<憑依>小さいからこそいいんだよ!②~小さいは正義~(完)

貧乳を愛する男子高校生は、
巨乳を愛する親友に、
小さいことの素晴らしさを説くためー、
貧乳の女子に憑依したー。

そして…?

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空き教室で、不敵に微笑む美咲ー

真面目で穏やかそうな眼鏡の女子ー。
そんなイメージとは不釣り合いな、
不敵な笑みだー。

「え…今、なんて…?」
浩平は戸惑うー。

巨乳を愛する浩平はー
親友の俊からー
”貧乳の良さを教えてやるから、覚悟しておけよ”と、
そう、呼び出されて、
昼休みの今ー
この、空き教室にやってきている。

だが、空き教室にやってきたのは、
その俊ではなく、
クラスメイトの美咲ー

しかも、なんだか、様子がおかしいー

「貧乳の良さ、教えてあげるって言ってるの」
美咲が微笑むー

「は、、、え…????え???」
浩平は、美咲の口から出てきた言葉を理解できずにいた。

美咲と特別親しいわけではないが、
同じクラスで、話したことは当然あるし、
直接話さずとも、同じ空間にいるから、
大体、美咲の性格は理解しているつもりだ。

その美咲が、そんなことを言うとは思えないのだ。

「---あ~もう!面倒くさい!
 ほら、わたしの胸、触ってみなさい!」

美咲が、挑発的な笑みを浮かべながら言うー。

浩平はさらに戸惑うー

「え…で、、でも…」

「いいから触れよ!ほら!」
美咲がニヤニヤしながら、浩平の手を無理やり掴んでー
胸を触らせたー

「うあっ…あっ…」
浩平は、女子の胸など直接触った経験は、ないー。
少なくとも、学校では、絶対にないー。

戸惑い、真っ赤になりー
そして、語学力を失っていたー

「どう?わたしの貧乳は?」
美咲が、笑いながら言うー。
気持ちよさそうに微笑んでいる美咲ー

「え…あ、、、え…」
浩平は、真っ赤になったまま、
なおも言葉を絞り出せないー

無理やり掴まれた左手に伝わる
美咲の胸の感触ー

小さいーとは言え、
男子のそれとは明らかに違うー
確かなる感触ー

左手から伝わる形容しがたい、
極上のハーモニーとも言える、
感触がー
浩平を戸惑わせていたー。

「--ほ、、ほ、、ほそ、、細川さん、、
 自、、自、、自自、、自自、、自分のこと、、貧乳だなんて…」
浩平は真っ赤になりながら
完全に挙動不審な状態で、そう呟いたー

