Skeb<他者変身>戸惑いだらけの修学旅行

※本作品は、Skebでご依頼を受けて執筆・納品済みの作品デス!
 内容はSkebに納品したものと同じデス!

※SKebでリクエスト内容も含めて
 誰でも見られるようになっているので
 こちらでも、誰でも見れる部分は同じように掲載しています~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・

★リクエスト内容★
※ご依頼者様から頂いた内容デス!

お世話になっております。
お題をお送りさせていただきますので、ご検討いただけますと幸いです。

修学旅行前日に体調を崩した男子。卒業アルバムの集合写真で右上に
写真を貼られることを思うと、是が非でも参加したいのだが、
母親に止められて「せめて誰か俺そっくりになって参加してくれればなぁ…」
とボヤくと、母親は「それならできるわよ」と言い、一度隣の部屋へ行ったと思ったら、
母親の服を着た女装状態の俺が現れた。
「これでアタシがアンタの代わりに修学旅行へ行ってくればいいかしら?」
驚きのあまり唖然としつつも、苦肉の策として首を縦に降る息子。
息子に化けた母の男子としての修学旅行が始まるも、
無事に何事もなく進むはずもなく、息子の姿で案の定女言葉やおばさん仕草を多々溢し、
挙げ句の果てには息子の姿にも関わらずブラをしたままだった。
そんなこととは知らない、本物の息子は自宅でゆっくりしていたが、
近所の奥さんがやってきた際につい玄関を開けてしまい、家にいるのがバレると焦ったが、
母親として接され「なんで息子さんの服なんて着ているのよ?」と問われる。
なぜかわからないが、どうやら息子は母親に変身したようで、
咄嗟におばさんっぽく振る舞うことで事なきを得る。
母とはいえ、女性の姿に少しは興味を示しているなか、
父親が帰宅、妻として振る舞うことを余儀なくされる息子は苦笑。
修学旅行から母が帰ってくるまで残り3日、
あらゆるドタバタ劇やハプニングが起こらないはずもなく…

NSFW描写の有無や、
戻る/戻らない、はたまた中途半端にだけ戻るといった結末については、無名さんにおまかせできればと思います。
よろしくお願いいたします。

★★★★

↓ここからスタートデス!

・・・

★リクエストありがとうございます~~!★

修学旅行を舞台にした
ドタバタな変身モノ~!と、いうことで、
明るく、楽しく、書いてみました~!!

ぜひ、ドタバタを楽しんでもらえると
嬉しいデス~!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「くっそ~…マジかよー」

男子高校生の本宮 佑介(もとみや ゆうすけ)は、
困惑の表情を浮かべながら、体温計を見つめていたー。

38.5。
調子は最悪だー。

「ーーー…いやいや、よりによって何でこんなー」
思わず、愚痴をこぼすー。

それもそのはずー。
明日は高校生活最大の行事、”修学旅行”が始まる日だったのだー。

修学旅行に行きたい思いも当然あるし、
何より、修学旅行を休んでしまうと、
卒業アルバムに載るであろう修学旅行の集合写真で、
まるで天の上から見守っているような自分の顔写真が
右上の方に貼られることになってしまうー。

高校を卒業後も、卒業アルバムを見るたびに、
空しい気分になる羽目になってー、
この先、一生後悔するかもしれないー。

「ぐぬぬ…」
修学旅行に行けないのは、100歩譲って諦めるとしても、
佑介はどうしても”集合写真でみんなと一緒に写りたい”という思いを
捨てられずに、苦しんでいたー。

「せめて誰か俺そっくりになって参加してくれればなぁ…」
高熱ではぁはぁしながらそう言葉を口にすると、
「ーそれならできるわよ」と、突然声がしたー。

「ーはい?」
苦しそうにしながら、佑介が顔を上げると、
声がした方向には、母親の本宮 由美(もとみや ゆみ)が
立っていたー。

「ーはーー…?いや、ははー いてっ…」
思わず笑ってしまった佑介は、高熱時の関節痛で苦しみながら
「ーさ、さすがに母さんが俺そっくりになるのは無理があるだろー」と
ツッコミを入れるー。

