<入れ替わり>優しさの裏の下心③~欲望~(完)

②にもどる!

彼女の手術を代わるために、入れ替わることを提案した彼氏ー。

けれど、その彼氏の優しさの裏には”下心”があったー。

入れ替わりに成功して好き放題する彼氏と、
何も知らずにのんびりする彼女ー。
その二人の行く末は…?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーうあああああ…すげぇ…!いい顔すぎるー…!」
晴美(隆史)はニヤニヤしながら、
病室の鏡の前で”他人を見下すような表情”を
晴美にさせて、興奮した様子で声を上げていたー。

晴美に怒った顔をさせたり、
晴美に人を見下すような表情をさせたりー、
晴美に”ごみを見るような目”をさせたりー。

「ーーへへ……!その顔いい!いいよ晴美!」
晴美(隆史)は興奮した様子で鏡に映る晴美を見つめるー。

再び、また胸を揉みたくなってきたのか、
片手で胸を揉みながら気持ちよさそうにしつつ、
色々な表情を浮かべる晴美(隆史)ー

が、やがて胸を揉んでいる気持ち良さに負けて
その顔が欲望に染まっていくと、
「すげぇ顔だー…最高だー」と、自分を抱きしめながら
嬉しそうに笑みを浮かべるー。

興奮した様子で荒い息を吐き出すと、
今度は色々なポーズを楽しみ始めるー。

普段の晴美が見せてくれないような挑発的なポーズから
セクシーなポーズまで、
色々なポーズを楽しみ尽くしていくと、
ニヤニヤしながら
「ーーへへ…そしたら、次はー」と、
興奮を抑えきれない様子で自分の身体を見下ろすー。

”女としての快感”を一度、味わってみたいー
そんな風に思っていた隆史は、
「ーい、いいよなー?晴美ー。手術は代わりに受けるしー、
 それにー…誰かに見せるわけでもないしー
 晴美にも言わないんだからー…い、いいよなー?」と、
またもや自分の後ろめたさを、自分で打ち消そうとしているのか
そう言葉を口にするー

そしてー、さらに晴美の身体で一歩を踏み出そうとしたその時だったー

「ーー!!」
部屋の照明が消えて、晴美(隆史)は「えっ!?」と、
そう言葉を口にするー。

がー、時計を見た晴美(隆史)は
何が起きているのかを悟り、ため息を吐き出したー。

「ーー消灯時間かー。病院の夜は早いもんなー」
晴美(隆史)は、まだ身体中がゾクゾクと興奮した状態では
あったものの、深呼吸をすると、
「ー手術は朝からだったし、今日はもう休むかー」と、
名残惜しそうに言葉を口にするー。

晴美と”元に戻る”約束をしているのは、
手術が終わって、ある程度回復したタイミングー…
手術後も、数日間は晴美の身体を使うことができるー。

「ーーー今日、無理して楽しむこともないよなー
 今日はもう十分色々遊んだし、
 そろそろ晴美も身体も休ませてあげないと、な」
晴美(隆史)はそう言葉を口にすると、
「ー明日の手術に備えようー」と、そう続けて
眠りにつこうとするも、
「あ、その前にー、女としてトイレに行っておくかーへへ」と、
もう少しだけ欲望を楽しもうと、ニヤニヤしながら
再び立ち上がるのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方、隆史(晴美)は隆史として、
のんびりと隆史の家で過ごしていたー。

隆史が用意してくれていたチョコレートを食べ終えた
隆史(晴美)は「やっぱり、隆史の口で食べると
いつもと味が違うかもー。」と、そう言葉を口にしつつ
「でも、新しいチョコ食べてる感じで新鮮かも!!」と、
嬉しそうにそう呟くー。

そして、チョコを食べ終えると、
隆史(晴美)は、少し落ち着かない様子で、
「そういえばトイレ行きたくなっちゃったけどー…行っていいんだよね?」と、
そう言葉を口にするー。

一瞬、一応本人に確認しようと思ったものの、
もう病院の消灯時間を過ぎていることを思い出した
隆史(晴美)はそれを諦めて、小さく息を吐き出すー。

「流石に、明日手術が終わるまで我慢するのは無理だし、
 そしたらトイレに行かないと漏らすことになっちゃうからー…
 それならトイレに行った方がいいよね?」

隆史(晴美)は、そう言葉を口にすると、
「ー男の人のトイレってどう済ませればいいんだろう?
 イメージでは浮かぶんだけど、やり方が分からないなぁ…」と、
そう思いながら、そのままトイレへと向かうのだったー。

やがて、トイレを済ませた隆史(晴美)は
「そうだー…代わりに手術を受けてくれるんだしー…
 わたしもできるだけ恩返ししなくちゃ!」と、
隆史の部屋を掃除しておいてあげようと思いついて、
穏やかに笑みを浮かべるー。

