憑依されている影響で、
徐々に変わっていく少女。
支配されていく彼女の運命は…?
---------------------
「---ふふふふふ…♡♡」
結花は自分の部屋で、自分の身体を触りながら
ニヤニヤしていたー
「--わたしって…エッチ… 興奮しちゃう…!」
ミニスカートを履いて、自分の太ももを撫でながら
うっとりとした表情を浮かべる結花ー
「あぁぁぁ…この太もも、えっろいなぁ…うふ…ふふふふふ」
自分の身体に自分で興奮しているー。
結花は、元々そんな子ではないー。
だがー、
今の結花は違う。
度重なる憑依によって
結花を乗っ取っている男の下心や欲望が
結花自身にも影響を与え始めているー
「--あぁぁ…もう我慢できない」
結花は自分の部屋の机の角で、突然、角オナを
初めてしまうー。
激しく身体を動かして
激しく声を出すー。
「--んあっ♡ あっ♡ 女の身体…ゾクゾクするぜぇ…♡」
結花が叫ぶー
結花は、今、乗っ取られてはいない。
結花に憑依している男は今、結花の中に潜み、
結花の様子を観察して楽しんでいるー
”もはや、俺2号って感じだな”
結花に憑依している男は笑うー。
「---あぁぁぁ…ひひひひひひひっ…
たまんねぇ…たまんねぇよぉ♡♡」
結花の言葉遣いまでおかしくなってきているー
”このまま、俺そのものになっちまったりしてな”
男は、そう思いながら、
激しく喘ぎながらイッた結花を見てー
”俺も興奮してきたぜ”と、
ビクンビクンと震えている結花を乗っ取ったー
「くふふふ…第2ラウンド~」
結花は、ふらふらと立ち上がると、
再び角オナを始めるのだったー
・・・・・・・・・・・・・・・・
「--ちょっと!やめてよ!」
親友の智乃子が叫ぶー。
結花が、智乃子の胸を突然触り始めたのだー
「--いいじゃん~ちょっとぐらい!」
結花がニヤニヤしながら言う。
「揉ませろよ~!」
ここ最近の結花はおかしいー
智乃子も、美代も、他のクラスメイトも、
誰もがそう思い始めていたー。
「---結花、ちょっといいか?」
幼馴染の魁人が、結花を呼び出す。
魁人に呼び出された結花は笑うー
「ね~ね~魁人!今度の土曜日一緒にエッチしない?」
結花は、急にそんなことを口にするー。
憑依されて、乗っ取られている間は、
エッチなことばかり考え、エッチなことばかりさせられていたー
その結果ー
結花本人の意識も、エッチなことばかりを考えるように
なってしまっていたー。
「--疲れてるだけ…」
魁人がそう呟いたー。
「え?」
結花が首を傾げる。
「--結花は疲れてるだけだって思ってたけど、
最近のお前、変だぞ!」
魁人が感情をあらわにして叫ぶー。
少し前、結花から、意識が途切れていることや、
悪霊を見たような気がする話を聞かされた時、
魁人は”疲れているんじゃないか?”と、結花にアドバイスをしたー。
落ち込みがちだった結花は、
それからだんだんと元気になっていき、
魁人も安心していたー。
だがー
最近の結花は、何かがおかしい。
”元気になった”を通り越して”おかしくなった”
そんな風にも見えるー
友人の智乃子や美代に対しても
エッチなことを平気でするし、
何かがおかしいー。
「---おい!結花!しっかりしろ!
自分で自分を変だと思わないのか!?」
魁人が結花の肩を掴んで揺さぶるー
結花の瞳が震え始めるー。
「---え……え…だって、わたし…」
結花は何かを言おうとするも、混乱しているのか
首を何度も何度も傾げるー。
「---結花!しっかりしろよ!
