謎のボードゲームに挑戦させられる4人ー
身体に起きる「TSF」な異変の数々に
戸惑う4人の運命は…?
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”6”
「----!」
サイコロを振った健太郎の彼女・愛花のサイコロは”6”だった。
「---」
裕美になってしまった健太郎と
健太郎になってしまった裕美が
戸惑いながらその行方を見つめるー。
「--ぐふふふふ」
嫌われ者の信田が愛花の方を見つめながらイヤらしい笑みを浮かべているー。
「----お~~~」
主催者の覆面の男が呟いた。
”アイテムカードを1枚手に入れる”
と書かれていたー。
「--おめでとう。アイテムカードをゲットです」
主催者の覆面男が拍手をするー
「アイテムカード?」
愛花が首を傾げると、覆面の男が、カードを1枚飛ばしたー。
自分のターンの開始時と終了時に
好きなタイミングで使えるカード…
それが”アイテムカード”だったー
「---!」
愛花が手に入れたアイテムカードの効果を見つめて
目を見開くー。
「-逆転するための大事な鍵です。
大切にしてくd-
「--使うわ」
愛花が、覆面男の言葉を遮ったー
「--!」
覆面男の言葉を遮って愛花が使った”アイテムカード”はー
”真実の光”というカードだったー
その効果はー
”全員の状態を元に戻す”というものー
テーブルが光に包まれるー
そしてー
「--!」
「--あっ!」
入れ替わっていた健太郎と裕美が驚くー
2人が、元通りに戻っていたー。
「---アイテムカードの力か…?」
健太郎が言うと、愛花が「そうみたい」と頷くー。
入れ替わってしまった健太郎と裕美を元に戻すために、
愛花は迷わずアイテムカードを使ったのだったー。
「--ありがとな、愛花」
健太郎がお礼の言葉を口にすると、
愛花は「どういたしまして!」とほほ笑んだー。
絶対に踏んではいけないマスがいくつかあるー
”憑依されて全裸で外を走る
社会的に死ぬ”
”洗脳されて、この場で切腹
武士道を体現する”
”皮にされて、支配者の洋服となる”
先程、裕美が指さしたマスの他にも、
危険なマスはいくつかあるー。
それらを踏まずにゴールしないといけないー。
「----」
次は、眼鏡の大人しい女子大生・裕美の順番ー。
裕美は、困り果てた様子で深呼吸すると、
サイコロを振ったー。
”1”
”洗脳されて恥ずかしい過去をひとつ話す”
「--!」
裕美が「えっ…」と、戸惑うと、
覆面の主催者が「あ~あ、残念!」と笑みを浮かべてー
そして、鋭い眼光を裕美に向けたー
「あっ……」
裕美の目がとろんとしていくー
「--ちょ!?佐崎さん!?」
驚く愛花ー
「--お、、お前!佐崎さんに何を!?」
愛花の彼氏・健太郎は覆面の主催者に向かって叫ぶー
しかしー
覆面の主催者は”マスの効果に沿って、やっているだけのこと”と、
笑みを浮かべるー。
「--さぁ、恥ずかしい過去を話すんだ」
覆面の男が言うと、裕美は「はい…ごしゅじんさま…」と虚ろな目のまま
呟いたー
「--わたし…実はコスプレが大好きで…
家で隠れて、メイド服を着たり、チャイナドレスを着たりして…
ひとりで、エッチしてるんですぅ…」
裕美がうつろな目のまま呟くー
「マジかよ!ふへへへ エロすぎだぜ!」
嫌われ者の信田が涎を垂らしながら言うー
愛花と健太郎は表情を歪めているー
”裕美が自分からこんなことを話すはずがない”
それはつまり、裕美が本当に洗脳されていることを
意味していたー
「ふふふ ご苦労様」
覆面の主催者はそう言うと、
裕美は「うぁ…」とうめき声をあげて正気に戻ったー
周囲を見渡す裕美ー
「わ、、わたし、、今、何をしゃべりました…?」
裕美が不安そうに愛花に小声で尋ねるー
愛花は「う、、うん…大したことじゃなかったよ」
と、笑みを浮かべたー。
「---へへへ」
嫌われ者の信田の順番がやってきたー。
サイコロを振る信田ー
”3”
信田のサイコロの目は”3”だったー。
”新しい洋服が欲しくなったー
他のプレイヤーのうち、一人を皮にして”着る””
そう、書かれているマスに止まった信田ー
「うへっうへへへへへへへへっ」
信田が笑みを浮かべるー
「おやおや、凄いマスに止まりましたね」
主催者の覆面男が笑みを浮かべると、
「あなた以外の三人の誰かを、皮にして乗っ取ることができますー