が、母・由美は”ちょっと待っててね”と、それだけ言葉を口にすると、
隣の部屋に移動していきー、
やがて、数分後、再び戻って来たー。

「これでアタシがアンタの代わりに修学旅行へ行ってくればいいかしら?」
そう、言葉を口にしながらー。

がー、その声は、母・由美の声ではなく、
佑介自身の声ー

しかも、”顔”も、完全に佑介そっくりの状態になっていたー。

がーー、”服”はさっきのーー
おばさんっぽい服装のままで、
まるで”女装した佑介”が目の前に姿を現したような、
そんな状態になってしまっていたー。

「う、うえっー…な、なんだそれー…
 え…い、いったいどうやってー?」
余計に体調が悪くなりそうな気分になりながら、
佑介がそう言葉を振り絞ると、
「すごいでしょ?これなら、アタシがアンタの代わりに
 修学旅行に行けるわー」
と、佑介の顔と声で、そう言葉を口にするー。

女言葉で喋られて、しかも女の服を着ている状態ー
”オネェになった自分”を見ているような気分になって
「オェッー…吐き気がしてきたー」と佑介はそう言葉を口にすると、
「ーーな、なんか頭がおかしくなりそうだー」と、そう呟いてから
渋々と、”こうなったら、もう母さんに任せるしかないー”と、
首を縦に振るのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

修学旅行1日目 06:30-

「じゃあ、行ってくるわねー」
ちゃんと”佑介の服”を着て、佑介に変身した母・由美が
出かけていくー。

「ーお、俺の姿で変な事はしないでくれよー!?」
まだ熱が下がらない佑介がそう言葉を口にすると、
「ーどれだけアンタと一緒にいると思ってるの?
 修学旅行の間ぐらい、アンタのフリをするのは簡単だわ」と、
そう言葉を口にして、佑介の姿をした由美は出かけて行ったー。

「ーだ、大丈夫かよー…」
佑介はそう言葉を口にしつつも、
”出張から帰って来る父親”が、今日の夕方に帰って来ることを
思い出しつつ、”そういや、母さんがいない理由、
何て説明すればー?”と、戸惑いの表情を浮かべるのだったー。

「♪~~~」
一方、息子の佑介に変身した母・由美は
「久しぶりに学生気分を楽しめそうだわー」と、
意気揚々と、駅に到着したー。

そして、改札口にーー”ICカード”を切符のように突っ込んでしまったー。

警報音が鳴り、ゲートが閉まるー。

「ーあら!?」
佑介に変身した由美が困惑の表情を浮かべると、
「あらやだー切符のつもりで入れちゃったわー」と、
佑介のフリをするのも忘れて声を上げてしまうー。

駅員が困惑しながら、佑介(由美)のところにやってくると、
佑介(由美)は「ごめんなさいねー」と、そう言葉を口にしてからハッとして
「す、すみませんーお、俺、いつも切符を使うんでー」と、
そう言い直したー。

09:30-
修学旅行の集合場所である東京駅にたどり着いた
佑介(由美)は、友達と合流するー

「あら~!又木(またき)くん、久しぶり~
 大きくなったわねぇー」
そんな言葉を口にしながら、佑介に変身した由美が、
由美自身も知る又木 信明(またき のぶあき)という友人に声をかけてしまうー

「ーーーは??????」
信明が、心底戸惑った表情を浮かべると、
「ーーあ、ーーあら、いやー、
 ーーお、俺のか、母さんが、そう言っておいてくれーって」と、
そう言葉を口にするー。

