Skeb<憑依>無名さんに憑依した悪の怪人

※本作品は、Skebでご依頼を受けて執筆・納品済みの作品デス!
 内容はSkebに納品したものと同じデス!

※SKebでリクエスト内容も含めて
 誰でも見られるようになっているので
 こちらでも、誰でも見れる部分は同じように掲載しています~!

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★リクエスト内容★
※ご依頼者様から頂いた内容デス!

お疲れ様です! 平日にリクエスト申し訳ありません。
 ご迷惑でなければ、シチュエーションとして、
無名さんがお部屋で執筆作業中に、自宅の水道蛇口から侵入した怪人に、
抱きつかれるような形で憑依されて、好き勝手に身体を操られ、
ブルマ・女戦闘員レオタード・ミニスカチアガールなどのコスプレをしまくる展開を希望したいです!

↑著作権的に某仮面のヒーロータイトルは使用してません(汗)

台詞や憑依された後の行動などは
全て「おまかせ」致します!
 
長々と申し訳ありません。
ご迷惑でなければ、ぜひよろしくお願い致します。

失礼致します。

★★★★

↓ここからスタートデス!

・・・

”無名さんに憑依した悪の怪人”

★リクエストありがとうございます~~!★

リクエスト内容を見て
思わず(良い意味で)びっくりしましたケド、
私が実際に悪の組織の怪人に使われちゃった気持ちになって、
書いて見ました~!

楽しんでいただけると嬉しいデス!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

怪しげなランプが点灯する薄暗い部屋ー。

何らかの秘密結社でも暗躍していそうな雰囲気のその部屋に、
クラゲと人間が一体化したかのような
”怪人”がやって来るー。

その怪人が部屋の中央に立つと、
毒蛇をモチーフとしたシンボルマークが光り、
そこから渋い声ー、
低く、威厳を感じさせる男の声が発されたー

「怪人・ゲラよー。
 貴様に指令を与えるー」

悪の秘密結社ー、
”バイオ・コブラ”の大首領が静かにそう呟くと、
ゲラと呼ばれたクラゲ型の怪人は静かに頷くー。

「ーー先日、とある人間が
 ”オーブ”を手に入れたー」

”オーブ”とは、この世界に眠る秘宝で、
それを全て集めると、世界征服も簡単に成し遂げられるほどの力を
得ることができるものー。

”バイオ・コブラ”と、それに立ち向かうヒーローたちが
今はそのオーブの”奪い合い”をしている最中で、
現在、バイオ・コブラ側が3つ、ヒーロー側が2つ、残りの5つが行方不明の状態だー。

その5つのうちの一つを、先日、
とある学生が”偶然”拾ったのだと言うー。

もちろん、”バイオ・コブラ”の怪人であれば、
力ずくでそれを奪うことはできるー。

しかし、その学生はそのオーブを宝物のように大事にして、
どこかにしまいこんでしまったー。

そのため、その学生を始末してしまっては
オーブの居所は永遠に分からないままー。

「ー貴様には、その人間に近付くためにー、
 人間の身体を使って、そいつに接近ー、
 情報を引き出してもらいたいー」

そう言葉を口にすると、
怪人・ゲラは「お任せくださいー」と、笑みを浮かべながら
大首領の声がする、毒蛇のシンボルマークのほうを見つめたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「♪~~~」

”憑依”や、”入れ替わり”ー、
そんな物語を毎日書いている創作者ー
”無名”を名乗る彼女は、今日も執筆稼働を行っていたー。

今日も長い爪を見つめながら、
”爪を短くすれば、もうちょっと入力しやすくなるんだけど…”などと
思いながらも、でも、ネイルを楽しむために
爪を短くしたくないという板挟みの気持ちになりながら、
執筆を続けていくー。

執筆は順調ー。
2000文字ちょっと書き終えて、ひと息つこうと、
長い髪を揺らしながら、
冷蔵庫から、大好きなオレンジジュースを取り出して、
それを飲もうとコップに注ぐー。