”自分の身体”が弄ばれているとは夢にも
思っていない晴美は、
隆史の身体で、久しぶりに”病院の外”での生活を楽しむのだったー。

”ーーーーーーー”
そんな様子を、隆史に力を与えた闇.Netのナイトは
静かに監視を続けていたー。

晴美になった隆史と、
隆史になった晴美ー。
その二人の様子をそれぞれ監視し終えると、
ナイトは静かにため息を吐き出したー。

そしてーー…
いよいよ”手術当日”を迎えたー。

晴美(隆史)は朝早く目を覚ますと、
今一度晴美の胸を揉んでから、
そのまま手術の準備に取り掛かるー。

手術の説明を受ける晴美(隆史)ー。

が、隆史は手術のことはあまり考えないようにしつつ、
手術が終わった後、晴美の身体で何を楽しむか、ということ
ばかりを考えていたー。

それがー…隆史なりの緊張を和らげるための行動ー。

晴美のためとは言えー、
そして、晴美の身体でゾクゾクを楽しむためとは言え、
やはり、隆史自身も”大手術”を受けるのは怖い。

緊張しないから、だとか
痛みに強いから、だとか、
そんなことを晴美の前では言っていたけれど、
それは強がりだ。

欲望を楽しむために、やせ我慢したに過ぎないー。

とは言え、晴美(隆史)は
”手術が終わったら、体調が良けりゃ、色々してみたいなぁ”と、
内心でニヤニヤしながら、
晴美の身体で色々楽しむ”妄想”を頭の中で繰り返していくー。

そんな晴美(隆史)の様子を見て、
看護師の女性が、「あら?今日は緊張もしてないみたいねー」と、
少し安心した様子で笑うー。

晴美(隆史)は「あははー…先生たちを信じようって決めたので」と、
適当に答えを返すと、
内心で”まぁ、中身が晴美じゃないからなー”と、そう呟く。

そんなやり取りをしている中、
いよいよ手術室に到着すると、
”そうだー…時間があったら晴美の身体で色々自撮りして
 自分のパソコンに送っておくかー”と、笑みを浮かべるー。

”個人で楽しむ用ならいいだろー?
 晴美の色々なポーズの写真…
 あと、できればコスプレもしたりしてなーへへ”

晴美(隆史)は、手術のことは考えないようにしつつ、
手術後の欲望を楽しむことばかりを考えるー。

今は9時32分ー。
手術はおよそ2時間ぐらいで終わるとそう聞かされたー。

長引いても12時ぐらいに終わればいいな、と
そんなことも考えつつ、
”へへー、晴美の胸をまた揉みまくれるなんて楽しみだぜー”と
そう内心で呟くと、
やがて、全身麻酔が回って来て
晴美(隆史)はそのまま眠りについたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーーー」

”明日は来なくていいよ”と、そう言われていた隆史(晴美)ー。

ただ、やっぱり心配で病院にやってきた隆史(晴美)は
遠目から手術室に入っていく晴美(隆史)の姿を
見届けると、
「わたしのためにー、ごめんね…」と、内心でそう言葉を口にするー。

そして、手術の成功を心の底から祈る隆史(晴美)ー。

隆史が、晴美の身体で欲望を満たそうとしていたことー、
既に昨日の夜にたっぷりと楽しまれたことなど、
全く知らずに、隆史(晴美)は、
晴美の代わりに手術を受けた隆史の無事を、
只々祈るのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

…。

「ーー本当にありがとうー」
手術が終わり、隆史(晴美)がそう言葉を口にするとー、
「ー晴美ー」と、
晴美(隆史)は、”元自分”ー、隆史(晴美)の方を見て
穏やかな口調で言葉を口にするー。

「ーーーー手術、無事に終わったみたいだなー…よかった」

”今は自分の身体”であるものの、
どこか他人事のような言い方になってしまう晴美(隆史)ー

「ふふー、うんー。
 本当にありがとうー」
隆史(晴美)は、心底嬉しそうに頷くー。

それと同時に、晴美(隆史)は内心で笑みを浮かべると、
”これで、元に戻るまでの間ー…晴美の身体でもうちょっと楽しめるーへへー”
と、そんなことを考えると、身体中がゾクゾクしてしまうー。

「そうだー晴美、提案なんだけどー」
晴美(隆史)は、”晴美の体調を気遣う”フリをして、
”退院して家に帰って数日間、入れ替わったままでいられるように”
上手く言葉を口にしていくー。

