<入れ替わり>ドッキリ裏☆表②~りありあ♡~

裏垢女子とまじめな女子高生が
入れ替わった…!

まじめな女子高生の身体を手に入れた裏垢女子と、
裏垢女子の身体になってしまった女子高生。
ふたりの運命は…?

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「----」
学校帰りの女子高生が
自分の部屋で、自撮りをしているー

スカートをめくっている写真ー
制服をめくってチラリと見せている写真ー

下着の写真ー

「--ふふ♡」
手慣れた様子で嬉しそうに撮影を続ける莉愛ー

彼女は、
裏垢女子の女子大生・千代香と入れ替わってしまっていたー

真面目で奥手な莉愛の中身はー
性欲に溺れる女子大生・千代香。

莉愛の身体を手に入れた千代香は、
興奮しながら自分の姿を撮影するー

そしてー
唇の写真や、顔をチラ見せした写真も撮影し、
それを、新しく作ったアカウント
「りありあ♡」にツイートしたー。

今まで千代香が使っていた裏垢「あいり♡」を
使ってもよかったのだが、
あいり♡ として出会った人もたくさんいるし、
あいり♡は身体しか見せていないとは言え、
さすがに急に他人の身体になったら
”中身おっさんじゃね?”とか言われたり
しそうだから…
と、いう理由で新しくアカウントを作ったのだー

新規のアカウントだからまだ反応はそれほどない。

けれどー
少し、反応がついたのを見て
莉愛(千代香)は嬉しそうに笑うー

「んふふふふふ…
 見られてるって…興奮しちゃう」
莉愛(千代香)が普段は絶対に出さないような
声で、喜びの言葉を口にするー

「--…もっと、、もっと…もっと」
莉愛(千代香)ははぁはぁしながら
莉愛のスマホでネットショップの画面を開いたー

ギリギリの服を着てみたいー。
莉愛(千代香)は興奮しながら
ネットショップで、エッチな服装を買い始めたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

千代香になった莉愛は、
千代香が一人暮らししていた
アパートに帰宅したー

「--わぁ…」
千代香(莉愛)は綺麗に整理された
部屋を見て、驚きの声をあげる。

鏡で千代香の姿を見る。

「綺麗なお姉さん…」
千代香(莉愛)は少し顔を赤くしながら呟いた。

千代香本人がコンプレックスに感じていた顔も
莉愛は、特に何とも思わなかったー。
落ち着いた雰囲気の綺麗なお姉さんー

そんな印象を受けたー

「----」
千代香(莉愛)は部屋の中を見終えると、
椅子に座って一息つく。

「どうしよう…」
どうやったら元に戻れるのか。
千代香(莉愛)は頭を悩ませるー。

莉愛(千代香)も元に戻るための方法を
探してくれるとは言っていたけれど、
やっぱり人任せではいけない気がするー。

そう思いながら、千代香(莉愛)は、
千代香のスマホを使って、
ネットで「入れ替わり 元に戻る方法」と
検索して情報を調べてみる。

けれどー。
出てくるのは、創作のことばかり。
現実で入れ替わった人なんて、
他にはいないのかもしれないー

小説のお話や
アニメのお話、
そういうものしか出てこない。

「う~ん…」
千代香(莉愛)は、ふと、ツイッターの画面を開くー

自分のアカウントで
ツイートをしようと思ったのだー

しかしー

!?

”あいり♡”というアカウントの管理画面が表示される。

そこには、莉愛が目をそむけたくなるような
きわどい写真がたくさん載せられていたー。

「--え…?」
ログイン中のアカウントー

つまり、この”あいり♡”というアカウントは、
千代香のものということになる。

「--こ、、この人…」
千代香(莉愛)は不安になって、
スマホに保存されている写真を確認するー

そこにはー
千代香がまだ削除していなかった
エッチな自撮りがたくさん残されていたー

LINEが届くー

”今度いつヤれる?”

とー。

「--えっ…?」
千代香(莉愛)は、
いつもの千代香だったら喜ぶ
メッセージを前に
困惑の表情を浮かべたー

・・・・・・・・・・・・・

夜になるー
千代香と莉愛は、お互いの身体のまま
お互いの情報交換をしていたー。

明日は互いに学校に行かないといけないー。

学校で出来る限り自然にふるまうための
情報交換だー。

”あ、、あの…”
千代香(莉愛)がどうしても気になることを
LINEでのやり取りの中で確認したー

”どうしたの?”
莉愛(千代香)が返事をする

”さっき、ツイッター開いちゃったんですケド…
 そしたら、あいり♡ってアカウントが出てきて…
 ごめんなさい…あれって、千代香さんの…”

