<TSF>リアルデュエリストVOl26~拘束~

カードを現実化させる力を持つ
”リアル・デュエリスト”

”鎖”に関係するカードを使って
相手を拘束・洗脳、果ては女体化させる
恐怖の”拘束デュエリスト”がいたー。

※カテゴリが「憑依<リアルデュエリスト>」になってますが
 今回のお話には、MCと女体化要素しかないので
 ご注意ください…!

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「---ひ、、た、、頼む…やめてくれ…」

ガラの悪い男が叫ぶー。

ガラの悪い男の前にはー
好青年…のような雰囲気を持つ青年が立っていた。

路上で青年とガラの悪い男がぶつかり、
ガラの悪い男が青年の胸倉をつかみ、
挙句の果てに暴力を振るい始めたのが
事の発端だったー。

しかし、今、その立場は逆転している。

ガラの悪い男が、怯えて
青年に命乞いをしているー

男は知らなかったのだー
青年が、カードを現実化させられる力を持つ、
リアル・デュエリストであることをー。

”鎖付き爆弾(ダイナマイト)”というカードが
青年の前に、表示されているー。

ガラの悪い男は、
爆弾と鎖に身体を拘束されて
動けない状態になっていたー。

リアルデュエリストー
それは、カードを現実化させる力ー。

「さよならー」
青年が不気味に笑うー。

「や、、、やめてくれええええええ!」

その直後ー
夜の埠頭で大爆発が発生したー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

青年・大徳寺 雄吾(だいとくじ ゆうご)はー
大学生だったー。

雄吾は”拘束された人間”を見ると
興奮するという性癖を持っていたー。

リアルの力に目覚めた彼は
”鎖”に関係するカードを使い、
日々、自分の欲求を果たしていたー。

今日もー

「---安藤さん」
雄吾が、同じ大学の女子に声をかける。

「ーーーあら?雄吾くん?」
頼れるお姉さん的存在の女子・
安藤 静香(あんどう しずか)が、
振り返るー

雄吾と静香は特に特別親しいわけでもない。

だがー。
今日、雄吾は”静香と遊ぼう”と固く心に決めていたー。

静香は、”美人”と称するにふさわしい
スタイルと容姿の持ち主ー

そんな静香を”リアルの力”で拘束するー

「--今日、俺の家に来ないか?」
突然、雄吾が大胆な発言をする。

別に親しくも無い男子から
そう言われたら多くの女子は
驚くだろう。

「え…?ご、ごめん…
 今日、このあとバイトが…」

そこまで言いかけた静香の目から
輝きが消えていく。

”催眠術”

