海の家を経営しつつ、
好みの相手を洗脳して、欲望の限りを尽くしていた男ー。
そんな彼の餌食になってしまった人々の運命は…?
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「ひ、、日紗子に何を!?」
彼氏の穂介や、友達と海に遊びに来ていた梓は叫んだー。
海の家の主・豪人は笑みを浮かべるー
その横には、豪人に洗脳されて、首輪をつけた全裸の日紗子が
まるで犬のように”おすわり”をしているー。
「---今に分かる。
これから、君たちには女の子同士のエッチを見せてもらおうかー」
豪人のイヤらしい笑みに、
梓は恐怖を覚えて逃げようとしたー。
「逃がすものか」
豪人が笑うー
梓は咄嗟に、豪人の頬を思いっきりビンタしたー。
普段、暴力を振るうようなタイプではないがー
”ここから逃げなくちゃ”という強い思いが、
梓にそう行動させたー
「-テメェ」
思いっきりビンタされた豪人が怒りの形相で梓を見つめるー
「うっ…」
梓がビクンと震えるー
「ククク…そうだ。誰であろうと俺に抵抗なんてできないんだよ。
ほら、脱げ」
豪人の言葉に、梓はガクガクと震えるー
必死に、梓の意識は、豪人の支配に抵抗しようとしていたー。
だがー
ついに、目はとろんとして、梓は、水着を躊躇なく脱ぎ捨てて
豪人の前で全てを晒したー
「クククク さぁ、抱き合え」
豪人が言うと、梓は、日紗子と女同士抱き合ったー。
「--ククク いいぞ!さぁ女同士の激しいキスを俺に見せるんだ!」
豪人がそう叫ぶと、
梓と日紗子はキスを始めて、お互いの唇を密着させたー。
さらには、舌を絡め合って激しいキスに発展していくー
「いいぞ!いいぞ!ククククク」
豪人は嬉しそうに笑みを浮かべながら、梓と日紗子がキスをするのを見つめたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「--」
浜辺では、彼氏の穂介が心配そうにスマホを見つめていたー
「--どうしたんだよ?暗い顔して。
そんなに俺と二人じゃイヤか?」
親友の梅雄が言うと、
穂介は「いや、梓も遅いような気がしてさ」と、
スマホをいじりながら言うー。
数分前に状況を確認するメッセージを送ったのだが、
それに対する返信もないー。
「---よほど、あの海の家の居心地がいいんじゃねぇのか?」
梅雄が笑いながら言うと、
穂介は、不安そうな表情のまま頷いたー。
「---まぁ~~でも、遅いっちゃ遅いよな」
梅雄は、そう言うと、親友である穂介が、彼女のことを
心配している気持ちを汲み取り、「一緒に行くか」と、
笑ったー。
普段は揶揄ってばかりの梅雄だが、
いざという時には頼りになるー。
「…あぁ、ありがとうー」
穂介はそう言うと、そのまま梅雄と共に
海の家の方に向かうー。
そこではー
大事な彼女の梓と、その親友・日紗子が
2人でエッチをさせられていることも知らずにー
海の家に到着した穂介と梅雄は、
海の家の中へと入るー。
店内には、子連れの父親と子供が、
炭酸飲料のラムネを飲みながら休憩していてー
他に、マッチョな肉体の店主らしき男がいたがー
日紗子の姿も、穂介の彼女である梓の姿もなかったー。
「--いらっしゃい」
店主の豪人は好青年的な笑みを浮かべるー。
ちょうど、ラムネを飲み終えた子供が「また泳ぎたい~!」というと
父親は、「ははは 元気だな」と笑いながら、
豪人に「じゃ、ありがとうございました」と言って、そのまま
外に出ていくー
”父親と息子”だったためー
豪人の”眼中”にはなく、この親子は
何も手出しをされなかったのだー。
豪人が手出しをするのはあくまでも
”好みの女”がやってきたときのみー。
「--あの、すみません」
親子が出て行ったのを見計らって穂介が
「-友達来ませんでしたか?ちょっとはぐれちゃって」と、
スマホで梓と日紗子の写真を豪人に見せたー。
豪人は「あぁ~…さっきまで、お店にいましたよ」と、
笑みを浮かべるー。
「---」
チラッ、と店の奥の方に視線を送る豪人ー。
店の奥の休憩室では、
洗脳された梓と日紗子がお互いの胸を揉みまくっているー。
だがー
そんな光景が広がっているとは夢にも思わない穂介は
