クラスメイトたちが憑依されていく恐怖から
学校に登校できなくなってしまった那奈。
そんな那奈の元に親友の琴音が
心配して尋ねてきてくれた…。
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「---最近、那奈ちゃん来ないね」
あれから1週間ー
那奈は学校にやって来なくなってしまった。
そしてー
大五郎もー。
クラスメイトたちは噂した。
昨年、大五郎をいじめていた実乃里が
学校に来れなくなり、今も入院しているのと同じで、
那奈も大五郎に何かされたのではないかー、と。
実乃里がおかしな行動をとり始めて
学校に来なくなったときも
大五郎はしばらく休んでいたー。
「--う~ん、確かに心配」
親友の琴音が言う。
純玲や比沙子先生は、すでに
大五郎に一度憑依されて
記憶を都合の良いように書き換えられている。
純玲にも、比沙子先生にも
他の一部の女子生徒にも男性器が生えてきているが
本人たちは全く気にしていなかった。
中には、大五郎の思うが儘に
行動させられている子もいる。
比沙子先生が、帰りの学活を終えるー。
教室にいる女子生徒の一人が
ぐふ… 、と小声で笑みを浮かべたー
那奈と同時期に学校に来なくなった
大五郎は、
”学校に来ていないわけではない”
女子生徒に憑依して
ちゃんと登校し続けているー。
「---わたし、那奈ちゃんの様子を見て来ようかな」
琴音が呟く。
「--え?」
一緒に下校していた純玲が琴音の方を見る。
純玲のアレは今は勃起していないから
一緒にいる琴音からはアレが生えていることに
気付けないー。
「---那奈ちゃん、大五郎くんに告白されてから
来なくなっちゃったし、
何かあったのかな~って…ネ」
琴音が言うと、
純玲も「たしかに心配」と、呟いたー
琴音は笑みを浮かべた。
「ここは、親友のわたしの出番でしょ!」
とー。
親友のためにー
そんな風に言う琴音を見て
”女の友情”に少しドキッとした純玲は
かすかにアレを勃起させ始めていたー
・・・・・・・・・・・・・・・・
「---……」
自宅に引きこもってから1週間ー。
那奈は、学校での出来事を思い出していた。
大五郎に告白されたことー
純玲が空き教室で自分を襲ったことー
比沙子先生や他のクラスメイトたちの豹変ー
学校内だけではなく、近所の祥子ちゃんまで憑依されたことー。
思い出すだけで、
那奈は震えを隠せないでいたー。
母や父は、
特におかしな様子はないから
今のところは大丈夫だと思うー。
けど、
大五郎がいつ、家族にまで
手を出すか分からない。
「---助けて…」
那奈は恐怖してそう呟いた。
ふと、家のインターホンの音が聞こえた。
母親が応対する。
聞き覚えのある声ー。
「琴音…?」
那奈はそう呟いた。
親友の琴音の声がした。
那奈は、出迎えに行こうとしたー。
だが、すぐに大五郎のことが頭に浮かぶ。
琴音も、
勃起しながら自分に迫って来るのではないかー
と…。
そう悩んでいるうちに
階段を上ってくる音が聞こえてくるー。
「ひっ!?!?」
母が心配して見に来てくれた
琴音を招き入れたのだ。
「--那奈~?
琴音ちゃんが心配して、会いに来てくれたわよ~!」
母親がそう言いながら
那奈の部屋の扉を開いた。
「--ひっ!?」
那奈は怯えた表情で琴音の方を見る。
「--心配して見に来ちゃった」
微笑む琴音ー。
那奈は、琴音のスカートを見る。
けどー
アレは”なさそう”だったー。
勃起していないだけかもしれないー
そう思いながらも那奈は少し警戒を解いた。
母親が下の階に降りて行く。
すると、琴音は口を開いた。
「--大丈夫?
学校に来ないし、LINEの返事もないから
心配したんだよ」
琴音が優しく言う。
「--ご、ごめん」
那奈はそう言いながらも、琴音のスカートの方を見る。
「---何があったの?
いつも平和そうにしてたのに…。
やっぱり…アレ?
