※炎帝竹輪太郎様との合作入れ替わりモノデス!
本日の通常更新(身体ごと会社を乗っ取ります①)の小説は既に更新済みデス!
(この1個下にあります~)
意中の子に告白した男子大学生。
しかし、相手の子からは「チビ」とあざ笑われてー
振られてしまうー…
復讐に燃える彼の入れ替わりX小人化復讐劇…!
※炎帝竹輪太郎様(@enteitikuwa)※ツイッターID
との合作デス~!
原案・イラスト
炎帝竹輪太郎様
小説
無名
で、お送りします!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
城木 竜太郎 (しろき りゅうたろう)
”チビ”とバカにされてコンプレックスを抱いている
保月 香苗(ほづき かなえ)
プライドが高いタイプ。自分を可愛いと思っている。
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「寝言は、起きてる時に言うものじゃないのよ?」
可愛らしい雰囲気の女子大生ー
保月 香苗(ほづき かなえ)がうすら笑みを浮かべながら言い放つー。
「ーーーえ…」
そう言われてしまった男子大学生・城木 竜太郎(しろき りゅうたろう)は
困惑の表情を浮かべたー。
「ーー…あ、ごめんね?
急に…ほら、その…急に城木くんみたいのに告白されちゃったから、
びっくりしちゃって、ついー」
香苗が笑みを浮かべながら言うー。
竜太郎はー
香苗に告白していたー。
その結果がー
”寝言は寝て言え”と言わんばかりの返事だったのだー。
友達と一緒にいることが多く、明るい性格の香苗ー。
明るく、優しそうな雰囲気に、竜太郎は惹かれて、告白したのだー。
しかしー
結果は、”失敗”だったー。
それどころかー
好きな相手の”嫌な本性”を知ることにもなってしまったー。
「ーーわたしね、あなたみたいな”チビ”ー
あ、ごめんね、小さい人に興味はないのー。
だって、ほら、わたし、こんなに可愛いしー?
チビ…じゃなくて、小さい子とだと釣り合わないから」
「ーーーー!」
”チビ”ー
その言葉が、竜太郎の心を抉ったー。
確かに、自分はチビだ。
小さいころから、そうー。
背の順に並べば、一番前か、良くて二番目だし、
中学生や高校生になれば身長もいつかは伸びるだろうと
思っていたけれど、そんなことはなかったー
「ーーーチビって言うなー」
コンプレックスを刺激された竜太郎は、香苗のほうを見てそう呟いたー
「え?だ、だってホントのことでしょ?
チビはチビなんだし」
香苗が言うー。
”優しそうに見えた”ー
前言を撤回する必要があるー
この女は、全然優しくなんてない!
「ーー僕にチビって言うな…!撤回しろ!」
竜太郎が、香苗の腕を掴もうとすると、
香苗は「触んないで!」と怒りの形相で、竜太郎の手を振り払ったー。
「ーあんたみたいなチビに告白されるなんてー…
はぁ、最悪ー」
そう捨て台詞を残しー
香苗はそのまま立ち去って行ってしまったー。
一人残された竜太郎は、怒りの形相でー
「よくも僕を馬鹿にしたなー」
と、何度も何度も一人、呟くのだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ーーーくっそ~!あの女!
優しそうな雰囲気をして、くそっ…ビッチ女め!」
竜太郎は、怒りの形相で机を叩くー。
放課後ー
”オカルト研究”のサークルにやってきた竜太郎が騒ぐと、
先輩の佐渡(さわたり)が
「おやおや、その様子だと告白に失敗したのかい?」とニヤニヤしながら
部屋に入ってきたー。
少し怪しい雰囲気の眼鏡をかけなおしながら言う佐渡先輩ー。
オカルト研究サークルは、竜太郎と佐渡を含め、4人しかメンバーがおらず、
そのためか、所属する4人はとても親しいー
特に、竜太郎は、佐渡のことを慕っていて
香苗に対して告白を行うことも事前に話をしていたー。
そんな佐渡はー
荒れ果てた竜太郎の様子を見て、
竜太郎に聞くまでもなく”告白”がどのような結果に終わったのかを理解したー
「ーーまぁ、同志城木よー。
この世は恋愛が全てではないぞ」
なぜかサークルのメンバーのことを”同志”と呼ぶ佐渡先輩はそう呟くと、
部屋内の自分の座席に着席したー。
「ーー…先輩~!聞いて下さいよ!
