女子たちが集まって
”最強の女子”を決めるバラエティ番組ー
”最強女子決定戦”
その裏に”潜むモノ”がいたー!
※リクエスト作品デス
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バラエティ番組ー
”最強女子決定戦”
そんな番組が行われていた。
そこに集まっていたのは、個性的な女性の面々たちー。
一般公募から選ばれた20人の女性が集結。
様々なジャンルの競技に挑戦し、
合計点で勝者を決めるバラエティ番組だー。
「ふむふむ…いいメンバーがそろったな」
番組のプロデューサー、ヒリュウ・ジョンが笑みを浮かべる。
スタッフから渡された
参加者の一覧を見つめるヒリュウ・ジョン。
・自称退魔の力を持つ巫女
・類まれなる身体能力を持つくノ一
・男性顔負けの女武闘家
・剣術女王の異名を持つ女性剣道家
・100の男と寝た性欲まみれの女
・自称魔法少女
・若いころが忘れられない化粧まみれの女
・ヨガインストラクター
・メイドカフェのNo2メイド
・夜の性王の異名を持つ現役キャバクラ嬢
・父は石油王、筋金入りのお嬢様
・男装大好き女性
・入れ替わり大好き女性
・図書館勤務の眼鏡っ子
・ムキムキの女子プロレスラー
・2年前に突然豹変した元優等生
・私生活でもHまみれの現役AV女優
・番組プロデューサーを3年間ストーカーしているメンヘラ女
・体重100キロ越え女性
・男の娘
「--個性的だな」
ヒリュウ・ジョンは笑みを浮かべると
さっそく、番組準備に取り掛かった。
全部で5個の種目を行い
その合計点数で勝敗を決めるー
そんなバラエティ番組だー
だがー
ヒリュウ・ジョンも出演者も
まだ気づいていなかったー
この会場に”潜むモノ”にー。
第1ステージは、
学力を競う”なんでもペーパーテスト”
参加者たちは一斉に
テストに臨むー
その表情は真剣そのものー
バラエティ番組の撮影とは言え、
賞金100万円がかかっているほか、
やはり”負けたくない”という思いが
彼女たちの中にはあったー
「ふふふ…」
図書館勤務の眼鏡っこが
得意げな表情で問題を解いていく。
「こんな問題分かりませんわ!」
石油王の父を持つお嬢様が叫ぶー
100の男と寝た性欲まみれの女は、
テストの答案蘭に”性欲”
”角オナ”
”フェラ”などと、的外れの答えを
書きまくっているー。
そしてー
テストは終わった。
「よしっ!完璧!」
自分の書いた答案が
全部外れているなんて夢にも思っていない
No2メイドがかわいらしくガッツポーズする。
彼女は、筋金入りの天然だ。
「ーーやっぱ、頭使うのはあわねぇわ」
女武闘家が言う。
ヒリュウ・ジョンは、満足そうに
次のステージへと進ませるー
だがー
”誰も”
気付いていなかったー
本人以外はー
「くくく…」
参加者のうちの一人が不気味な笑みを浮かべる。
”憑依能力を持つこの俺が
憑依している女を招き入れるなんて
馬鹿なやつらだぜ”
ニヤニヤしながら周囲の参加者を見つめる女。
”俺が、ここにいる19人ー
全員しゃぶりつくしてやるぜ”
何者かに憑依されている女は、
そう心の中で考えて、笑みを浮かべたー
第2ステージが始まる。
第2ステージは射撃。
「武器なんかいらないもん!」
魔法少女が、用意された
射撃用の銃を使わずに、
全ての的をあっという間に破壊してみせたー
「--今日は調子が悪いなぁ・・・」
男の娘が苦笑いしながら言うー
ヒリュウ・ジョンはその様子を見つめていたー
撮影は、順調に進んでいるー。
第1ステージの勝者は
石油王の父を持つお嬢様だった。
続く2位に2年前に突如豹変した優等生、
3位が図書館勤務の眼鏡っ子。
番組の終盤で逆転のチャンスを用意
しているとは言え、序盤に
スタートダッシュをすることができたほうが、当然、
有利にはなるー。
上位3人は、第2ステージ以降の成績によっては
有利になるだろう。
「んあぁっ♡ あっ♡ あぁはん♡」
ー!?