どうしても、晴美の身体でコスプレをしたり、その状態の
晴美を自撮りして、いつでも個人的に楽しめるように
しておきたいと、そう思ったのだー。

流石にコスプレは病院ではできないー。

「ーー…ごめんねー…そこまで気遣ってくれてー」
隆史(晴美)は、そう言葉を口にするー。

晴美(隆史)は内心で”よっしゃ”と叫ぶと、
満足そうに笑みを浮かべたー。

”10時42分ー”
病室の時計が、そんな時間を示しているー。

手術が始まったのは、
9時30分過ぎー。
2時間程度かかる手術だと説明を受けていたはずが、
意識が戻り、隆史(晴美)と会話しているのに、
まだ10時42分を示していたー。

・・・・・・・・・・・・・・・

退院した晴美(隆史)は、
晴美の身体でバニーガールの格好をして
胸を揉み続けていたー。

「へへへへー最高だー…最高だ♡へへへへへっ」
晴美(隆史)は欲望に満ちた表情を浮かべながら
そう言葉を口にするー。

時計は10時42分を示しているー。

時計は、止まったままー。

晴美(隆史)は、それに気づいていないー。
何故か、気付けないー。

「へへへへ♡ 気持ちいぃぃぃ♡」
心底嬉しそうに叫ぶ晴美(隆史)は、
いつまでも、いつまでも胸を揉み続けたー

ーーーー

「ーーーー10時42分ーご臨終です」

手術室ーー。
”晴美(隆史)”の死亡確認が行われていたー。

順調だったはずの手術ー。
しかし、入れ替わっている状態で手術を受けたからなのか、
それとも何か別の原因があったのかー。

術中に晴美(隆史)は急変したー。
そして、助からなかったー。

どんな手術にも100パーセントはないー。

晴美を助ける”ついで”に下心も満たそうと
晴美と入れ替わった隆史は、
晴美の身体のまま、死んでしまったー。

「ーーそんな… そんな……」

晴美(隆史)の死亡を聞かされた隆史(晴美)は
目に涙を浮かべながら泣き叫ぶー。

”隆史の下心”を最後まで知ることはなかった晴美からすれば、
大事な彼氏を失いー、そして、自分の身体をも失ったー、
そんな、悲しみに満ちた日になってしまったー。

”ーーーーこうなることは決まっていたことー”

闇.netのナイトは、眼鏡に仕込んだ特殊なレンズで
離れた場所にいる隆史(晴美)の様子を確認するー。

”月村 晴美”は、今日、この日ー、
”手術”の際に急変して元々死ぬ予定だったー。

しかしー、闇.netが”干渉”することで、”別ルート”に
未来を変えることもできたー。

手術中に晴美が”急変せず”に助かる未来だー。

がーー…
その場合も、晴美は数年後に死亡するー。

その理由は、彼氏の隆史だ。

隆史は結婚後、下心を隠さないようになっていき、
やがて、晴美に暴力を振るい始めるー。

そして、ある日、隆史に突き飛ばされた晴美は
頭を打ち付けて死ぬのだー。

結局、晴美は死ぬー。
だから、ナイトは隆史に入れ替わりの力を与えたー。

もしも、その力を前にしても、
下心に負けず、晴美と入れ替わって、純粋に手術を乗り越えればー、
”未来”は、さらに変化したかもしれないー。

ただー、結果的にやはり、将来的に表に出て来る下心に勝つことは出来ず、
隆史は晴美の身体で好き放題してしまったー。

「ーーあなたが死ぬことで、
 あなたの大事な人は救われたー」
闇.netのナイトは、晴美(隆史)の遺体を確認しながら
静かにそう言葉を口にすると、
「言ったでしょう?僕はただ、”人助け”がしたいだけだとー。
 助けるのは、あなたではありませんがねー」
と、それだけ言葉を口にするー。

闇.netは人々に力を与えて、”人間がこの世界に存在するに値する生き物か”を
見定めているー。

「ーー人間は、やはり愚かなのかもしれませんね」

闇.netのナイトはそう言い残すと、
そのまま闇の中へと姿を消すのだったー。

おわり

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コメント

欲を出して入れ替わったことで、
自分が命を落としてしまうことになる結末でした~…!

下心からの入れ替わりは気を付けないと(?)ですネ~!

お読み下さりありがとうございました~!★

「優しさの裏の下心」目次

作品一覧

コメント

  1. TSマニア より:

    やっぱりダークな展開でしたネ!★!★

    最初から最後まで不穏な空気だらけでしたネ…

    無名さんのカラダに入れ替わっても1日中は美脚触りませんので安心してくださいネ(^_-)☆笑

    お気に入りの服装やコスプレして姿見をじっくり眺めてから30分~1時間くらい美脚をお触りしちゃうのデス\(^o^)/笑