<憑依>お漏らし彼女①~放尿~

放尿フェチの危険な男が
憑依薬を手に入れてしまった。

そんな男に狙われてしまったカップルの悲劇ー。

・・・・・・・・・・・・・・・・

今日も、いつものようにお昼の時間を迎えたー。

大学生の堀川 拓也(ほりかわ たくや)は、
友達と雑談を終えると、昼食を済ませるために
コンビニで買っておいたおにぎりを手に、
ある場所へと向かうー。

拓也は
大学内のあまり人が来ないスポットで、
のんびりと、ピクニック気分のような感じで
昼食を食べることが日課だったー。

友達もいるし、彼女もいるし、
人間関係が苦手なわけではないー。

だが、
昼食だけはこうして一人、開放感のある空間で
のんびりと食べることが、
彼なりのルーティンになっていたー。

「ふぅ~~~」

拓也が”よく昼食を食べる”大学内のスポットは
何か所かあるー。

今日はそのうちの一つー、
あまり人通りの少ない、木々に囲まれたこの場所で、
大学に来る前に購入したおにぎりと、お茶ー、
そしてデザートのプリンをのんびりと食べていたー

この場所は、大学内に存在する池も見える場所で、
鳥のさえずりなども聞こえる、自然にあふれた場所だー。

そんな場所で、午前中の疲れを癒す拓也ー。

「ーーー」
時々スマホを見つめたり、
ぼーっと景色を見つめながらおにぎりを口に運んだりー。

のんびりとした、
けれども拓也にとっては充実とした昼休みを
過ごしていくー。

「ーーーーー」
おにぎりを食べ終えて、ペットボトルのお茶を口に運ぶー。

コンビニの袋におにぎりの包装を入れて、
持ち帰る準備をし、
楽しみにしていたプリンを手にして、
コンビニで貰ったプラスチックのスプーンを手にするー。

その時だったー

「ー拓也ー」

左側から聞き覚えのある声がして、
拓也が横を見ると、
そこには同じ大学に通う彼女・光月 愛菜(こうづき まな)の
姿があったー。

「ーあ、愛菜ー」
拓也が笑いながら言うと、愛菜はにっこりと微笑むー。

愛菜は穏やかな性格で、
服装も、ロングスカートが中心の落ち着いた感じの子だー。

「ーー愛菜がここに来るなんて珍しいなー」
拓也がそう言いながら笑うと、愛菜は「邪魔だったかな?」と
申し訳なさそうに言うー。

「いやいや、邪魔なんてことはないよー。」
拓也はすぐに、座っていたベンチの隣の部分を
手で払うような仕草をすると、
そのまま隣に座った愛菜と雑談を始めたー。

「ーーーー」

プリンを食べながら、愛菜の話を聞く拓也ー。

愛菜とは普段、お昼の時間が合わないことが多く、
こうして一緒にお昼を食べることは少ないー。

「ーーーふ~」
愛菜が持ってきていたペットボトルのジュースを飲み終えると、
そのままそのペットボトルを鞄にしまうー。

拓也は、そんな愛菜のほうを見つめながら、
愛菜と出会った時のことを思い出していたー。

”愛菜と最初に出会ったのは、この場所ー。
 そういえば、あの時もこんな季節だったなー”

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちょうど、今から1年ほど前のことー。

愛菜との出会いは
大学に入ってからだったー。

幼馴染でもなければ、高校卒業までに面識が
あったわけでもなかったがー、
大学に入学してからしばらくして、
拓也が今のように昼食をのんびりと
お気に入りスポットで食べている際に、
愛菜がその近くにやってきたのが、
出会いだったー。