ヒリュウ・ジョンが、ステージのほうを見つめる。
図書館勤務の眼鏡っ子が、
射撃用の銃を使って
オナを始めていた。
「--な、なにしてる!?」
ヒリュウ・ジョンが叫ぶ。
「んあああ…♡ ああああああっ♡」
嬉しそうに身体を震わせる
図書館勤務の眼鏡っ子ー
やがてー
その場に液体を垂れ流しながら、
がくがくと座り込んだ。
スタッフが慌てて駆けつけて
眼鏡っ子を運び出すー
「---え、、、あ、、あれ?わたし!?」
運ばれながら、
眼鏡っこが悲鳴をあげたが、
彼女はそのまま連れ出された。
「--今のシーンはカットしろ」
ヒリュウ・ジョンが言うとスタッフは「はい」と答えた。
「まったくー
何を考えているんだか」
”ククク…”
参加者の一人が、笑みを浮かべながら足を組むー
”体力を消耗した女を乗っ取って
好き放題してやるー”
憑依にはーー
ある程度の力が必要だー
半端に憑依すれば、相手の精神に阻まれて
逆に自分が消えてしまう可能性があるー
そうなってしまわないように
”疲弊した相手に憑依する”
それが、彼のやり方だー。
さっき憑依してやった眼鏡っ子はもともと病弱で、
さっきのペーパーテストだけで疲弊していた。
だから、憑依することができたー
パァン!
ヨガインストラクターの女性が、そこそこの
成績を記録して「よし」と呟く。
まだ、他の18人は体力が残っているー
もう少し、疲れてくれないと、
憑依しにくいー。
そう思いながら、自分の順番がやってきて
”憑依されている女”は
射撃に挑んだー。
第2ステージの射撃が終わるー
次は、第3ステージのオール☆100m走だ。
20人(眼鏡っ子が退場になったので実際は19人)が
一斉に100mを走るシンプルなステージだ。
”いいぞ いいぞ”
憑依されている女は笑うー
ここで、かなりの女が体力を使うだろうー
次々と乗っ取って
それぞれの身体をしゃぶりつくしてやるー。
参加者の一人に憑依している男は、
そう思いながら笑みを浮かべたー
19人が並ぶ。
ヒリュウ・ジョンはその光景を
ニヤニヤしながら見つめているー
合図とともに、参加者が一斉に走り出す。
武闘家や剣道家、
ヨガインストラクターの女性がスタートダッシュを決める。
やはり、運動系は強いのだろうか。
巫女や魔法少女、キャバクラ嬢、メイドは
格好のせいか、走りにくそうだー
「---!?」
トップで走っていた剣道女王が振り返るとー
背後から、体重100キロの巨漢女性が、
まるでボールのようにものすごい勢いで
走ってきていたー
「ひっ!?!?」
剣道女王が思わず悲鳴をあげるー
そしてー
見た目に似合わず、ものすごい速さの
巨漢女性は、そのままトップでゴールしたのだったー
「はぁ…はぁ…ひぅっ!?」
剣道女王が突然ビクンと震えるー
持っていた剣で突然オナを始める剣道女王。
「んっ♡ んっ♡ あぁっ♡」
周囲が唖然として見つめる中、気持ちよさそうにぷるぷる震える彼女ー
「あぁう♡」
軽く喘ぐと、そのまま白目を剥いて
ぴくぴくと痙攣をおこして、剣道女王が倒れるー
「あぁぁぁ~♡ ごしゅじんさま~♡」
No2メイドが、突然自分の胸を揉みながら
狂ったように叫び始めたー
「わたしのごしゅじんさまぁ~!」
自分の胸をしゃぶろうとして、
変な体制になるNo2メイドー
「な…何が起こってるんだ?」
ヒリュウ・ジョンが唖然とするー
参加者のうちー
半分ほどが、かわりがわりに奇行に
走っているー
武闘家の女性が、服を引きちぎって笑っているー
剣道家の女性はぴくぴく痙攣したままー
性欲まみれの女は、大声で喘いでいるー
ヨガインストラクターは、深夜のヨガよ~♡と言いながら潮を吹いているー
スタッフに襲い掛かるキャバクラ嬢ー
局部を露出する男の娘ー
化粧まみれの女はスタジオに置かれていたバナナを色っぽく咥えているー
男装大好き女性は「俺は男だ~!」と叫びながら服を脱ぎ捨てたー
「--お、おい!…なんだ、、なんなんだこれ!」
ヒリュウ・ジョンが狼狽えるー
「--ふふふふふふ」
”本体”は笑みを浮かべたー
彼はー
自分を分身させて
大量の人間に一気に憑依することができるー
ゾクゾクゾクゾク
彼の本体が乗っ取っている女の身体が
他の女性たちが感じているゾクゾクを
一気に味わって震えているー
あまりの気持ちよさにー
やがてー
乗っ取られた女性たちは
力尽きて、そのまま気絶してしまったー
・・・・・・・・・・・・・
「----…まったく」
第4ステージの撮影が始まる。
第4ステージは、ファッション対決。
