<憑依>憑依の仙人・後編~姉妹~(完)

憑依の仙人の元で修行を行い、
憑依能力をようやく手に入れた”彼”は
近所の双子の姉妹に目をつけたー。

だが、さらに楽しむため、
彼は双子に同時憑依したいと考え始めて…?

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「じいさん!じいさん!
 なぁ、じいさん!」

俺はー
自宅の部屋で一人、叫んでいた。

「じいさん!」

「じいさん!」

「じいさん!」

返事はないー
だが、俺は屍相手にしゃべりかけているわけではないー

”憑依の仙人”

俺に憑依能力の修行をさせてくれた
あのじいさんに、もう一度用があったー

不思議な山のような場所にいたあのじいさんが
何者かは分からない。

だがー
人知を超越したー
何か、特別な存在であることだけは、想像できた。

そんなじいさんにもう一度会いたい。

だが、方法が分からない。

「じいさん!」
「じいさん!」

俺は、呼び続けたー
それしか、方法が思い浮かばないからー。

「じいさん!」
「じいさん!」

「じいさん!」

「じいさん!」
「じいさん!」

”うっさいわ!”

ふいに、声が聞こえた。
俺が目を開くと、
憑依能力の修行を行った
あの山に戻ってきていたー

「なんなんじゃいったい…
 うるさすぎて集中できんわ」

じいさん…
いや、俺の師匠はそう言った。

再び、この世界に来ることができた。

俺は喜びをかみしめながら、
じいさんにさっそく質問したー

「”同時に憑依”することはできるかー?」
とー。

近所の美人姉妹の
恵美(えみ)・亜美(あみ)に
同時憑依して
姉妹でレズレズしたい。

俺はそう思っていた。

「ほうー」
じいさんは言う。

「それは、お前次第じゃー」

試すような言い方。

「できるのか?できないのか?」
俺は、単刀直入に答えを聞いた。

「---不可能では、ない」
じいさんはそう答えたー。

そしてー
その瞬間から、俺の修行は再び始まったー

修行の結果ー
俺は”複数の人数”に同時に
憑依する力を手に入れた。

「--ふむ。修行の描写は省略と言うわけじゃな。
 このままだと、2週連続で修行だけで
 話が終わってしまう」

「何言ってんだ?じいさん?」
俺は首を傾げた。

が、じいさんは”気にするな”とだけ言って
俺の方を見た。

「憑依の力、大事にするんじゃぞ。

 それとー
 常に修行を怠らぬようになー」

その言葉と共に、周囲が光に包まれて…
そして、俺はもとの世界に戻ってきた。

ついにー
あの双子に憑依することができるー

俺はさっそく実践した。
姉の恵美と妹の亜美、その両方に憑依して
姉妹でエッチを楽しむのだー。

この前、妹の亜美に憑依したときは
”失敗”したー

一見するとおとなしそうな恵美は
妹の身体で誘惑してやれば
すぐに乗ってくるかも思ったが
そんなことはなかったー。

だったらー
二人まとめて憑依して楽しむしかない。

「はっ!」
俺は幽体離脱したー
そして、幽体を二つに分離させると、
そのまま恵美・亜美の二人に憑依したー

「あっ!?」

「ひっ!?」

ふたりともそれぞれ違う声を出す。

憑依された瞬間の反応ー
これもまた、病みつきになりそうだ。

「えへへへへ…お姉ちゃん…」
恵美と亜美が同時に同じことを口にする。

「あ、ちがう!くそっ!」
恵美と亜美が半分ずつ言葉を口にする。

俺は改めて”同時憑依”の難しさを痛感したー

苦労して、幽体離脱した後に
分裂することまではできるようになったが
そのあとも大変なのだー

2人の身体を同時に乗っ取るーということは、
一人で2台のラジコンを同時に操作しているかのような
そんな難しさがある。

神経を研ぎ澄ませないと、
今のように、本当は妹の亜美の方に
喋らせようと思った言葉を
両方が口にしてしまったりすることがあるー

「う~ん、難しいなぁ~」
妹の亜美が呟く。

ふたり同時に憑依できても
ふたり同時に操縦するのは難しい

「と、とにかく、
 せっかく双子に憑依したんだから
 存分に楽しも~!」
恵美も亜美も、俺の意のままに
同じセリフを口にするー

そして、抱き合った。

「んふふふふ~お姉ちゃん~」
「ふふふふふ~亜美~」

ふたりで呟く姉妹。
セリフを間違えて逆の身体で
口走ってしまったが
まぁ、そんなことは些細なことだ。

俺は、姉妹の身体をこすりつけるように
くっつけて、そして抱き合ったー

ぎゅうううう、とー

美人姉妹が抱き合っているー
いや、抱き合わせているー

そう考えただけで俺のドキドキは止まらない。

かなり、興奮するー。

相手の胸の感触を感じながら
二人分のドキドキを一気に感じる俺ー

「ふおおおおおおおおおお!」
ふたりは抱き合いながら興奮のあまり叫んだ。

同じ叫び声をあげる二人。

本当は別々に叫ばせたいところだが
いまいち、まだ俺にはこつがつかめていないー

そしてー

「お姉ちゃん…キスしよっか」
妹の亜美に正しく口走らせる。

「うん…!溶け合っちゃお♡」
姉の恵美に正しく口走らせる。

だんだん、コツをつかんできたー

恵美と亜美は、俺の意のままに
抱き合ったまま激しいキスをし始めた。

ふへへ…
夢にまで見た憑依だー!
しかも美人姉妹のレズプレイだ!

