<憑依>変態彼女の秘密②~警告~

変態趣味を持つ彼女と楽しい日々を送る
男子高校生ー。

しかし、そんな彼の日々に
”暗雲”が立ち込める…。

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「---」
康博は、”昨日”のことを思い出しながら
教室でニヤニヤしていたー。

”昨日”のこと、とは、彼女の莉愛の家での出来事だー。

昨日の莉愛も、本当に変態だったー。
あまりの興奮に狂ってしまいそうだったー。

終盤で見せてくれた莉愛の網タイツ姿を思い出しながら
ニヤニヤと笑みを浮かべる康博ー

生徒会副会長でー
成績も優秀でー
クラスでトップクラスの美少女でー
優しい性格なのに、

実は変態ー。

”たまらないなマジで…夢みたいだ”
康博は、そんな風に思いながらも、
莉愛と付き合い始めて、この半年間の
本当に天国のような日々を思い浮かべるー

「--おはよ~!」
莉愛が登校してきて、康博に挨拶をしてくるー。

ごく普通の清楚な雰囲気の莉愛を見てー
昨日の莉愛とのギャップを感じて、
ドキッとしてしまう康博ー

「-挨拶しただけで赤くなっちゃうなんて…大丈夫?」
莉愛が康博の顔を覗き込みながら笑うー

「-え、いや、、こ、これは…これは」
戸惑う康博を見て、莉愛は
”わたしまで、興奮しちゃうでしょ?”と小声で囁くと、
そのまま「今日も頑張ろうね~」と、自分の座席の方に
向かって行ったー。

莉愛は、クラスメイトたちといつものように、普通に談笑を始めるー。
そんな姿を見ているだけでも、
昨日の、変態な莉愛を思い出して、康博は興奮を隠せなかったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼休みー

莉愛と一緒に、校舎内のあまり人通りのない廊下にある
生徒会室で、昼食を食べるー。

利用自体は禁止されていないから、
べつにここで食べていても、怒られたりすることはないー。

莉愛は、昼食を食べながら、
胸をずっと揉み続けているー。

「--…」
こんなに可愛い彼女が、自分の胸を横で揉んでいるなんて…
と、ドキドキしながら、康博が昼食を食べていると、
「あ、揉む?」と、莉愛がさぞ普通かのように、聞いてきたー

「--も、MOMUぅ???」
康博が裏返った声で、叫ぶー。

「--え?だって揉みたそうにしてるから」
平然と言う莉愛に、
康博は「いやいやいやいや!莉愛の思考どうなってんの!?」と
思わずツッコミを入れるー。

これまでにも
”スカートめくる?”とか普通に聞かれたこともあり、
その都度、康博はツッコミを入れているー。

「--わたしが変態だって、もうとっくに知ってるでしょ?」
笑う莉愛ー。

「-、ま、、まぁ、知ってるけど」
康博はそう言いながら、莉愛の胸を見つめるー。
莉愛は気持ちよさそうに両手で自分の胸を揉み続けているー。

「-学校では、授業中に揉めないから、今、たっぷり
 揉んでおかないと♡」
莉愛は嬉しそうに笑うー。

「-いやいや、変態すぎるでしょ!」
康博がツッコミを入れるー

「でも、そんなわたしが好きでしょ?」

「-好きです!」
康博は即答したー。

そして、莉愛に言われるがままに莉愛の胸を揉み始めるー
莉愛が嬉しそうにニヤニヤしているー。

「-というか、女子ってみんなこうなのか?」
康博が苦笑いしながら聞くー

康博は、莉愛と付き合い始める前は
女子と全く縁がなかったー。

だから、自分が知らないだけで、
実はみんな、彼氏の前ではこうなのではないか、と
最近は思い始めていたー

「---ん~~?そんなことないと思うよ~!
 わたしが変態なだけ」
ニヤニヤしながら莉愛が言うと、
「ああ、そうだ、スカートの中触ってもいいよ」と、
康博に言い放つー。

