裏垢女子として日々、欲望を満たしている
女子大生と
優等生と評判の女子高生ー
そんな二人が入れ替わってしまって…?
--------------------—-
ゾクゾクゾクゾクー
女子大生の
音田 千代香(おとだ ちよか)は、
ツイッターを見ながら
興奮していたー
ツイッターには、
自分のエッチな写真が
挙げられているー
彼女はー
表向きは普通に生活しているものの
性欲が非常に強く、
とてもエッチだったー。
いつしか、千代香は自分の欲求を満たすために
裏垢女子として、ツイッター上で
エッチな写真をアップしたり
男を誘って一晩を共にしたり
するようになっていたー
「--ふふふふ…」
千代香は、自分のきわどい写真に対する
反応を見て興奮しているー
見てもらうことによって
承認欲求を満たしているー
「--…」
ふと鏡を見る千代香。
千代香の顔は少し特徴的で、
千代香自身、ちょっと自分の顔には
コンプレックスがある。
悪い顔ではないー
けれど、目や鼻がちょっと特徴的だー。
自分でも、スタイルはいいと思うー
だけど、顔に自信持てない。
だからだろうか。
余計に自分の身体の一部を見せて、
それに反応してもらえることに千代香は
喜びを感じるー
”西口でいいですか?”
千代香のDMに連絡が届くー。
今日は、これまでに何回か
あったことのある男の人と
一緒に夜を過ごす約束をしているー
お金も手に入るし、
千代香自身、エッチをするのは大好きだー。
・・・・・・・・・・・・・・
とある高校ー
上園 莉愛(うえぞの りあ)は、
友達からの言葉に苦笑いしていたー
「--彼氏?う~ん、そういうのはまだ早いかな」
莉愛が言うと、
友達の畠山 史帆(はたけやま しほ)が笑う。
「え~別に早くないよ~
好きな人とかいないの?」
史帆の言葉に、莉愛は「うん…特には…」と答えた。
穏やかで心優しい女子高生・莉愛は
とても可愛らしい容姿で、クラスでも
密かに人気があった。
けれど、当の本人は、恋愛に興味がない…
というよりはかなり奥手で恥ずかしがりや。
誰かを好きになったことも一度もなく、
クラスでは同性とばかり喋っている感じだったー。
「そっか~…莉愛がその気になれば
すぐに彼氏ができると思うんだけどなぁ~」
史帆の言葉に、
莉愛は「まぁ…そのうちそういう気分になったらね…」と
苦笑いしたー。
自分に彼氏なんて…と、
莉愛は思う。
色々な意味で恥ずかしいし、
彼氏彼女の関係になって
さらに仲良くなっていけば
エッチなことをするような場面も
出てくるかもしれない。
恥ずかしがりやの莉愛は
「絶対無理!」と心の中で
呟くのだった。
無理無理無理ー。
どう考えても、恥ずかしすぎるー。
「ーーん?何の話?」
莉愛の幼馴染で男子生徒の黒森 茂(くろもり しげる)が
ふたりの会話に入り込んでくる。
「--あ、、ううん、なんでもないよ」
莉愛が顔を赤くして答える。
莉愛と茂は小学生時代からの付き合いだー。
付き合い、と言っても完全に幼馴染モードで
少なくとも、莉愛のほうは茂を異性としては
意識していない。
「--ま~た、莉愛の苦手な話振ったのか~?」
あきれた様子で史帆に声をかける茂。
「--なんの話をしたって自由でしょ~」
史帆の言葉に、茂は「まぁそうだけどさぁ」と
言いながら、自分の座席に向かって歩いていくのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
「ーーーなぁなぁ…」
女子大生の千代香は、
元カレの辻野 幸哉(つじの ゆきや)から
声を掛けられる。
「これってさ…」
幸哉がスマホを見せてくるー
そこにはー
あいり♡ と書かれたツイッターの
アカウントが表示されていた。