あの女、僕のこと、チビだって!」
竜太郎が言うと、佐渡先輩は
「チビー?」
と、とたんに鋭い目つきになって、眼鏡を輝かせたー。
佐渡自身も背が小さい方であるために
”チビ”だとか、そういう風に言われることを
とても強く嫌っているー
その言葉に反応した佐渡に対して、
竜太郎は先ほどの出来事を全て話したー
するとー
「ーー万死に値するー」
と、佐渡は叫びながら立ち上がったー。
「ーーえ?先輩?」
怒り狂っていた竜太郎も、少し唖然とするー
佐渡が急に立ち上がりながら
「万死に値する」などと叫んだために、
一瞬、佐渡部長が香苗に何かしにいくつもりなのではないかと
不安になってしまったのだー。
しかしー
佐渡の取った行動は、さらに別の行動だったー。
引き出しから何かを取り出し、
取り出したその2つの小瓶を竜太郎の前に置く佐渡ー
「こ、これはー?」
竜太郎が少し不安そうに呟くと、眼鏡をいじりながら
佐渡は呟いたー。
「同志城木よー。
これを使うが良いー」
とー。
佐渡の言葉に、竜太郎は首をかしげるー。
「これは”入れ替わり”と”相手をチビにする”薬だー」
突然、現実離れをしたことを言われて
竜太郎は「え!?え!?先輩、何言ってるんですか?」と
笑いながら呟くー。
しかし、佐渡の目は”本気”だったー。
「こっちの薬は、飲んだ人間同士の身体を入れ替える薬ー」
「そしてこっちは、飲んだ奴を小さくするー
つまり、チビにする薬ー
どっちを使うかは、同志城木、君の自由だー」
佐渡の説明に、竜太郎は”未だに信じられない”という
表情を浮かべながらも
「マ…マジですか?」
と聞き返すー。
「ーーマジだよ。同志が”チビ”とバカにされて
怒らない先輩がこの世にいるのかい?」
そう呟く佐渡に
”そんな先輩はたくさんいると思いますケドー”と、
思いながらも、
竜太郎自身も、香苗に対して激しい怒りを抱いていたことからーー
香苗に対して、”復讐”を画策していたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・
帰宅した竜太郎は一人暮らしのアパートで
入れ替わり薬と、収縮薬を見つめるー。
”どっちを使うべきかー”
そんな風に思いながら、香苗に対する復讐を画策していた竜太郎はーー
”あること”を思いついたー
笑みを浮かべる竜太郎ー
「”どっちか”じゃないー
”両方”だー」
とー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
竜太郎は、香苗にもう一度声を掛けたー。
うんざりとした様子を見せながらも
”表向き”の明るい笑顔を浮かべる香苗ー。
竜太郎は、香苗を”オカルト研究会”の
活動場所に呼び出すことにしたー
最初は、自分の家に呼び出そうとしたのだが、
流石に”僕の家に来ないか?”なんて言っても来ないだろうー。
だから、大学内にあるオカルト研究会の部屋に
呼び出すことにしたのだー
既に、佐渡先輩の許可は得てあるー。
今日は、他のメンバーも含め、研究会の部屋には
誰も立ち寄らないようにしておくと、約束してくれたー。
「ーー実は、僕の背を伸ばす方法を思いついたんだ」
竜太郎が言うと、
香苗は「え…?ちょっと待って。意味が分からないー」と
首をかしげるー。
香苗に”仕返し”するためにはー
香苗をオカルト研究会の部屋に呼び出す必要があったー。
他の場所でも良いのだが、
”目立たない場所”となると、竜太郎の生活範囲では
”オカルト研究会の使っている部屋”か”自宅”しかないのだー。
しかし、自宅に香苗を誘い出すのは不可能だー。
「ーーオカルト研究会で、背を伸ばす方法を見つけたんだー。
この前、保月さんに”チビ”って言われたから、
悔しくてさー」
竜太郎はそう呟くー
香苗は、明るく優しいフリをしながら
”自分が可愛い”と思っており、プライドが非常に高いタイプだー。
そして、何より竜太郎のことを見下しているー
竜太郎は、先日振られてから、そう”分析”していたー
「え?ちょ…え??」
香苗は思わず笑ってしまうー
「ーーそ、そんなのあるわけないでしょ。
笑わせないでよ」
そう言って香苗は立ち去って行こうとするー
だがー
竜太郎は、香苗が必ず来てくれると信じていたー
「ーーふ~ん、逃げるんだ」
竜太郎はあざ笑うようにして呟くー
「ーーーー…どういう意味?」
香苗が不愉快そうに反応したー
”予定通り”の反応ー。
「ーーそうやって、”僕の背が伸びるわけない”って
逃げるんだな~」
竜太郎の言葉に、
香苗は笑顔を消すと、竜太郎の方に近付いてきたー
「背が伸びるなんて、そんなこと、あるわけないでしょ」
香苗が竜太郎を見つめるー。
「ーーーないって言い切れるのか?