あらかじめ用意されたものから
自分自身で一番かわいい・綺麗と思われる
服装を選びー
そして、それを披露する対決。
「---」
だが、ヒリュウ・ジョンはイライラしていた。
参加者たちが、次々とおかしな行為に
走り始めて、結局半数がいなくなってしまった。
編集でうまく処理すればいいのだが、
面倒ごとが増えたのは確かだ。
残っているのはー
巫女、くノ一、魔法少女、お嬢様、
入れ替わり大好き女性、女子プロレスラー、
2年前に豹変した優等生、現役AV女優、メンヘラ女、
体重100キロ女性だけだー。
第4ステージが始まるー
だがーさっそく体重100キロ女性が
自分のふくよかな身体を露出しながら
「うっふふふふ~♡」と
肉を揺らしながら
プロデューサーのヒリュウ・ジョンに近づいてきた。
「おい!何をしてるんだ!いい加減にしろ!」
叫ぶジョン。
だがー
「わたしを抱いて~!」と叫びながら
巨漢の女性が近づいてきてー
そのまま白目を剥いて、その場でぴくぴくと痙攣したー
「---まったく…下品な人が多すぎますわ」
他の参加者の一人・石油王の父をもつお嬢様がそう呟いたー
それぞれが、それぞれの
控室で、美を追求しているー。
ヒリュウ・ジョンは、さすがにおかしいと感じ始めるー
集団で奇行に走るなど、あり得ないー。
何か原因があるのではないかー。と。
番組を壊そうとする何者かの陰謀かー?
だが、参加者の女性たちは
無作為にスタッフが選出した人間だー
知り合い同士ではないはずだし、
こんな、公の場で
おかしな行動をする女性が
偶然多発するとは思えないー
「幽霊ー?」
ヒリュウ・ジョンは、そう呟いたー。
そして、準備時間が終わるー
それぞれの女性たちが、
自分の美を演出し、それを披露している。
「ふふん…」
現役AV女優が得意げにポーズを決める。
「--わ、私はこれで…」
巫女は恥ずかしそうに、おしゃれな巫女服を着こなしている。
「……」
2年前に豹変した優等生が、ボーイッシュな格好を披露しているー
彼女は2年前、急に豹変し、それ以降、夜遊びに夢中だというー。
くノ一はくノ一姿、
メンヘラ女はゴスロリファッションー
それぞれのファッションを披露するー
そして、審査員が点数をつけ始めるー
その時だったー
「--あぁぁぁ~我慢できな~い♡」
AV女優が突然そう叫んで、巫女に抱き着いた。
「ひぇっ!?」
驚く巫女。
AV女優は気持ちよさそうに巫女に激しいキスを
し始める。
「わたしぃ~実は百合がだいすきなのぉ~♡」
笑うAV女優ー
「--え、、、えっ!?やめっひぅっ…!?!?
うふふふ、わたしもですぅ~♡」
巫女も突然顔を赤らめて
AV女優と抱き合い始める。
「は、、はしたないですわ!」
お嬢様が叫ぶー。
しかしー
「でも…
わたしも混ぜてほしいですわ~♡」
石油王を父に持つお嬢様も加わり、
女子たちの乱交が始まったー
「---…なんだなんだなんだなんだ!」
ヒリュウ・ジョンが叫ぶー
「何が起きてるんだいったい!」
そして、残りの参加者たちのほうを見るー
「-ーー誰だ!?番組の撮影の邪魔を
しようとしているのはー!」
ヒリュウ・ジョンが叫ぶ。
だがー
その背後から、プロデューサーが大好きな
メンヘラ女がおそいかかった。
「あぁぁ…ずっと好きでしたぁ~!」
プロデューサーにキスをする女ー
彼女は憑依されていないがー
ずっとプロデューサーが好きで
襲うチャンスを狙っていたー
「むぐっ!うぉぉぉ!」
ヒリュウ・ジョンは、そのまま欲望の道に走ったー
・・・
・・・・
ディレクターが、なんとか騒動を鎮め、
最終ステージの撮影に移るー
最終ステージの内容は、早押しクイズ。
くノ一、魔法少女、入れ替わり大好き女性、女子プロレスラー、
2年前に豹変した優等生…
5人だけが最後のステージに残った。
憑依されて支配されてしまった女性たちは、
全員、控室のほうに、移動されている。
パニックになっている人間もいれば
精神が壊れてしまった人間もいるようだー。
「---忍を甘く見ないで貰うわよ」
くノ一が呟く。
「勝つのは、りのりのだよっ♪」
魔法少女がにこにこしながら言う。
「---ふふふふ…」
入れ替わりが大好きな女性は不敵に笑っている
「最後がクイズなんて…」
女子プロレスラーは表情をひきつらせた。
「--もともと優等生だったわたしには簡単なことよ」
2年前豹変した優等生がほほ笑むー。
そして、早押しクイズが始まった。
次々と問題が出題されていくー
参加者たちに憑依していた憑依人は、