「ーー~~~え…お、おぅ」
信明は戸惑いの表情を浮かべるー。

気まずい表情を浮かべながら、佑介に変身した由美は
周囲を見渡すと
「ーーと、トイレ!」と、逃げるように言葉を口にするー。

がー、何の迷いもなく駅の女子トイレに飛び込んでしまいー、
そのままトイレから悲鳴が上がるのだったー。

12:00-

「母さんー大丈夫かなー…?」
心配そうに呟く佑介ー。

今になって不安が増してきて、
ソワソワした様子を見せていると、
やがて、インターホンが鳴ったー

体調が悪かったせいかー、
インターホン越しに相手を確認したり、応対するのを忘れて
そのまま玄関の扉を開けてしまう佑介ー。

やってきたのは、近所に住む柏木(かしわぎ)さんという
おばさんで、母・由美と親しくしている人だー。

開けた直後に”やべっ!”と、そう心の中で叫ぶ佑介ー。

”どうして息子さんが家の中にいるの?”と、
そんな風に疑問に思われてしまうと面倒なことになるー。

そう思っていると、「なんで息子さんの服なんて着ているのよ?」と、
”柏木さん”が、そう言葉を口にしたー。

「ーーーえ…?」
そう言葉を口にすると同時に、自分の”声”が変であることに気付くー。

やがてー、身体を見下ろすと、そこには
”ない”はずの胸の膨らみがあったー。

「ーーーえっ…!?!?!?」
さらに戸惑いの表情を浮かべる佑介ー。

「ーー由美さんってば、”そういう趣味”あったの~?
 息子さんに嫌われないように、気を付けなさいよ~?」
おせっかいな柏木さんが笑いながら言うー。

「え、いや、あのー、
 あ、はいー、おほ、おほほほほほほほー」

咄嗟に、明らかにおかしな反応をして、
何とか”おばさん”な振る舞いをして柏木さんをやり過ごすと、
母親、”由美”の姿になってしまった佑介は、困惑した表情のまま
家の中の鏡に向かって走ったー

「ーな、なんで、俺が母さんにー!?」
いつの間にか、佑介が、母・由美の姿に変身してしまっていたー。

そしてー、自分の母の胸に手を触れてしまうと、
ドキッとしながら、
「いやいやいやいやー、母さんにドキッとするなんて、いやいやいやー」と、
必死に首をぶんぶん振りながら、戸惑いの表情を浮かべたー。

15:00-

駅で女子トイレに入ってしまい、騒動になったものの、
何とか修学旅行をスタートさせて、目的地の京都にたどり着いた
佑介(由美)たちー。

「ースゲー!あれが金閣寺かぁーすげぇキラキラしてんじゃんー」
そんな言葉を口にしながら、周囲の生徒たちが、
金閣寺の写真を撮影していくー。

がー、佑介(由美)はスマホを手に、
「あらっ!?あれっ!?」と、戸惑いの表情を浮かべていたー。

それもそのはずー
母は、スマホの操作が苦手だったー。

「ーーー…こ、これ、どうやってやるんだっけー」
佑介(由美)が隣にいた佑介の”彼女”である美優(みゆ)に声をかけると、
美優は「ーーえっ!?」と、心底困惑した表情を浮かべるー

「ど、どうってー?」
まさか、スマホでの写真の撮影の仕方を聞かれているとは思わず、
美優が、混乱した様子で聞き返すと、
「ーーえっとー……、し、写真の撮り方ー」と、
とても気まずそうに佑介(由美)は言葉を口にしたー。

「ーーだ、大丈夫ー?」
美優は、写真の撮り方を教えながら、そう呟くー。

「ーははー、歳を取るっていやだなぁー」と、
口調は息子の佑介のマネをしながらも内容が全然ダメな状態で、
佑介(由美)はそう言葉を返すのだったー

17:30-

「ーただいまー」
父親である本宮 栄治(もとみや えいじ)が帰宅したー

「ーーと、父さーーいやー、
 あ、あなたー、お、お帰りなさいー」

そう言葉を口にしながら”母”・由美に変身してしまった佑介が
そう言葉を口にすると、
ゾワゾワしながら、”妻”として、自身の父親に接していくー。

「そっかー。佑介は修学旅行だったなー」
父・栄治がそう言うと、
”俺はここにいるんだけどなー”と、思いつつ、
「えぇー、えぇ、そうよ~」と、
オーバーリアクションな口調でおばさんっぽく振る舞うと、
思わず、心の中で”俺は一体何をしてるんだー”と、
苦笑することしかできなかったー