あいり♡ とは、
千代香の裏垢だー。
エッチな写真を載せている、
裏垢女子としてのアカウントー
「これって…千代香?」
幸哉の言葉に、千代香は笑う。
「--そんなわけ、ないでしょ?」と。
千代香は表面上は、
ごく普通の女子大生。
明るく元気で、そこそこ学業も
まじめにこなしているー。
「--…そ、そっか」
幸哉は少し心配そうに言う。
千代香がー
裏垢女子の道に走ったのは
幸哉と失恋してからだー。
失恋が自分を変えたのかもしれないー
幸哉と別れてから1年ちょっと。
今ではすっかり千代香は
エッチに溺れているー。
夕方ー
千代香は不機嫌だったー。
帰ったら、
過激な服装をしていっぱい自撮りを撮って
ツイッターにUPするつもりだ。
そうじゃないとやってられない。
ゾクゾクしながら千代香は駅のホームを出るー。
そして、道を歩いていくー。
千代香のスマホが鳴る。
「--」
画面を見ると、
そこには、明日、一緒に寝るつもりの男の
名前が表示されていた。
千代香は、歩きながらそれを見てしまうー
そしてー
前から来る女子高生に、
千代香はそのままー
衝突したー
「--わっ!?!?」
千代香と衝突した女子高生…莉愛が
声をあげるー
そしてー
「--ご、ごめんなさい!」
千代香が叫ぶ。
「あ、、いえ、わたしこそ前を見てなくて」
莉愛が言う。
ふたりそろって、声を発した瞬間に
目を点にしたー
「え…」
莉愛と千代香はお互いを見合わせる。
「ええええええええ!?!?!?」
驚くふたりー
ふたりは衝突した衝撃で、
”入れ替わって”しまっていたー。
莉愛が千代香に、
千代香が莉愛にー
なってしまっていた。
「--う、、うそっ!?わたしがもう一人!?」
莉愛になってしまった千代香が言う。
「--わ、わたしが…?
ど、ど、、どうなってるんですか?」
千代香になってしまった莉愛が言う。
混乱する二人ー
騒ぐ二人を周囲の通行人が心配していることに気づいて
莉愛(千代香)が、”とりあえず移動しましょう”と呟いて
そのまま近くの人目につかない場所へと移動したー
なんとか一息ついた二人は、情報を整理する。
「--嘘みたいな話だけど、
わたしと、あなたが入れ替わっちゃったってこと…みたいね」
莉愛(千代香)が言う。
千代香(莉愛)は、いつもとは違う様子で
あたふたしている。
千代香は、太ももを見せつけるようなショートパンツ姿
だったため、千代香になってしまった莉愛は
恥ずかしそうにしている。
「---にしても、わたしがまた女子高生になるなんて」
莉愛(千代香)は心無しか少し嬉しそうだ。
「そ、それで、元に戻るためにはどうしたらいいんでしょうか?」
千代香(莉愛)が言うと、
莉愛(千代香)は考える。
「もう1回…ぶつかってみるとか…」
その提案に、とりあえず二人は
さっきと同じようにぶつかってみるー
「いったぁ…」
千代香(莉愛)も莉愛(千代香)も
痛そうに頭を押さえたー
入れ替わりーーは
起きなかった。
「--ど、どうすれば」
千代香(莉愛)は、
自分の足を気にしながら言う。
「--そうねぇ…」
莉愛になってしまった千代香は、
普段はどちらかというとクールな雰囲気で
振舞っている。
実際は”入れ替わってしまった”ことに
少し焦っていたものの、そのそぶりを
見せることなく、考える。
「--やっぱり病院に行って相談するしか…
信じてもらえるかは分からないけど、
どうにか…
----!!!」
莉愛(千代香)は表情を歪めたー
近くの建物のガラスに自分の姿が反射したのだー
女子高生・莉愛の姿がー。
入れ替わる前ー、
千代香はスマホをいじっていたために、
莉愛の顔を見ていないー
入れ替わった後、自分の身体を莉愛視点で
