女体化薬を手に入れて、女体化に成功した男子高校生ー。
しかし、その幼馴染の女子は、
”わたしより可愛いなんて”と、不満を口にし始めて、
ついには、”わたしもそれを飲む”と、言い始めてー?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「女体化薬を飲めば、わたしもあんたみたいに可愛くなれるかも」
幼馴染の麻美が、とんでもないことを言い始めたー。
「ーい、いやいやいやいやー
だから、麻美は元々女だろ?
女体化薬は女体化するための薬であって、
可愛くなるための薬じゃないぞ?」
困惑した表情を浮かべながら、女体化した真人は
そう言葉を口にするも、
麻美は「ーでも、可愛くなれるかも」と、
女体化した真人の方が可愛いから、自分が飲めば
もっと可愛くなれるかもとそう言い始めるー。
「いやいや、あのな?
絶対麻美の方が俺より可愛いからな???」
女体化した真人は、心底困惑した様子で
そう言葉を口にするー。
麻美自身は、女体化した真人の方が可愛いと
そう言っているものの、
真人からすれば、そうは思えないー
絶対に麻美の方が美少女だと、
彼はそう思っているー。
「ーーー……」
麻美はしばらく沈黙したものの、
「それで、あるの?ないの?」と、
女体化薬がまだ残っているのかどうかを
確認する言葉を口にするー。
「ーーあ…あ…あるけどー…」
女体化薬は1回飲めば女体化できるため
それ以上は不要であるものの、
5回分の分量が容器に入っていたため、
真人の家にはまだ女体化薬が残っているー。
「あるなら、ちょうだいー?
あ、お金がいるなら払うからー」
麻美はそう言いながら財布を取り出そうとするー。
麻美は、一度こういう感じで何かに興味を持って
”こうしたい”と言い出すと、
止まらないタイプの性格だー。
麻美が”女体化薬を飲みたい”と言い出したら
それを止める手立てはないー。
女体化した真人は昔からの付き合いだからこそ、
分かってしまうそんな状況に困惑の表情を浮かべながら、
「わ、分かったよー…金はいらないからやるよー」と、
そう言葉を口にすると、
「ただー…何も起きないかもしれないし、
何か予期せぬ事態になっても俺は責任を取れないぞー?」と、
女体化した真人はそう言葉を口にするー。
「ーー別にいいよー。
女になって1日しか経ってない真人に
可愛さで負けるの、何だか悔しいし」
心底不満そうに麻美がそう言葉を口にすると、
女体化した真人はやれやれ、と言いたげに首を横に振ったー。
そしてー、女としての学校生活1日目を
何とか乗り越えると、
そのまま、家までついてきた麻美に
女体化薬を手渡したー。
「ーありがとー。
これでわたしも、真人に負けないからー」
女体化薬を受け取った麻美が得意気な表情で
そう言葉を口にすると、
「何の勝負をしてるんだよー…」と、
女体化した真人がそう言葉を口にするー。
その上で、
「そもそも、麻美の方が十分可愛いしー…」と、
そうツッコミを入れると、
麻美は「ー真人の方がどう見ても可愛いでしょ」と、
即答で返事を返されてしまうー。
「~~~~~~」
女体化した真人は、
戸惑いのあまり、何も言い返すことが出来ず、
やっとの思いで
「と、とにかく、それを使ったせいで変なことになっても
俺は責任を取らないからな!?」と、
そう言葉を口にするー。
その言葉を聞いた麻美は、
女体化薬の容器を持ちながら
少しだけ微笑むと、
「ー分かったー…!わたしの方が可愛くなっちゃうのが
嫌で止めようとしてるんでしょ?」と、
そんな言葉を口にするのだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女体化した真人から受け取った女体化薬を手に、
帰宅した麻美は、
”女体化薬”の容器を見つめながら
少しだけ緊張した表情を浮かべるー。
いくら麻美とは言え、”未知なる薬”を飲み込むということには
やはり勇気がいたし、