魔法カード・催眠術を発動した
雄吾は、目がトロンとなった静香に呟く。

「俺の家に行きたくなる…」
そう何度もつぶやくと、
静香にもう一度問いかけた。

「俺の家に来ないか?」

とー

静香はうつろな目のまま
「いきます…」と答えたー

雄吾の後をゆらりとついていく静香。

「--あ、静香~!」

その時だったー
静香の友達が静香に声をかけてきたー

「-----」
静香はうつろな目で前を見据えている。

「--あれ?どしたの?」
友達の女子が言う。

「---…邪魔しないでくれるかな」
雄吾は呟いた。

「これから、安藤さん…
 いいや、静香は俺の家に来るんだ」

その言葉に、
静香の友人は反論した。

「え?静香はこれからバイトがあるし…
 って、、、な、、何かしたの?」

静香の様子を見て
静香の友人は困惑したー

「--うるさい!」
雄吾はそう叫ぶと、
”連鎖爆撃”というカードを発動した。

鎖が出現しー
その鎖が、静香の友人を貫き―
そのまま爆発を起こしたー

この世から消滅する静香の友人。

静香は、目の前で友人が消滅させられても
何の反応も示さない。

「くくく…さぁ、行こうかー」

雄吾は笑うー
この力があれば、なんでもできるー
自分はただ、カードを発動しただけー。
罪にも、問われないー

”謎の怪奇事件”として処理されるー

雄吾は、ニヤニヤしながら
自宅の中に静香を引き入れた。

「--…あ…」
静香の目の輝きが戻ってくるー。

”催眠術”の効果が切れたのだー。

「--え?あ、、わ、、わたし…?」
周囲を見渡す静香。

「ようこそ…」
雄吾は呟いた。

「俺の家にー」

「えっ!?」
静香が驚くと同時に、
雄吾は”闇の呪縛”というカードを発動したー

闇の鎖が、静香を拘束する。

「きゃあああああ!?」
イスに縛り付けられた静香が
悲鳴をあげる。

「くひ…ふふふふ…いいね…
 その顔」

雄吾は、拘束されて苦しむ静香の顔を
なぞりながら微笑んだー

「な…や、、、やめて…!た、、助けて…!」

いつもは、”頼れるお姉さん”という雰囲気で
凛とした雰囲気の静香が
弱弱しく囁く。

その姿を見て、雄吾は興奮を隠せないー

「いいね!いいね!いいね!」
何度もそう叫ぶと、
静香のことをスマホで録画し始めたー

「こ、、こんなことして…は、、、犯罪よ!」
静香が叫ぶー

「はんざい~?へへ…
 俺には何だってできるー」

雄吾は微笑むー

”対策用のカード”はそこら中に
用意してあるー

それにー

「もしも…もしも、安藤さん、いいや、静香、
 お前が”喜んだら”どうだ?」
雄吾が言う。

その言葉の意味が分からず、静香は叫ぶ。

「喜ぶって…?
 こんな風にされて、喜ぶわけないじゃない!」
闇の鎖に縛られながら静香は叫ぶ。

「--でも、静香、お前が喜んでて
 俺がそれをしてやってるなら、
 別に罪にはならないよな?」

雄吾がそう言いながら微笑むー

静香は悪寒を感じるー。

ふと、静香が部屋を見渡すと、
別の人間も、
”拘束”されていたー

雄吾の部屋には、今、静香を含めて3人が拘束されている。

一人はー
同じく雄吾の大学の同級生ー。
雄吾が初恋をした相手で、雄吾を振ったために
”紅鎖の獣闘機勲章”というカードの鎖で
縛られていて、顔には勲章がくっついている状態ー
時々ピクピク動いて、変な声を出しているがー
もはや自我は崩壊している。
”記憶末梢”というカードで
人々の記憶から、この少女の記憶は既に消されているため
誰も捜索することもなかったー

