ドMな男子高校生が憑依薬を手に入れて
憑依能力を身に着けてしまったー。
彼に憑依されてドMになってしまう少女の運命は…?
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「---今日は、どの教科をやる?」
「--え~っとね~、どれがいいかな~」
眼鏡をかけたおとなしそうな女子高生・陽花里が、
教科書を選びながら、嬉しそうにしているー
「---初日のテストは数学と英語だから
そのどっちかにしようか」
同じく真面目そうな男子生徒・原井 達郎(はらい たつろう)が
穏やかな笑みを浮かべながら言う。
二人とも大人しく、真面目なため、
彼氏彼女の関係ではあるものの
エッチの経験はなく、
こうして、勉強したり、お出かけしたりする、
健全な関係だったー。
「---ふ~ん」
憑依薬を飲んで憑依能力を手に入れた
他喜男は笑みを浮かべるー
憑依能力を使って霊体になったまま
ふたりの様子を見つめるー
二人は、仲良さそうに少しいちゃつくことも
あるが、特に何も、特別なことはしていない。
ただ単に、間近に迫ったテストのための
勉強をしている、という感じだ。
お互いの家を行き来する間柄で、
二人の両親も、二人のことを応援しているようだ。
「--よし…」
他喜男は笑みを浮かべたー
だがー
”今日は憑依しない”
何故ならー
まだ、”準備”が出来ていないからだー。
・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
「---♪~~」
その日は、家に帰ると陽花里は
一人で勉強を始めたー
テストが来週に近づいてきているのだ。
他喜男も普段はある程度勉強して、
ある程度の点数を取ってはいるのだが
今回はそんなことをしている場合ではなかったー
「えっ…!?ひっ!?!?」
陽花里が、違和感を感じた直後、ビクンと震えるー。
ペンを落とした陽花里ー
陽花里は、笑みを浮かべると、
さっそくスマホをいじり始めるー。
陽花里の記憶を絞り出して
ロックを解除すると、何かを購入し始めたー。
「--へへへ…へへへへへ」
ネットでいろいろと注文する陽花里ー。
”また、金曜日に!”
昨日、陽花里はそう言っていたー
恐らく、金曜日にまた一緒に勉強するのだろうー。
その日だー。
その日、陽花里をドM女にしてやるー。
「--足りねぇな」
大人しい陽花里の声で呟きながら
陽花里は、マスクを身に着けて、適当に動きやすそうな服に
着替えて、そのまま外へと出かけたー
鎖やロープなどを購入してきた陽花里は
満面の笑みを浮かべて、
それを陽花里が普段使わない場所に隠すと、
他喜男はそのまま陽花里の身体から飛び出したー
・・・・・・・・・・・・・・・・
金曜日ー
陽花里と達郎は、やはり陽花里の家で
一緒に勉強するようだー。
しかも、今日は陽花里の両親がいないのだとかー
”へへへへへ…存分にいじめてもらうことができるぜ”
他喜男はニヤニヤしながら放課後を待ったー。
そしてー
ついに待ちに待った時間がやってくるー
放課後になると、他喜男は慌てて家へと向かったー。
憑依能力を使っている間、自分の身体は無防備になってしまうから
外で憑依能力を使うのは危険だ。
自分の部屋の中で、部屋の鍵をしめてやるのが
一番良い。
帰宅すると、他喜男は、真っ先に自分の部屋へと駆け込んだー。
妹の彩智とすれ違うー。
「--何そんなに慌ててんの!?うるさい!」
彩智が相変わらず兄に対して憎まれ口をたたくー。
「-ーへへへ、悪い悪い~」
罵倒されただけで興奮しながら
他喜男は自分の部屋へと駆け込むー
そして、笑うー
「あんまり俺をいじめると、
憑依しちゃうからな~?彩智~?」
一人でニヤニヤ笑みを浮かべながら
他喜男は笑うー。
だが、今はその時ではない。
陽花里に憑依して
大人しい女をドMに豹変させるのだ。
