彼女は、変態だったー。
とっても可愛く、明るい彼女なのに、
超がつくほど変態な彼女ー。
しかし、その彼女はー…
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彼女は、変態だー。
男子高校生の佐山 康博(さやま やすひろ)には
彼女がいるー。
同じクラスの女子高生・藤崎 莉愛(ふじさき りあ)-。
莉愛はとても可愛らしく、
気配りも出来て、
成績も超がつくほど優秀ー。
クラスの人気者だー。
康博にとっては雲の上のーー
いや、雲どころか、地球の大気圏を突き破るぐらい上の存在であった莉愛ー。
康博は、大人しい性格ではないものの、
下心丸出しな性格で、
いつも親友の晴彦(はるひこ)と、エッチな話ばかりしているため、
女子からは嫌われており、女子とは全く縁がなかったー。
そんな康博がー
ある日、莉愛から呼び出されたのだー。
生徒会副会長でもある莉愛から呼び出された康博はー
小言を言われるのだろうと、覚悟して呼び出された部屋に向かったー。
だが、莉愛の用件は、康博が想像もしていなかったものだったのだー。
「---わたしを、彼女にしてほしいのー」
「---へ?」
康博は、思わず首を傾げてしまったー。
目の前にいる莉愛が何を言っているのか、まるで理解できなかったー。
男子の友達はそこそこいるが、
エロすぎるために、女子からは相手にもされないような康博が、
超がつくほどの美少女で、成績も超がつくほど優秀な
莉愛に告白されるなど、
脳がオーバーヒートを起こして、まるで何が起きているのか
理解できなかったー。
フリーズするパソコンのように、口をぽかんと開けている
康博に対して、莉愛は「わたしと、付き合ってー おねがい!」と
甘えるようにして、言葉を続けたー
康博はようやく我に返るとー
”そうか。俺のようなエロくてキモイ男子に告白するってことはー”
「--罰ゲームだな」
心の声の最後の部分だけ、つい口に出てしまったー
莉愛は「え?」と不思議そうにしながら
康博の方を見つめ返して、そして笑ったー。
「--あ、もしかして、わたしが罰ゲームで
佐山くんに告白してると思ってる?」
莉愛が綺麗な黒髪を触りながら、
「-そんなわけないでしょ?」とほほ笑むー。
「-わたしがそんなことするような子に見える?」
莉愛の言葉に、
康博は「い、、いや、、」と首を振りつつも
「じゃあ、なんで?」と、莉愛に言い放つー。
莉愛が自分に告白する理由は、ないはずだー。
康博は別にイケメンでもなければー
ただエロいだけの男子だし、
莉愛と同じ生徒会にいるわけでも
同じ部活に所属しているわけでもないー。
莉愛が、康博を好きになる理由など、
何一つないはずなのだー。
「---変態だったから」
莉愛が呟いたー
「え?」
康博は、思わず聞き返すー。
「-佐山くん、変態だからー…
そこが好きになったの」
莉愛の信じられない言葉に、
康博は思わず変な笑みを浮かべながら、
莉愛に対して言い放ったー
「-ごめん、あの、藤崎さんが何言ってるのかよくわかんない…」
そんな康博の言葉に、
莉愛は「--変態が好きだって言ってるの」と、康博のズボンの上から
突然股間に手を触れたー
「-うぁっ!?ちょ?!」
驚く康博ー。
「ーー佐山くんも触りたいでしょ?ほら、いいよ」
自分の胸を触るように促す莉愛ー。
「--え…ちょ…?え…?」
意味が分からないー
康博は、”あ、そっか、これで俺が藤崎さんの胸を触ると、きゃ~!とか言われて
生徒指導室に引きずられていくやつだな”と、頭の中で考えたがー
莉愛は、そんな康博の考えを見透かしたかのように
「いいから早く揉んでみて!」と、強引に、康博の手を掴んで
莉愛は自分の胸を揉ませたー。
「---佐山くんー」
莉愛は、康博に胸を揉ませながら、
色っぽくほほ笑んだー
「-わたし、変態なの」
とー。
「---え…」
「-変態が、変態を好きになる
自然のことでしょ?