二人目はー
雄吾の実の妹ー
雄吾のことをバカにしてばかりいた妹はー
”封印の鎖”というカードで封印されてしまった。

「--な、、なんなのここ!」
静香が悲鳴をあげる。

「--なにって?俺の家さー。
 鎖と人間で描く芸術(アート)の結晶ー
 そう、俺と鎖と女のアトリエだ!ひゃはははは!」

雄吾が笑うー。

静香は悲鳴をあげて
助けて!助けて!と叫ぶー

しかしー

「--静香、お前も興奮しろよー
 縛られることに喜びを感じろよー」

雄吾がそう言うと、
”洗脳ブレインコントロール”のカードを出して
それを静香に向けたー

「--あ……」
静香が、目から涙をこぼしながら
顔を赤らめて微笑んだ…。

「きもちいい」

とー

「そうだろう?気持ちイイだろう?」
雄吾が言うと
静香は興奮した様子で「はい…!」と呟く。

「言ってみろ。
 わたしは縛られると興奮する変態女ですぅ!ってな」

雄吾が命令すると
静香は顔を真っ赤にしながら叫んだ。

「わたしは…!縛られると興奮する変態女ですぅ♡」
普段静香が出さないような
興奮しきった声ー

それに雄吾は聞き入りながら微笑んだ。

「もっと縛ってほしいか!」

「はい!わたしを…わたしをもっと縛ってください…!」
静香が興奮に震えながら言うー

あまりに興奮しているのか
スカートにシミが出来ているー

「---ははは!エッチな女だぜ!」

そう言うと、雄吾は
”鎖付きブーメラン”のカードを発動して
静香の身体をさらに激しく拘束したー

「んっ…んっ…んああああああ~♡」
静香が嬉しそうに喘ぐ。

その姿を見て興奮する雄吾ー

雄吾は”アマゾネスの鎖使い”というカードを
発動して、女体化ー
自分がアマゾネスになると
手に持っていた鎖で、さらに静香を縛り付けたー

「んふふふ…どうだぁ?」
女の声で言う雄吾。

「んあぁ♡ あっ♡ あ、、、
 しあわせ…しあわへ…♡」

静香がうっとりとした表情で呟く。

「あっはははははは!」
アマゾネスの鎖使いになった雄吾は、
鎖で静香を叩き始めたー

静香は、痛がることもなく
興奮した様子で大声で喘いだ―。

・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー

静香は、いつも通り大学にやってきていたー

そんな静香に、雄吾は耳打ちする。

「--また、縛られたいか?」
とー。

「はい…」
静香は顔を赤らめながら答えた。

「じゃあ、今晩、また俺の家に来い」
それだけ言うと、雄吾は立ち去って行く。

「あぁ…♡」
静香は顔を真っ赤にしながら微笑んだー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜ー

雄吾は、再び静香を家に
連れてきていた。

「へへへ…今日も縛ってほしいか?」
雄吾が言うと、
静香は興奮した様子で言う。

「はぃぃ…♡」

縛られることを思い浮かべて
興奮を抑えられない様子だ。

「くく…どうしよっかな~?」
雄吾はわざといじわるそうな笑みを
浮かべるー

雄吾は、元々、カードが大好きだった。
カードを愛し続けて10年ー。
”鎖使いのデュエリスト”として
ずっと戦ってきたー。
ある日ー、
”謎の緑色の生命体”が現れて、
カードを現実化させる力を
授けてくれたのだ。

おかげで今はー
こんなに楽しい毎日を送ることが出来ているー。

力は、人を狂わせるー。
純粋なカード好きの好青年だった雄吾も
今では、”力”に溺れていたー

「---し、、縛ってください…」
静香がおろおろしながら言う。
欲求不満が爆発しそうだ。

「--ん~?聞えないなぁ?」
雄吾はさらにいじわるをしたー
洗脳した静香は、すでに鎖に縛られることへの
虜だー。

「--わ、、わたしをきつく縛って…!
 痛めつけて下さい!」
静香が頭を下げる。

はぁはぁと声を上げている。

その様子に満足した雄吾は
笑みを浮かべながらカードを取り出した。

「じゃあー
 今日もたっぷり縛ってあげようか…」

”鎖付き尖盾”というカードをかざしー
鎖と盾が出現ー
それが、静香を縛り上げる。

「--んはぁぁぁぁぁっ♡」
縛られた静香が嬉しそうに声をあげる。

「そうだー
 いいぞ!もっと興奮しろ!
 お前は変態だ!」

雄吾が叫ぶと、
静香は嬉しそうに「わ、、わたしは変態ですぅ♡」と叫んだー

「--なにをやってんだ!」

別の男の声がするー。

雄吾が振り向くと、
玄関からー
同じ大学の男子・蛭谷 礼二(ひるたに れいじ)が
入って来ていたー

「--お、、お、、俺の彼女に何してんだ!」
礼二は、静香の彼氏だー。

静香の様子がおかしいと感じて
静香と雄吾の後をつけてきたのだと言う。

「んひぃっ♡ あぁ♡」
静香は盾と鎖に縛られて気持ちよさそうにしている。

「--おや?」
雄吾は笑う。

「--テメェ!俺の彼女に何をした!
 おい!静香!静香!」
鎖で縛られている静香に駆け寄りながら
礼二は叫ぶ。

鎖をほどこうとする礼二。
しかしー
カードによって現実化された鎖を
どうにかすることは、
できなかったー。

「おい!テメェ!」

叫ぶ礼二。

雄吾は”邪魔をするな”と内心で思い、
”鎖付きダイナマイト”のカードで
いつも通り”処理”をしようとしたー

だがー。

”家の中でダイナマイトはまずいな”と
考え、別の鎖のカードで始末しようとするー

「--ん?いや、待てよ?」
雄吾はニヤリと笑みを浮かべたー

「---静香を返しやがれ!!」
叫ぶ礼二ー

しかしー
その声がー
どんどん可愛らしいものに変わって行くー

どんどん小さな身体になっていくー

「うっ…うわあああああ!!?」
礼二は小さな少女の姿になって叫んだー。

雄吾が笑う。
”ゴーストリックの雪女”というカードを
かざしているー。
礼二は、そのカードの力で
ゴーストリックの雪女という小さな
少女の姿になってしまった。

「お、、、お前!何をした~!?」
可愛らしい声で叫ぶ礼二。

「-ふふふ…
 今日からお前は女の子だ」
雄吾がニヤニヤと笑みを浮かべたー

そして、雄吾が鎖カードを出す。
”封印の鎖”
というカードだ。

鎖に拘束される少女の姿をした礼二。

情けない声で悲鳴をあげる礼二を見て
雄吾は笑った。

「くっくくく…
 お前たちにデートさせてやるよー」

喘ぎ続ける静香と
悲鳴をあげる礼二のカップルを見つめながら
雄吾は微笑んだー

「鎖デートで縛られて喘ぎまくる…
 拘束デートを、な…」

おわり

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コメント

久しぶりのリアルデュエリスト、でした~!

こうして見てみると
鎖のカードって多いですネ~!
私もちょっと縛られてみt、、いえ、なんでもありません!

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