大好きな幼馴染で彼氏が出来てしまったー。
そのことをきっかけに狂気に走った彼はー、
幼馴染の裕梨を、”蛹”にしてしまうー…
———————–
「--裕梨ー
裕梨は、俺のものだー。」
”裕梨”を蛹にしてから数日ー。
大学にやってこない裕梨を、
周囲の友人や、裕梨の彼氏は心配していたー。
「--裕梨ーーー」
蛹になった裕梨を愛でる信良ー。
裕梨に対して、
服従させるような言葉や、
彼氏への愛情を捨てるような言葉を、
この数日間、何度も何度も投げかけたー。
「----♡…」
さなぎの内部では、裕梨が時々ピクッと震えて
幸せそうな笑みを浮かべていたー
粘液がー
耳からー
鼻からー
アソコからー
あちらこちらから入り込み、
裕梨の脳は、完全に無抵抗の状態になっていたー。
”新しい裕梨”になるために、
蛹内部では、裕梨に、信良からの言葉や、
あらゆるものが流れ込んでいたー。
「今までの裕梨は幼虫だったんだー。
幼馴染の俺を裏切って彼氏を作るような、
馬鹿な女だったんだー。
でもー
これからは違うー。
裕梨は成虫になるんだよー。
幼馴染を裏切ったりしない、
カンペキな”大人”に、ねー」
信良は、蛹の外から、裕梨に向かって語り掛けるー
”人を蛹にして自分の意のままに作り替えるー”
そんな、恐ろしいモノを手に入れてしまった信良ー。
説明によれば、明日には、蛹から、裕梨が出て来る日だー。
信良は本気で
”間違った道に進もうとしている幼馴染を正しい方向に導いている”と
思っているー
だがー
実際は、裕梨を自分の意のままにしたいー
単なる”洗脳”に過ぎないー。
しかし、信良は、そんなこと全く自覚しておらずー
”裕梨のために、こうするのが一番”と
思い込んでしまっていたー
そして、翌日ー
信良は慌てた様子で大学から帰宅したー
今日は、裕梨が生まれ変わる日ー、
だからだ。
”間違った裕梨”は、蛹の中で、自分の過ちを知りー
今日、”正しい裕梨”が蛹の中から出て来るー。
裕梨を蛹にした日から
今日までー、
裕梨が”正しい方向”に進めるようにと、
色々な言葉を蛹になった裕梨に対して
投げかけ続けたー。
「---裕梨」
笑みを浮かべる信良ー。
蛹に亀裂が入り始めるー。
「--裕梨…ふふ…ふふふふ」
笑いだす信良ー。
裕梨を正しい方向に導いたー
いや、”作り替えたー”
とても”良いこと”をしたという充実感に
包まれながら、信良は、蛹の方を見つめるー。
蛹にさらに亀裂が入るー。
そしてーー
中から、裕梨が出て来たー
裕梨は気を失った状態で、ふらっ、と数歩歩くと、
そのままその場に倒れ込んだー
裕梨は口から粘液のようなものを吐き出すー。
蛹の内部では、粘液が裕梨の身体の中に
大量に入り込んでいたー。
それが、口から出て来たのだー
服はボロボロになりー
気を失っている裕梨を見つめながらー
信良は満足そうに微笑んだー。
「--おかえり、裕梨ー」
笑みを浮かべる信良ー。
”俺がいるのに彼氏を作ったー”
そんな、間違った裕梨は消えたー
正しい裕梨が、帰って来たのだー。
「----ん…」
意識を失っていた裕梨が目を覚ますー。
虚ろな目で、周囲を見渡す裕梨ー。
そんな裕梨に対して、信良は
「おはようー。どう?”成虫”になった気分はー」
と、呟いたー。
まるで、裕梨を”虫”扱いしているかのような言い草ー。
しかし、裕梨は全く気にする素振りを見せずー
「--生まれ変わった気分… 信良…♡」と言いながら、
そのまま裕梨は信良に抱き着いてきたー
「--わっ!」
信良は想像以上の反応に驚きながらも
