”さなぎ”を使って
幼馴染を完全に洗脳した彼ー。
言いなりになった幼馴染に欲望を満たさせる彼の家にー
幼馴染の彼氏が乗り込んで来たー。
———————-
「何をしてるんだ…!?」
裕梨の彼氏・秀長が唖然とした表情を浮かべているー。
それも、そのはずー。
裕梨が、メイド服姿で、幼馴染の信良の肉棒を咥えている
場面を目撃したからだー。
「--へへへ 俺の裕梨だ」
信良が裕梨の髪を乱暴に引っ張ってみせるー
裕梨はうっとりした表情のまま
「えへへ…信良の裕梨…♡」と呟くー
口からだらしなく、信良の体液を垂らしながらー。
「---…お前…裕梨に何をした!」
裕梨の彼氏・秀長が叫ぶー。
秀長は、裕梨の様子が突然おかしくなったことに
疑問を抱き、信良の家に乗り込んで来たのだったー
「なにって?裕梨を正しい裕梨にしただけだよ」
信良は悪びれる様子もなく言うー。
「そうだよ!信良は、間違ってたわたしに、
正しいことを教えてくれたの!」
裕梨がニヤニヤしながら立ち上がるー
「--ふ、、ふざけるな…!」
秀長は、信良の方に歩いて行くと、
信良の胸倉を掴んだー。
「--裕梨に何をしたって聞いてるんだー」
秀長が怒りの形相で叫ぶー。
なおもニヤニヤしている信良ー。
「--昆虫みたいに、蛹になってー
今の裕梨は成虫になったんだ」
信良の言葉に、秀長は「何を言ってるんだ…」と、
険しい表情を浮かべる。
信良が何を言っているのか、全く分からないー。
「--信良を傷つけないで!」
裕梨が、背後から食器を秀長の身体に叩きつけるー
「があっ!」
あまりの痛みに悲鳴を上げる秀長ー
倒れ込んだ秀長を見て、
信良は「裕梨!そいつはストーカーだ!」と叫ぶー
「--こいつは…ストーカー…」
裕梨が倒れている秀長を睨むー
「--そうだ!お前のストーカーだ!やっつけてやれ!」
信良が興奮した様子で叫ぶとー
裕梨はにっこりとほほ笑んでからー
「-やっつけてやる…!やっつけてやる!」
と、メイド服姿のまま、秀長の首を絞め始めたー
「が…やめろ…やめろ…裕梨!」
メイド服姿の裕梨に上に乗られて、秀長は苦しそうにうめくー。
裕梨の手の力にはまったくと言っていいほど
”手加減”を感じないー
本気で、秀長の命を奪おうとしているのが伝わって来たー
「--て、、テメェええええええええええ!
裕梨にこんなことさせて、ただで済むと思うなよ!」
秀長が叫ぶー
信良は「俺から裕梨を奪ったお前が悪いんだ!」と叫ぶー
「-お前は彼氏じゃないだろ!」
秀長が叫び返すー。
次第に息が苦しくなってきてー
限界を感じた秀長は”ごめん”と、呟くと、
裕梨を足で突き飛ばしたー
メイド服姿の裕梨が壁に激突するー
「貴様ああああああああああ!」
秀長は怒り狂った表情で信良を殴り飛ばすと、
信良は、一転して、「ま、、まてっ!」と、秀長の方を
怯えた表情で見つめたー。
「---まてっ!落ち着けー!」
元々、信良は、臆病なタイプだー。
肉体自慢ではないし、
スポーツ万能でもないー
秀長に殴り飛ばされるという
”思わぬ反撃”を受けて、
先程までの態度を一変させたー。
「--お、、落ち着け…!落ち着けって」
信良が言うと、
秀長は「裕梨を、すぐに元に戻せ!」と叫んだー。
「--そ、、そ、それは…」
信良は”この状況、どうするか”と考えながら、
先程突き飛ばされた裕梨の方を見つめたー
「そ、、そうだ!裕梨…こいつ、、こいつをどうにかしろ!
お前の元カレをどうにかするんだ!」
信良が叫ぶー。
「--俺は元カレじゃねぇ!」
秀長は信良の胸倉をもう一度掴もうとするー
だがー
「-信良に触るな!」
メイド服姿の裕梨が、秀長に背後から本を叩きつけるー
「ぐあっ!」
秀長はすぐに振り返ると「裕梨…!頼む!目を覚ましてくれ!」と叫ぶー
「--目を覚ます?目を覚ますのはあんたよ!」
敵意むき出しの裕梨ー。
「--裕梨は…裕梨は、あいつに操られてるんだ!」
叫ぶ秀長ー
けれど、そんな言葉で、裕梨が正気に戻るほど
”さなぎ”による洗脳はヤワなものではなかったー
「-自分が振られたからって
わたしが操られてるとか言い出すの?