どう?わたしを彼女にしてくれる?」
マジかー。
康博はそんな風に思ったー。
”俺は変態だ”
それは間違いない。
下心丸出しのエロエロ変態野郎だ。
そんな自分にー
自分から胸を触らせるような変態女が出現するなんてー。
康博は、ズボンをパンパンに勃起させながら
「--か、、か、、か、彼女にしましゅ!」と、叫んだー
あまりの急展開に語尾も変になってしまったー
そんな康博を見つめると、莉愛は笑いながらー
「変態同士、仲良くしましょ!」と笑みを浮かべたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
付き合い始めた日のことを思い出しながら
康博は、教室で他の女子と話している莉愛の方を見つめるー。
あれから既に半年が経過しているー
半年経過しても、莉愛は彼女のままでー
何か”裏”があるようには思えなかったー。
罰ゲームでの告白を半年も続けるはずがないしー
康博に変態行為をさせて、周囲に助けを求め、康博を停学や退学に
追い込もうとしているのであれば、とっくにそうしているはずだー
半年も準備する必要はないー。
半年も続いているということはー。
彼女は正真正銘の変態なのだとー、
康博は、そう、理解していたー。
莉愛は、周囲に隠すようなこともしなかったー。
あの日、付き合うことを決めた直後、
莉愛は康博と付き合い始めたことを
友達に堂々と宣言したー。
”変態”として女子から嫌われている康博ー
当然、女子たちは、「え?なんであいつと?」みたいな
態度だったが、莉愛の持ち前の明るさや、
莉愛自身が気にしていないような振る舞いであることから、
周囲は、次第に莉愛と康博の付き合いを、ふつうのものとして受け入れたー。
一方の男子は”どうやって落としたんだよ?”などと笑っていたー。
普段は、ふつうに振舞っている莉愛ー。
明るい笑顔を振りまき、
男女問わず人気者で、
容姿に気を使っているだけではなく、
勉強も、まるで最初からすべて分かっているかのように
軽々とこなしていくー。
高校生という立場を本当に楽しんでいるかのような、莉愛ー
だがー
2人きりになると、莉愛は豹変するー。
自分が変態であることを隠そうともせずに、
康博に迫って来るのだー。
「今日、空いてる?」
昼休みー
莉愛が康博の元に近づいてくるー。
康博が「え?」と、莉愛に返事をすると、
莉愛は小声で
「今日、お父さんとお母さんが仕事で夜遅くまで帰ってこないの」
と、囁いたー
「---!」
それだけで勃起しそうになってしまった康弘ー。
”今日、両親がいない”
その意味を、康博はよく理解しているからだー。
付き合い始めてから半年ー
今までにも、そう誘われたことが何度かあるー。
莉愛は、両親がいない日に、
自分の家に康博を呼び出しー
変態である本性を曝け出すのだー。
誘われただけでゾクゾクしてしまう康博ー。
「---どう?」
莉愛がにっこりとほほ笑むー
清楚で可愛らしい美少女がー
あんなに変態でー
しかも、自分の彼女だなんてー。
康博は、まるで夢を見るような心地で
この半年間を過ごしたー
親友の晴彦が”お前、最近エッチな話あまりしなくなったよなぁ~”などと
揶揄ってくるぐらいに、エッチな話はしなくなったー。
莉愛という”生身の女”が、自分の欲求を満たしてくれるのだー
今の康博は、莉愛に夢中だったー。
もし、莉愛が悪意を持つ女子だったら、
今頃康博は破滅しているかもしれないが、
莉愛は「わたしを満足させられる変態を探してたの」と
嬉しそうにしていたし、
単純に変態目的のようだったー。
「ーーわ、わかった。莉愛の家に行くよ」
康博がそう返事をすると、
莉愛は顔を赤らめながら「ゾクゾクしちゃう」と、小声で
囁いてから、自分の座席の方へと戻って行ったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
放課後ー
一足先に帰宅した莉愛は、
両親が、仕事で帰ってこないことを
改めて確認すると笑みを浮かべたー。
「--はぁぁぁぁ…たまんねぇぜ」