別に、その時の愛菜は拓也に用があったわけではないー。
愛菜は、大学を移動中に、ペンダントを失くしてしまって、
それを探して拓也の近くをウロウロしていたのだー

”ーーどうかした?”
拓也が優しい口調でそう声を掛けたのが、初めての会話だったと思うー

”あ、う、うんーちょっと探し物をしててー”
困ったような表情で愛菜がそう呟くー。

拓也は「そっか」と、返事をすると、
「ちょうど昼ご飯食べ終わったし、手伝おっか」と、
愛菜の探し物を一緒に探し始めたー

愛菜は申し訳なさそうにしていたものの、
拓也は「いいよいいよ」と、快く、愛菜の探し物を手伝ったー

聞けば、祖父から高校入学祝いの際に貰ったペンダントを
午前中にここを通った時に落としてしまって、
それを探している、とのことだったー

一緒にペンダントを探しながら、愛菜は
色々な話をしてくれたー

”貰った当時は、ペンダントなんて貰ってもー”と困惑していた話や
”高校3年生の時にその祖父が病気で死んでしまった”ことー
”一人暮らしを始めて、大学生になった今、
祖父から貰ったペンダントをいつも身に着けている”ことー

色々な雑談をしながら、拓也は愛菜と一緒に
愛菜の大事なものを探したー

けれど、
結局、昼休み中にそれが見つかることはなく
拓也は「役に立てずごめんな」と、
申し訳なさそうに言葉を口にしたー

「いえ、わたしこそー…
 せっかくのお昼休みをー」
愛菜が申し訳なさそうにそう呟き、
最後にお礼の言葉を口にして、
そのまま愛菜は立ち去って行ったー

「ーーおじいさんの、形見なんだもんなー」

学部などが違うことから、
愛菜とはほとんど面識がなく、
お互いに”こんな子、いたかな?”とか、
”見たことがあるような気がする”レベルの面識しかなかったものの、
拓也は、”このまま放ってはおけない”と、
その日の大学での予定が全部終わってから、
一人、そのペンダントを探し続けたー。

愛菜の姿はなかったが、
それでも一人、ペンダントを探し続けたー。

そしてー
拓也は見つけたのだー。
愛菜が大切にしていたペンダントをー。

「これかー…!よかった…よかった!」
拓也は自分のことのように、一人喜ぶとー
ふと、「あ」と、苦笑いするー。

「ーあの子の連絡先…知らないやー
 名前も聞かなかったしー」

拓也はそんな風に呟きながら
”明日、またここに来れば会えるかなー”と、
一人、呟いた。

そしてー、翌日ー
拓也は、愛菜と会えるかもしれない、と思いながら
二日連続同じスポットで昼食を食べていると、
予想通り、愛菜がやってきて、愛菜は申し訳なさそうにペコリと
頭を下げると、そのままペンダントを探し始めたー

「あ、あの!」
拓也が昼食を食べる手を止めて叫ぶー。

「あ、はい」
愛菜が少し困惑した様子で拓也のほうを見るー。

”また、手伝わせちゃうと申し訳ない”とでも
考えたのだろうかー。

だが、そんな愛菜に対して、拓也は
「昨日ー…授業終わった後にここを通ったから
 もう1回探してみたらー…ほらー」と、
昨日拾ったペンダントが入っている袋を
鞄から取り出して、そのまま愛菜に手渡したー

「ー確か、昨日見せてくれた写真、これだったよな…?」
拓也が確認すると、愛菜は凄く嬉しそうに
「わぁ…あ、ありがとうございますー!」と、嬉しそうに
何度も何度も頭を下げたー

「本当に大事なモノだったからー…
 その、何てお礼をしていいかー」

愛菜の言葉に、拓也は「はははー喜んでもらえるだけで十分だよー」と、言うと、
「とにかく、大事なものが見つかってよかった」と、呟いて、
そのまま自分が座っていたベンチの方に戻っていくー

「ーーー」
見返りを求めたりだとか、そういったことをする気は全くなく、
純粋に人助けをした拓也は、満足そうに再び昼食を口に運び始めたー

だがー

「あ…あの…!」
愛菜が拓也に再び声を掛けるー。

「ーーん? あ…も、もしかしてそれじゃなかった?」
拓也がドキッとしながらそう呟くと、
愛菜は「い、いえーこれはあってるんだけどー…」と、恥ずかしそうに
呟くと、「ーこ、今度、何かお礼をしたいなって…」と、
拓也に対して言い放ったー

