264万アクセス記念短編!<入れ替わり>カブトムシとゴキブリ

憑依空間が264万アクセスに到達しました~!
ありがとうございます☆!

今回は特別に、
64…虫繋がりで(こじつけ笑)
「入れ替わりマニアーズ+」の管理人様、KPmouse様との
お話の中で出てきた
”カブトムシとゴキブリ”の入れ替わりを書いてみました!

※今日の小説「俺がミニスカサンタ①」は午前中に投稿済みデス!

※昆虫同士の入れ替わりなので、ちょっといつもとジャンルが違います!

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カブトムシー。

今日も、ゴキゲンだ。
美味しい昆虫ゼリーを貰って、
人間が可愛がってくれる。

自分のいる場所は狭いけれど、
悪い気はしない。
ごはんにも困らないし、
外敵からは守られているし、
何も、不便なことはない。

そんな、ゴキゲンなカブトムシが、
カゴの外の光景を見る。

飼い主の少年と、その家族が
”家にゴキブリが出たー”と騒いでいる。

逃げ回るゴキブリを見ながら
カブトムシは、優雅に昆虫ゼリーを
すすりながら、思う。

”カブトムシでよかった”

とー。

追い回されるゴキブリ―

そして、人間から敵意を向けられて
殺虫剤をかけられるゴキブリ―。

自分と、ゴキブリの差は
どこにあるのだろうー。

”人間に好かれたカブトムシ”と
”人間に嫌われたゴキブリ”

その境界線は、どこにー。

ゴキブリだって、人間を攻撃するわけじゃない。

けれどー
ゴキブリは人間に敵意を向けられて
駆除される。

カブトムシは、殺虫剤をかけられたゴキブリが
弱って行くざまを見つめながら
昆虫ゼリーを美味しくいただいている。

”扱いの差”に優越感を感じながらー。

自分は、守られ、可愛がられて、エサまで与えてもらえるカブトムシ―

ゴキブリはー追われ、憎まれ、気持ち悪がられて
命まで奪われるー

カブトムシは、満足げに、
昆虫ゼリーを平らげた。

羽を広げて見せると、
飼い主の少年は喜んでくれるー。

反応すると、嬉しそうにしてくれるー。

カブトムシは、自由は少ないけれど
幸せな時間を過ごしていた。

けれどー。

ある日、またゴキブリが現れた。
逃げ惑うゴキブリー

カブトムシは”安全な虫かご”の中から
昆虫ゼリーを食べながら
逃げ惑うゴキブリを見つめた。

その時だったー

ゴキブリと、目があったー

”見下してるんじゃねぇぞ”とでも
言いたげな目ー

カブトムシは、優越感に浸っていたー

自分たちは”勝ち組”であると。
カブトムシやクワガタは勝ち組なのだー

そして、人間に嫌われた
ゴキブリやカナブンは、負け組なのだー。

「--!?!?」
何かが一瞬、はじけた気がした。

「--!?!?!?!?」
カブトムシだったものは、、
気付いたら、虫かごの外に居た。

ーー!?
驚いて虫かごのほうを見ると、
そこにはー自分…
そう、カブトムシが堂々と
昆虫ゼリーを食べながらこちらを見つめていた。

ゴキブリとカブトムシの身体がー
”ゴキブリの生きたいという強い執念”によって
入れ替わってしまったのだ。

カブトムシになったゴキブリは思うー

これが、カブトムシかー。

とー。

がっちりとしたボディ。
それにー
人間に追われなくてもいいという安心感。

カブトムシになったゴキブリは、
虫かごの中で、喜びを表現した。
カサカサと動き回り、
羽を広げて飛び回るー

「わぁ…すごい!」
飼い主の少年が喜ぶ。

カブトムシになったゴキブリは思うー

もしも、ゴキブリが
同じことをしたらー
悲鳴を上げるクセにー

と。

カブトムシらしからぬ動きで
虫かごの中を動き回るー
カブトムシになったゴキブリは、
カサカサカサカサと虫かごの
中を動き回るー

「わ~!すごいすごい!
 ねぇ、お母さん見て~!」

動き回るカブトムシを見て
飼い主の少年は喜ぶー

人間にとって”中身”など
どうでもいいことなのかもしれないー

カブトムシになったゴキブリは
優越感に浸る。

なんだか、快感を感じている。

謎の体液をぽたぽたと垂らしながら
カブトムシになったことに
幸せを感じていたー

「--それどころじゃないの!
 いやぁ!気持ち悪い!」

ゴキブリになったカブトムシを見て
悲鳴を上げる母親。

ゴキブリが、飼い主の少年の方に飛び寄ってくる。

”ぼくがカブトムシだよ”と
飼い主に伝えようとしたー。

けれどー

「うあわあああああああああ!」
飼い主の少年は悲鳴を上げた。

”どうして?”
ゴキブリになったカブトムシはそう思うー

”どうして?どうして?”

パチン!
激しい衝撃がゴキブリになったカブトムシを襲った。

そしてー
シュー…という音が響き渡る。

足をじたばたさせるゴキブリー

そんな…
そんな…!

なんで…
なんでそこにいるだけで、
こんな風にーーー
こんな目に遭わないとー…いけないのか…

ゴキブリになったカブトムシは弱って行くー

虫かごの中から
その様子を見ていたカブトムシになった
ゴキブリは、まるでその様子を
嘲笑うかのように
虫かごの中で狂ったように
動き回っていたー

”・・・・・・・”

身体が、動かないー

ゴキブリになったカブトムシはー
最後まで、入れ替わってしまったことを
受け入れられずー
トドメの殺虫剤の攻撃を受けてー
そのまま動かなくなったー

・・・・・・・・・・・・・・・

後日ー

「お前のカブトムシ、すっごく動くよな~」
飼い主の少年の友達が
家に遊びに来ていたー

カブトムシを見た友達が笑うー

「お前のカブトムシ、まるでゴキブリみたいだなー」

とー。

「あんなやつとは、全然違うよ!」
飼い主の少年は笑うー

そんな会話を聞きながら
カブトムシになったゴキブリは
満足そうに昆虫ゼリーを食べるのだったー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

一風変わったお話でした~☆
実際、中身が変わっても…
気付け無さそう…(汗)

お読み下さりありがとうございました~!

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