ほんと、最低!
軽蔑する!」
裕梨が冷たい口調で言い放ったー
秀長は思わず強いショックを受けてしまうー。
”ほんと、最低ー”
そんな風に、冷たい口調で、
大好きな彼女から言われるとー
裕梨が、信良に何かをされて
正気じゃないと分かっていても、ショックを受けてしまうー。
「--ははは!いいぞ!」
信良がその様子を見て笑うー。
裕梨の言葉が、秀長を精神的に苦しめていることを
悟ったからだー。
「---もっと言ってやれ!もっと!もっと!」
信良が叫ぶと、
裕梨はビクンと震えてから、「--あんた最低、ホント、死んで」と、
秀長に向かって言い放ったー
「裕梨…頼むから…正気に戻ってくれー」
秀長の悲痛な叫びー
しかし、それも裕梨には届かないー
「--人間のクズ!死ね!」
裕梨は冷たくそう言うと、軽蔑の目で秀長を見つめたー
秀長が変態であれば
彼女から罵倒されて、軽蔑の目で見られたら
興奮したかもしれないが、
秀長にそんな趣味はないー。
秀長は酷く傷つき、裕梨の方を見つめるー。
”これは、裕梨の意思じゃないー”
”裕梨は、こんなこと言おうだなんて思っていないー”
それは、分かりつつもー
それでも、傷ついてしまうー
「-わたしには、信良しかいないー」
裕梨は嬉しそうに信良に近づいていくと、
メイド服姿のまま、信良とキスをしたー
「-あいつの前で、見せつけてやろう」
信良がそう言うと、裕梨は静かに微笑みー、
信良と激しいキスをし始めたー
舌を絡めて、時々「んっ…♡」と気持ちよさそうにしている裕梨ー。
「--裕梨を…」
秀長は怒りの呟きを発したー
「裕梨を…おもちゃにするなああああああああああああ!!」
秀長は、狂ったように叫ぶと、信良とキスしていた裕梨を
突き飛ばして、信良に、さっきよりもさらに強烈なパンチを叩きつけたー
倒れた信良を、何度も、何度も殴りつける秀長ー
「がっ…ぐっ…」
悲鳴をあげる信良ー
だがーー
信良は叫んだー
「--裕梨!!自分の首に包丁をつきつけろ!」
とー。
「--!?」
秀長が振り返ると「うん…!」と言いながら、
自分の首に包丁を突き付ける裕梨が見えたー
「おい!おい!!やめろ!!!やめろよ!」
秀長が必死に叫ぶと、
鼻血を流した信良が笑うー。
「--それ以上動くな!
俺から幼馴染を奪った悪党め!!!」
そう、叫びながらー
「-奪った!?この妄想野郎!!!
お前は、裕梨のなんなんだ!?
幼馴染は彼氏じゃないぞ!?
いったい、何を考えてるんだ!」
秀長が叫ぶー。
こいつは完全にいかれているー。
そう、思いながらー。
それでも、信良は笑っているー。
「--よ~し、裕梨、いいぞ。その調子だ」
信良が言うと、メイド服姿の裕梨は自分の首に包丁を
突き付けたまま
「信良から離れて!」と叫んだー。
「--ゆ、裕梨…」
秀長は唖然としながらも従わざるを得ず、信良から離れるー。
「--ほら!もっと!わたしが死んでもいいの!?」
包丁に力を込める裕梨ー
裕梨は、完全に操られてしまっているー。
「--ははは…”さなぎ”で、成虫になった裕梨は
最高だろ?
全部、俺の思いのままだー」
裕梨をさなぎにした粘液入りの水鉄砲を手に笑う信良ー。
「--満足か?」
秀長は怒りの形相で言うー。
「--あ?」
信良は首を傾げたー。
「-大事な幼馴染を、洗脳みたいな真似で従わせて、
それで満足なのかーー?
お前はただの変態サイコパス野郎だ!!!
この、クソ野郎が!!!!!!」
秀長が怒りに任せて叫ぶと
信良はブチッ、とキレたー。
「--……裕梨ィ!