ちょっと前までの自分を思い出せ!」
魁人が必死に叫ぶー
結花が、魁人のほうを見てー
”少し前の自分”を思い出すー。
少し前の自分はー
エッチなことなんて苦手なぐらいだったしー
こんなー
こんなーーー
「--わ、、わたし……どうしちゃったの…‥かな?」
結花が、半分泣きそうな表情で魁人のほうを見るー
魁人に言われる通りー
この数週間で、自分自身がまるで別人のように
変わってしまった気がするー
しかもー
最初はそのことに関して悩んでいたのに
今の結花は、自然にそれを受け入れてしまってるー
「--魁人……あのね、、わたし…
今もエッチなことしたくてたまらないの…」
結花が、少し興奮した様子で言うー。
「--でも……分かってる…わたし、、、変だよね?」
結花の言葉に
魁人は「しっかりしろ…!」と力強く結花を見つめるー。
「---わたし…自分が自分でなくなっていくような気がして怖い…
何かに支配されていくみたいで、、こわい…」
結花が魁人にしがみつくー。
魁人がそんな結花を優しく受け入れると呟くー。
「----”憑かれてる”」
魁人はそう、呟いたー。
「--結花……お前、悪霊みたいのを見たって言ったよな?」
魁人が言うと、結花は、「うん……」と呟くー
「もしかしたら、本当に…」
魁人は、”そんなことあるはずはない”と思いながらも
結花が何かに憑りつかれていてー、
その結果、変わっているのだとしたらー、と
考えるー。
「---…結花……
俺、そういうの信じないんだけどさ…
あれだったら、今度、お祓いとかやってみるか?」
魁人が提案するー
悪霊が憑りつくー
そんなこと、あるはずがないー
非現実的すぎるー
そうは思いながらも、
変わっていく結花を見て、魁人は
どうしてもそういう可能性を考えてしまうー
「--!」
魁人が気づくー
魁人にしがみついていた結花が、いつの間にか
魁人のズボンの股間をあたりを触っているー
「--おい、結花!やめろ!」
魁人が叫ぶー
「--魁人の…しゃぶりたいよぉ…♡」
結花が赤い顔で言うー
「結花!」
魁人が結花を引き離すー
それでも結花は「エッチしたい……ゾクゾクするぅ…」と
虚ろな目で呟いているー
「結花!!!目を覚ませ!!!!」
魁人はーー
女の子を叩くなんてー
と、思いながらもそうせずにはいられなかったー
結花の頬をビンタする魁人ー
結花が目を震わせるー
「たすけて…」
そう呟く結花ー
「わたし…わたしじゃなくなっちゃう…」
結花が泣きながら言うー。
魁人は「大丈夫、大丈夫だから!」と
どうして良いか分からないまま、結花を抱きしめたー。
そんな結花の様子を、
2人が話をしていた空き教室の入口からー
生徒会長の渋沢 啓次郎が見つめていたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「---くくくくく ざ~んねん」
夜ー
結花は、ラバースーツを着て外出していたー。
スタイルの良い身体を堂々と晒しながら
人気のない街を歩く結花ー。
「--俺は、悪霊じゃないんだなぁ」
結花が唇をペロリと舐めるー
幼馴染の魁人とかいう男は
厄介だがー、
まぁ、いずれ結花もあいつをエロの対象として
しか見なくなるだろうー。
必死に「恋愛ごっこ」みたいなことをしている
結花と魁人を見るのは、実に快感だー。
「--ま、惜しい線ではあるけどな」
結花は笑うー。
”悪霊に憑りつかれた”わけではないー
結花に憑いているのはー
”人間”だ。
憑依薬で、結花の身体を乗っ取った、人間ー
「--へへ、まぁ、他人を乗っ取るなんて
俺も悪霊みたいなもんか」
そう呟くと、結花は、廃墟のような場所にやってきて
立ち止まった。
「------遅かったな」
暗闇から、別の男が現れるー。
乗っ取られていた結花が電話していた相手ー
そして、結花を乗っ取った男に”憑依薬”を提供した人間ー
「----へへ…さすがは啓次郎」
結花が笑うー
反対側から出てきたのは
生徒会長で、結花の先輩の渋沢 啓次郎だったー。
「--約束のものは?」
啓次郎が言う。
結花が封筒を取り出すと、それを手渡す。
啓次郎が中身を確認すると
”確かに”と呟いたー
「--っかし、お前は優等生のふりして、悪いことしてるよなぁ」
ラバースーツ姿の結花がへへへ、と笑いながら言うと、
「--僕はただ、売っているだけだ。憑依薬をね」と、啓次郎が笑みを浮かべたー
結花に憑依しているのは、
啓次郎の先輩で、現在は大学に通っている男ー
そして、啓次郎は優等生の仮面の裏に隠された”裏の顔”を持っているー。