”もしも大変なことになったらどうしよう”と言う思いが
全くないわけではなかったー。
それでもー…
「ー女子になったばっかりのアイツの方が可愛いなんて
やっぱり納得いかないー!!」
麻美はそう言葉を口にすると、
意を決した様子で女体化薬の容器を手にすると、
それをひと思いに飲み干すのだったー。
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「ー麻美、大丈夫かなー…?」
女体化した真人は、
部屋で自分の胸を片手で揉みつつ、
そんな言葉を口にしたー。
”元々美少女なのに女体化薬を飲む”という
ある意味暴挙に出た麻美を心配しつつも、
ちゃっかりと、女体化した自分の身体も楽しむ真人。
「ーまぁ、麻美のことばっかり心配しても仕方ないよなー
どうせアイツー、何を言っても
止まらないしー」
女体化した真人は、どこか諦めにも似たような表情を
浮かべながらそう言葉を口にすると、
小さくため息を吐き出すのだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その翌日ー…
「ーー…ーーー」
女体化した真人は、緊張した様子で
学校へとやってきていたー
昨日の夜、麻美に
”どうだった?”と連絡を入れたものの、
返事がなかったのだー。
まさか、何かあったのか?とは思いつつも、
流石に夜に直接麻美の家に行くことは出来ず、
そのままになってしまったー。
そんな真人の前に
学校中の女子を全て把握している”女子博士”こと、
遼太郎が姿を現すと、
「へっへっへー今日こそ触らせてもらうぜー」と、
女体化した真人に対してそう言葉を口にするー。
が、恐らく女体化薬を飲んだであろう麻美から
連絡がなかったことを心配していた真人は、
遼太郎を構うどころではなかったー。
「ーーー好きにしろ」
女体化した真人が上の空、という様子で
そう言葉を口にすると、
遼太郎は「えっ!?えっ!?いいの!?マジで!?」と、
ニヤニヤしながら、遠慮なく女体化した真人の胸を揉み始めるー。
そんな状況でも、
麻美を心配するあまり、無表情の状態で立ち尽くす
真人を見て、遼太郎も一瞬戸惑ったものの、
それでも”揉む方が先だッ!”と、
女体化した真人の胸を、ニヤニヤしながら
ひたすらに揉み続けたー。
やがて、遼太郎は満足したのか「サンキュー!」と、
嬉しそうにそう叫ぶと、そのまま
「うぉぉぉぉ!俺はもう一生、手を洗わないぞ!」などと
そんな言葉を口にしながら、教室の方に向かって
ダッシュしていくー。
「はぁ…」
女体化した真人は、それでも心配そうな表情を浮かべたままー。
自分でも、幼馴染の麻美のことを
”想像以上に”心配していたのだと、そう思わせられながら、
”もう、登校していて教室にいるかもなー”と、
そんな言葉を口にするー。
しかしー、
教室に行っても、そこに麻美の姿はなかったー。
意外と早く、学校に到着する麻美は、
”いつもであれば”もう確実に学校にやってきている時間だー。
が、そこに麻美の姿はなく、
改めて女体化した真人は不安そうな表情を浮かべるー。
”やっぱり何かあったんだー”
そう思った女体化した真人は立ち上がると、
そのまま教室の外に出るー。
学校の始業前だと言うのに、
麻美の家に直接足を運んで、
麻美の安否を確認しようと、そう思ったのだー。
がー、その時だったー。
「ー真人」
廊下を歩いていた真人を呼び止める声が聞こえた。
女体化した真人が少し驚いた様子で振り返るとー、
そこには”麻美”の姿があったー。
「あ、あ、麻美!ぶ、無事だったのかー!」
女体化した真人が嬉しそうに言うと、
麻美は少しだけ間を置いてから
「ーちょっとー…死んだ人を見るような目で喜ばないで?」と、
困惑した様子で言葉を口にするー。
「いやぁ、ははー悪い悪いー」
女体化した真人は、麻美がちゃんと学校に来たことに
心底安堵しながらそう笑うと、
「昨日ー、女体化薬、飲んだんだよな?心配したんだぞー?