「ーーお、お礼?」
何の下心もたくらみもなかった拓也が意外そうに呟くと、
「あ!そ、その変な意味じゃなくて!」と、慌てた様子で愛菜が言うー。

どうやら愛菜は変な意味のお礼に取られたと勝手に解釈して
慌てているようだったー

「え…ははは… 何か面白いなぁ」
拓也が苦笑いしながら愛菜のほうを見つめていると、
愛菜が「あの…!ご飯!お昼ご飯をお礼したくてー!」と、叫ぶー。

まさか、ペンダントを探してあげただけでそんなことを言われるとは
思ってもいなかった拓也は、少しびっくりしながら
「ーーじ、じゃあ、せっかくだし、喜んでー」と、微笑んだー。

その時点でも、拓也はまさか、1年後の自分が、
愛菜の彼氏になっていて、愛菜と仲良く毎日過ごしているー
なんてことは、全く夢にも思っていなかったー

どこか天然な感じで、そういう部分には鈍い拓也は
”お昼を一度奢って貰ったら終わり”だと、そう思っていたし、
後日、昼食を食べたあとに連絡先の交換をして、
その後も何かと一緒に行動する機会が増えるなんて
夢にも思っていなかったー

ましてー

今、こうして、一緒に過ごしているなんてー。

あれから1年が経過した今ー
初めて愛菜と出会ったこの場所で、
今日、拓也は昼食を食べていたー。

「ーーー…今日は随分いっぱい飲んでないか?」
拓也がふと、先ほどペットボトルのジュースを飲み終えたばかりの
愛菜が、またペットボトルを開けて、ジュースを一気飲みしているのを見て
少し心配そうに笑うー。

デザートのプリンを食べ終えて、それをコンビニの袋に入れた
拓也は、自分の鞄に一旦それをしまい、
あとで、大学内のゴミ箱で捨てようと立ち上がるー。

「ーふ~~」
2本のペットボトルを飲み終えた愛菜は、
少し苦しそうにしながら、
信じられないことに3本目のペットボトル飲料を
鞄から取り出したー

「え…え??流石に飲みすぎじゃ?」
拓也は思わず苦笑いしてしまうー。

だが、愛菜は微笑みながら、
信じられない言葉を口にしたー

「その方がさ、すぐおしっこでるから」
とー。

「ーーー……え?」
拓也は彼女・愛菜の意味不明な言葉に
思わず首を傾げてしまうー。

「ーーえ?何?どういうこと?」
拓也が聞き返すと、
愛菜は「だから~…いっぱい飲んだ方が、すぐおしっこ出るでしょ?ククー」と、
笑みを浮かべるー。

「ーえ…??え?」
拓也は表情を歪めるー。

尿意を催すために飲み物をがぶ飲みしている愛菜ー。
目的はー?

拓也は「?」をたくさん頭に浮かべながら
困惑の表情を浮かべながら、
愛菜が飲み物を大量に飲んでいる理由を考えるー

「ーーえ………えっと…?ん…?健康診断ー?」
拓也は思わず意味不明なことを呟いてしまうー

そもそも今は、大学の健康診断の季節ではないしー
健康診断の尿検査だとしても、そもそもジュースを
飲むのはNGのはずだー。

「ーー健康診断ー? ククっ」
愛菜はおかしそうに笑うと、3本目のペットボトルを飲み干した時点で、
不気味な笑みを浮かべながら立ち上がったー

「ほら、見てて」
愛菜が笑みを浮かべながら言うー。

拓也が首を傾げるー

するとー
愛菜の足元ー
ロングスカートの中から、水のようなものが流れて来たー。

「え…?」
困惑する拓也ー

スカートが濡れー
愛菜の足元に水滴が大量に落下するー

「ーーえ…???え????」
拓也は、混乱したー。
混乱せずにはいられないー

愛菜は嬉しそうに笑みを浮かべながら

「あぁ……女の身体で漏らすのたまんねぇ…♡」と、
普段の愛菜からは想像もできないような表情で呟いたー

「ま……愛菜……え???」
拓也は混乱した状態から抜け出せないまま、
呆然と目の前でお漏らしした彼女の姿を見つめ続けたー

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

彼女がこうなるまでの描写は、②にあります~!☆
明日も楽しみにしていて下さいネ~!

今日は昨日までに引き続き、18:30に5周年記念小説の
合作の最新話も掲載しますので、
そちらもぜひ、よろしくお願いします~!☆

PR
憑依<お漏らし彼女>

コメント