典康も
憑依空間の更新が停止されたことに不安の表情を浮かべていたー。

「ーーーバイオ・コブラに逆らった罰よー」
ヒーローたちに協力する”博士”を捕らえて痛めつけていく無名ー。

「き、君は、人間だろうー!」
博士は、胸元の毒蛇の模様を見てそう叫ぶも、
悪の人格を植え付けられた無名には、そんな言葉は届かないー。

「ー人間だから何?」
無名に睨まれ、博士は黙り込んでしまうー。

「ーーこりゃすげぇー」
同行していたムカデ怪人・デムは
”さらに憎悪の力を膨らませてー、そしてー”
と、どこからか手に入れたのか、バイオ・コブラが復活を目論む
”神”・蛇神の魂が封印された宝玉を手に、
不気味な笑みを浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーー人間ごときに遅れをとるとは、我らも落ちたものよー」
バイオ・コブラ幹部の一人、屈強な風貌の蛇男が、不満そうに言葉を口にするー。

「ーーーー」
幹部の会合に参加していた”無名”は、
笑顔一つ見せずに、他の幹部たちを睨みつけるー。

悪の女幹部にされてしまった無名からは、
笑顔が消えたー。

いつも、相手を睨むような目をしたり、
見下すような表情を浮かべたり、
まるで別人のようになってしまったー。

「へへへへへー」
小柄な軽そうな調子の幹部がニヤニヤしながら、
無名に近付いてくると、
「ー人間の癖に、調子に乗るなよー」
と、そう言葉を口にしながら、
無名の毒蛇の模様に手を触れるー。

「ーーー人間だから何?気安く触らないで」
無名にそう言われても、ニヤニヤしながら、
人型の小柄な蛇の姿をした幹部が、その模様に手を触れていると、
無名に突然、頭を掴まれてそのまま壁に押し付けられてしまうー。

「ーひぇっー」
小柄な蛇型の幹部は、悲鳴を漏らすと、
ぐいぐいと頭を壁に押し付けられて声を上げるー。

「ーー人間だからなに?」
もう一度、脅すような口調で言われた小柄な蛇男は
悲鳴を上げると、「ーーなんでも、なんでもない」と、そう言葉を口にするー。

小柄な蛇男から手を離して、そのまま立ち去って行く無名ー。

残された三人の幹部は、戸惑いの表情を浮かべたー

一方ー、”無名”は、バイオ・コブラの幹部として任務をこなしつつ、
裏で、ムカデ怪人・デムの指示に従って、
他の怪人たちを誘惑して、仲間に引き入れていたー。

表向き、デムが「無名様ー。俺に策がありますー」と、無名に献策する形を
取ってはいるものの、
実際は、デムに闇の人格を植え付けられた無名が、その意に従って
動いている状態だったー。

「ーーぐ……バ…バカなー…我が毒蛇部隊がー」
操った人間を使い、”毒蛇部隊”を結成していたトラ型の怪人・ガイターが
表情を歪めるー。

”闇の糸”を操る無名を前に、操った人間たちが全滅してしまったのだー

禍々しいハイヒールの音を立てながら近づいて来る無名ー。

ガイターは怒りの形相を浮かべながら無名を見つめると、
「貴様ー何のつもりだー?」と、そう言葉を口にするー。

「ー命までは取らないー
 その代わりに、わたしに従ってほしいのー」
冷たい目で、ガイターを見下す無名ー。

ガイターに残された選択肢は
”Yes”か”サー”の二択だったー。
つまり、選択肢など、なかったー。

・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーほ、ほほほほほーすばらしいー」
人間に憑依して人間界で諜報活動を行っている
フクロウ型の怪人・ホーが、
男の身体で声を上げるー。

「ーーー協力、してくれるー?」
無名は、身体を使ってホーを誘惑すると、
ホーは胸元の”毒蛇”のマークを見つめながら
「ほ、ほほーもちろんー」と、頷くー。

怪人・ガイターは”力”でねじ伏せー、
怪人・ホーは、”身体”で虜にしたー。

無名は、さらに
狼型の怪人・ルウフの元を訪れると、
ルウフに対して”交渉”を持ちかけたー。

足を組みながら、高圧的な態度で交渉を進める無名ー。

「ーーー全てが済んだら、あなたを幹部にー」
無名がそう言うと、ルウフは「ーそれはーー悪くない話ですなー」と、
そう言葉を口にし、ガイター、ホーに続いて”無名”への協力を
誓ったー。