そんなときだったー。

ぼとっー…

水道の方から、変な音が聞こえたー

「あれ…?水、止まってなかったかなぁ…」
無名は、そんなことを呟きながら、
水道の方に向かって行くー。

ぼとっー
ぼとっー

近付くにつれて、その音が大きくなっていきー、
また、回数も増えていくー。

おかしい、と思いながら
水道のほうを見つめると、
そこには、謎のゲル状の物体が、蠢いていたー。

さらに、水道からそれが飛び出し、
やがて、ゲル状の物体は、”人型”に変化していくー

「ーーひっ…!?」
無名は、慌てて少し後ずさるー。

今まで、数多くの人間が”憑依”されたり、
”入れ替わった”り、
時には、こういう”怪人”と遭遇するような物語を書いて来た
無名ー。

しかし、実際に遭遇するとなると、
やっぱり驚いたし、恐怖を感じたー。

「ククククー
 貴様の身体を、少しばかり拝借しようと思ってなー」
クラゲ型の怪人・ゲラはそう言葉を口にすると、
容赦なく無名に近付いていくー。

「ーひっ……ま、待ってー え…?」
無名は戸惑いながら、逃げようとするも、
クラゲの触手のようなものに掴まれて、
やがて、抱き着かれてしまうー。

”憑依されたい”
そんな夢を語ったりしていた無名ー。

実際に、そんな瞬間が訪れたのを前に、
無名は訳も分からないまま、
クラゲ型の怪人がゲル状になって、
自分の耳から”侵入”していくのを感じるー

身体がゾクゾクッと震えて、
やがてーそのゾクゾクが無限に続くようにして
意識が消えていくと、
無名は、苦しそうにしていた表情に笑みを浮かべたー。

「ククククー」
無名は、普段とは違う笑みを、普段とは違う表情を浮かべながら、
ゆっくりと両手を見つめるー。

そしてー、
スカートから覗く、自分の太腿を見つめると、
そこに”毒蛇”の模様が浮かび上がっているのを見て、笑みを浮かべたー。

”憑依された人間”の身体には、
悪の組織”バイオ・コブラ”のシンボルマークである
毒蛇の模様が浮かび上がるー。

無名の太腿に現れたそれを見て、
憑依された無名は笑みを浮かべると、自分の太腿をー、
毒蛇の模様を愛おしそうに撫で回すー。

「ーーーーーさてー」
無名は、普段とは違う表情を浮かべながら、
執筆に使っていたパソコンの画面のほうを見つめると、
「ーーこいつかー」と、
ちょうど、”オーブを拾ったという学生”とやり取りをしている
メッセージを見つめながら、笑みを浮かべたー。

「ーーこいつから、オーブのありかを聞き出してやるー」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーえっ…?」