「だって事実でしょ?わたしのおっぱい、小さいもん」
美咲が微笑むー

「--あぅぅ…」
浩平は、”細川さんってこんなことする子だったっけ?”って
思いながら、

「ほ、、ほしょかわしゃん…」と、
意味不明な言葉をつぶやいたー。

美咲が、浩平の手をようやく放すー
そして、自分で両胸を揉みながら
「ちっぱいっていいよねぇ~~~~♡」と
赤くなりながら微笑んだー。

「-な、、な……
 で、、、でも、、でも!」
浩平が叫ぶー

「でも、俺は、、ほら…
 大きい方が、そうやって揉んでるときも、揉みがいがあると思うし、
 遠くからでも、明らかにほら、、なんだか、美しいフォルムっていうか…」

浩平は真っ赤になりながら
とても女子を目の前にして言うべき言葉ではないような
言葉を口にした。

美咲の様子が変だからだろうか。
自分まで、おかしくなってしまいそうだー。

「ふ~ん…触ってもまだ、ひんぬーのエロさに気づかねぇか」
美咲がそう呟くー。

「え…?」
浩平は、美咲の言葉遣いがおかしい気がして、
一瞬戸惑ったが、
美咲の次の行動に驚いて、
そんな疑問ははじけ飛んでしまったー

「-!?!?!?!?!?」
浩平が目を見開くー

美咲が制服のリボンを乱暴に外して
「--実物を見れば、小さいからこその良さに
 気づくんじゃない?」と、笑いながらー
制服を躊躇なく脱ぎ始めるー

「お、、おおい!?!?
 ここ、学校だぞ!?」
浩平が裏返った声で叫ぶー

「うるさい!」
美咲は大声で怒鳴ったー

「お前に貧乳の良さを見せつけてやるんだ!」

美咲の声は、確かにいつも通りだー
目の前にいるのは、確かに美咲だー

だがー
何故だろうー
目の前に、貧乳好きの親友ー
俊がいるような気がしてならなかったー

ブラを乱暴に外して、空き教室の中で放り投げると、
「ほら、見なよ」と、美咲が叫ぶー。

小さいながらも、確実にそこに存在する胸ー

浩平は、目を逸らしかけるも、
美咲に「ちゃんとみろ!」と言われて、
「はひっ!」と、美咲の胸を見つめたー

た、確かに巨乳とは異なるエロさがあるー、
言葉には表現しがたいが、
浩平から見ても、美咲の身体に
芸術性を感じたー

「あーー、、ぅ……」
浩平は語学力を完全に失い、
勃起して膨らんでしまったズボンを隠すことも忘れー

ただ、茫然と美咲を見つめた。

「どうよ?貧乳女子は?」
美咲が腰に手を当てながら笑うー。

「す、、、す、、俊に金でも積まれたのか?」
浩平が、悲鳴にも似た声を上げるー

「あん?」
美咲が、鼻で笑いながら言うー。

「き、今日の、、今日の細川さんは、おかしいぞ!
 普段、そんなことするイメージじゃないじゃないか!」
浩平は、美咲の胸から目を逸らしながら
「先生とか来たらやべぇから、早くそれ、、つけてくれよ」と
放り投げたブラの方を指さしながら
真っ赤になって叫ぶー

「しょうがねぇなぁ」
美咲はそう言いながら、ようやくブラを手にすると
「--っ、はははは」
と、急に笑い出したー

「--な、、な、、な、、ど、、どうしたんだよ?」
浩平はうろたえながら叫ぶー。

もはや、美咲が何で笑っているのかも分からないー。
頭がおかしくなったのかとすら思えるー

「つけ方なんて知らねーよ」
美咲はそう言うと、ブラを放り投げて、
制服だけ身に着けたー

ノーブラの状態の美咲ー

「は、、はひっ!?って、、おぉぉい???」
浩平は、投げつけられたブラを反射的に
掴んでしまって、真っ赤になっているー

「ほ、、細川さんの、、うわ、、、あ…」
浩平は、ブラを持ちながら悲鳴を上げるー。

「--俺だよ」
美咲は近くの机に飛び乗りながら言うー。

「--俺だよ、俊
 金積んだんじゃなくて、
 身体を借りてるんだよ。

 ブラなんかつけたことねーし
 つけ方なんか知るかよ」

美咲は耳をほじりながら笑みを浮かべたー。

「え、、、え…え????」
浩平は戸惑っているー

美咲は、そんな浩平に対して、
「--俺さ、細川さんに憑依してるんだよ」
と、呟いたー

「え…???お、、、お前、、や、やっぱり俊なのか?」
その言葉に、美咲はほほ笑んだー。

「--当たり前だろ?細川さんがこんなことするわけねぇ」
と、美咲の声で、そう呟いたー。

「お、、お、、、驚かすなよ!?
 って、、か、憑依って?」
浩平は、混乱しているー

憑依、というワードは聞いたことがあるが、
まさか本当にそんなことができるなんてー、と
信じられない気持ちでいっぱいになる。

「---ははははははは!で、貧乳の細川さんの身体はどうよ?
 細川さんの、ちっぱいは最高だろ~?」

美咲が胸を揉みながら言うー

「お前…細川さんの身体でとんでもない台詞を…
 細川さんに殺されるぞ?」
浩平が戸惑いながら言うと、
美咲は「わたし~そんなことしないから大丈夫~♡」と
美咲のフリをして答えたー

