<憑依>欲望のテレワーク①~在宅~

テレワーク…。

在宅勤務が推奨されるその時代にも、
憑依人はいたー

「仕事がテレワークなら、
 憑依もテレポゼッションだぜ!」と叫ぶその男の、憑依とは…?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

在宅勤務ー。

とあることがきっかけとなり、
この時代では在宅勤務”テレワーク”を行うことができる業種は
テレワークを行うことが推奨されていたー。

もちろん、全ての業種でテレワークを行うことはできないがー
それが可能な業種では、在宅勤務の導入が進んでいたー

「ーーーー」
嵩嶺 哲彦(たかみね てつひこ)は、自宅の部屋で
何かを見つめていたー。

”ターゲット”を探しているのだー。

彼は、
仕事がテレワークやリモートワークと呼ばれる在宅勤務が
推奨される時代になった今ー、
”憑依”も、在宅憑依を推奨するべきだと考えていたー。

いやー、
憑依は元々在宅しながらでもできるのだが、
彼は”在宅勤務が推奨されるこの時代”ならではの憑依を
楽しみたい、とそう考えていたー

つまりー
在宅勤務をしている人間に憑依するのだー。

哲彦は”人間は、時代時代に合わせた生き方をするべきだ”という
独自の哲学を持っており、
”時代の流行にはすぐに乗るべきである”とも考えていたー

新しいスマホが発売されれば、発売日に一番前に並んで買うし、
以前偉人が言っていた通り、彼もビッグウェーブに乗るべきだと考えていたー。

新型のゲーム機が発売されれば、発売日に買うし、
自分の使っているもので”新しいサービス”が始まれば初日に利用する。

”時代を先取りした楽しみ”
哲彦は、それを味わうことを何よりも大事にしていたー

そしてー
在宅勤務が広がった今、この時代ー
彼は独自の憑依を楽しんでいたー

それはー
”テレワーク中の人間に憑依して、欲望のテレワークを楽しむ”ことだー。

テレワーク中の人間でしか、楽しむことができないことがあるー。
それを追求するのが
”時代を先取りする男”を自称する哲彦の、何よりの楽しみでもあったのだー

「さァー
 今日も楽しませてもらうぞ」

哲彦は不気味な笑みを浮かべるー。
既に憑依対象は決めてあるー

哲彦は数年前、海外に渡航して
とある手術を受けたー

”霊体摘出手術”と呼ばれる最新鋭の手術で、
この手術を受けることにより、自由に幽体離脱ができるようになり、
他人に憑依することができるようになったのだー。

”死ぬリスク”もかなり高い怪しい手術だったー

しかしー
”世界初”であると噂されているその手術を
哲彦は迷わず受けるため、海外の奥地に足を運んだのだー

”時代の先駆け”となるために死ぬのであれば、
それもまた、本望ー。

彼は当時、暮らしていた部屋の壁に大きく”挑戦”と筆で書き記してから、
海外に向かったー

そしてー
その”挑戦”に勝利した哲彦は、憑依能力を手に入れたのだー。

その後は、適当に憑依して、色々な人の身体を楽しんでいたのだがー、
テレワークが推奨されるようになってからは
”欲望のテレワーク”を楽しむようになったー

今日は、近所に住むOL、松葉 亜美(まつば あみ)に
憑依する予定だー。

ソファーに腰かけて、眠るようにして幽体離脱する
哲彦ー。

哲彦は迷わず、テレワークをしている亜美の自宅へと
向かっていくー。

「ーー」
テレワークの準備を整えていた亜美ー。

そんな亜美に、迷わず己の霊体を向かわせていく哲彦ー

「ーーぅっ…!?」
小さなうめき声を出してビクンと震える亜美ー

持っていたコップを落としてしまいー
それが床に転がり、こぼれてしまうー

「ーーーえへ」
だがー
床にコップを落としてしまったことを気にする様子もなく、
亜美は不気味な笑みを浮かべたー。

「憑依する瞬間のこういう反応もたまらないんだよな…」
亜美はそう呟くと、
コップを邪魔そうに放り投げて、
そのまま雑に雑巾で床を拭くー

面倒くさそうに雑巾をゴミ箱に捨てると、