”準備は整った”ー

ムカデ型の怪人・デムは、バイオ・コブラ内でクーデターを起こし、
組織の掌握を目論んでいたー。

準備が整うと、デムは無名を通じて、
仲間に引き入れたガイター・ホー・ルウフらを
一斉に蜂起させ、本部内を大混乱に陥れたー。

大混乱に陥るアジトー。

「ーいったい、何が起きているー!?」
屈強な風貌の蛇人間という感じの幹部が声を上げるー。

「ーこ、こ、これはー」
小柄な蛇男風の姿の幹部も戸惑うー。

そこに、トラ型の怪人・ガイター率いる部隊が現れて、
不意打ちを受けた幹部が、次々と倒されていくー。

「ーーゲゲッー何事だこれはー」
大首領と通信ができる部屋にいた
カマキリ型の怪人・キリカマはがそう言葉を口にすると同時に、
現れた無名に、闇の糸で絡めとられてしまうー。

もがくキリカマー

無名は、冷たい目を大首領のシンボルマークの方に向けたー

”ー何のつもりだー?”
大首領は問うー

そんな大首領に対して、
「ーもう、あなたに権限はないー」と、それだけ言葉を口にすると、
捕らえられていたキリカマは、”奥の手”である必殺技ー、
自らのカマをロケットのように飛ばす技を使ったー

無名の顔をかすめて、頬から少しだけ血が流れるー。

普段の無名だったら、驚いてしまうであろうその状況にも
今の無名は何の反応もせず、
キリカマを睨み返すと、そのままキリカマを糸で絞殺してしまうー。

「ーーへへー」
そんな様子を見つめながら、ムカデ怪人のデムが姿を現すと、
大首領は全てを察したかのように言葉を口にするー。

”そうかー貴様のー”
その言葉に、デムは「今更気付いてももう手遅れですよー大首領」と
笑みを浮かべると、
「遠くから声だけで語り掛けている”あんた”に、俺の行動を阻止する力はないー」と、
それだけ言葉を口にすると、
「今日から、バイオ・コブラは我が物になったー」と、そう言葉を口にするー。

そしてー、キリカマを始末したばかりの”無名”を見つめると、
「ーーさぁ、無名を、蛇神様の器になるがよいー」と、本性を現したー。

操られている無名は、”幹部”としての振る舞いをやめて、
デムに従い、その場に膝をつくー。

「ーークククー蛇神様をこの女を器に復活させるー」
そう言葉を口にするデムー。

”ーそれはー貴様ー、いつの間に?”
大首領がそう問いかけて来るも、既にどうすることもできないー。

”蛇神”の魂が、無名の身体を器として、
その中に入り込み始めるー

邪悪なオーラがその場に吹き出しー、
やがてー
目を赤く光らせ、蛇の模様があらゆる場所に浮かび上がった無名が
静かに顔を上げたー。

「ー蛇神様ー」
デムは笑みを浮かべながら、今度は、蛇神の器となった無名に跪くと
「そのお力で、世界を闇に染めて下さいー」と、
そう言葉を口にしたー。

しかしーー
”デム”の儀式は、本来のやり方とは異なるー。

不完全な状態で蛇神は目覚めー、
全てを破壊する”破壊神”となってしまっていたー。

「ーーーー」
目を赤く光らせながら、蛇神に支配された無名が歩き出すー。

そこにー、
他の幹部を片付けた
トラ型の怪人・ガイターと、フクロウ型の怪人・ホー、そして狼型の怪人・ルウフが
姿を現すー

「ほほほほー蛇神様ー復活なされたとは、真にーー

ホーがそこまで言葉を口にした直後ー
その頭がー、”破裂”したー

「ーー!?!?!?!?」
ガイターとルウフが驚くー。

「ー邪魔だー」
ゆっくりとした口調で呟く無名は、
続けてルウフのほうを見つめるー。

ルウフを、身体に巻き付いた蛇のような使い魔で
刻むと、バラバラになったルウフを見て、
ガイターは声を上げるー。

「ーなななななな、何故だ!?話が違うー!
 く、くそっ!」
そう叫ぶと、ガイターは強靭な牙と、神速の移動を組み合わせた技ー
”神速虎牙”を発動して、蛇神に支配された無名に挑むもー、
あっさりと返り討ちにされたー。

「ーーす、すげぇー」
デムは、”目立たないように”背後に控えながら
そう言葉を口にすると”無名”は、破壊衝動に駆られながら、
アジトの外へと向かって行くー

「クークククー、これで俺の望む恐怖と混沌の世界が生まれるぞー!」
ムカデ怪人・デムはそんな言葉を嬉しそうに口にすると、
そのままその場から避難するかのように姿を消したー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーーーー」