「そうですか…何分前ぐらいですかね?」と、
何も悪気なく尋ねるー。
「--5分前ぐらいだったと思いますよ。
入れ違いで戻ったんじゃないですかね?」
豪人の言葉に、穂介は「そうですね。ありがとうございました」と、
そのまま頭を下げて、立ち去ろうとするー。
一緒に来ていた梅雄は、「あ、俺、せっかくだからラムネ買ってくわ」と
穂介に言うと、穂介は「じゃ俺は先に戻ってる」と、海の家の外に出て行ったー。
だがーー
「-----!!!!」
梅雄は、カウンターの側に落ちている日紗子のペンダントを見つけて
表情を歪めたー。
豪人が日紗子を洗脳した時に落ちたものでー
豪人から死角になっているため、
まだ、豪人は気づいていなかったー。
「-----…」
梅雄は表情を歪めるー。
そしてー
「--んっ♡」
奥から、微かに変な声が聞こえて来たー。
そんな気がしたー。
梅雄は”地獄耳”だったー。
豪人自身も”背後から声が漏れていた”ことに気づいていない状況で、
梅雄はその声を聞き逃さなかったー
「---!!!」
梅雄が豪人がラムネの会計を済ませているタイミングで、
奥の休憩室に足を踏み入れるー。
そこにはーー
「--な、、何やってるんだ…!?!?」
梅雄が驚くー
裸の梓と日紗子が、お互いの胸を押し付け合って
気持ちよさそうにしているのだー
「--おい!梓ちゃん!日紗子ちゃん!」
梅雄が二人に近づいて、呼びかけるも、
2人は正気を失ったかのように、胸と胸を押し付けて
気持ちよさそうにしているー
「お、、お前、何をした!?」
店内の方に戻って、梅雄が豪人に向かって叫ぶー
豪人が表情を歪めるー
梅雄はすぐに海の家から飛び出し、
立ち去ろうとしていた穂介を呼び止めるー
「おい!穂介!梓ちゃんと日紗子ちゃんがー」
その言葉に、穂介も慌てて振り返って、海の家に駆け込むー
「奥だ!」
梅雄が叫ぶー。
「---おい!勝手に入るな!」
豪人が叫ぶのを無視して
穂介と梅子が奥に足を踏み入れると、
裸の梓と日紗子が、抱き合ってお互いをペロペロと舐めていたー。
「--あ、、あずさ…??日紗子ちゃん…?」
穂介は困惑するー。
梅雄も同じー。
「---ククク」
背後から声がしたー
振り返る二人ー。
店の主である豪人が入って来ると、
「--残念だが、二人は俺のおもちゃだ」ーと、
笑みを浮かべながら説明し始めたー。
「ど、、どういうことだ?」
梅雄が言うー。
穂介は「おい!梓!」と必死に声を掛けるも、
梓は穂介に一切反応しないまま、
日紗子の胸を揉みながら笑みを浮かべているー。
「---”洗脳”-」
豪人が呟くー。
「--俺はな、人を操る力を持っているんだー」
その言葉に、穂介は「なんだって…?」と
唖然とした様子で豪人の方を見つめるー
「--はははっ!そんなものあるわけねぇだろ?」
梅雄は笑いながら、豪人の言葉を否定すると、
豪人は「では証拠を見せてやろう」と、呟いたー。
「--!!」
穂介が表情を歪めるー
「--漏らせ」
豪人が”命令”すると、梓と日紗子は無表情になって立ち上がりー
その場で立ったまま、放尿し始めたー
「お、、おい!」
梅雄が叫ぶー
「--あ、、あ、、梓!?な、、何をしてるんだ!?やめろって!」
穂介が叫ぶー
しかしー
梓も日紗子も堂々と、自分が立ったまま放尿する姿を
晒しているー。
「--きたねぇなぁ」
豪人が笑いながら言うと、
「口で掃除しろ」と命令したー。
梓と日紗子は四つん這いになって床を舐め始めるー
「---お、、お、、お前!二人に何を!?」
穂介が顔を真っ赤にして叫ぶー。
豪人は「洗脳だって言ってんだろ?」と、笑みを浮かべたー。
「--やめろって!梓、日紗子ちゃん!」
穂介は二人を止めようとするー。
だが、二人が止まる気配はまるでなかったー。
ふたりはひたすらに床を舐め続けているー。
「はははははははっ!大丈夫さ!俺が飽きたら二人は
解放してやる!
洗脳されていた間の記憶は消去してな!
本人たちは何も覚えていないんだし、
俺は存分に楽しむことができる!
誰も悲しむ人間はいないー!
何ならお前たちの記憶も消しといてやるー
それなら、彼女たちの痴態を見たことも
忘れることが出来て幸せだろう?