「ゆ、裕梨!」と、嬉しそうに笑うー。
「--わたし、蛹の中で考えたのー。
一番大切なものは何かってー」
裕梨はそう言うと、信良の顔をうっとりとした表情で
見つめながら、甘い声で呟いたー
「わたしにとって一番大事なのはー信良♡…」
甘い声を出す裕梨に、
信良は”裕梨がちゃんと成長できた”と、
確信するー
「--裕梨……俺も、裕梨が一番大切だー」
信良は満足そうに微笑むと、
裕梨も満足そうに笑みを浮かべたー
「--今までのわたし、間違ってたー
狂ってたー。
本当に、ごめんなさいー」
申し訳なさそうに言う裕梨に対して、
信良は邪悪な笑みを浮かべると
「--じゃあ、”間違って作っちゃった”彼氏とは
別れてくれるかなー?」
と、続けたー。
裕梨は「うん。明日、すぐ大学で別れる!」
と、頷くー。
「--いい子だー」
信良は我慢できなくなって、そのまま裕梨にキスをしたー。
裕梨は拒むことなく、信良を抱きしめると、
そのまま信良と熱いキスを続けたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
「---え」
裕梨の彼氏、秀長(ひでなが)が、戸惑いの表情を浮かべるー。
「--わたしを惑わそうとしてたみたいだけど、そうはいかないから」
裕梨が言い放つー。
「---え…な、なにを言ってるんだよ?」
混乱する秀長ー。
裕梨は、蛹の中でゆっくり作り替えられて完全に
信良に洗脳されてしまったー
今の裕梨は、完全に信良の”言いなり”状態ー。
信良から”彼氏と別れろ”と言われた裕梨は
躊躇なく、彼氏である秀長と別れようとしていたー。
「--わたし、信良が好きなの!
そのわたしを騙して、彼女にしようなんて、ほんと最低!」
裕梨の言ってる意味が分からないー。
秀長は「ど、どういうことなんだ!?」と声を上げるー。
「-わたしを騙そうっていったって、そうはいかないからー。
わたし、信良のおかげで気づけたの。
本当に大事なものは何かって」
裕梨の態度がまるで違うー。
昨日まで、大学を休んでいたことも気になるし、
この豹変ぶりも気になるー
心なしか、服装も含めた雰囲気全体が変わっているような気もするー。
「--あぁ、あの幼馴染の…?
彼に何か言われたのか?」
秀長が言うー。
「--もし、彼に何か言われたなら俺がーー!」
秀長も、信良が、裕梨に文句を言っていたのは知っていたし、
”蛹”にされる直前の裕梨から、相談を受けていたー。
「---信良を悪く言わないで!」
裕梨が突然怒鳴り声をあげたー。
「-!?」
秀長はさらに戸惑うー。
「-信良はわたしの全てなの!
あんたみたいなやつと一緒にしないで!」
裕梨はそれだけ言うと「ふん!」と、秀長に背中を向けるー。
「--おい!裕梨!休んでる間に何があったんだ!?」
戸惑うしか出来ない秀長ー
裕梨の様子が、明らかにおかしいー
「--うるさい!わたしに触らないで!」
秀長の手を払いのけた裕梨ー。
「--信良は、わたしを正しい道に導いてくれたの!
あんたみたいなやつとは大違い!
二度とわたしに近づかないで!」
裕梨は、そう叫ぶと、そのまま立ち去ってしまったー。
「--い、、いったい…」
秀長は、自分の行動を振り返るー。
だが、裕梨を傷つけるような発言も行動もした覚えがないし、
浮気もしていないし、陰口も叩いていないー
「---…まさか」
秀吉は、裕梨にやたらとベタベタしていた幼馴染の信良が
裕梨に何か”嘘”を吹き込んだのだと感じるー。
”あいつ、裕梨に付きまとってておかしなやつだと思ってたんだ!”