康博は、戸惑いながらも嬉しそうに莉愛の
スカートの中を触るー。

「--やばすぎだろ!」
康博が言うと、
莉愛は「康博だって変態でしょ。変態カップルとか、ゾクゾクするじゃん!」と
嬉しそうに微笑むー。

「--ま、まぁ、ゾクゾクするけど、
 莉愛のせいで、俺、もう、AVとか、エロゲーじゃ抜けない身体にー」

康博の言葉に、
莉愛は「ーってか、康博まだ高2だよね!?AVとかサラリと言っちゃって
悪い子!」と、クスクスと笑ったー。

「--莉愛だって同じだろ!?」
康博の言葉に、莉愛は「あ、そっか~!そうだね!」と笑いながら時計を見つめたー。

「ふ~~~ 変態モードはおしまい」
莉愛は服装を整えると、
「いつもの真面目で優しい莉愛ちゃんに戻らないと、ね」と、呟いてから
そのまま「午後も頑張ろうね~」と、外に出て行ったー

「はぁぁぁ…もう…ダメだ…
 どんな人生を歩んできたら、あんな変態可愛い子が誕生するんだ…?」
康博は、一人残された生徒会室で
そんな風に呟いたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放課後ー。

「----ちょっと、話があるんだけど」

康博は、女子から呼び出されたー。
莉愛と同じ中学出身の子だー。

「--え?俺?」
康博は、その女子ー、波谷 優季(なみや ゆき)の表情を見て
”あまりいい話じゃなさそうだな”と思いながらも、
優季の誘いに応じて、放課後の校舎裏に足を運んだー。

「---…波谷さん…話って?」
康博は、先に到着していた優季に声を掛けたー。

「---…あ、佐山くん」
少し影がありそうな雰囲気の優季は、振り返ると、
少しだけ躊躇ってから口を開いたー。

康博は思うー。
”莉愛と康博が付き合い始めたこと”を面白く思わない女子もいるー。
康博が”変態”なことは、たいていのクラスメイトは知っているからだー。

”莉愛を傷つけたら許さないから”
みたいなことも言われたことがあるー。

莉愛が”変態”であることは、莉愛本人が隠しているようで、
そのことは誰にも言えないー。

だから、今もきっと、
莉愛と同じ中学出身のこの子に、
”莉愛を傷つけるな”とか、そんな話をされるのだろう、と
康博は覚悟をしていたー。

だがー

「--ん???今、なんてー?」

考え事をしながら、優季の話を聞き終えた康博は、
思わず耳を疑ったー。

「---莉愛は、何か憑かれてる」
優季が、今一度、康博にそう言い放ったー。

「---は???」
康博は、首を傾げてしまうー
あまりにも、意味が分からないー。

憑りつかれている?
一体、何を言っているのか。

「--え、、え~っと、あの、波谷さん?話の意味がよく分からないけど…」
康博は、混乱しながらも、そう口にすると、
優季は「-莉愛が、憑りつかれて、乗っ取られてるー。そう言ってるの」と、
少し強い口調で呟いたー。

「--は、、はぃぃ?」
意味が全く分からないー

彼女の莉愛が、何かに憑かれていて、
今の莉愛は、莉愛本人ではない、とでも言うのだろうかー。

「--は、、はははは 冗談きついよ 波谷さんー」
康博がそう言うと、
優季は「おかしいと思わない?」と、続けたー。

「-何が」
康博は問い返すー。

「--莉愛、”変態”すぎると思わない?」
優季の言葉に、”何で知ってるんだ!?”と叫びそうになったが、
康博は「ど、どういうことだ…!?」と顔を赤らめながら言ったー

すると優季は「やっぱり、佐山くんにも、そういう接し方してるのね」と
小声で呟いてから、「見て」と、写真を取り出したー。

中学時代の莉愛と優季の写真ー

確かに莉愛だが、今とは髪型から雰囲気まで
色々な部分が違って”別人”にも見えたー。

「--こ、この写真がどうかしたのか?」
康博が言うと
優季は「莉愛、高校に入ってから”豹変”したの。まるで別人みたいに。」と、
呟くー。

「-同じ中学から来たのはわたしと、あともう一人、ほとんど接点のない男子
 だけだったから、周囲は誰も気づいてないけど、
 今の莉愛は、莉愛じゃないー。
 全然、別人なの」