確認もせずにー。」
にらみ合う竜太郎と香苗ー
香苗のほうが背が高くー
竜太郎は、香苗を見上げるような雰囲気になっているー。
「ーーーない」
香苗が”断言”するー
「ーーーある」
竜太郎も”断言”したー
「ーーーふ~~~~ん
そんなに言うんだったら見に行ってあげる」
香苗が怒りながら半笑いを浮かべると、
「ーーでも、あんたの背が”チビ”のままだったらー
金輪際、わたしに近付かないで貰うから。いい?」
と、竜太郎に言い放つー
「あぁ、もちろんだよー」
竜太郎は心の中で笑ったー
プライドの高い香苗は、煽れば必ず来ると思ったー
流石に”家”じゃ、来ないだろうが
大学内なら、来ると信じていたー
竜太郎がいかつい男だったら大学内でも警戒されたかもしれないが
竜太郎を”チビ”と侮っている香苗なら、絶対に来るはずだと、そう思ったー
そしてーーー
香苗がオカルト研究会の部屋にやってきたー。
笑みを浮かべる竜太郎ー。
”既にー”
入れ替わり薬を香苗は飲んでいるー。
食堂で昼食を食べていた香苗の飲み物に、
佐渡先輩が入れ替わり薬を入れてくれたのだー
どうやったのかは知らないがー
佐渡先輩は、入れ替わり薬や、相手をチビにする薬を
持っていたりと、”なんでもできる”イメージのある先輩だー。
とにかくー
既に香苗は入れ替わり薬を飲んでいるー。
よってー
あとは、竜太郎が”飲む”だけで、入れ替わることができるー。
「ーよくも僕をチビとバカにしたな」
竜太郎が言うと、香苗は
「時間がないから、早く”背が伸びる”のを見せてよ」
と、バカにした様子で笑ったー
「ーーーあぁ、見せてやるよ」
竜太郎は、そう言うと、机の上に置いてある
”薬”を手にしたー
竜太郎が一気に薬を飲み干すー。
香苗が入れ替わり薬を既に飲んでいる以上ー
あとは、竜太郎が飲めば、香苗と自分の身体を入れ替えることができるー。
はずだったー。
しかしー
竜太郎が飲んだのは、入れ替わり薬ではなかったー
「ーーーえ」
香苗が唖然とするー。
「ーーお、、おぉぉぉおおおおおっ!?」
竜太郎が叫ぶー。
信じられないことに、竜太郎の身体がみるみると
小さくなってー
ついに、小人のようなサイズになってしまったのだー
「ーーあ、、あはっ…あはははははははははっ!」
笑い出す香苗ー。
「ー大きくなったのを見せてやるってー…
あ、笑っちゃってごめんねー。
でも、笑いが止まらないー。
滅茶苦茶チビになってるじゃない!」
香苗が愉快そうに笑うー。
竜太郎が飲んだのは、”小人化する薬”のほうー。
しかし、間違えて飲んだわけではないー。
”あえて”そっちを飲んだのだー。
「ーーすげぇ…僕がこんなサイズに…」
竜太郎は、周囲を見渡すー。
”これが、小人の視点か”
などと思いながら、竜太郎は笑みを浮かべて、
「よ~し…」
と続けるー。
「ーーーあははははっ!