憑依能力を使った他喜男は、机に伏せるようにして
眠りについてー
そのまま霊体として、陽花里の家に向かったー。
おしとやかな服装の陽花里が、
制服のまま部屋でのんびりしていたー。
陽花里が、痛めつけられて興奮している様子を
想像する他喜男。
今からそれが、現実となるー。
他喜男が陽花里の身体に、霊体を重ねるー
「んあっ!?」
陽花里がビクッと震えて、持っていたスマホを床に落とすー
「ふ、、、ふひひ…」
陽花里が笑みを浮かべるー
「わたしは…ドM女…♡」
呟いてみる陽花里。
そうだー
陽花里はドMだー
他喜男はそう思いながら、ネットで注文したものを受け取りに行くー。
コンビニ受け取りにしてあるから、
陽花里本人は気づいていないー。
足早にコンビニに向かい、
サインをする陽花里。
陽花里の筆跡を真似しようと思ったが無理なので
適当な字で書いた。
女の子な要素0の筆跡だ。
コンビニで、ガムを購入すると、
陽花里はそれを噛みながら
家へと戻るー。
別にガムはM要素と関係ないのだが、
他喜男自身がガムが好きなため、
購入したー。
それだけのことだったのだがーー
「--沖松さんがガムくちゃくちゃしてるなんて…
なんか興奮するなぁ…」
鏡でガムをくちゃくちゃしている陽花里を見つめて
他喜男は興奮するー
フーセンガムを膨らませて、
くちゃくちゃを続ける陽花里ー。
陽花里はガムを噛むのだろうかー
いや、イメージ的にガムを噛まなそうな感じがするー
その陽花里が、鏡の前でガムを噛んでいるー
「ひぇぇ…憑依ってすごいなぁ…」
陽花里はそう呟きながら
試しにガムを床に吐き捨ててみるー
「ふぁぁぁ…悪い沖松さんだぁ…」
鏡に映った、ガムを吐き捨てる陽花里を見て
興奮してしまう他喜男の意識ー
陽花里の身体もそれに合わせて興奮している。
「って、いけね~!」
髪を掻きむしりながら、自分の部屋に向かう陽花里。
早く準備をしないとー
陽花里は、ドM女になるのだからー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼氏の達郎が、陽花里の家へとやってきたー。
今日も陽花里と、いつものように勉強をするためにー。
インターホンを鳴らす達郎。
”あ、玄関の鍵開けてあるから、ふふ、、入ってきて…♡”
陽花里の声。
達郎は「わかった」と返事をしながら家の中へと
入っていくー
陽花里の声が、なんとなく
いつもと違う雰囲気だった気がするが、
この時の達郎は、特にこれから起きることを
意識するようなことはなかったー
「んー?」
1階の廊下に、先ほど陽花里が吐き捨てたガムが
落ちているー
「--なんだ…?」
ガムがそのままになっていることに違和感を
感じたものの、”ま、陽花里に聞いてみようかな”と
思いながらそのまま2階の陽花里の部屋へと向かったー。
「陽花里~!入るよ~!」
達郎が部屋をノックする。
”うん~”
陽花里からの返事を確認してから
達郎が部屋の中に入るとー
そこには、露出度の高いボンテージ衣装を身に着けた
陽花里の姿があったー
「えっ!?!?!?」
顔を真っ赤にする達郎ー
達郎も大人しいタイプで、
女子慣れすらしていない。
陽花里とはたまたま図書委員で意気投合して、
お互い大人しかったから付き合い始めただけで、
陽花里にも達郎にも恋愛経験など、
それまでは存在していなかった。
「----ねぇ…」
陽花里は既に興奮しているのか
顔が赤くなっている。
腰に手を当てながら近づいてくる陽花里。
「わたしを…いじめて?」
興奮しきった声で言う陽花里。
「え…え…、、ぼ、僕たち、勉強するはずじゃ?」
達郎は顔を真っ赤にしながら、やっとの思いでそう呟く。
部屋の真ん中に置かれた椅子を見つめると
陽花里は言うー
「--縛られたいなぁ…♡」
とー。
完全に興奮している様子の陽花里。
いったいどうしてしまったのだろうー?