20:00-

「ーーあらーーあらあらあらあらー」
佑介に変身している由美は、宿泊先の旅館で
顔を真っ赤にしていたー。

男子とのお風呂ー。
由美からすれば、男子たちのお風呂ー
夢の花園ー

「ーーあらららららららら」
顔を真っ赤にして、顔を覆う佑介(由美)ー

「ーーーー~~~~~な、なにしてんだー?」
友人の信明が佑介の異様な態度に気付くと、
佑介のそれが、かなり大きくなっているのを見て、
「おい、お前ー…な、なに考えてるんだー?」と、
そう呟くー

「ーご、ごめんー無理ー!」
佑介(由美)は、顔を真っ赤にしながら
逃げるようにしてお風呂から飛び出していくー

「ーなんだありゃー…?」
信明は困惑した様子で首を横に振ると、苦笑いしながら
「ーきっと、修学旅行が楽しみすぎて寝不足なんだなー」と、
無理矢理自分を納得させるかのような言葉を口にしたー。

一方ーーー、
母・由美に変身してしまった佑介も
自宅のお風呂で戸惑っていたー。

熱は下がっているし、お風呂に入ろうー、と思ったものの、
母親とは言え、女性の身体に戸惑っていたー。

「ーーーーゴクリ」
唾を飲み込み、胸に手を触れようとしてしまう由美(佑介)ー

がーー

「ーいやーー母親にドキドキするなんてー
 やっぱ絶対ダメだろー

 ーダメだろー」

と、何度も”ダメ”だと、そう呟きながら
結局、ほとんどお風呂に入ることもできないまま、
お風呂から撤収するのだったー。

ーー修学旅行2日目 10:30-

修学旅行は2日目を迎えたー

がーーー
今度は、旅館の女子トイレに堂々と入ってしまった佑介(由美)は、
先生からきつく叱られていたー

「す、すみませんー
 うっかり間違えちゃってー」

1日目の駅に続く”ミス”に
「絶対わざとだろ!?」と、男性教師から怒られるー。

が、佑介(由美)は「いえー…そのー、”いつもの癖”でー」と、
そう答えると、「ーー癖!?お前、いつも女子トイレに入ってるのか!?」
と、さらに火に油を注いでしまうー。

が、何とかそれを切り抜けて、
京都市内の自由行動が始まり、佑介(由美)は、
彼女の美優や、友人の信明と同じグループでの行動になったー

「~~~~~~~~」
息子の”彼女”と、二人きりになって、
どう話していいか分からず、困惑する佑介(由美)ー

京都の街並みを眺めながら、遠い目で佑介(由美)はようやく口を開くー。

「ーーー昔と変わってないなぁー」
とー。

「ー昔?」
美優が不思議そうに聞き返してくるー。

「ーあ、うんーアター、いや、俺が学生の頃ー」
佑介のフリをした口調で喋るも、相変わらず内容が終わっているー。

「ー学生の頃?中学も京都だったってことー?」
美優が戸惑うー。

「あーー…え、あっ!そ、そうそう!
 中学の時も金閣寺とか銀閣寺とか見てさ~!」

佑介(由美)は必死に誤魔化すー。

しかし、気まずい雰囲気が流れてしまいー、
歩きながら、美優は沈黙するー。

そんな様子に佑介(由美)は、
「あ、あのさー」と、声を発すると、
「俺の母さん”由美”って言うんだけどさー
 ”由美”を逆さにすると”美優”になるよねー」と、
話題を作ろうと、どうでもいいことを口にするー

「そ、そうだねー…」
美優は心底引いたような表情を浮かべながら
そう言葉を口にすると、
それ以降、会話は続かなかったー。

15:30-

「~~~~~~~~」
洗濯物を見つめながら、由美に変身した佑介は
戸惑いの表情を浮かべていたー

「母さんって大変なんだなー」
そう呟きながら、いつもより見栄えが悪い気がする洗濯物を取り込むー。

母親のものだろうかー
下着を手にしながら何とも言えない表情を
浮かべつつ、それも畳んでいくー。

正直、どう畳んでよいか分からなかったものの、
そのままにしておくことはできないー。

「ーーーう~~~…いいのかこれでー?」
母・由美の姿でトイレを済ませながら、
ため息を吐き出すと、
「ーあとは父さんに晩御飯を作らないとなー」と、
そう言葉を口にしながら、ネットで
”今日の晩御飯”と、検索するー。