連絡もないから」と、そう言葉を口にしたー。
「ー別に、ただの幼馴染なんだし、
返事しなくたっていいでしょ」
麻美はそれだけ言うと、
女体化した真人は「いやいや、いつも返事あるじゃないか」と、
そう言葉を口にするー。
が、麻美は
「ほら、女体化薬飲んだから、何か変化がないかと思って
それどころじゃなかったしー」と、
そこまで言うと、
自分の顔を触ってから
「まぁー……変化はなかったけど」と、悲しそうに言葉を口にしたー。
「だ、だから、元から女なんだし、
元から可愛いんだから効果ないって、そう言っただろ!?」
女体化した真人がそう言葉を口にすると、
麻美は「ーーはぁ」と、大きくため息を吐き出したー。
「大体、麻美は俺の方が可愛いって言うけど、
絶対麻美の方が可愛いからな!?」
真人は、なおもそんな言葉を口にするー。
が、麻美はやはり納得行っていないのか、
大きくため息を吐き出すと、
「まぁいいやー…」と、それだけ言葉を口にして、
教室の方に向かって行こうとするー。
「ーあ!そういえばー」
女体化した真人は、そんな麻美を呼び止めると、
麻美は立ち止まって振り返るー。
「ー今日、学校来るのいつもより遅かったけどー…
体調悪いとかないよな?」
女体化した真人は、心配そうにそう言葉を口にするー。
その言葉を聞いた麻美は少しだけ表情を曇らせるー。
「えっ…あ、麻美ー…?」
女体化した真人は、心底心配そうに言葉を口にすると、
麻美は「プッー」と、笑いながら
真人のほうを見つめたー。
「ー真人ってば、お父さんみたいー」
心配性なことを揶揄うような言葉を口にする麻美ー。
その上で、
「ーー”わざと”来るのを遅らせたのー。
そうすれば真人の反応、面白そうだな~!って思って」と、
イタズラっぽくそう言葉を口にすると、
真人は、揶揄われたことに少し腹を立てながら
「お前なぁ~~!」と、そう言葉を口にしたー。
「ーーーふふー
まぁ、でも、あんたの方こそ、これから大変でしょ?」
麻美はそう言葉を口にすると、
女体化した真人は少し不思議そうに「大変?俺が?」と、
そう言葉を返すー。
「ーそう。だって、男から女になったんだから
色々変わっただろうしー、
家族とか学校は良くてもー、
この先、進学したり就職するときはどうするの?とか、
色々あるでしょ?」
麻美のそのような指摘に、
真人は「うっ…」と、何も考えていなかったのか、
少し気まずそうな表情を浮かべるも、
すぐに笑いながら
「へへー、でも俺なら勢いで何とかなるさー」と、
そんな風に言葉を口にするのだったー。
「ー勢いで…ねぇ」
麻美は少し呆れたような表情を浮かべると、
「ーまぁでも、”女”も、今は新鮮なんだろうけど
普通に飽きるよ。たぶんー」と、麻美は
それだけ言葉を口にしてから、
今度こそ教室の方に向かって歩き出したー。
「へへーそうかなぁー…?」
女体化した真人は、少し首を傾げながら言うと、
「胸を揉むのとか、飽きる気しないけどな」
と、一人、静かにそう呟くのだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
学校での1日が終わったー。
自分の家に帰宅した麻美は、
母親と少し会話を交わすと、
自分の部屋へと入っていくー。
そしてー、
自分の部屋に到着すると、
麻美は大きくため息を吐き出したー。
”「ー今日、学校来るのいつもより遅かったけどー…
体調悪いとかないよな?」”
そんな、真人の言葉を思い出すー。
麻美は少しだけ自虐的に笑うー。
昨日、真人からの連絡に返信できなかったのは
”それどころではなかった”からー。
今日、学校に到着するのが遅れたのはー、
”どう誤魔化すか”悩んでいたからー。
麻美は、そんなことを思いながら
大きくため息を吐き出すとーー…
胸がなくなりー、男にしかないはずのソレが生えて来た
自分の身体を服の上から触りながら
頭を抱えたー。
女体化薬の”副作用”ー。
副作用である故に、女体化した真人のように根本的に顔が変わったり
しているわけではないもののー、
”女性の服用は予期せぬ作用を起こす可能性があります”と
書かれていたこの女体化薬を飲んだ麻美はー、
逆に身体が”男”になってしまっていたー。
「ーーーどうしたらいいんだろうー…」
麻美はそう言葉を口にすると、今一度大きくため息を吐き出すのだったー
おわり
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コメント
少し変わったタイプ(?)の女体化モノでした~!!!
メインは”美少女が女体化薬を飲んだ”の部分で考えたお話ですが、
それだけだと、女体化モノにならないので、
真人くんはついでに誕生したキャラクターでした~笑
お読み下さり、ありがとうございました★!
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