秀長はそう呟くと、信良に話を聞くために、
走り始めたー。
「--んっ… 信良… すき…♡ だいすき…♡」
信良の家で、メイド服を着た裕梨が、信良に何度も何度もキスをしているー
信良は幸せいっぱい、という表情でへらへらしているー。
「--俺にご奉仕できて幸せだろ?裕梨!」
信良が言うと、裕梨は「幸せぇ…♡」と、うっとりした表情で呟いたー。
信良は、すっかり自分の意のままになった裕梨を満足そうに見つめると、
ドキドキしながら裕梨の方を見たー。
”生まれ変わった裕梨は最高だー
幼馴染思いで、幼馴染が大好きで、俺だけのために色々してくれるー”
信良は、ドキドキで喉がカラカラに乾くのを感じながら
裕梨の方を見つめたー
「--……そ、、その……裕梨」
信良の顔が真っ赤になるー。
裕梨が不思議そうに信良を見つめるー
「-俺の、、俺の………俺の…」
信良は”本当にこんな命令して、聞いてくれるのかな?”などと
不安に思いながらも叫んだー
「俺にフェラしてくれ!!」
とー。
「---!」
裕梨が驚いた表情を一瞬浮かべたー。
「--(やべっ!そこまでは、ダメなのかー?)」
信良はびくびくしながら裕梨の方を見るー
”蛹による作り替え”-
つまり、”洗脳”が、どこまで効果を発揮するのかー
正直、よく分からなかったー。
当たり前と言えば当たり前だー。
そんなこと、試したこともないし
実際に使った人の話も聞いたことがないー
裕梨が”どの程度”信良の意のままにできるのかー
信良は、それをまだ把握していなかったー
裕梨の今の驚いたような反応はまずいー
そう思った信良はー
「ごめん、今のはー」と、言いかけた。
しかしー
「--うれしい…♡」
裕梨は顔に手を当てて、涙を流しながら、
喜んでいたー
驚いたのは”悪い意味”ではなく”良い意味”だったのだー
「--信良のこと…気持ちよくしてあげられるなら…わたし…なんでもする…!」
メイド服姿の裕梨が、信良に近づいてくるー
信良はドキドキしながら、裕梨の方を見つめるー
ズボンを下ろす信良ー
ソレを晒すと、裕梨は「ふふふ…♡」と顔を真っ赤にしながら
信良のソレをためらうことなく、口に咥えたー。
「~~~~~~~!!!」
信良は今まで感じたことのない快感を感じるー。
裕梨が、口で信良のソレを気持ちよくしていくー。
裕梨の表情には”イヤ”という感情は全く見受けられないー。
それどころかー
裕梨は、明らかに興奮していたー
とても嬉しそうに、信良のソレを加えて、
一生懸命口を動かしているー
「すげぇ…さなぎすげぇ…!」
信良は、あまりの気持ちよさに奇妙な笑みを浮かべながら
そう呟いたー。
さなぎのおかげで、裕梨がここまで変わってくれたー。
幼馴染である自分がいるのに、
彼氏を作ってしまうような”間違った裕梨”は消えたー。
「--うへへへへへっ…うへへへへへへっ」
メイド服姿の裕梨にもー
自分の肉棒を加えて、気持ちよくしてくれている裕梨にもー
裕梨から伝わって来る快感にもー
全てに感動して、興奮しながら、
信良は狂ったように笑ったー。
その時だったー。
「-何をしてるんだ!!!」
鍵を閉め忘れていた部屋にー
信良にも見覚えのある人物が飛び込んで来たー。
同じ大学に通う秀長ー。
裕梨の”彼氏”だー。
いやー
”彼氏だった男”とでも、呼んでやるべきだろうかー。
「---んっ…」
信良のソレを加えながら、裕梨が少しだけ
視線を入って来た秀長の方に向けるー。
「-あんなやつ放っておけ!裕梨!」
信良が叫ぶと、裕梨は、信良の命令通りに、
秀長を無視して、信良のアソコを嬉しそうに咥え続けるー
そしてついにー
信良は、イってしまったー。
裕梨の口に盛大に、白い液体をぶちまける信良ー
裕梨が嬉しそうに身体を震わせているー
「舐めろ!飛び散った分を、全部舐めろ!
ははははははは!」
信良が叫ぶと、メイド姿の裕梨は嬉しそうに
四つん這いになって、床に飛び散った白い液体を
舐め始めたー
「--おい!裕梨!」
秀長が裕梨を止めようとするー。
しかし、裕梨は一生懸命、床を舐めているー
「テメェ!裕梨に何をした!」
彼氏の秀長の叫びに、信良は、無気味な笑みを浮かべたー。
<後編>へ続く
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コメント
先週に引き続き、毎週土曜日は私の仕事の都合上、
予め書いて予約投稿している作品なので、
続きもまた来週になります~!
少し間が空いてしまいますが、ぜひ楽しんでください!
ちなみに、書いていて思ったのですが
「信良」「秀長」
…、なんだか、歴史上の人物の名前に似てますが
特に意識はしてませんでした…笑
本当に、たまたまデス…!
でも、文字を入れ替えるだけで、二人の呼び名になっちゃいますネ~笑
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