「これでいいか」
由美の姿をした佑介は”肉じゃが”の項目を見つけて
ドヤ顔でそれを作り始めるー

がー、完成したのは”肉じゃが”ではなく、
焦げ付いて真っ黒になった”黒いなにか”だったー。

18:20-

2日目の夜を迎えて、旅館で食事を口に運んでいた
佑介に変身した由美たちー。

「そういえば、山田(やまだ)のインスタなんだけどさー」
友人の信明が、食事を口にしながら会話を始めるー。

「ー山田ーーあぁー」
佑介(由美)は”知らない子の名前が出て来たー”と
戸惑いながら、そう言葉を口にするー。

「ーお前にフォローされてないとか何とかで
 アイツ、愚痴ってたぜー?」
信明の言葉に、佑介(由美)は、
”あらあらー、佑介ってば、色々大変ねー”と、そう心の中で呟くと、
食事が終わってから”山田”という名前の生徒を探すー。

そして、旅館のロビーで”山田”を見つけると、
「お、おぅ、山田ー」と、そう言葉を口にしてから、
「ーえーっと、俺にインタスタント食品のこと聞きたいって聞いたけどー」
と、そう言い放ったー

「ーーは?」
”山田”と呼ばれた眼鏡の男子が、変な声を出す。

「ーいや、そのーインスタント食品の作り方をフォローしてほしいとかなんとかー」

佑介の姿をした由美が言うー。
母・由美はインスタグラムを知らなかったー。

ついでにー
この日もまた、お風呂で鼻血を噴き出すと、
逃げるようにして、飛び出しー、
のんびりとお風呂に入ることはできなかったー。

21:30-

自宅で、”由美”として、疲れ果てた様子を浮かべていた佑介は
”ーあ~明後日になれば母さんも帰って来るからあと一頑張りだなー”と、
心の中で呟くー。

もう、熱は今朝以降は出ていないー。
こんな風に治るなら、自分で行けば良かったかもしれない、と、
そう思いつつ、ため息を吐き出すー。

すると、父親である栄治が、由美の姿をした佑介の前にやってきたー。

「ーーそうだー由美ー。
 佑介がいないうちにーどうだ?」
そう言葉を口にする父・栄治ー。

「ーえ?どうってー?」
由美(佑介)がそう言い放つと、
「ーーーえ…いや、この前、言ってたじゃないかー
 ”最近、あなたと全然してないー”ってー」と、
父・栄治はそう言葉を口にしたー

「ーし、しーーー…えーーー」
青ざめる由美(佑介)ー。

”じ、じ、冗談じゃないー!?お、俺は佑介だぞー!?
 しかも、母さんと父さんのそんな姿なんて絶対見たくないぞー!?”

そう思いながら、由美に変身している佑介が青ざめていると、
父・栄治は「ーーどうした?いつもしたがってたじゃないかー?」と
戸惑いの表情を浮かべるー。

父の話しぶりによると、どうやら、母・由美の方が
いつも”夜の営み”を迫るようでー、
今日は乗り気じゃない様子に、栄治は戸惑いの表情を浮かべていたー。

”う、裏で結構そういうことしてるのかー?
 母さんと父さん、そういうのしてないってずっと思ってたけどー…”

「子」の立場からは知りたくないそんな情報を聞いてしまいー、戸惑うー。

一瞬”女の身体の快感”を味わってみたいという欲望が膨らみそうになったものの、
「ご、ごめん!今日は調子が悪くて!」と、そう叫んで
由美(佑介)はそのまま自分の部屋に逃げ帰るようにして、
立ち去って行ったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

修学旅行3日目 11:30-

今日は学年全体での京都観光ー。
卒業アルバムにも載りそうな集合写真の撮影が
行われたー

「ーー佑介が気にしてたのはこれねー
 ちゃんと、いい感じで写真に写らなくちゃ」
佑介に変身している由美はそう呟くー。

”これ”のために、佑介は”誰か代わりに行ってくれないかなぁ”と
ボヤいていたのだー。

しっかりと、写真に写らないといけないー。

そう思いながら、
写真撮影前から、色々なポーズを一人で練習する佑介(由美)ー。

「~~~~~~~~」
彼女の美優が、そんな様子に気付いて
「な、なにしてるのー?」と、戸惑うー。

「ーえ、あ、いやー…」
佑介(由美)は咄嗟に誤魔化すも、
佑介の姿をした由美がしていたポーズは
どう考えても女子みたいなポーズばかりー。

そんな光景に戸惑いつつ、
美優は”見なかったことにしてあげよっとー”と、
そんなことを心の中で思うのだったー。

13:20-

”そういえばー、これ、元に戻れるのかー?”