一方、操られて悪の幹部にされた挙句、
さらには蛇神の器にされた無名は、
精神世界のような場所で”消滅”の危機に
晒されていたー。

虚ろな目で、じっと、何もない世界を見つめる無名ー。

しかし、そこにー、
かつて倒された
クラゲ型の怪人・ゲラと、セミ型の怪人・ミゼ、
そして吸血鬼型の怪人・ミューラの
亡霊とも言える、残留思念が姿を現したー。

「ーーーもう、この女ダメだなー」
かつて、無名の身体を使ったゲラがそう言葉を口にすると、
「ーいいえー。まだ”光”はあるわー」
と、吸血鬼型の怪人・ミューラが呟くー。

「ーおい、無名ー聞こえてるかー」
ミゼが、そう言葉を口にするー。

今は、”かつて”自分たちが使っていた頃の無名とは違うー。

それは分かっていながらも、怪人の思念体たちは
この場所へとやってきていたー。

それはーーー
クーデターを起こしたムカデ型怪人・デムの好きにはさせないためー。

暴走した蛇神の”器”にされた無名本人の意識を呼び起こすことで、
暴走を止めるためー。

無名のためではないー。
全ては”バイオ・コブラ”のためー、
自分たちが命を賭して仕えた大首領と、組織のためー。

「ーーむみょー。このままだとあなたは消えるわー
 それでいいの?」
ミューラが、かつて”妹”に仕立て上げていた頃と同じように
無名に語り掛けるー。

わずかな反応しか見せない無名の精神ー。

「ーー俺の”妻”だった女だー
 こんなところで終わるわけにはいかねぇだろー?」
ミゼがそう言い放つと、無名は少しだけミゼのほうを見つめるー。

「ーーーー」
クラゲ型の怪人・ゲラは背後でそんな様子を見つめていたものの、
ミューラとミゼの”何か言葉をかけろ”と言わんばかりの表情を見て、
仕方がなく声をかけたー

「ーーーーー」
ゲラは、かつて自分が無名の身体を使っていた時のことを
思い出しながら、表情を歪めるー。

そしてー

「ー確か、色々忙しくしてたはずだよなー。
 ここで、全て終わっていいのかー?」
ゲラがそう言葉を口にすると、無名が少しだけ反応したー。

そしてー、そんな怪人たちの呼びかけに、
”無名”以外の存在も反応したー。

それは、無名を”器”として使っている”蛇神”自身ー。

ムカデ怪人・デムによる中途半端な儀式のせいで、
暴走状態になっていた蛇神が”覚醒”したー

”ーー我が忠実なる者たちよー”
蛇神の声に、
ゲラ・ミゼ・ミューラの三人が少しだけ驚くー。

”お前たちの想い、確かに受け取ったー
 組織に対する忠誠心ー見事であるー”

その言葉と同時に、
”そしてー、4度に渡る過酷な経験に耐えたこの者もまたー”
と、そう言葉を口にすると、
”蛇神”は言ったー。

”この者に力を与えようー。
 今、デムを止められるのは、この者しかいないー”

とー。

精神世界で消えかけていた無名が、気力を取り戻すと、
怪人たちが周囲にいる状況に困惑した表情を浮かべるー。

「こ、ここはー…?」
無名のその言葉に、ミゼが状況を説明すると、
蛇神が言葉を続けたー

”ーお前に力を与えようー。
 ただしー、闇の力ではないー。
 光の力をー”

その言葉と共に、無名は、支配されて幽閉されていた
精神世界から脱しー、
身体の主導権も取り戻したー

「ーー!?!?!?!?」
無名が意識を取り戻すと、そこはボロボロになった
”バイオ・コブラ”のアジトだったー。

「ーーーえ…こ、ここはー…?」
戸惑う無名ー

そんな無名に対して、背後から
ムカデ怪人のデムが声をあげるー

「ーーな、何が起きたんだー…?
 どういうことだー
 蛇神様はー?」

デムがそう言葉を口にすると、
無名は戸惑いながら「こ、ここはどこですかー?」と、
そう言葉を口にするー。

「ーーッ…!
 女…!貴様になど用はない!蛇神様をどこにやったー!」
デムはそう言いながら、多数の足から、毒液を乱射する、
”猛毒マシンガン”を放ち始めるー。

がー、
それは”謎の光”に阻まれて、
無名にあたることはなかったー。

「ーそ、それはー…」
ムカデ怪人・デムが声を上げるー。

”ーーー人間よー
 その者は悪意の塊ー。その者に容赦する必要はないー
 自分の身と生活を守るためにー、
 そして平和を守るために、その悪意を排除するのだー”