”無名”が書いている作品をいつも楽しんでいる
大学生の北島 典康(きたじま のりやす)は、
少し驚いたような表情を浮かべていたー。

それもそのはずー。
”無名”からダイレクトメッセージが届いたからだー。

いつもより、妙に積極的な感じの”無名”からの
メッセージに戸惑いながらも、
嬉しそうな表情を浮かべる典康ー。

典康は、無名の書く話が好きだったー。
それに、作者自身が女性であるというのも、
彼にとっては興奮材料だったー。

憑依とか、入れ替わりとか、そんな話を
書いてくれていると考えるだけで少しだけゾクゾクしたー。

そんな無名からのメッセージに、
嬉しそうに応対していく典康ー。

「ーーーククー」
典康とメッセージをやり取りしながら、
無名は、”偵察用”に、バイオ・コブラの怪人が使う
毒蛇を、肩に乗せながら笑みを浮かべたー

蛇とか、そういう生き物は苦手な無名ー。
けれど、憑依されて支配されている今の無名は、
その蛇を肩に乗せて、邪悪な笑みを浮かべていたー。

「ーーー人間の男とは、単純なものだなー」
そう言葉を口にすると、無名はその場で
服を着替え始めるー。

そしてーー
元々、コスプレが好きな彼女が持っている服を雑に漁ると、
その中から、チアガールの衣装を手に、
それを身に着けるー。

チアガール姿になった無名は、鏡の前で満足そうに微笑むと、
太腿の毒蛇の模様をアピールするかのようにポーズをしてみせるー。

「ーークククー美しいー」

無名は毒蛇のマークを撫でながらそう言うと、
そのまま”自撮り”を始めるー。

別に、怪人・ゲラの趣味というわけではないー。

これが、”任務”のためー。

オーブを拾った典康から、
情報を聞き出すために、”この人間の女の身体”を使って、
親密になっていくのだー。

「ーーーククー」
チアガールの格好をしたまま、
その写真をフォロワーの典康に送りつけると、
典康は露骨に態度を変えて、さらに嬉しそうにするー。

「ーーーそうだーそれでいいー愚かな人間よー」
”無名の声”で、そんな恐ろしい声を出せるのかと思うぐらいに
恐ろしい声を出すと、無名は静かに笑みを浮かべたー。

そしてー

♪~~~

無名のスマホが鳴るー。

そこには、”無名が大好きな弟の名前”が表示されているー。

けれど、今の無名に弟への愛情など微塵もないー。

スマホを手にすると、無名はチアガール姿のまま、
足を組んでイスに座りー、
静かに呟いたー

「ごめんね~~~お姉ちゃん、今、忙しいの♡」
とー。

それだけ囁いてスマホの通話を終えると、
スマホを雑に投げ飛ばして、無名は静かに歩き始めたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

薄暗い通路ー。

悪の組織”バイオ・コブラ”のアジトに
やってきていた無名は、
この組織の女戦闘員が身に着けるレオタード姿で
妖艶に通路を歩いていたー。

その太腿の毒蛇のマークを誇らしげに掲げながら
通路を歩くー。

「ーーククククー
 随分とか弱い姿になったもんだなー」

そこに、セミのような形をした怪人がやって来るー。

「ーーミゼー」
無名本人だったら悲鳴を上げてしまうであろうその怪人を前にも
腕組みをしながら余裕の態度を見せる憑依された無名ー。

「ーー今のお前なら、軽く吹き飛ばせそうだぜー」
怪人・ゲラをライバル視している怪人・ミゼがそう言うと、
無名は腕組みをしたまま、
「ーー人間の身体は脆いからなー。だが、脆いものは脆いなりに
 使い道があるー」
と、そう言いながら、色っぽく太腿のあたりを触ってみせるー。

「ークククーその女も可哀想にー」
怪人・ミゼがそう言うと、
無名は笑みを浮かべたまま、
ミゼに近付くー。

そしてーー

「ーー俺の計画の邪魔をしたら、殺すぞ」
と、無名の声で恐ろしい言葉を口にすると、
そのままコツコツとハイヒールの音を鳴らしながら
そのまま奥へと歩いて行ったー

「ケッ」
一人残された怪人・ミゼは不満そうにそう舌打ちすると、
そのまま反対側の通路へと歩いていくのだったー。

「ーーー首領ー」
無名が、大首領と通信できる部屋にやってくると、
忠誠を示すための敬礼のようなものをさせられてから、
そのまま膝をつくー。

今日は怪人としての”義務”である”中間報告”のため、
無名の身体のまま、アジトに帰還していたー。

勝手に忠誠を誓わされている無名の身体ー。
けれど、本人はどうすることもできないー。

「ー順調に計画は進んでいるようだなー」
大首領の言葉に、無名は髪を揺らしながら「はっー」と、頭を下げるー。

その髪もー、身体もー、足もー、
今は全部、組織のためのものー。

「ーー引き続き、この身体を用いて
 奴から情報を引き出すための計画を進めますー。」

無名がそう言うと、
大首領は「ー引き続き、励むが良いー。良い報告を期待しているぞー」と、
静かにそう囁いたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー

”無名”に”直接会いたい”と言われた典康は
ドキドキしながら、無名と直接会っていたー。

OLのような格好で駅までやってきた無名と合流した典康は
「まさか無名さんから誘われるなんてー」と、嬉しそうにしながらも
少しだけ”違和感”も感じていたー

「ーーねぇ、せっかくだし、わたしの家に来ないー?」
”無名”が普段、絶対に言わないようなことを平気で言う
怪人・ゲラ。

「えっ… えっ!?」
流石に、家にまで誘われると思っていなかった典康は
ドキドキしながらも、強引な様子の無名に押される形で
そのまま無名の家にやって来るー。

無名の家の中は、なんだか少しだけ荒れている様子で、
まるで”旅行で暫く留守にしていた”ような感じであったものの、
典康は”何か言うのは失礼”だと思い、そのまま沈黙したー。

緊張した様子で、
「そういえば、無名さんー、最近”憑依空間”の更新がー」と、
そう言葉を口にするー。

怪人・ゲラに憑依されたあとの無名は
憑依空間を更新していないー。

あれだけ毎日更新を積み重ねてきた無名が急に更新を
やめるのは不自然なことだったー。

「ーーふふふー
 ”そんなことより”今、もっともっと大事なことがあるの」

普段、わざわざ甘い口調で喋ったりはしない無名が、
わざと甘い口調で言葉を口にするー

けれど、普段の無名を知らない典康は
”こういう人なのかなー?”と思いつつ、
そのまま、言われた通りに部屋で待つー。

しばらく待っていると、
やがてー、無名が部屋に入ってきて、
典康は「えっ!?!?!?」と顔を真っ赤にしてしまったー

無名が突然、大胆に太腿を晒したブルマ姿で
部屋に入って来たからだー

”この男のSNSで、好きな服装は調べておいたからなー
 この女にその格好をしてもらえばー
 情報を引き出しやすいー”

ブルマ姿の無名はそんなことを思いながら、
典康の横に座ると、
「ーーねぇ、ひとつ聞きたいことがあるんだけどー」と、
そう言葉を口にしたー。

「え、あ、は、はいー?」
緊張した様子の典康ー。

典康はふと、無名の太腿に毒蛇のような模様があるのが見えて、
”刺繍とか好きな人なのかなー?”とそう思いつつも、
その蛇になんだかドキドキしてしまうー。

「ーーふふー触りたい?」
無名が邪悪な笑みを浮かべながら言うー。

「え、えぇっ…???」
典康は戸惑うー。

”無名”は、普段からTSFの作品を書いていて、
そういうのが大好きな人なのは知っているー

でもー、
こんなに積極的な人なのだろうかー。

「ーー美しい蛇でしょう?」
無名がうっとりとした様子で自分の蛇を見つめるー。

典康は、そんな様子にドキドキしていると、
無名は本題を口にしたー。

「ー最近、不思議な光を放つ球体ー、
 拾わなかったー?」

とー。

「ーーえ…」

ブルマから覗く足をわざとらしく近づけて、
さらに顔も近づけると、
「ーーねぇ、知りたいな♡」と、甘い声を出して見せるー。

こんなことをさせられていると知ったら、
さすがに無名本人も驚いてしまうはずー

けれど、今、この身体は怪人のものー。
躊躇なく、目的のために自分の身体を使うー。

「ーーえ、えっとー、そ、それはー」
典康は”オーブ”のことを思い出しながら表情を曇らせるー。

「ーー教えてー、わたし、知りたいなー」
無名がさらに顔を近づけて来るー。

がー、そんな様子に違和感を抱いた典康は
「ーき、今日は会えてうれしかったですー」と、そう言葉を口にすると、
「憑依空間の更新も、またお願いします」と、それだけ言って
逃げるようにしてそのまま家から飛び出して行ったー。