誰も不幸にならないんだ? な?」
豪人は笑ったー。
「--でも…梓たちが屈辱的なことをさせられたことは変わらない!」
穂介が怒りの形相で叫ぶと、
「-ー細かいやつだな」と、豪人は呆れ顔で呟いたー
「別に身体を傷めつけてるわけじゃねぇ。
終わったら元通りに戻して、操られていた間の記憶も
うまく調整してやるんだ。
何が不満なんだ?
お前たちの、今の記憶も消してやる。
何も、問題ないだろ?」
豪人の言葉に、「そういう問題じゃねぇだろ!」と
梅雄が怒りの形相で叫ぶー。
豪人は、うすら笑みを浮かべながら首を横に振るとー
「--全く、馬鹿な奴らだな」と、笑みを浮かべたー
梓と日紗子は、お互いの身体をペロペロと舐め合っているー
まるで、ケダモノのようにー。
「---ふざけるな…!梓と日紗子ちゃんを今すぐ元に戻せ」
穂介が拳を握りしめると、
豪人はニヤッと無気味な笑みを浮かべたー。
「--いいか?俺は人を操る力を持ってるんだぞ?
その俺に歯向かおうとしている…、ということは
自分が何をしようとしているのか、ちゃんと理解できているのか?」
豪人の言葉に、
穂介も梅雄も、表情を歪めるー
「-お前たちだって、洗脳することが出来るー。
俺がその気になればー
お前たちを自殺させることだってできるー。
誰も”洗脳”なんか、分かりゃしない。
俺が命じて、お前たちが自殺したってー
世間はただ”若者が自殺した”で終わりだ
分かるだろ?」
マッチョな肉体を見せびらかすようにしながら、
穂介と梅雄を威圧する豪人ー。
「お前らは黙って、俺と一緒にそこの女二人
乱れ狂う様子を見ていればいいんだ。
悪いようにはしねぇ。
終わったら、全員解放してやるから。な?」
豪人の言葉に、穂介と梅雄はなすすべもなく、
悔しそうに梓と日紗子が再びキスを始めたのを見つめるー。
2人の身体は、既に汚れ切っているー。
「--ふざけるな…!」
穂介が豪人を睨むー。
許せないー
こいつを、絶対にー
「--あくまで、俺に逆らうつもりか?」
豪人が不快そうに呟くー
「俺は、人を物理的に傷つけるのは好きじゃない。
あんまり俺を怒らせるな」
豪人は”洗脳”で人を殺したり、傷つけたりは
基本的にしないー。
あくまでも、洗脳してお楽しみをしたあとは、
ここでの出来事に関する記憶を消して、解放するようにしているー。
それが、豪人なりの美学ー。
「--ふざけんじゃねぇ!あんまり俺たちを怒らせるな!」
梅雄が、豪人の言葉をそのままお返ししたー。
「------そうか」
豪人は、それだけ言うと、笑みを浮かべたー。
「--俺はさ、自分で自分を優しい男だと思ってるけどさ、
わりぃけど、ちょっと、むかついちまったぜ」
豪人がそう言いながら、ニコッと微笑んだー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「----は~~楽しかったな」
穂介が言うー。
「--だな。たまには男二人でってのも悪くねぇ」
梅雄が笑いながら言うー。
夕方になりー
海で存分に遊んだ二人は、
そのまま海を後にして、
雑談をしながら立ち去っていくー
「--楽しかったね~!」
そのすぐ近くで、梓と日紗子が笑いながら
雑談しているー。
だがー
穂介と梅雄ー
梓と日紗子たちが、互いに会話をすることはなくー、
まるで”他人”かのように、そのままそれぞれ別の方向に歩いて行くー。
海の家の入口から、去っていく4人を見つめた豪人は、
笑みを浮かべたー。
”むかついたから、お前らのお互いの記憶だけ、消してやったぜ”
豪人は心の中で笑うー。
穂介と梅雄から、梓と日紗子の記憶をー
梓と日紗子から、穂介と梅雄の記憶を消したー
4人は、それぞれ”同性の友達と今日は遊びに来た”と思っているー。
同じ大学に通っているらしいから違和感を感じるかもしれないが、
愛情や友情が戻ることは、もうないだろうー。
「--俺に逆らうから、そうなるんだ。
ま、本人たちは、もう自覚もできねぇだろうがな」
豪人はそう呟くと、夕方になり、海から引き揚げていく客たちの中から
”好みの女”を見つけて
「次はあの女で楽しむか」と、無気味な笑みを浮かべたー
おわり
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コメント
7月突入!ということで、
最初のお話は海を舞台としたお話でした~!
最近は海に行けていないのですが
機会があればまた行きたいところデス!
お読み下さりありがとうございました~!
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