明日は、母・由美が帰宅する日だー。
がー、どうして自分まで”母さん”の姿になってしまったのかは
分からずにいたー。

「ーーもし、元に戻れないとするとー」
鏡を見つめながら、由美に変身した佑介は、
表情を曇らせると、
「もし、戻れないとなるとー、俺、ずっと母さんのまま!?」と、
そう声を上げるー。

もしも、ずっと”母さん”のままー、だとすると、
この先どうしたらいいのか分からなくなってしまう。

「ーーい、いやいやいやー、じ、冗談じゃないぞー
 べ、別に母さんが嫌ってわけじゃないけどー、
 いきなり2倍以上も歳を取って、青春も何もかも失うみたいな感じは
 絶対困るぞー!?」」

由美の姿をしたまま、佑介は困惑の言葉を口にするー。

「ーそ、そりゃ、母さんの姿で
 スカート履いたりとか、お風呂とか、トイレとかー
 まぁー…色々、普通なら絶対できない経験できて
 それはよかったけどー

 でも、いやー…ま、まさかなー。このままずっとこれじゃ、俺もー…」

由美の姿で、佑介がブツブツと独り言を口にするー。

そんな”由美”の独り言を、内容は聞き取れなかったまでも
廊下の外で偶然聞いてしまった父・栄治は、
”ー由美ー大丈夫かー?最近、なんだか変な気がするけどー”と、
心の中で不安そうに言葉を口にしたー。

21:30-

「あ~~~若いってやっぱいいわねぇー
 体力もたっぷりあるしー
 何より青春って感じがするしー」

佑介に変身している由美は、
やっぱり今日ものんびりとお風呂に入ることが出来ずに飛び出し、
修学旅行最後の1日を満喫していたー。

3日目ともなると、
大抵の生徒は疲れ果てていて、
1日目・2日目のような元気はないー。

今日は生徒のほとんどが既に部屋に戻っているものの、
佑介に変身している由美は、”男子高校生”としての生活を、
最後にもう一晩満喫しようと、ウロウロしていたー。

そんな中ー、偶然、部屋の外でのんびりしていた彼女の美優と
鉢合わせしたー。

「ーあ、美優ー」
佑介に変身している由美がそう言うと、
美優は「あー…佑介も眠れないの?」と、美優はそう言葉を口にしたー。

21:45-

「ーー由美ー今日はどうする?
 明日には佑介が帰って来るからー」

父・栄治のそんな言葉に、
”絶対、母さんの姿でするとか無理!!美優なら考えたかもだけどー!”と、
そう心の中で叫びながら、部屋へと逃げ込むー

”って、美優でもダメかー
 他の男と、美優の姿でー、なんてしたら、なんか脳が焼かれそうになるからなー”

そんなことを思いつつ、由美の姿をした佑介は
”明日には元に戻れますように”と、そう祈らずにはいられなかったー。

22:00-

最終日の夜ー。
佑介の姿をした由美と、彼女の美優は
色々話し込んでいたー。

佑介のフリにも慣れたのか、ボロを出さずに
色々話をすることができた由美ー。

美優は、友達との関係で少しだけ悩みがあったようで、
そのアドバイスもできたー

”女同士の友情”に関する話は、
母・由美の通って来た道ー。
たぶん、佑介本人よりも、しっかりアドバイスできたと思うー。

そしてーーー

「ーーーごめんね。遅くまでー。
 ありがとうー」

美優はそう言葉を口にすると、
周囲を少し気にしてからーー、
佑介に変身している由美に”キス”をしたー

「ーー!?!?!?!?!?!?!?!?」
顔を真っ赤にしてしまう佑介(由美)