「確かこの女、今日はオンライン会議があるんだったな」と笑みを浮かべるー

まだ若いのだが、
部署の全員が参加する会議であるために、
この亜美も参加することになっているー

そのためか、
テレワークでありながら、スーツ姿に着替えていたー

「女のスーツ姿もいいよなぁ」
ニヤニヤしながら亜美は、スーツの上から
胸を触るー。

私服とはまた違う背徳感がここにあるー。
そんな風に思いながら、ふと下を向くとー
男の自分には見ることのできない光景ー
胸の膨らみや、長めの髪が視界に入ったのはもちろんだがー
別の光景の方が、亜美に憑依している哲彦にとっては気になったー。

「ーーへへ、下はジャージじゃねぇか」
亜美がニヤニヤしながら笑うー。

上半身はスーツだったが、下はジャージだったー。

オンライン会議では下半身が映ることはない、と
判断しての格好なのだろうー。

オンライン会議の準備は既に整っていて、
あとは会議が始まったらマイクとカメラの電源を
入れればよい、というところまで来ていたー

だがー
亜美は笑みを浮かべるー

「どうせ見えねぇんだからさ…」
そう言うと、ジャージを脱ぎ捨てて、
下着を晒す亜美ー。

「ーーこういう格好でも、いいじゃねぇか へへへへ」
上半身はスーツ、下は下着だけという奇妙な恰好になった亜美は
ニヤニヤしながら笑うー。

「ーーテレワークだからこそ楽しめる憑依をしなくちゃなぁ」

そう呟くと、周囲をキョロキョロして、亜美は笑みを浮かべるー

一旦、机に座り、テレワークのカメラで
自分がどのぐらいまでの範囲、映るのかを確認する亜美ー。

「ふ~ん なるほどな。ほとんど顔しか見えない感じか」

そう呟くと、亜美はニヤリと笑みを浮かべるー。

そして、笑いながらスーツを脱ぎ始めるー。

「どうせ顔しか見えないんだったら…
 全部脱いじまえよ!はははっ!」

笑いながら、スーツを適当に脱ぎ捨てると、
その下の服も脱ぎ捨てて、上下ともに下着だけの姿になった。

「ふ~~~
 まさかこんな格好で、俺がー
 いいや、”わたし”が、オンライン会議に出てるなんて
 思わないだろうなぁ~」

上下の下着とペンダントだけ、という
格好になった亜美は、机に座り、カメラを起動したー。

顔しか映っておらずー、
亜美が下着姿でオンライン会議に出ているなどとは、
周囲は夢にも思わないだろうー。

「あぁ…やべぇ…背徳感でゾクゾクする」
亜美はニヤニヤしながら、会議の開始を待つー。

やがて、オンライン会議が始まり、
部長と思われる禿げ頭のおじさんが、
テンプレートのような挨拶をし始めたー。

各参加者の映像が表示されているほうを確認する亜美ー。

全員ー
”普通”に見えるが、
中にはこの女のように、下はズボンだったり
適当な恰好で参加しているやつもいるかもしれないー

”まぁー、この女みたいな恰好で参加してるやつは、
 さすがにいねぇと思うけどな”

カメラから顔を背けながら
笑みを浮かべる亜美ー。

会議が始まり、真剣な表情をしてみせるー。

亜美は”クククっ、下着姿で真剣に会議に参加してるとか
やべぇな”と、思いながら、
「ブラもとっちまうか」と、カメラに映らないように、ブラもとって
胸を晒すー。

「ーーカメラのすぐ下には、この女の胸が見えてるんだぜ?へへへへへ」
発言場面以外で、マイクをオフにしているタイミングになると、
亜美はそう呟いて、ニヤニヤと笑うー。

「ーーは~~~」
胸を揉み始める亜美ー。

「まさか、こいつら、この女が揉みながら
 会議に参加してるなんて思わねぇだろうなぁ」

これがテレワーク憑依の醍醐味だぜ、と
思いながら亜美は笑うー

やがて、亜美の発言の場面がやってくると、
亜美の身体で、哲彦は無難な発言をしたー。

「ーーは~!テレワーク裸族って言葉が俺の中で
 はやりそうだぜ」

最後の下着も脱ぎ捨てて、裸族の仲間入りをした亜美は、
会議をニヤニヤしながら聞いているー

アソコを左手で触りながら、真剣な表情で
話を聞いている”フリ”をする亜美ー

”へへへへ…とんでもない女だなこいつは!”