誰にしますか?」と、尋ねたー
「--ちょ!?おい!?どういう意味だよ?」
健太郎が戸惑うー
しかし、そんな健太郎の言葉は無視されー
信田はニヤニヤしながら指をさしたー
「愛花ちゃんのエロイボディが欲しいなぁ…」
指をしゃぶるようなしぐさをしながら、信田が
愛花を見つめるー
「おいテメェ!」
健太郎が怒りの形相でテーブルを叩いたー
しかしー
パキッー
「--え」
愛花が違和感を感じて表情を曇らせたー
愛花の後頭部に、今まで感じたことのないような刺激が
走ったのだー
「え…あ、、、えっ…た、、たすけ…」
愛花が引き裂かれるようにして、真っ二つになっていきーーー
そして、着ぐるみのような姿となり、
床に無残に横たわったー
「ま、、愛花!」
健太郎が叫ぶー
「-さぁ、どうぞ」
覆面の主催者が言うと、信田はニヤニヤしながら
「俺の愛花ちゃん…うひひひひ」と笑みを浮かべたー
不思議なことに、愛花の皮を着用すると、
信田の身体のサイズも、愛花のサイズに適応して、
完全に愛花そのものになったー
「うひひひひひひひ ひひひひひひひひっ♡」
下品な笑みを浮かべて胸を揉み始める愛花ー
「愛花!おい!やめろ!やめるんだ!」
健太郎が叫ぶー
大人しい裕美は、目をそらしているー
「うへへへへへ お前の彼女は、僕のものだぁ♡」
愛花がはぁはぁ言いながら、健太郎の方をみるー
「おい!ふざけるな!今すぐやめさせろ!」
覆面の男の方をみながら、健太郎が叫ぶー
「こんなこと、許されると思ってるのか!」
健太郎の言葉に、覆面の男は、首を振ったー
「-ルールはルールです」
とー。
「-ふざけるな!愛花を元に戻せ!」
机を叩いて、健太郎が座席から立ち上がると、覆面の男は言ったー
「暴力でも振るうつもりですか?
言っておきますがー
”ゲーム”の”ルール”を破った人間は
その場で”ゲームオーバー”です」
覆面の男の言葉に「何がゲームオーバーだ!」と叫ぶ健太郎ー
しかしー
「---!」
ズズズ…
覆面の男から、底知れぬ”闇”を感じたー
健太郎は”ルール違反”をすれば
最悪自分が死ぬことになると悟りー
そのまま着席したー。
「くそっ!」
”アイテムカード”を引けば、なんとかー
「--あぁぁぁ♡ 愛花ちゃん♡」
愛花がニヤニヤしながら両胸を揉み続けているー
「くそっ!お前!覚悟しておけよ!」
健太郎がそう叫ぶと、
2ターン目が回って来た。
サイコロを振り、マスに移動するー。
”ランダムで他のプレイヤーの姿に変身する”
「--くそっ!」
健太郎が机を叩くー
しかもーー
嫌われ者の巨体男子・信田の姿に変身してしまう健太郎ー
「お、、おい…くそっ!!!」
信田の声で叫ぶ、信田姿の健太郎ー
愛花を、愛花を早く助けないとー
そう思いながら、愛花を見つめるー
「-わたしのターン うふっ♡」
わざと、あざとくウィンクする愛花を乗っ取った信田ー。
乗っ取られている愛花がサイコロを振るー。
”コスチュームチェンジ”
そのマスを見て、乗っ取られている愛花が笑みを浮かべるー。
「-そのマスは、ランダムでお着替えするマスですね」
覆面の主催者がそう言うと、指を弾いたー
次の瞬間ー
愛花の服装が、バニーガールの衣装に変わるー
「うほほおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
信田に乗っ取られている愛花が興奮した様子で叫びー
太ももやら胸を触りまくるー
「くそっ!くそっ!!くそっ!!!」
健太郎が怒り狂った形相で叫ぶー。
「---わぁ…♡」
コスプレ趣味を持つ大人しい裕美が、愛花を見て
目を輝かせているー
「--はっ!」
健太郎の冷たい目線を感じ取った裕美が、
サイコロを振るー。
”指定した乗っ取られたプレイヤーを解放する”
と、いうマスだったー
健太郎が「よし!」と叫ぶー
裕美は、乗っ取られている愛花の方を見つめると、
「--じ、じゃあ…」と、愛花を指さしたー
「く、、くそおおおおおおおおお!」
怒りの形相の愛花の後頭部がぱっくりと開いてー
信田が愛花の中からはじき出されるー。
着ぐるみ状態の愛花に、主催者の男が手をかざすと、
愛花は元の姿に戻ったー
「はぁ…はぁ……」
愛花が目に涙を浮かべながら怯えているー。
「--だ、大丈夫か…?」
健太郎が言うと、愛花は泣きながら頷いたー。
「くそっ!くそっ!くそっ!くそっ!