どうやったのか知らないケド、わたし、もう帰るからー」
笑いながら香苗が、オカルト研究会の部屋の外に
出ていこうとするー
「ー待てよ!僕のお楽しみはまだ終わっていない!」
竜太郎の言葉に、
香苗はクスクス笑いながら
「え~~~?聞こえない~」
と、笑うー。
完全に、竜太郎のことを馬鹿にしているー。
”今に見ていろー”
竜太郎は、そう呟くと、予め、自分が小さくなってからでも飲めるように、
床に直接置いておいた入れ替わり薬の一部を
ペロリと舐めー
そして、飲み込んだー。
「ーーーえ」
突然のめまいのようなものを感じて、香苗は額のあたりを押さえるー。
「ーーーーー」
数秒だったが、目も開けられないほどの不気味な感覚ー
だがー
すぐにそれは落ち着きー
香苗は目を開けようとしたー。
しかしー…
何かが、おかしいー
「ふふふ…ふふふふふふ…マジだ…」
声が聞こえるー
女の声ー。
そして、その声は、香苗にとって
よく聞き覚えのある声だったー。
「ーーーえ…、、な、、なにこれ…?」
香苗が目を開いて戸惑うー。
目の前にいたのはー
”巨人”のような姿の自分自身ー。
いやー
違うー
(わ、、わたしが小さくなってる?)
戸惑う香苗ー
「くくくく…よ~く見て見ろよ」
オカルト研究会の部屋の隅にある姿見を指さす巨大な香苗ー。
そこにはーー
「ーーーーー!!!!!!!!」
まるで、小人のようになった竜太郎の姿が映し出されていたー。
「ーーえ…な、、なんでわたしがあんたみたいなチビに…!?」
驚く小さな竜太郎ーー
その中身は、香苗に入れ替わっていたー。
「ーーくくくく…僕とお前の身体を入れ替えたんだよ!
ほ~ら、これで僕の背、すっごく伸びただろ?
これでもう、お前に僕をチビってバカにする資格はないね!」
愉快そうに呟く香苗ー
中身は竜太郎だー。
「うそ…こ、こんなことー」
小人になった竜太郎の身体から見る香苗の身体はー
まさに”巨人”
だがー
実際には香苗の身体が大きくなったのではなく、
入れ替わる直前に竜太郎が小人化する薬を飲んで、
”小さく”なったのだー。
「きゃ~~~~~~~~~!」
わざとらしくスカートを隠そうとする香苗(竜太郎)ー
小人である竜太郎(香苗)からすれば
スカートの中身が丸見えだー。
竜太郎はそれをわかって”わざと”
「覗かないでよ!エッチ!」と香苗の身体で叫んだー。
「ーーわたしの身体返しなさいよ!」
竜太郎(香苗)が叫ぶー
「聞こえないな~?
くくく…やっぱ小人化させといて良かった♡
コレなら邪魔されずに楽しめそうで僕も一安心だよ♡」
”え~~~?聞こえない~”
さっき、そう言われたお返しも兼ねていたー。
「ふ、、ふ…ふ、、ふざけないで!!!」
小さくなった身体でそう叫ぶ竜太郎(香苗)ー
しかしー
香苗(竜太郎)は胸を揉みながら
「ふへへ…背だけじゃなくて、おっぱいも大きいのね~~」と笑うー。
「ーーふふふ…なんだか暑くなってきちゃった~♡」
服を脱ぎ始める香苗(竜太郎)ー
わざと女っぽい口調で話す香苗になった竜太郎に腹を立てた
竜太郎(香苗)は
「ーーちょっと!?何してるの!ちょっと!!」
と、怒りの形相で叫ぶー。
しかしー
香苗(竜太郎)は、容赦なく自分の服を脱ぎ捨てていくー。
外したブラを、竜太郎(香苗)の方に向かって投げてつけるー。
「ーーひっ!?!?」
小人になっている竜太郎(香苗)にとって、
上から降ってくるブラは、とてつもないサイズで、
とてつもない恐怖感もあったー。
「ーーーはぁっ…はぁっ…はぁっ…」
ギリギリのところで、ブラを避けた竜太郎(香苗)ー
香苗(竜太郎)のほうを見ると、
裸になって鏡の前で色々なセクシーポーズを取っては
微笑んでいるー。
「い、いい加減にしなさい!よくもわたしを騙したわね!?」
そんな光景を見た竜太郎(香苗)はー
怒りの口調で叫ぶー
「ーーー騙す?」
香苗(竜太郎)は、笑みを浮かべながらー
小人になった竜太郎(香苗)をその手に掴んだ。
「ー生意気なチビだなー」
香苗(竜太郎)がニヤニヤしながら
竜太郎(香苗)を右手で握りしめるー。
力は入れていないー。
けれども、逃げ出すことはできない程度にー
「僕は、なんて言ったかな?」
香苗(竜太郎)が微笑むー
”ーーオカルト研究会で、背を伸ばす方法を見つけたんだー。
この前、保月さんに”チビ”って言われたから、
悔しくてさー”
「ーーこれがその背を伸ばす方法だよ」
香苗(竜太郎)は微笑むー
「僕より、保月さんの方が、背が大きいから
僕が保月さんになればー
元の僕より、背が伸びるだろ?