最終ステージは正々堂々勝負しようとしているのか、
今のところ誰かに憑依している様子はないー。
今までに外に連れ出された参加者の中に
憑依人が紛れていたのかー
それともー
♪~
クイズは、魔法少女こと”りのりの”が
有利に進めていた。
女子プロレスラーは「ちくしょう!」と叫んでいる。
既にあきらめムードのようだ。
「---」
他の3人は次の問題を待っているー
クイズはさらに進みー
そして、決着がついたー
「やったぁ♪」
魔法少女こと”りのりの”が嬉しそうに叫ぶー。
「--いよいよすべての競技が終了しました!」
実況役の男性が叫ぶー
そして、結果発表が行われるー
早押しクイズを制したりのりのだったが、
彼女は、他の種目の成績がいまいちだったこともありー
総合優勝を逃してしまうー
総合優勝したのはー
くノ一だった。
「ふふ…」
クールに喜ぶくノ一。
「--そんな」
入れ替わり大好き女性ががっくりとしているー
優勝を逃した女性たちは
”精神的な疲れ”を感じたー
”今だー”
憑依人は動いたー
疲弊しているときのほうが、
乗っ取りやすいー
魔法少女、入れ替わり大好き女性、
女子プロレスラーの3人が「ひぅっ!?」と声をあげるー
「--!?」
くノ一が、周囲の参加者の異変に気付くー
魔法少女”りのりの”もー
女子プロレスラーも
入れ替わり大好き女性も、
ニヤニヤと歪んだ笑みで
くノ一のほうを見つめているー
「な…なに!?」
くノ一が驚くー
「へへへ…強い女の身体だ」
3人が、同じ言葉を一斉に口走った。
「お前の身体が…ほしい」
3人は、くノ一に襲い掛かる。
悲鳴を上げるくノ一ー
3人が、次々とキスをして
くノ一の中に自らの魂の分身を
送り込んでいくー
そして、
その様子をー
”2年前に豹変した元優等生”が見つめていたー
「ククク…
この女が2年前に憑依したのはー
俺が憑依したからだー」
彼女は笑うー
2年前、彼女は男に憑依されたー
そして、豹変したー
「参加者の身体は全部貰ってくぞ!
お前らも、憑依されたくなかったらおとなしく
このことは、絶対に口にするなよ!」
豹変した元優等生が叫ぶ。
番組関係者は委縮したー
「--へへへへ…19人まとめてお持ち帰りだぜ!
ひゃはははははははは!」
元優等生のまわりに
他の19人の参加者たちが集まるー
そしてー
元優等生を含めた20人は、
奇妙な笑い声をあげ始めたー
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
リクエストによる作品でしたー!
原文は
”
> 大会裏での暗躍
> 魔法少女、巫女、くノ一、武闘家、剣士、など、えりすぐりの
女子達が集って頂点を決める大会があった。
> そんな最強少女たちのカラダに憑依しようとするモノが現れる。
> そして、敗れて消耗した娘達に片っ端から憑依していく…
> 最後には、優勝した娘の体にも寄ってたかって取り囲み、乗っ取る。”
というものでした!
大会ではなく番組にしちゃったりしましたが
こんな感じになりましたー!
”誰が憑依されているか”は、いつも意外な人に
することが私は多いので、
今回はあえて、そのままにしました!笑
コメント
SECRET: 1
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
誰が憑依されているかが分かりやすいのも良いと思う。いつも意外な人だから今回もそうなのかなと逆に考えちゃったり
某アニメを参考にしたのか
”今だー”
憑依人は動いたー
疲弊しているときのほうが、
乗っ取りやすいー
「へへへ…強い女の身体だ」
「お前の身体が…ほしい」
とかの表現も良かったです・・・かなりマニア趣向だけど自分はこういう場面を読んでる時に凄いと感じちゃうんで
巫女は自称退魔の力を持ってたみたいだけど疲弊してたのもあり、憑依人に抗えなかったか笑
あと一つ質問が
番組プロデューサーを3年間ストーカーしているメンヘラ女は、当初は憑依されて無かったみたいだけど、その後されちゃったって事ですか?ノリで協力してる感じにも思えたが^^
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
コメントありがとうございます!
楽しんでいただけたようで何よりデス!
プロデューサーをストーカーしていた人物は、
襲った時点では正気で、
そのあと、プロデューサーと一緒に…
あとはご想像にお任せします~笑