大五郎くんに告白されたこと?」
琴音が言うー。
タイミング的に、確かに琴音が
そう判断するのは正しいー。
「---…う、、うん…」
那奈は近くまでやってきた琴音のスカートを見つめる。
わざとバランスを崩して、琴音のスカートを触る那奈。
「--ちょ、ちょっと?大丈夫!?」
琴音の言葉に、那奈は「ちょっとめまいがしてて…」と
苦笑いしながら答えたー
”大丈夫ー”
那奈は確信した。
琴音にはアレは生えていないー。
例え勃起してなくても、今、スカートを触った時に、
あれがあればその感触がするはずだ。
それが無かったということは、
琴音は”大丈夫”だー。
「--…みんな、元気にしてる?」
那奈が呟くと、琴音は頷いた。
「みんな元気だよ。
純玲ちゃんも心配してる」
琴音の言葉に、
那奈は純玲に襲われた時のことを思い出す。
普段大人しい純玲が、
恐ろしく歪んだ笑みを浮かべていたー
あのカオが、頭から離れない。
「---あ、、あのさ…
熊山くんが、みんなに憑依してね…
みんな、わたしに迫って来るの…」
那奈が泣きそうになりながら言った。
「---…大五郎くんが…?
憑依って…?」
琴音は苦笑いした。
”憑依”なんて信じてもらえなくても
当然かな…と、那奈は気を落す。
「---だいじょうぶよ…だいじょうぶ」
琴音が那奈を優しく抱きしめた。
「---きっと、大五郎くんに
告白されて、戸惑ってるんだよ」
琴音が言うー
確かに、憑依なんてありえないー
もしかしたら、那奈は幻覚かなんかでも
見たのかもしれないー
一瞬、そんな風に思った。
「--那奈、だいじょうぶ…
安心して。
何かあっても、わたしが守ってあげるから」
琴音の言葉に
那奈は頷いた。
琴音が優しく那奈を抱きしめているー
「---ありがとう」
那奈の不安が消えていくー
琴音がいれば、
なんとかなるような、そんな気がしたー
「---那奈」
琴音が那奈の名前を呼ぶ。
那奈の身体をゆっくりと味わうようにして
触っている琴音。
那奈は少し違和感を感じながらも、
琴音にあることを尋ねた。
「そういえば、熊山くんは、学校に来てるの?」
まだ誰かに憑依してるなら
大五郎は学校には来ていないはずだ。
そう思った那奈は尋ねた。
大五郎が学校に来ているのであればー。
もう、憑依はやめたのかもしれないー
琴音は、那奈の首筋を指で触りながら
微笑んだ。
「大五郎くんは、最近休んでるよ。」
とー。
「そっか…」
那奈は少しだけ不安を覚えるー
ーー!?
「---え…」
ふと、那奈はあることに気付いてしまった。
”大五郎くん?”
那奈は琴音の方を見る。
琴音は、
大五郎のことを”大五郎くん”なんて呼ばない。
いつも”アイツきもい”とそう言っていた。
そうー
琴音は大五郎のことをいつも
”アイツ”と呼んでいるー
「---こ、こと…」
そう言いかけた那奈を琴音は乱暴に押し倒した。
「んふふっふ…♡
那奈ちゃんって可愛いよね~♡」
琴音が甘い表情を浮かべているー
明らかに友達を見る目じゃない。
「こ…琴音…?ど、、どうしたの…?」
那奈は怯えた表情で琴音を見る。
琴音にアレはないー
勃起していないー
大五郎であるはずがー
「--ねぇ、”僕”と付き合ってよー」
琴音が表情を歪めた。
「--!!」
那奈は恐怖したー
そしてー
琴音のスカートが膨らみ始めたー
「いひひひひひひっ!
琴音ちゃんのフリするの楽しかった~♡」
琴音が笑う。
「こ…琴音…?う、、嘘…!ウソでしょ!?」
那奈は怯えながら言う。
琴音まで、大五郎にー?