その包丁でーーー」
キレた信良が裕梨に自殺を命じようとしたー。
秀長は咄嗟に信良に飛びついたー。
そしてー
信良の口元を殴りつけるー
”命令”できないようにー
「ふざけるな!!!何が成虫だ!
裕梨を虫扱いしやがって!!
お前こそ、、お前こそ!!さなぎに入って来いよ!クソ野郎!」
水鉄砲を奪いー
それを信良の口元に発射する秀長ー
もがく信良ー
秀長の持っていた水鉄砲が天井の方を向きー
人をさなぎにする粘液が、まるで噴水のように、周囲に飛び散るー。
水鉄砲のトリガー部分が食い込んだままになってしまいー、
粘液が周囲に飛び散る中ー
秀長は、信良の口を必死に塞ぐー。
「裕梨はお前のおもちゃじゃない…!
裕梨を殺させなんてしないぞ!」
裕梨に「包丁で首を切れ」なんて言われてしまったら
終わりだー。
信良の口を開かせるわけにはいかないー
もがく信良ー
口には既に粘液が付着して
信良は声を発することも出来ないー。
「--信良から、離れて!!!!!!!」
包丁を持っている裕梨が、秀長の方に突進してくるー。
「がっ…!」
秀長は、裕梨に包丁で刺されてしまったー。
「--許さない…!許さない…!」
裕梨の憎しみに満ちた目ー
秀長のことを、今の裕梨は、本気で憎んでいるー。
身体を震わせながら、信良の口を必死に抑えー、
裕梨の持つ包丁をなんとか突き飛ばすとー
包丁はキッチンの方に音を立てて転がったー
「くっ…そ…いてぇな…」
秀長は刺された場所を押さえながら
裕梨の方を見るー
「たのむ……正気を、、取り戻してくれー」
とー。
「--正気?わたしは正気よ
正気で信良を愛してるのー」
裕梨の洗脳は、完璧だったー
口をふさがれながら笑う信良ー
粘液入りの水鉄砲が、噴水のように、粘液を
噴出し続けてーー
やがて、信良・秀長・裕梨の三人を包み込んでいくー。
「---…お、、、おい…それ!」
秀長が、自分も粘液まみれになっていることに気づき、
水鉄砲をなんとかしようとするが、
正気を失っている裕梨が、秀長を身動きが取れない状態にしていてーー
どうすることもできなかったー
やがてーーー
信良・秀長・裕梨の3人はー
そのまま粘液に包み込まれてー
”蛹”になってしまったー
やがてー
粘液の噴出は止まりー
部屋には、無気味な緑色の蛹だけが残されたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1週間後ー
ピキッー
”蛹”に亀裂が入るー。
蛹の中から出て来たのはーー
裕梨だったーー。
信良と秀長の姿は、ないー。
「-----…」
裕梨は自分の身体を見つめると、
静かに笑みを浮かべたー。
裕梨の身体には、
女性と男性の両方の特徴が出ているー
胸と、肉棒ー
その両方を併せ持つ、奇妙な姿になってしまった裕梨ー。
「--ふぁぁぁぁぁぁぁ…♡」
裕梨は自分の身体を抱きしめると、無気味な笑みを浮かべたままー
本来の裕梨にはないはずの肉棒を握りしめて、
無気味なうめき声をあげはじめたーーー
「--おれは……だれ…?」
裕梨が可愛い声で呟くー
「まぁぁ……」
肉棒から液体を放出しながら、裕梨はへらへらと笑ったー
「まぁ…だれでも、、いいかぁ~」
ゆらゆらと歩き出す裕梨ー。
そこにいたのはー
信良でもー
秀吉でもー
裕梨でもないー
3人が混ざってしまった”怪物”だったー。
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
最後は恐ろしい生き物が誕生してしまいましたネ~…笑
土曜日(土曜日のみあらかじめ書いた作品を予約投稿してます)の都合上、
1週間に1話形式になってしまいましたが、
ここまでお読み下さりありがとうございました~!
※毎週土曜日のみ、これまでは予め書いたものを
お昼12時に予約投稿していましたが、
サイト移転の都合上、しばらく毎週土曜日は0時すぎすぐに
あらかじめ用意していたものを、手動で更新します!
(0時過ぎを逃すと、土曜日は夕方ぐらいまで確認できないことが多いので…)
他の曜日はいつも通り、その日に書いて、お昼前後に投稿します!

コメント