な?僕は嘘をついてないー
理解できるかい?おチビちゃん」
笑う香苗(竜太郎)ー
竜太郎(香苗)は、まるで”巨人の手に握られた人間”のように
もがくー。
すると、竜太郎(香苗)は笑みを浮かべながらー
小人になった香苗(竜太郎)を指でつかみー
「ーーふふふふ、洋服も小さくなってるのね~?」と
笑いながら、小人化した竜太郎(香苗)の服をちぎりはじめたー
「ちょ!?何してるの!?やめて!やめて!!」
叫ぶ竜太郎(香苗)ー
しかしー
抵抗むなしく、その服はちぎられていくー。
服をちぎられた状態で、投げ捨てられる竜太郎(香苗)ー
机の上にバシン!と叩きつけられた竜太郎(香苗)は、
小人になってしまった自分の身体を恥ずかしそうに隠したー
それを見て、香苗(竜太郎)は笑うー
「何身体隠してるの?
今は男なんだから堂々としなよ?」
とー。
「ー見ないでよ!それに私は女の子よ!」
竜太郎(香苗)は身体を隠しながら叫ぶー
「女の子って言いうのはおっぱいを付けた
僕みたいな奴を言うんだよ?おチビちゃん」
身体を見せつけるように微笑む香苗(竜太郎)ー
「ーーふ、ふざけないで…!返してよ!」
叫ぶ竜太郎(香苗)ー
その目には涙が浮かんでいたー。
「ーーふふふふふふふふ」
香苗(竜太郎)は、竜太郎(香苗)を
ニヤニヤしながら”観察”するー
「どうだい?チビだとバカにしていた僕に
身体を奪われてー
こうして、観察されている気分はー?」
香苗(竜太郎)は、なおも続けるー。
香苗の”表面上”は優しそうな顔が歪みー
意地悪そうな表情を浮かべながら
小人になって、身体を隠している竜太郎(香苗)を見つめるー。
「ーーーごめんなさいは?」
香苗(竜太郎)がクスクス笑いながら呟くー。
「ー元に戻してほしいなら、僕のことを散々バカにした
”お詫び”をしてもらわないとー」
香苗(竜太郎)の言葉に、
竜太郎(香苗)は震えるー。
「ーーふ…ふざけないで…!こんなことして…!
ぜ、絶対に…許さないんだから!」
竜太郎(香苗)がそう言うとー
ドォォォォォン!!!
と、轟音が響き渡ったー
「ひっ!?!?」
尻餅をついてしまう竜太郎(香苗)ー
別に爆発が起きたわけではないー
別に怪獣が現れたわけでもないー。
香苗になった竜太郎が、小人化した竜太郎(香苗)の
真横の床を踏みつけただけだー。
だがー
今のー
小人になっている竜太郎(香苗)からすればー、
”大怪獣の足”が真横を踏みつけたのと同じことだったー
ガクガク震えながらー
自分の裸体を見上げる竜太郎(香苗)ー
「ーおチビちゃんさぁ、
自分が今、どういう状況だか、分かってるのかなぁ~?」
そう呟くと、
香苗(竜太郎)は、裸のまま四つん這いになって、
犬のように、小人になった竜太郎(香苗)の周りを
走り回ったー。
「やめて…!やめ…!やめて…!」
竜太郎(香苗)は身体を震わせながら泣き続けるー。
小さくなった竜太郎(香苗)からすれば、
四つ足の大怪獣が周りを走り回っているのと同じ状況ー
踏みつぶされれば”死”ー
「やめて!!たすけて!!ごめん…ごめんってば!