「--それに、乗っ取ってる間の記憶は残らないしな」
と、美咲は呟くと、
「貧乳、いいだろ?」と、笑みを浮かべたー

しかしー
浩平は首を振ったー

「いいやー、
 た、確かに小さいには小さいの魅力はあるかもしれねーけど、
 俺は、、俺は、でっけぇのが好きなんだよ!」
と、叫ぶー

「---……」
美咲は”くそっ”と舌打ちすると、
”でも、まだ奥の手があるぜ”と笑みを浮かべるー。

「--っ、まぁいいさ、俺の身体がある空き教室まで移動しようぜ」
美咲がそう呟くと、

「お、おい、ブラは!?」
と、浩平が、手に持ったままの美咲のブラを見せる。

「--あ~~、隠しとけ!お前がほら、ポケットなりズボンの中なり
 適当に突っ込んどきゃいいんだよ」

美咲はそう言うと、「行くぞ」と、空き教室の外に出た。

「おい!待てよ!」
浩平が叫ぶー。

美咲の後を追うー。

そしてー

「----!!!!!!!!!」
美咲が、移動先の別の空き教室ー
俊が美咲の身体に憑依した場所にたどり着いて
立ち尽くしていたー

「---ーこんなところに連れてきて、どうすーー」
後から空き教室に入ってきた浩平も、固まったー。

抜け殻になって、放置されていた俊の身体がー
すぐ横に積まれていた机の山が、
崩れ落ちてきてーーー

下敷きになっていたー

美咲に憑依したときにー
俊自身の身体を放置した場所は
危険な場所だったのだー

「--そ、、そ、、そんな…!」
美咲はうろたえた様子で、
自分の身体の上に崩れた机をどかすー。

頭から血を流している俊の身体ー

「そ、、そんな…!そんな…!」
俊が憑依している美咲が、慌てた様子で空き教室から
飛び出して、美咲のフリをして助けを呼びに行くー

「お、、おい!?」
狼狽える浩平ー

そしてー
俊の身体は、崩れてきた机の山の下敷きになった際に
頭を強く打ちー
助からなかったー。

翌日ー

「---なぁ…浩平」
夕日を見つめながら、美咲が言うー。

「---…ん?」
浩平は、戸惑いながら美咲の方を見た。

「--俺、いつまでも細川さんを乗っ取ってるわけにも
 いかないからさー
 
 そろそろ、逝くわ」

美咲は悲しそうに呟いたー

「-----」
浩平は答えないー。

”他人に憑依なんてしたから自業自得”
なのかもしれないが、
それでも、親友が目の前から消えようとしている状況に
浩平は、寂しさと悲しさを覚えていたー。

「----……俺からの遺言…と思って聞いてくれるか?」
美咲が言う。

浩平が、美咲の方を見るー。

「----貧乳…」

「は?」
浩平は首を傾げた。

美咲が言う。

「-巨乳より、貧乳が好きって言ってくれよ」
美咲が、呟くー

「はぁ!?」
浩平は戸惑うー

憑依から抜け出して、
帰るべき身体を失った俊は、消えるー。

それなのに、最後に言う言葉がそれか?と
呆れながら、
浩平は答えたー

「--わ、わかったよ…これから死ぬ親友にー…
 そう言われちゃ…な…」

浩平は頭を掻きながらー

「巨乳が好きな気持ちは消えないけどー
 お前の分まで…貧乳も好きってことにしておいてやるぜー」

と、答えたー

「ありがとうー
 じゃあな」

満足そうに、美咲は、微笑むとー
その場で眠るように意識を失ったー

俊が消えるー。

「---バカなやつだぜ、お前は…」
浩平は寂しそうにそう呟いたー

”巨乳好きの俺に貧乳の良さを伝えるために
 貧乳の子に憑依して
 挙句の果てに自分の身体を失って
 消えちまうなんて…”

「--命懸けの貧乳布教かよ…」
浩平は、寂しそうに今一度呟くとー

「ま…お前に免じて…小さいのもいいんだよって
 ことにしておいてやるぜー」

と、呟いたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1か月後ー

美咲は意識を取り戻し、
今まで通り普通にしているー

意識が飛んでいた間のことは
俊が上手くやったのか、
美咲が不安がることもなく、
いつも通りになったー

そしてー
浩平は、消える間際の俊に言われたからかー
憑依された美咲に誘惑されたからかー

貧乳がいつの間にか好きになっていたー

美咲との接点もなんだか多くなりー

やがてー
巨乳よりも貧乳が好きになった浩平ー

他の男子に向かって
「小さいからこそいんだよ!」と叫んでいる浩平ー

そんな浩平を見てー

美咲はクスッとほほ笑んだー

「--ふふふ、計画通り、お前を貧乳好きにしてやったぜー」
美咲が口元を歪めるー

”俺の演技ー 最高だったな”

美咲のようなかわいい子の身体を乗っ取ったのに、
元の自分の身体に戻る?

そんなこと、するわけないー

自分の身体が、
死ぬようにー
上手く、空き教室で、崩れそうな机の傍に
自分の身体を置いたままにしてー

狙い通り、自分の身体は死んだー。

そしてー
”帰る場所を失ったから”と、
美咲から”出て行って消えるフリ”をするー。

そうすることで、
誰も、美咲が今も乗っ取られていることに気づかないー
もちろん、浩平も気づかないー

浩平は完全に”俊が消えた”と思っている。

さらにー
”消える親友からの遺言”として、
貧乳を好きになってくれー
と、お願いしたことによってー
浩平は、貧乳が好きだ!と叫ぶまでになったー

”友からの遺言”は、強い効果を発揮したー

今ではー
浩平は、小さいのが大好きだー

美咲は笑うー

親友の浩平を、貧乳好きにしてー
自分は、貧乳の美少女の身体を手に入れたー

目的は達成されたー

「細川さんの身体、、ゲットぉぉぉぉ…♡」
小声で美咲はそう呟くと、誰にも見られないように、
胸を軽く触って、不気味な笑みを浮かべたー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

彼の目的は達成されました…!!

お読み下さりありがとうございました~!

明日からは他者変身(全2話)を書いていきます~!

憑依<小さいからこそいいんだよ!>
憑依空間NEO

コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    貧乳であったがために体乗っ取られてしまった細川さん、お気の毒に。

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます~!

    とても気の毒ですネ~…!

    憑依はされる側にとっては
    いつも理不尽なものデス…!

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