優季の言葉に、康博は「高校に入るタイミングで、自分を変えようとしただけじゃないのか?」と
あまり深く考えずに答えたー。

「---見て」
優季は、続けて言うー。

「------!」
康博は、表情を歪めたー。

優季が見せて来たのはー
中学を卒業した直後の春休みの、
莉愛とのやり取りー。

そしてー

そこにはー

”わたしのなかになにかがはいってくる”
と、メッセージが表示されていたー。

優季がスマホをさらに操作するー。

「おかしいと思わない?」
優季が、言うー。

「この日を境に、莉愛はまるで別人みたいになっちゃったの。
 本人に聞いても、”何でもない”ばっかりだけどー
 わたしは、莉愛に何かが憑りついてると思ってる」

優季と当時の莉愛の会話を見つめる康博ー。

”たすけて”

”どうしたの??”

”わたしのなかになにかがはいってくる”

当時の、3/28の会話はそこで終わっていてー
翌日、優季から”昨日は大丈夫だった?”と送ると、

”ごめんごめん わたし、寝ぼけてた”と、莉愛から
返事が返ってきているー。

「--今はもう、莉愛にはほとんど相手にしてもらえなく
 なっちゃったけどー
 絶対、莉愛は何かに憑かれてるー。

 だから、気を付けたほうがいいよ」

優季はそれだけ言うと、立ち去って行こうとするー。

「-ちょ、ちょっと待ってくれ!」
康博は、叫んだー。

立ち止まって振り返る優季ー。
どことなく影のありそうな雰囲気の優季が、
康博の方を不思議そうに見つめるー。

「ど、どうして、それを俺に?」
康博は純粋に疑問だったー。

”莉愛が憑りつかれている”なんて噂は学校内で聞いたことがないー。
と、いうことは、優季は、他のクラスメイトたちには話をしていないことになるー。

”俺と莉愛の仲を、でたらめを言って裂こうとしているんじゃないか”と
さえ、思えるー。

「さっき偶然生徒会室で、莉愛が佐山くんに胸を触らせてるの
 見ちゃったからー。」

「えっ…」
康博は”見られたのかよ!”と思いながらも、優季の方を見つめるー

「”警告”よー。
 莉愛は何かに憑かれてるー
 だからわたしは莉愛と距離を取ってるー。

 佐山くんも、
 莉愛と関わり続ければ、きっと大変な目に遭うー。
 そう思って警告してあげてるの」

優季の言葉に康博は表情を曇らせたー

「--で、、でも、実際に莉愛が憑りつかれた場面を見たわけでも
 本人から聞いたわけでもないだろ!?」

康博が叫ぶと、優季は「まぁ、そうね。でもー」と続けたー。

「-わたしは莉愛の親友だったからー、わかるの。
 今の莉愛は、絶対に、莉愛じゃないーって」

そこまで言うと、優季は、再び立ち去ろうとしながら、
康博に向かって言ったー

「でも、わたしは莉愛を助けようとは思ってないー。
 下手に首を突っ込むと、わたしが憑りつかれるかもしれないからー。

 だから、佐山君も、早く莉愛から離れたほうがいいわ。
 それだけー。

 信じるかー
 信じないかはー、佐山くん次第ー。

 わたしはちゃんと警告したからー。

 じゃ…」

優季はそれだけ言うと、立ち去って行ったー

”優季の影のあるような雰囲気”は、
親友である莉愛を救えない自責の念にも見えたー。

「----は、、はは」
一人残された康博は、しばらくの間、困惑していたが、
無理矢理笑みを浮かべて、呟いたー

「-と、憑りつかれてるとか、そ、そんなわけないし!
 は、はは!」

”莉愛は変態趣味を隠しているだけの普通の女子高生だ”

優季の話を自分の中でなかったことにしようと、
康博は、自分で自分に、何度も何度もそう言い聞かせたー。

③へ続く

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変態彼女の秘密を知ってしまった康博…
彼の運命は…?

次回が最終回デス~!

憑依<変態彼女の秘密>
憑依空間NEO

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