俺はゾクゾクしながら、
ふたりの身体を同時に操って
激しいキスを続ける。

亜美も恵美も興奮して
甘い息を吐いているー

ふたりの身体がゾクゾクして
あっという間にあそこが濡れ始めるー。

「---はぁぁ……♡もっと♡ もっとぉ♡」
ふたりは同時にそう言うと、
お互い、相手の服を無理やり脱がせ始める。

そしてー
下品な笑いを浮かべたまま互いの胸をくっつけて
こすり合わせるー

「んふふふふふふっ…♡」
「あは、あははははははは♡」

俺自身、興奮しすぎて
もはや、妹の亜美から出ているセリフなのか
姉の恵美から出ているセリフなのか
分からなくなっていたー

「あっ♡ あっ♡ あっ♡」
「お姉ちゃん♡ お姉ちゃん♡
 ひとつになっちゃお うふふふふ♡」

俺は二人の身体から伝わってくる快感を
味わいながら、
唇をー
胸をくっつけ合わせて
そのまま滅茶苦茶にやりたい放題したー

「んあぁあっ♡」
「あっ♡あっっあぁ♡」

恵美と亜美の喘ぎ声が
部屋中に響き渡るー

ふたりの身体が濡れ濡れになっても
俺はまだ、やりたい放題をし続けた。

「はぁ…♡ はぁ…♡ はぁぁぁ…♡」

乱れ切った二人は
絶頂を迎えて、そのまま放心状態で
寝そべっているー

もちろん俺も、放心状態だー

「----何をしてるの!」

別の女の声がしたー

やばいー
この二人は実家暮らしだった。

さすがにやりすぎたかー

「えへ…」
「えへへへへ…」

くそっ!せっかく第2ラウンドに行こうと
思ってたのにー

とんだ、邪魔が入ったもんだー。

俺はそう思いながら
亜美・恵美の二人から抜け出した。

ふたりがどうなったのかは知らないー

俺が覚えているのはー
とにかく二人は気持ちよかったということ、
そして、あの二人の母親が思ったよりもエッチそうだったことだー

そしてー
俺は新たな決意をしていた。

ひとりより、ふたり。
ふたりより、さんにん。

そう、さんにんだ。

俺は叫んだ。
双子に憑依するだけでは足りぬ。
あの美人ママさんにも憑依して
3人でプレイしようではないか。

そうと決めた俺は再び、じいさんを呼ぶことにした。

「じいさん!」

ー反応はない。

「じいさん!」
「じいさん!」
「じいさん!」
「じいさん!」

俺は呼び続ける。
仙人が俺の前に現れるまで

「じいさん!」
「じいさん!」

「じいさん!」

「じいさん!じいさん!じいさん!じいさん!」

「じいさん!じいさん!じい…」

”うっさいわ”

気が付くと、俺は、いつもの山にいた。

俺は笑みを浮かべる。

「--三人」

「は?」
じいさんが首を傾げた。

「3人同時に憑依することはできるか?」

俺の言葉に、
じいさんは驚いた表情をしたあとに、
笑みを浮かべた。

「--まったく、欲張りなやつじゃ」

とー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

リクエストを題材とした作品でした~!

原文は、

”ある所に憑依仙人がいた。
憑依を志す者の前にしか現れない伝説の山にしかいないと言われる彼曰く、
憑依の力は所詮一時でしかなく、このように修行しないと、永久には持てないのだとか。
そして数千年ぶりに合格となった
(ちなみに不合格者は関連する一切の記憶を消され、
元の日常へ戻される)俺、ふと思い立ったことを聞いてみる。
複数に同時憑依は出来ないかと?仙人が言うには、それはお前次第との事。
そして久し振りに日常へ戻った俺は(ちなみに憑依山での修行中は特別なため、
現実での時間は一切経過せず)、好みの双子を見つけ同時憑依を試みる。
しかしやはり上手く行かず、あれこれ試行錯誤して遂に
一方で修業中に山暮らしに飽きないかと聞かれた仙人。
その場では毎度色んな奴が来て飽きないと言いつつも、
実は秘かに定期的に下界へ降りて好みの子に憑依して楽しんでいたのだった。
ちなみに憑依修行と双子への憑依を、
それぞれ繋がってはいるが話を膨らませるため、敢えて別作品とするのも良いかも。
まあ憑依修行終えた後は双子の他、
作者さんが憑依させたい方へ次々と話し膨らませるのも良いかもしれない”

というものでした。

先週の前編を”修行”メイン
今週の後編は”双子への憑依”メインというかたちで
書かせていただきました~!

お読み下さりありがとうございました!!

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憑依<憑依の仙人>

コメント

  1. より:

    SECRET: 1
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    本当は修行だけのリクにするはずだったけど、双子とか色々浮かんでつい長くなってしまいました汗
    何か憑依欲が突発的に溢れ出る事があります。それでリクエストも長くなりがち
    特に最近は見るアニメ多くそこで可愛い娘とか出るとエロとは関係無いのにムラムラと憑依への欲望が笑

    要望リクエストとは違うけど、アンケートとか取ってみるのはどうでしょう?
    作者さんが書きたいのと皆が読みたいのが同じや違っても面白いんじゃないかと

    さて来週もドキドキしながら待ってます・・・次はアレかな

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    無様>
    コメントありがとうございます~!
    修行編と姉妹編で
    楽しく書けたので、このリクエストで良かったデス~!

    来週は…なんでしょう…?
    ふふふ

  3. 柊菜緒 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    途中二人同時憑依の修行カットが2回ありません?

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 途中二人同時憑依の修行カットが2回ありません?

    コメントありがとうございますー!

    確かに2つありました(汗)
    執筆中にデータが消えないように時々メモ帳にコピーしながら
    書いてるのですが、その時に何か間違えて
    中途半端な部分が残ったままになってしまったみたいデス…!

    修正しておきました!
    ご指摘ありがとうございます!