「え、、縛る…?な、、なんのこと…?」
達郎は戸惑っているー
「-わたし…Mなの。うふふふふ♡」
陽花里が甘い声で宣言する。
「え、、、えむ!?」
達郎は、よく分からずに叫ぶ。
「--ふふふふ…そう…
わたしぃ、いじめられたり、痛めつけられたりすると
興奮しちゃうの…
うっふふふふふ♡」
陽花里が興奮を抑えられないという様子で笑うー。
ゾクゾクドキドキしているのか、
声も普段とは雰囲気が違うー
「ちょ、、、ちょっと、落ち着いて」
達郎は戸惑っているー
どうすれば良いのか分からない。
正直、達郎はエッチな話題が苦手だ。
女子もそんなに得意じゃない。
それでも、陽花里と付き合い始めたのは、
陽花里が大人しい感じの子で
自分と同じようなタイプだったからだ。
陽花里自身も、エッチな話題は苦手だったし
男子が得意じゃなかった。
その陽花里がエッチな格好をして、
目の前で興奮しているー
達郎は戸惑いを隠せなかったー
「は・や・くぅ♡」
陽花里は椅子に座ると、「縛って!」とニヤニヤしながら呟いた。
「そ、、そ、そんなことできないよ…!」
達郎は戸惑う。
女の子に暴力をふるうなんて、できないー。
「---わたしがいいって言ってるんだよ?
はやく、いじめて~!
うふ、、ふふふふ…あぁぁ、よだれが垂れちゃう」
太もものあたりに涎を垂らす陽花里ー。
「--ちょ、、ちょ、、、どうしたんだよいきなり…
陽花里…?」
達郎はなおも戸惑っているー
陽花里はだんだんじれじれとしてくるー
ゾクゾクを味わえると思ってわくわくしているのに、
寸止めされているような気分だ。
とにかく、落ち着かない。
「--はやく~~~~~」
陽花里はイライラしてきて、髪を掻きむしり始めるー。
「ひ、、陽花里…落ち着いて…!
ど、どうして急にそんなこと言い出すのか、教えてよ…」
達郎は戸惑う。
「--いいから!わたしがいじめてって言ってるの!
わたしはそれで興奮するの!!」
陽花里が声を荒げる。
「---ご、、ご、、ごめん…で、、でも…」
気の弱い達郎は驚いてしまう。
「はやくして!!!」
陽花里が足をどんどんさせながら叫ぶ。
ゾクゾクしているのに、こんなシラケた反応をされてしまうと、
流石にイライラしてしまう。
「--で、、、で、、、でも…」
達郎は一向に陽花里を傷めつけようとしない。
「--あぁああああああ!うっぜぇな!早くしろよ!」
陽花里が大声を出した。
普段穏やかな雰囲気の陽花里の豹変に
達郎は驚いてしまう。
「おれ、、、じゃねぇ、わたし、興奮してるんだよ!?
お前も男だろ!?
だったら早く、女を興奮させてみろよ!あぁ?」
陽花里が怒りの形相で叫び声を上げる。
達郎は驚いてしまってぶるぶると震えていた。
「---あんまりわたしを怒らせると
別れるぞ!?
なぁ?おい!」
陽花里の言葉に、達郎は、泣きそうになりながら
陽花里を用意されていた鎖で縛っていく。
「そうだよ!最初からそうしろよ!」
陽花里はそこまで言うと、
深呼吸して、陽花里モードに戻った。
「ふふ……♡ ゾクゾクしちゃう…♡」
陽花里が鎖に縛られる感覚を味わいながら
ニヤニヤとしている。
その表情は、とても嬉しそうだ。
「わたしの身体を、い~っぱい、興奮させてね…
うふふ、、ふふふふふ… あは、、ひひひひひひ♡」
縛られながら嬉しそうに笑う陽花里を見て、
達郎は唖然とすることしかできなかった…。
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・
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ドMになってしまった陽花里…
果たしてどうなってしまうのでしょうか~?
続きは明日デス!
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