小さいころからネットを駆使して、悪知恵を働かせている啓次郎は
裏社会から憑依薬を仕入れー
そして、身近な人間に売り捌いているのだー
「--学校でも、だんだんおかしさが目立つようになってきたよ」
啓次郎が笑うー。
結花は既に正気でも、変態女子になってしまっているー
「ははは、今日も俺はエッチ三昧するから
明日にはもっと、この女、おかしくなってるかもなぁ~」
結花が笑いながら言うと、
啓次郎は「フン」と、鼻で笑って
そのまま立ち去って行ったー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数日後ー。
「--わたし…わたし………うぅぅぅぅぅぅ」
結花は部屋で頭を抱えていたー
自分が何かに乗っ取られていくー
自分が自分でなくなっていくー
そんな恐怖心に押しつぶされそうになりながらもー
結花は、もうどうすることもできなくなっていたー
「姉さん…」
弟の英司は困り果てた様子で
そんな結花を見つめたー
チャイナドレス姿で、胸を揉みながら
一人、茫然とした表情を浮かべている結花ー。
英司は、姉の身に何が起きているのか理解できずー
困惑してしまうー
両親もそうだー。
「---ひひひ…」
悩んでいた結花は、いつの間にか嬉しそうに自分のアソコを触り始めていたー
意識が飛ぶー
戻るー
また、飛ぶー
それでも、結花はもう、そのことに恐怖すら
感じなくなっていたー
「わたしはあたらしいわたしに生まれ変わったの…ふふふふふ」
結花は不気味な笑みを浮かべるー
家でも、悩む時間は減り、エッチに溺れたー
だんだんとー
意識が飛ぶのをー
乗っ取られるのを楽しみにするようになっていたー
学校ではー
友人の智乃子と美代は困惑してー
結花から離れて行ったー。
そしてー
「--結花!病院に行こう!」
魁人が結花の肩を掴みながら叫ぶー
結花の変化を”限界”だと感じてー
結花を何とか病院に連れて行こう、と
そう判断したのだったー
「--は~~~?わたしは正気なんだけどぉ~?」
結花が不満そうに言う。
「--ど、どこが正気なんだ!?
今日だって急に女子を襲ったりして!!
と、とにかく病院に…!」
魁人が叫ぶー
しかしー
もう、床にそんな言葉は届かなかったー。
「--わたし、今の自分がだ~いすき!
あんたなんかに、邪魔させないから」
結花はそう言うと、そのまま魁人を突き飛ばして
立ち去っていったー。
夜ー
結花に憑依している男が、結花の身体を完全に乗っ取り、
エッチをしまくるー。
”やべぇなこの女…
どんどんどんどん俺みたくなってるぜ”
男は、そう思いながら、いつものように結花の身体を
弄んだー
身体を乗っ取ってるだけではなく、
本人の思考までも支配していくこの感覚ー
たまらないー。
そして、それはついにー。
「---へへへへ、この女の身体、最高だよなぁ」
”-!?”
翌日ー
結花はそう呟いたー
今、男は結花を乗っ取っていないー
結花の中で休んでいる状態だー
”ん?”
男は結花の異変に気付くー
結花は口元を歪めたー。
「へへへへ…俺、結花になっちまった!へへへへ…」
ー!?!?!?
「--憑依って最高だよなぁ、な、俺!」
結花が笑うー
”……そういうことか”
結花に憑依している男は笑みを浮かべたー。
憑依で思考に影響を与えー
少しずつ、男の思考に染まりつつあった結花ー
それでも憑依を続けた結果ー
ついに、結花は、男の思考そのものになってしまったー
のだろう。
「---ふふふふ、わたし、、いいや、俺、、
生まれ変わったきぶん…!へへへへ…
自分の身体なのに、自分の身体じゃないみたいだぜ!へへへへ!」
結花は、もう、自分が結花本人であることすら
おぼろげになりながら、笑うー
「たっぷりこの女の身体、ふたりで楽しもうぜ!もう一人の俺!へへへ!」
結花が笑うー
自分が結花であることも忘れてー
男の思考に染まりきってしまった結花はー
ついに、男そのものの人格になってしまったー
”はは…俺がもう一人増えたみたいで気味わりぃな…
ま、、そうだな、今日からよろしくな”
結花に憑依している男は、苦笑いしながら、
自分そのものになってしまった結花に向って、脳内から語り掛けたー
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
完全に支配されてしまいました…!
もう、憑依している男の人が抜け出しても、手遅れデス!
お読み下さりありがとうございました~!
コメント