千代香(莉愛)が、そうメッセージを送るー。
申し訳ない気持ちと、この人がそんなことするのかな?という不安ー
その二つ気持ちがあったー

”…見られちゃったんだ…そう、わたしのアカウントよ”
莉愛(千代香)がそう返事をするー

とっさのことだったから、
他人に見られてもいい状態にはしていないー
そしてー
”見られてもいい”と思っていたー

逆に、莉愛は入れ替わった現場で
スマホで見られたくないものは消したり、ログアウトしたり
していて、莉愛になった千代香に見られないようにしていたー

”……”
千代香(莉愛)は不安に思うー
自分の身体でも、そういうことをされてしまうのではないかという
うっすらとした不安。

”--あ、大丈夫よ?
 莉愛ちゃんの身体でそんなことしないから”

莉愛(千代香)は、
千代香になった莉愛の不安を読み取ったのか
そう返事をするー

”あ、、はい、、すみません”
千代香(莉愛)は少し安心するー

だが、千代香(莉愛)は知らないー
LINEのやり取りをしている莉愛(千代香)が
鏡の前でいろいろとエッチなポーズをしながら
LINEのやり取りをしていることをー。

もっとゾクゾクしてもらうための
自撮りを練習していることをー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー

千代香(莉愛)が大学に行くと、
元彼の幸哉が声をかけてきた。

「--おはよう」
幸哉に声をかけられた千代香(莉愛)は
”この人が元カレね”と、説明を受けていたため
一目見てすぐに誰だかは分かった。

だがー
恋愛経験のない莉愛からしてみれば
そもそも”元カレ”という存在自体が
異質な存在だった

「あ、、う、、お、おはようございますぅ…」
人見知りな莉愛は、
千代香の身体になっても、当然人見知りのままだった。

「んん?だ、大丈夫か?」
幸哉が心配そうに言う。

「--え、、あ、、は、、は、、は、、はいぃぃ!」
千代香(莉愛)が言う。
莉愛は初対面の人と普通にしゃべれるほど、
器用ではないー

「--お、、おいおい…ってか
 なんか服装も今日の千代香は
 落ち着いた感じだなぁ」
幸哉が言う。

千代香は、派手な服やおしゃれな服が
多かった。
千代香になった莉愛は、”こんな服で外に出るの恥ずかしいよ…”と
思いながら千代香が持っている中では
一番落ち着いた部類の服を選んだのだった。

「--でもまぁ…俺はそのほうがいいと思うぜ」
幸哉の言葉に千代香(莉愛)は「え?」と首をかしげる。

「ん?あぁ、いや…千代香さ、、
 なんか、こう、自分を大事にしない部分があるっていうかさ…
 
 最近特に、、そんな感じだからさ」

幸哉が心配そうに呟く。

「あ、、あ、は、はい、ありがとうござい…あ、、ありがとう」
千代香(莉愛)があたふたしながら言うと、
幸哉は苦笑いしながら立ち去って行った。

「ふぅぅぅぅぅぅぅ…深呼吸深呼吸」
千代香(莉愛)は、空気を吸いながら
大学の中へと向かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

莉愛(千代香)は
高校に登校していたー

こっそりー…
スカートを少しだけ短くした。
少しだけ…おしゃれをしたー
化粧をせずに外に出るなんて、あり得ないー

「おはよ~!」
友人の史帆が莉愛(千代香)に声をかける。

「あ、史帆!おっはよ~!」
可愛らしく返事をする莉愛(千代香)

その様子と、
雰囲気が少し変わったことに、史帆は違和感を感じる。

「あれ?なんか今日莉愛…」
上から下まで莉愛(千代香)のことを見つめると
史帆はほほ笑んだ。

「ちょっといつもよりかわいくない?」
史帆の言葉に、
莉愛(千代香)は満面の笑みで答えた。

「そうかなぁ~?」

そう言いながら、莉愛は興奮していたー
見られることに興奮する千代香ー
莉愛の身体は、千代香の意志に従って
ドキドキしていたー

「な、なんか顔も赤いし大丈夫?」
史帆の言葉に、
莉愛(千代香)は「だいじょうぶだいじょうぶ」と呟く。

そして、周囲を見渡しながら教室の座席に座った。

「--ふふふふ…若いってやっぱいいなぁ」
莉愛(千代香)は嬉しそうに呟く。

大学生の千代香にとっては
高校生の莉愛は、まだまだ若いー。
千代香も数年前までは高校生だったが
やはり高校生の身体のほうが活力がある気がするー

「--ふふふ♡」
莉愛はゾクゾクしながら、周囲を見渡すー

「---最高…♡」
この身体なら、もっともっとみんなに見てもらえる
もっともっと興奮できるー

そんな風に思いながら、
莉愛(千代香)は莉愛として授業を受けるー

昼休みになると、莉愛(千代香)は、
人目のつかない場所で、スマホを持って
自撮りをし始めた。

きわどい写真を撮影して
「りありあ♡」のアカウントにその写真を載せていく。

”学校にいる間もムラムラしてきちゃった♡”
という言葉と共に
ギリギリの写真を載せてほほ笑む莉愛(千代香)