「ーーあ、あらーーあらあらあらー」
思わず変なことを口走ってしまうと、
美優は「ーふふーこういうことするの”初めて”だねー」と、笑うー。

美優と佑介はどこか恥ずかしがり屋な一面もあり、
今までキスもしたことがなかったようだー

「え、初めてー!?」
佑介(由美)が戸惑うー

「ーは、は、初めてのキス、アタシーいや、俺にしちゃったの!?!?」
佑介(由美)がそう叫ぶと、
美優は「え…?だ、ダメだったー?」と、恥ずかしそうに笑うー

「だ、ダメじゃないけど!!佑介は喜ぶけどー!でも、ダメだよー!」と、
美優からすれば意味不明な言葉を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

修学旅行4日目

12:30-
帰りの新幹線に揺られながら、佑介(由美)は思うー。

”あーーーーー”
ふと、家で使った”変身薬”が入ったカプセルを1個こぼしたまま、
拾い忘れていたことを思い出すー。

由美が、息子の佑介に変身するために使った”変身薬”は
カプセル型ー。
”飲む”のではなく、握りつぶす形でそれを皮膚に触れさせることで
力を発揮するー。

その、変身薬の
複数のカプセルが入った容器から、カプセルを取り出す際に、
1個、落としてしまって、探すのを忘れていたー。

「ーー踏んだりしてたらー、大変ねー」
佑介(由美)はそう思いながら、少しだけ不安そうな表情を浮かべたー。

そしてーーー
案の定ーーー

16:30-

「あ~~~~!!!!も、もしかしてー」
帰宅した佑介の姿をした由美が言うと、
由美の姿をした佑介は「か、母さんー!」と、そう言葉を口にしてから、
不安そうに佑介(由美)を見つめたー。

「ー大丈夫よー。心配しないで
 アタシも、あんたも元に戻れるからー」

そう言葉を口にすると、容器から変身薬が入ったカプセルを取り出し、
”元に戻るときは飲めば戻れる”と、そう説明して、
それを由美(佑介)に差し出したー。

「ーえっ?えっ!?」
狼狽える父・栄治の前で”由美”が”佑介”に、
”佑介”が”由美”に戻っていくー。

「ーか、母さんーそれで修学旅行はー?」
元に戻った佑介がそう言うと、
由美は「完璧だったわー」と、そう言葉を口にしたー

「ーーーーえ…」
なおも狼狽えている父・栄治ー。

それもそのはずー
今まで家にいた”由美”が、佑介だとしたらー

「ーーーーぁ……ーーー
 いやーー…ここ数日のことは忘れるからー、父さんー」
佑介が、”夜の営み”に誘われたことをそう言うと、
栄治は顔を真っ赤にしたまま「ーそうしてくれー」と、
そう言葉を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

時は流れー
卒業式を迎えた佑介ー。

彼女の美優との関係も、しっかりと良好なまま続きー、
楽しい高校生活を終えたー。

そしてーーー

「ーーーーは??????????」

帰宅して、卒業アルバムを開いた佑介は困惑していたー。

修学旅行の集合写真ー。

そこにはー
まるで女子高生のように可愛らしいポーズをして、
ピースしている”佑介”のー

佑介に変身している母・由美の姿があったー

「ーーオェッーーー
 ーーーー…え????」

呆然とする佑介ー

これを、クラスのみんなが見るー
そう思っただけで、寒気がしたー。

「ーーーマジかよー」
”滅茶苦茶可愛らしいポーズ”の自分の姿を見て、
佑介は今一度表情を歪めると、
”これなら、右上にポツンと写ってるほうがよかったー”と、
思わず苦笑いするのだったー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

修学旅行の光景を浮かべながら、
ひたすら明るく、ドタバタなお話を書いてみました~~!★!

大変なこともいくつか起きちゃってますケド、
そこは勢いで、なんとか解決できた…みたいデス~笑

私も、修学旅行気分をちょっぴりだけ思い出しながら
楽しく執筆できました~!!

リクエスト&お読み下さりありがとうございました~!!
少しでも楽しんで下されば、嬉しいデス!!

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Skeb

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