「ーーー」
一人残された無名は、ブルマ姿のまま不愉快そうに舌打ちをすると、
「ーガキがー…」と、不満そうに呟いてから立ち上がるー。

”隠れるように”命令しておいた、使い魔的存在の毒蛇を呼び寄せると、
それを自分のー、無名の太腿に巻き付かせてから、
不満そうにパソコンの画面を見つめたー。

その画面にはー
憑依されてしまってから、憑依空間の更新もしなくなって
SNSにも姿を見せなくなった無名への心配の言葉が溢れていたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーーー」
ラバースーツ姿に、サングラスをかけた無名が、
夜の街を歩くー。

”典康”を尾行して、
オーブの隠し場所を探ろうとしていたのだー。

「ーーー」
普段、決して外に出ない格好で、
平気で外に出ながら、無名は
典康を見張るー。

がー、典康はオーブの隠し場所と思われる場所には足を運ばないままー。

やはり、”聞き出す”しか方法はなかったー。

「ーーチッ」
無名は不愉快そうに舌打ちをすると、
そのまま仕方がなく、その日は引き返していったー。

それから数日後ー。

”無名”に、再び会いたいと言われた典康は、
意を決して、再び無名の元を訪れていたー。

バニーガール姿で出迎える無名ー。

「ーーちょ……ーーちょっとーー、そのー…
 い、いいんですかー?」
典康は戸惑うー

会ったばかりの人にそんなコスプレ姿ばかり晒していいのか、
とー。

が、無名は太腿の毒蛇の模様を揺らしながら
「いいのいいのー」と、そう言葉を口にすると、
そのまま、奥に典康を誘っていくー。

「あのー無名さんー憑依空間はー」

やはり、憑依空間が心配だー。
そう思いつつ、典康がそう言うと、
「”そんなもの”どうでもいいじゃないー」と無名は言ったー。

「ーーーーー」
典康は表情を曇らせるー。

そして、
無名は再び”オーブ”のありかを聞き出そうとしてきたー。

絶対に言わないと口を閉ざす典康ー。

”この前のことを謝りたい”とそう言われたから来たのに、またこれだー。

「ーそ、それは言えませんからー」
典康が必死に抵抗すると、
突然、無名が色白な手で、典康をビンタしたー

暴力など振るったこともないはずの無名の手でー。

「ーーーえ」
典康が震えると、
「ーいいから、言え」と、無名が態度を豹変させたー。

「ーーオーブはどこだー言え」
無名の恐ろしい形相と口調に、典康は逃げ出そうとするー。

がー、バニーガール姿の無名は典康を掴むと、
そのままパソコンがある方向に典康を投げ飛ばして、
パソコンが滅茶苦茶になるのもお構いなしに、
典康の胸倉を掴んだー

「オーブはどこだー言え」
無名の目は正気を失っているように見えたー。

「ーーっっーー…」
典康が困惑した表情をで無名を見つめていると、
やがて、無名は再びその手で暴力を振るおうとしたー。

がーーー

「ーーそこまでだー」
背後から、誰かが無名の腕を掴んだー

「ーー!」
無名が振り返ると、そこには好青年風の男がいたー。

「ーーお前はー」
無名が表情を歪めると、
その好青年風の男は言ったー。

「ー彼から、相談を受けたんだー
 ネットで知り合った人の様子がおかしいってなー」
好青年風の男はそう言うと、
バニーガールの格好をした無名の太腿を指差すー。

「ーバイオ・コブラの怪人ーー
 その人の身体でこれ以上好き放題はさせないー」
好青年風の男ー

彼はー、バイオ・コブラと戦うヒーローの一人だったー。

典康は、ヒーローたちの”友達”として力を貸している父親的存在の
人物の息子で、無名の様子がおかしいことを相談ー
今日、こうして、典康が囮になるような状態で
再びここに来たのだー。