「…り、、、莉愛…?」
背後から声がする。

莉愛(千代香)は、ドキッとして振り返るー
制服が乱れた状態のままの莉愛(千代香)を見て
幼馴染の男子・茂は戸惑う様子を見せた。

「--え…、、、」
茂は顔を赤くして目をそらす。

胸元が見える状態の莉愛(千代香)を見て、
茂は明らかに動揺していたー

”ふぅん…この男の子が、この子の幼馴染の茂くんね”

莉愛の中にいる千代香はほほ笑む。

”あぁ…そっか、この子のこと、好きなんだ…
 ふふふ…かわいい”

鈍感な莉愛は茂の想いに気づいておらず、
千代香には”幼馴染の男子”と説明していたが
千代香はすぐに気付いた。

この男の子は、莉愛のことが好きだと。

「---見ちゃったの?」
莉愛(千代香)がクスクス笑いながら言う。

「--え…あ、いや…」
茂が目を背ける。

「--ふふふふ…」
莉愛(千代香)が甘い声を出しながら
茂に近づいていく。

茂はドキドキしながら
やっとの思いで言葉を吐き出した。

「り、、莉愛…ど、、どうしたんだ?
 そ、、そんな…自分の写真撮ったりして…」

茂は、莉愛(千代香)が自撮りをしている場面から
見ていたー
莉愛に用があって、莉愛に声をかけようとしていたが、
莉愛が、自撮りを始めたので、
驚いてしまい、声をかけられなかったのだー

「---どうしたって…?ふふ…
 わたしだって、女だもん…
 みんなに可愛いってチヤホヤされると
 ゾクゾクしちゃう」

莉愛(千代香)が興奮しながら言う。

今まで見たこともないような莉愛(千代香)の姿に
茂は困惑しつつも、その言葉に心臓がバクバク言っている。

「--ふふふ…赤くなっちゃって…
 可愛いんだから♡」
莉愛(千代香)は茂の顔を覗き込むと、
そのまま立ち去って行った。

茂は、顔を赤くしながら、立ち去る莉愛(千代香)のことを
見つめたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんとか大学での1日を終えた
千代香(莉愛)は自分の部屋で
ぐったりしていた。

「はぁぁぁ…疲れたよぅ…」
そんな千代香(莉愛)の元に
男からのLINEが届く。

”約束はどうしたんだ!?”

”今日エッチする約束じゃん”

色々な男からLINEが届いている。

「こ、、この人…」
千代香(莉愛)は不安になる。

隠すつもりもないのか、
今までのメッセージのやり取りなども
全て見ることができたー

千代香のスマホに残された情報を見た千代香(莉愛)は
不安になるー

この人ー
真面目そうに見えるけどー
そ、そういうことしている人なのかな…?

とー。

千代香(莉愛)は、男たちを手当たり次第ブロックすると、
そのまま不安そうな表情で、莉愛(千代香)に連絡を入れるー

けれどー
莉愛(千代香)は電話に出ず、いつの間にかLINEも
何もかも、ブロックされていたー

「え…」

そしてー
”りありあ♡”のツイッターアカウントのIDだけ、送られてきたー

それを開いた千代香(莉愛)は愕然としたー

莉愛になった千代香が、
エッチな自撮りをして、ネットに載せているー

「う、、、うそ…」
千代香(莉愛)は、手を震わせながらスマホを手放したー

最新のツイートは、
モデルのようなポーズをとりながら、
挑発的な笑みを浮かべる莉愛(千代香)の自撮り写真ー

そこにはー

”この身体はわたしのもの♡”と
書かれていたー

他の人にはその意味は伝わらないだろうー。
けれど千代香になってしまった莉愛には伝わるー

元に戻る気なんてないー。

と、いう宣戦布告ー。

千代香になってしまった莉愛は、
相手が元に戻るつもりなんて全くないことを知り、
愕然とするのだったー

③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

昨日に引き続き裏垢女子との入れ替わりものでした~!

ところで、
昨日の第1話のことをツイッターで話題に
出してくださったフォロワー様が
裏垢女子のアカウント多数にフォローされるという
珍事が起きてしまいました(汗)

裏垢女子、というワードに反応
してしまうみたいですネ…笑

フォローされたくない人は
気を付けてくださいネ~!

今日もありがとうございました!

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