僕の愛花ちゃんなのに!!!!」
信田が巨体を揺らしながら怒りの形相で叫ぶー。
不安になった健太郎は”主催者”に尋ねるー。
「--もし、乗っ取られたりしたまま、ゲームが終了したらどうなる?」
とー。
入れ替わったり、皮にされたりー
そんな状態のまま”ゴール”にたどり着いたらどうなってしまうのかー。
そんな、不安だー
「--ふっ」
主催者の覆面男は笑ったー
「-”そのまま”に決まってるじゃないですか」
ーーー!!!
健太郎は表情を歪めるー。
ただゴールするだけではダメだー。
乗っ取られたり、入れ替わったりしたままゴールしたら
取り返しのつかないことになってしまうー
「あ、、あの…わ、、わたし、やっぱりやめます」
大人しい眼鏡女子の裕美が立ち上がったー
「--し、失礼します」
裕美は、逃げ出そうとしていたー
この”危険なゲーム”からー
「--ゲームを途中で抜けるってのは良くないなぁ…
礼儀がなってないー
途中退出は”BAN”の対象ですよ?」
主催者の覆面男が言う。
裕美が震えだすー
「----やめる?それとも、続ける?」
覆面男が笑うー。
「---さ、、佐崎さん…や、、やろう…続けよう」
健太郎は、このまま裕美が退出すれば、
裕美の身に何が起こるか分からないと判断して、
裕美に続けるように言ったー
目に涙を浮かべる裕美ー
「ぐへへ!」
巨体を揺らしながら信田がサイコロを振るー。
「もう一度ー!
もう一度乗っ取ってやるぜ!」
そう叫びながら!
「--」
信田がニヤッとするー。
”他のプレイヤーの姿に変身できる”
信田はニヤニヤしながら、「今度は裕美ちゃんになってみようかぁ」と
汚らしい笑みを浮かべながら宣言するとー
信田が由美の姿に変身したー
「-ふひっ…ふひひひひひ…控えめなこの声で…
うひひひひひ」
裕美の姿になった信田は、「信田くん、大好き♡」と、裕美の声で
甘い声を出したー
本物の裕美が、泣きそうになりながら
裕美に変身した信田を見つめるー。
「--!」
裕美姿の信田は、笑みを浮かべたー。
”変身したあとに、アイテムカードを1枚手に入れる”
と、書かれていたのだー。
主催者の男から、アイテムカードを1枚手に入れて笑みを浮かべる信田ー
「くそっ!」
健太郎がサイコロを振るー。
「----!」
健太郎は表情を歪めたー
「--え」
「---!」
彼女の愛花も表情を歪めるー
健太郎の止まったマスはー
”憑依されて全裸で外を走る
社会的に死ぬ”
「---…お、、おい…これは…」
健太郎が主催者の男の方をみるとー
主催者の男が笑みを浮かべたー
そして、主催者の男がガクッと倒れるとー
「うっ…」
と、健太郎が呟いたー
「え…ちょっと…?健太郎!ちょっと!やめて!ねぇ!」
愛花が立ち上がって健太郎にしがみつくー
しかしー
「残念…この男は、ゲームオーバーだー」
憑依された健太郎はそう呟くと、服を全部脱ぎ捨ててー
そのまま部屋から笑いながら飛び出して行ったー
「いやあああああああああああああああ!!!」
愛花の悲鳴が上がるー
裕美が泣きながら目を逸らすー。
信田が「ひひひひひひ」と笑うー
健太郎が全裸で部屋から飛び出してから数分ー
「--ゲームオーバー」
意識を取り戻した主催者の男が笑うー。
泣き叫ぶ愛花ー
そんな愛花に対して、主催者の男は無情に続けたー
「--さぁ、君のターンだ
止まるマスには、気を付けるんだよ」
無気味に笑う主催者ー。
外でパトカーの音が聞こえるー。
全裸で飛び出した健太郎が通報されて、
駆け付けたパトカーの音だー。
愛花は、震えながら、主催者の方をみるー。
「許さない…あんた…絶対に許さないからー」
そう叫ぶ愛花は、サイコロを怒りの形相で放り投げたー
③へ続く
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コメント
主人公っぽい人が最初に脱落…笑
残り3人の運命は…?
次回が最終回デス~!

コメント
コスプレ趣味を持ってる裕美がバニーガール姿の愛花を見て目を輝かせているのが最高に好きです…
わわわ~!笑
ありがとうございます~!★!
ドキドキ描写ですネ~★