ごめんなさい!!ごめんなさい!!!」
竜太郎(香苗)は小人化したまま
身体を丸めてガクガクと震えていたー
香苗(竜太郎)は、四つん這いで走るのをやめるとー
「ーーーーよく言えました」
と、笑みを浮かべたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数日後ー
「ーーーいつまで…いつまでこんなことしてるつもり…!?」
香苗(竜太郎)は、そんな言葉を無視しながら
バニーガール姿で、ご機嫌そうに部屋の中を歩いていたー
ここは、香苗の家ー。
香苗も一人暮らしであるため、
”香苗の豹変”には誰も気づかないー。
「ーーあ、、謝ったでしょ!?元に戻してよ!」
小人になった竜太郎(香苗)が叫ぶー。
その横でー
バニーガール姿の香苗(竜太郎)と、
佐渡先輩が笑みを浮かべているー
小人になった竜太郎(香苗)は、
まるでハムスターを飼育するケージのようなものに
入れられていたー
「ーーーはははは、同志城木よー。
やっぱり君は、最高の後輩だー。
まさか、ここまでするとはなー
どうだい?小さくなった”元自分”をペットにしてる気分は?」
今日はー
香苗になった竜太郎が、香苗の家に先輩である佐渡を
”お礼”として招いていたのだー
「先輩~~僕はもう”同志城木”じゃなくて
”同志香苗”ですよ? うふふ」
香苗のような口調で言う香苗(竜太郎)ー
「ははは、そうだったね。同志香苗ー」
佐渡先輩はそう言うと、
「ーー先輩は、”見返り”が欲しくて僕にこんな薬をくれたんですよね?」
と、香苗(竜太郎)が微笑むー
「ご名答ー
さすがは同志城ーいや、同志香苗ー。」
そう言うと、佐渡先輩は「それにしてもーー美しい身体だー」
と、バニーガール姿の香苗(竜太郎)を見つめて微笑んだー。
「ーーへへへ 女として初めてのエッチなんだからー
優しくしてくださいよ?」
香苗(竜太郎)の言葉に、佐渡先輩は「Of course. (オフコース)」と
何故か英語で返事をしてから、香苗(竜太郎)の方を見つめたー
「ーおチビちゃんも見てなよー?
”元自分”が喘ぎー、イクところをさー」
「や、、やめてえええええええええええええ!」
部屋の中に、小人になった竜太郎(香苗)の悲鳴とー
香苗になった竜太郎の笑い声が響き渡ったー
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
炎帝竹輪太郎様との合作第2弾でした~!
合作の方法は前回と同じで、
竹輪様からセリフつきのイラストを頂いて、
それをもとに私がお話にする~!、という方法デス!
今回は2枚イラストを頂いたので、
そこから登場人物の設定や性格、入れ替わりに至るまでの内容、
結末などの展開を考えていきました!☆
イラストがあると、お話に彩が出て、いつもと
違う感覚で楽しめますネ~!
また機会があればチャレンジしてみたいと思います!
お読み下さった皆様、
素敵なイラストを下さった炎帝竹輪太郎様、ありがとうございました~!☆
コメント
いいダークさですね
お二人の長所がよくブレンドされているなと感じました
次作も期待したいです
コメントありがとうございます~!
また機会があれば竹輪様とも合作できればと思います~!
お読みくださりありがとうございました!!
これは素晴らしいです!
憑依とか入れ替わりで自分の身体を好き勝手にされるのをただ見てることしかできないのは最高ですよね。
意識の残ってる状態の憑依とか、皮モノの話ならこういう展開もそう珍しくないですが、入れ替わり+小人化というパターンは初めて見ました! 斬新です。
入れ替わりとかにそれ以外の状態変化を加えるというのは非常に興味深いですね。
今回の話は小人化の薬が使われましたが、年齢を変化させる薬とかでも面白かったかもしれませんね。
それにしても香苗は性格悪かったとはいえ、ある意味普通に身体を奪われるよりずっと悲惨な目にあってしまいましたね。これからも一生、小人のままで自分の姿をした竜太郎にハムスターみたいに飼われ続けることになるんですかね?
コメントありがとうございます~!
合作相手の竹輪様からイラスト2枚頂いたときに、
頭の中に湧き出てきたお話ですネ~笑
皆様にも楽しんでいただけて何よりデス~!
香苗ちゃんは…
当分はハムスター状態のままで…☆
でも、いつか竜太郎くんが飽きるかもしれませんネ…笑