胸を揉みながらペロリと唇を舐める莉愛ー。
莉愛が”変態”なのには、理由があったー。
身体は莉愛でも、
中身が”変態男”だからだー。
莉愛は、憑依されていたー。
高校に入学した直前の春休み、
莉愛は男に憑依されていたのだー。
今の莉愛は、莉愛であって莉愛ではないー。
男は、”高校入学直前”というタイミングを狙い、
莉愛に憑依したー。
理由は簡単だったー。
中学までと高校では、
同じ学校に通う同級生の顔ぶれが、だいぶ変わるー。
そのため、”性格が急にある程度変わっても”
疑問に思われにくいー。
JKかJDを乗っ取りたかった男は
”入学直前”のタイミングしかない、と判断して、
中学卒業後、高校入学前のタイミングの莉愛に憑依したー
もちろん、親や、
ある程度の中学時代からの知り合いとの関りは避けられないが
このタイミングは
”もうわたしも高校生だし、心機一転!”という
言い訳も成り立つタイミングで、最高のタイミングだったー。
そうしてー
莉愛を乗っ取った男は、女子高生・莉愛として
高校生活を満喫していたー。
成績が”超”がつくほど優秀なのも、そのためだー。
莉愛に憑依した男は、犯罪を犯さない程度に変態であったため、
女性からは全くモテず、友達も少なかったが
勉強だけはできたため、成績は元々優秀だったー。
しかも、男は、莉愛に憑依した時点で、30代後半ー
男からしてみれば”高校の授業”は2回目であり、
既に理解していることをやるだけだから、
成績が超優秀でも今の莉愛にとっては当たり前なのだー。
♪~~~~
「あ、きた!」
莉愛が笑みを浮かべるー。
康博に告白したのはー
”クラスで一番エロイ男子だったから”
それだけだー。
「--二人でたっぷり、楽しもうね、康博 ふふ」
莉愛はそう囁くと、康博を家に迎え入れるために
玄関の扉を開いたー。
莉愛の家に入った康博は
ドキドキしながら莉愛の方を見つめるー。
莉愛は、メイド服を着ていて、エッチなことをする気満々の
雰囲気だったー。
「--わたしがメイド服着てると、興奮しちゃう?」
莉愛が、自分の部屋に向かって歩きながら呟いたー。
「え…う、、うあ…そ、その…」
康博が女子に直接”興奮しちゃう”と言うのは
気が引けて戸惑っていると、
莉愛は「--ふふ、わたしの前では遠慮しなくていいって言ってるでしょ?」と
ほほ笑んだー
「--し、、しちゃう…するに決まってるだろ?」
康博が言うと、
莉愛は微笑みながら「わたしも、しちゃう♡」と、甘い声で囁いたー。
部屋にやってくると、莉愛は
「今日もい~っぱい”本当のわたし”を見せてあげるー」
と、嬉しそうに微笑んだー
顔を赤らめて、下品な笑みを浮かべている莉愛
康博はそんな莉愛を見つめながら
ゾクゾクしていたー。
”莉愛が、こんな変態だったなんてー”
たまらないー
クラス一の美少女で、優しくて成績優秀な
この子がー
こんな、変態趣味を持っているなんてー。
「--ふふふふ、こんな大きくなっちゃって~」
莉愛は笑いながら、康博のズボンを下ろしているー。
そして、大きくなったそれをイヤらしい手つきで
撫でて来るー。
「--ふへっ…わたし、、興奮しちゃう♡」
莉愛は、まるでエロ親父のような表情で、
「-康博のミルク、飲んじゃおっかな♡」と
笑いながら、そのまま康博のソレを躊躇なく
口に咥え始めたー。
康博は、うめき声をあげながら、
ほんの数秒で、莉愛の口の中に盛大に
液体をぶちまけたー。
莉愛は、嬉しそうに笑いながらー、
ペロリといやらしくそれを舐めるー。
学校とはまるで違う
”変態”な彼女を前に、康博は
身体が張り裂けてしまいそうな興奮を感じながら、
莉愛を見つめて、顔を真っ赤に赤らめたー。
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
変態な彼女にデレデレの彼氏…!
その正体に気づく日(?)は来るのでしょうか~?
続きはまた明日デス~!
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