「ーーーチッーーー貴様ー」
無名が本性を露わにして、典康を睨むー。

がー、典康は
「ーー早く無名さんから出ていけ!そうしないと、
 見たい話の続きも読めない!」と、そう叫ぶー。

「ー知ったことか!」
無名はそう叫ぶと、ヒーローに襲い掛かって来たー。

バニーガールの服の中に隠していた小さな毒針を突き立てようとする無名ー。

けれど、無名の身体は運動には向いていないー。
すぐに華奢な身体を掴まれて、投げ飛ばされると、
息を荒げながら、再び襲い掛かって来るー。

はぁはぁ言いながら、髪を振り乱して
襲い来る無名ー。

「おいおいー、その身体が悲鳴を上げてるぞー」
ヒーローの男は呆れ顔で言うと、
そのまま無名の腕を掴むー。

「ーその身体じゃ、俺には勝てないー。
 大人しく出てこいー」
ヒーローの男がそう言うと、
無名は悔しそうな表情を浮かべながらも、
突然「ぁ…」と、言葉を口にして、その場に倒れ込むー

そして、無名の”中”から、
クラゲ型の怪人・ゲラが姿を現したー。

「ーー!」
典康は驚いたような表情を浮かべるも、
ヒーローの男から、「この人を頼むー」と言われて、
バニーガール姿のまま倒れている無名を安全な場所へと
移動させ始めるー。

その最中、ヒーローとゲラは、そのまま交戦を続けるー。

ゲラは触手を使って、ヒーローをからめ捕ろうとするも、
その触手を1本、また1本と破壊されていくー。

さらには、泡を吹いてヒーローを攻撃するも、
ヒーローの力を前には叶わず、追い詰められていくー。

「く、くそっー」
怪人・ゲラは追い詰められて表情を曇らせるー。

がーー
チラッと横目で気絶したままの無名を見つめると、
そちら側に向かって走ったー

そしてー、典康を突き飛ばすと、再び無名に憑依してしまったー

「ク…ククククー」
よろよろと立ち上がった無名は、台所にあった包丁を自分の首に突き付けて、
「この女が死んでもいいのかー?」と、笑みを浮かべながら言うー。

「ーや、やめろ!」
典康がそう叫びながら近づこうとすると、無名は包丁で
首に容赦なく少しだけ傷をつけてみせたー。

「ーーこの女が死んでも、俺には何も関係ないー」
無名はそう言いながら後ずさって、逃亡しようとするー。

自分で死のうとしながら笑っているー
そんな状況の無名ー。

がー、ヒーローは”必殺技”を使う準備をしたー。

”神速”による攻撃ー。

憑依された無名に一瞬で近付き、
その身体に攻撃を与えて、無名を気絶させると、
中から、怪人・ゲラが飛び出してくるー。

ゲラに向かってすかさず、5連打の攻撃を加えると、
ゲラはついに、悲鳴を上げてそのまま溶けるようにして消滅したー。

「ーーー…無名さんはー…!?」
典康が、無名に駆け寄ると、
「その人は無事だー」と、そう言葉を口にしながら、
安堵の表情を浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー。

憑依されていた無名は、無事に意識を取り戻したー。

自分が憑依されていたことに驚きつつ、
ちょっぴりドキドキもしながら、
元の生活へと戻り、憑依空間の更新も無事に再開されたー。

今日も大好きなオレンジジュースを飲みながら
「まさか、本当に憑依されちゃうなんてー」と、
憑依されていた際に怪人・ゲラが無名の身体で自撮りした
チアガール姿の写真を見つめながら、
無名は少しだけドキドキしつつ、笑うー。

”憑依されていたわたし”の記念写真が手に入ったー。

そんな風にプラスに思いながら、
解放された無名は、いつものようにまた
”憑依モノ”を執筆し始めるのだったー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

まさか私が憑依されるお話の
リクエストが来るなんて思いませんでした~★!

でもでも、私もとってもドキドキできたので、
素敵な経験でした~!
この作品も、この先、私の中では
忘れられない思い出になりますネ~!!

今度、自分の足に蛇のシールでも貼って
今日のこのお話を想像してみます~笑

リクエストありがとうございました~!★

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Skeb

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