見たため、女子高生になったことは分かっていたが
その顔は見ることができていなかった。
声は可愛らしい感じだが
どうせ、あんま可愛くないんでしょ?ぐらいにしか
思っていなかったー
しかしー
「か…かわいい…」
莉愛(千代香)はにやりと笑みを浮かべたー
莉愛の容姿は想像以上に可愛かったー
この身体がもしも自分のものになればー
もっともっとみんなにー…
顔も出してネットに晒せるー
「--あ、、あの…?どうかしましたか?」
千代香(莉愛)が不安そうに聞いてきた。
「----び、病院はやめましょう」
裏返った声で言う莉愛(千代香)
「え!?」
千代香(莉愛)が驚いて返事をすると
莉愛(千代香)はほほ笑んだ。
「ほ、ほら…誰にも信じてもらえないと思うし、
ふたりそろっておかしなやつだと
思われちゃったら、困るでしょ?」
莉愛(千代香)は興奮を隠しながらそう呟く。
「た、確かにそれもそうですね…」
千代香(莉愛)はそう答えた。
「--…でも、じゃあ…どうしますか?」
千代香(莉愛)の言葉に、
莉愛(千代香)は考える仕草をする。
莉愛になった千代香の答えは決まっている。
”このまま生活しながら、
元に戻る方法を探していくしかない”と
言うつもりだー。
だが、すぐにそう答えたら怪しまれる。
少し考える仕草を入れてから、莉愛(千代香)は言う。
「-とりあえず…このまま生活しながら
元に戻る方法を探していくしかなさそうね…」
莉愛(千代香)の言葉に、
「え…でも、わたし、どうすればいいか、何にも…」
と、千代香(莉愛)が焦った様子で言う。
莉愛(千代香)は、それもそうね…と呟き、
莉愛のスマホを勝手に手にするー
「連絡先交換して、お互いに情報交換しましょ?」
「---は、、はい」
連絡先交換をする二人ー。
そしてー
お互い、自己紹介をするー
「莉愛ちゃん…くふふ…♡」
莉愛(千代香)はイヤらしい笑みを浮かべたー
こんな素敵な身体でー
ゾクゾクできるなんてー
莉愛(千代香)がニヤニヤしていると、
千代香(莉愛)は不安そうにしながら呟く。
「あ、あの…どうかしましたか?」
「あ、ううん!なんでもないわ。」
ふたりは、その場で出来る限りの情報交換をして、
お互いの家に戻るのだったー
・・・・・・・・・・・・・・・
「……」
莉愛(千代香)は莉愛の家に帰宅したー
「おかえりなさい~!」
莉愛の母親が莉愛を見つけて声をかける。
「--ただいま」
莉愛(千代香)は静かにほほ笑みながら答えたー。
そして、千代香になった莉愛から聞いた
自分の部屋の場所に向かう。
自分の部屋の扉を閉める。
「---…ふふ♡」
莉愛が絶対に浮かべないような
笑みを浮かべながら、莉愛(千代香)は
鏡の前に立って、制服のスカートを
少しだけめくってみるー。
「---うふふふふふ♡」
ゾクゾクしながら笑う莉愛(千代香)
こんなかわいい子になれるなんてー。
千代香は自分の顔にコンプレックスがあった。
決して悪い顔ではないものの
特徴的な顔立ちだった。
だから、自分の顔をネットに晒すことはしなかった。
必ず身体だけの写真を載せていたー。
でも、今は違うー
莉愛(千代香)は笑みを浮かべながら
ツイッターのアカウントを作るー
りありあ♡ という名前のアカウントを作った
莉愛(千代香)は、不敵な笑みを浮かべた…
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
裏垢女子と真面目な女子高生の入れ替わりデス~!
TSFモノを書いて、そのことを
ツイートしていると、私も裏垢女子の方に
フォローされたりすることがあります~☆
でも、フォローされてもそもそも私は…笑
今日もお読み下さりありがとうございましたー!
コメント