思わず笑みを浮かべそうになってしまい、
口元をそっと隠す亜美ー。

他の参加者の顔が表示されている場所を見つめるー。

元々の亜美のように、下は私服だったり、
ジャージだったりするやつもこの中にいるかもしれないー

と、思いつつ
”俺みたいに全部脱いでるやつはいねぇだろうな”
などと、心の中で笑うー。

「ーーんっ…♡」

”おっとー”
アソコを触ってたらなんとなく気持ちよくなってきてしまって
声が出てしまったー

だがー
幸い、今は発言するタイミングではなかったために
マイクの電源をOFFにしていて、
亜美の声が会議の方に響き渡ることはなかったー。

「ーセーフ」
亜美は笑みを浮かべるー

ニヤッとしている亜美の顔が、
オンライン会議の画面に表示されてしまっているー。

”まぁ…仮に”アウト”になってしまったとしても、
 俺には関係のないことなんだけどなー”

邪悪な笑みを浮かべる亜美ー。

”このあと”のテレワークも
たっぷりとお楽しみを用意してあるー。

そんなことも思いながらー
亜美が、心の中でニヤニヤしつつ
オンライン会議の行方を見守っているとー

♪~~

亜美の家のインターホンが鳴ったー

”おいおい、時間帯指定してたのに、予定より早いじゃねぇか”

亜美はそんなことを思いながら立ち上がるー。

哲彦は、亜美に憑依する前に、
亜美の家に”お楽しみ”をするための色々なグッズを
送りつけておいたのだー。

欲望のテレワークを楽しむ際には、
いつもこうしているー。
テレワークの最中であれば、
どんなお楽しみだって、することができるのだー。

「ったく、俺がこの女に憑依する前に、
 届いちゃったらやばかったじゃないか」

亜美は髪をイライラした様子でかきむしりながら
インターホンの方に向かうー。

”哲彦がターゲットに憑依したあと”の時間帯に
荷物が届くように、いつも時間帯指定をしている哲彦ー。

もちろん”ある程度”早く到着してしまう
可能性があることぐらいは、哲彦もちゃんと理解しているー。

だから、1,2時間憑依の予定時間より遅らせた時間に
指定しているのだがー
それにしても、今日の場合は早すぎるー。

「ーー次からは気をつけないとな」
そう思いつつ、インターホン越しに
「ご苦労様です~」と、愛想よく言うと、
そのまま受け取ろうとして、
「おっといけねぇ」と、自分が裸になっていたことを
思い出したー

「裸ペンダントで外に出るわけにはいかないからな」
そう呟くとー

「ーーん?」
と思いつつ、亜美は背後を振り返ったー

”ちょ!ちょ!ちょっと!!松葉さん!?”

”うぉぉぉ…?”

”な、なんて格好してるの!?”

オンライン会議から聞こえる
様々な声ー

オンライン会議は、会議どころじゃなくなっていたー。

「あーー…」
亜美は、しまった!と呟くー。

パソコンの前から離れたことによって
亜美の裸体が、しっかりとオンライン会議に映し出されて
しまっていたー

「ーーーやっちまったなぁ~俺」
そう呟きながら、
”もう、こうなっちまったら仕方ねぇか”と
開き直ってしまった亜美は、
パソコンの方に向かってピースをしてー
そのまま適当に服を羽織りー
下着はつけていないまま、宅配便の荷物を受け取ったー。

ずっと騒ぎ続けているオンライン会議の参加者たちー

亜美は笑いながらー
「わたし、家では裸族なので!すみません!」と
悪びれる様子もなく言い放ったー

②へ続く

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コメント

テレワークを狙う憑依人…!
色々な憑依者がいますネ~!笑

今日もお読みくださりありがとうございました!

憑依<欲望のテレワーク>
憑依空間NEO

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