蛇神のその言葉に、無名は戸惑いながらも、
悪意は感じなかったために頷くー。

「ーー…ぐぐーこうなったらー
 この俺が神となるのだ!」
ムカデ怪人・デムはそう叫ぶと、
全ての足をブレード状に変形させて
”戦闘形態”に移行したー。

がー、無名に近付いて攻撃しようとすると、
それに驚いて、手を出した無名から、光が放たれたー。

デムが遠くまで吹き飛ばされて、
大首領のシンボルマークに激突し、そのまま落下するー。

「ぐ…ぐぐぐー…人間に、そんな力などあるはずがー」
ムカデ怪人・デムがそう言葉を口にすると、
大首領のシンボルマークから”大首領”の声が発されたー。

”蛇神様は、闇と光の両方を操る偉大なる神ー”
とー。

「ー!?」
デムが、大首領のシンボルマークのほうを振り返ると、
”デムよー…貴様は、蛇神様を敵に回したようだなー”と、
大首領はそれだけ言葉を口にしたー

「ーな、何が神だ!これより、この俺が神だ!くたばれ!」
ボロボロになった身体で、全ての足を一か所にまとめて、
巨大なブレードを作り出したムカデ怪人・デム。

「これが俺の最終形態ー、
 百足大剣だ!」
デムはそう叫びながら、無名に切りかかるもー、
放たれた光に飲み込まれてー、
そのまま跡形もなく消滅したー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数週間後ー。

バイオ・コブラは、デムの裏切りによりダメージを受けたものの
消滅まではせずに存続ー、
しかし、残った怪人たちは、
”蛇神”の指示により、地球制服ではなく、
別次元に救う悪意を根絶やしにする組織として戦うことになり、
組織は再編されたー。

蛇神は、悪意だけではなく、
善意も併せ持つ存在で、人間の可能性を感じ、
バイオ・コブラに方針転換を求めたのだー。

元々、大首領は、蛇神に忠誠を尽くす者ー。
蛇神の指示とあらば、これ以上人間を脅かす理由はなかったー。

がー、バイオ・コブラが人類侵略を中止したことを察知し、
異世界から、別の悪の組織ー、
”サタン・クランチ”が、人類への侵略を開始したー。

ヒーローと、バイオ・コブラは同盟を結び、
サタン・クランチと戦うことになったー。

「ーーそれにしても、君と共に戦うことになるとはー」
バイオ・コブラと戦っていたヒーローの拓斗がそう言うと、
相棒的存在の愛唯も「色々あったけど、よろしくねー」と、
そう言葉を口にするー

「ーこちらこそ、よろしくお願いしますー」
蛇神は、無名の中から去り、光の力だけが残った無名は
ヒーローの仲間として、日常生活を送りながら共に戦うことになったー。

憑依空間の更新や、その他の日常は取り戻した上で、
新たな生活も手に入れたー。

そこには、バイオ・コブラの怪人の一人、
ヤモリ型怪人・モリヤも、今度の戦いについて話し合うために
やってきていて、ヒーローと、怪人の共闘が始まったー。

「ー随分、人間っぽい名前の怪人だなー」
拓斗がそう言うと、
怪人・モリヤは「へっー」と、笑いながら、
「ーこっちも、あんたの”先輩”とやらが女だったことに驚きだぜー
 それに、美人だしー」と、
”先輩ヒーロー”のことを見つめたー。

先輩ヒーローは、男ではなく、女だったー。

「ーー女だろうと、どちらでもいいだろうー。
 俺は俺だー」

先輩ヒーローが、中性的な雰囲気でそう言葉を口にすると、
怪人・モリヤは「へへー確かにー」と、そう頷いたー。

ヒーロー三人と、無名、そしてバイオコブラの
新たなる戦いー、

”サタン・クランチ”との戦いは、
今、始まったばかりだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーへへーまさか、アイツらの”先輩”とやらが
 ヒーローだったとは驚きましたぜー」

ヤモリ型怪人・モリヤが
バイオコブラの本部で、”大首領”にそう報告すると、
大首領は”うむー”と、そう言葉を口にしたー。

そしてーーー
通信を終えた、”どこかにいる”大首領はー
少しだけ表情を歪めると、

”ーーー我も絶対に男だと思われてるよなー?”
と、そう言葉を口にするー。

”大首領”も、女だったー。
ただ、直接姿を現さないし、
厳格な喋り方をしているし、
通信は加工音声であるため、誰もそのことに
気付いていないのだったー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

またまた悪の怪人シリーズのリクエストでした~!!

ここまで気に入って下さって
私も嬉しいデス~!

私が素材なので、ちょっぴり恥ずかしい気持ちもありながら
でもでも楽しく、最後まで仕上げることができました~!!!

素敵なリクエスト&お読み下さった皆様、ありがとうございました~~~!

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Skeb

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