「ふふふふ…」
琴音はスカートを脱ぎ捨てると、
男性器を見せびらかしながら言った。
そして、それをイヤらしく撫でる琴音。
「これね…
出し入れできるんだよ…くふふふ♡」
琴音はそう言うと、
男性器を目の前で小さくしていきー
やがて、消して見せた。
「--そ、、、そんな…」
油断していたー
アレが無ければ正気だとー
「--ま、、、興奮しまくっちゃうと…
僕でも、抑えられなくなるけどねぇ♡」
琴音はそう言いながら
再びアレを出現させて勃起させ始めた。
「---んふふふふふう…
学校中の女子で遊んでたケド
やっぱもう飽きちゃってさ~
やっぱ僕は、那奈ちゃんが好きだ!」
琴音の声で
とんでもない発言をする大五郎ー。
1週間、
ひきこもった那奈に何もしてこなかったのは、
他の女子たちに憑依して
遊んでいたからだー。
「--ひっ!やめて!琴音を返して!」
那奈が言うー。
けれど、その言葉は
もう琴音には届かないー。
琴音は、大五郎と同じ笑い声を
出しながら、
那奈に襲い掛かった。
そして、那奈を乱暴につかむと、
無理やり、勃起したアソコを
那奈の口に押し込もうとした。
「--んんん…いや…!いや!」
那奈は必死に抵抗する。
男のアレを咥えたりしたくないし、
何より相手は友達の琴音。
しかも、琴音の意思ではなく操られているー
そんなことするわけにはいかない。
「ほらぁ!わたしの咥えなさいよぉ~♡
いひ、ひひひひひひひひ」
琴音は那奈をビンタしながら
無理やり口をこじ開けようとする。
しかしー
那奈が抵抗するので、
口をあきらめたのか、
今度は無理やり抱き着いてキスをし始めた。
「ぐふぅぅ♡
抵抗されるとぉ、興奮しちゃうなぁ♡」
琴音は顔を真っ赤にして喜んでいる。
いつも琴音が浮かべる表情などではないー
まるで別人のようだー
「やめ…やめて!」
部屋の中で逃げようとする那奈。
琴音はゾンビのように追ってきて
はぁはぁ言いながら那奈の服を
無理やり脱がせようとする。
「女の子同士なんだから、
いいじゃ~ん♡」
琴音は、激しく興奮した様子で言う。
そしてー
「あぁぁあああ…♡
もぅ…我慢できなぁぁ~い♡」
そう叫ぶと、琴音から変な音が聞こえたー
「--!?」
那奈が琴音の方を見る。
琴音の太もものあたりからー
”2本目の男性器”が生えてきていたー
「んふぅぅぅぅぅぅ♡
ある程度は自分でもコントロールできるんだけどさぁ…
あんまり興奮しちゃうと…もう、、だめぇ♡」
琴音は、太腿から出現したそれを手で触ると
それは激しく勃起したー
「あぁは♡ ふひ♡ ひひひひひひ♡」
狂ったように笑いだす琴音。
「きゃああああああああああ!」
那奈は叫んだー
自分の興奮を抑えきれなくなった琴音からー
3本、4本と肉棒が出現し、
まるで怪物のようになっていく。
「-あぁあ…那奈ちゃんが、
僕をじらすから、、
我慢できなくなっちゃぐふぅぅっ♡」
言葉の途中で口から変な液体を吐きだしながら
苦しみ出す琴音。
琴音の口からもそれが出現してー
化け物のような姿になった琴音は、
それぞれの棒から、白い液体を放出して、
そのまま苦しそうに床に倒れた。
「ふひっ…
この身体…だめになっちゃったぁ♡
こ、うふんも、、、ほどほどに、、しとかなくちゃなぁ♡」
琴音は喋りにくそうに言う。
乗っ取った身体で”男として”興奮しすぎると
こうなってしまうー。
ある程度コントロールすることはできるし
乗っ取った身体で”女として”興奮するなら
問題はないのだがー。
まぁ、身体がダメになっても問題ないー
琴音は
うめき声のような不気味な笑い声を出すと、
そのまま痙攣しながら気絶してしまった。
「こ、、琴音…!」
那奈は焦った様子で琴音に近づくー
しかしー
「こと… ねぇぁああぅっ!?」
言葉の途中で、大五郎に憑依されてしまった那奈。
「んふふふふふふ…
ついに、、ついに、、僕が那奈だ…
僕が、、那奈と、ひとつに…
んふふふふふふふ♡」
那奈は目に涙を浮かべたまま
不気味な笑みを浮かべたー
その笑みは、大五郎の浮かべていた笑みと同じものだったー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3日後ー
那奈は学校への登校を再開していたー。
琴音は、病気で退学ー
お見舞いも面会謝絶になってしまっていた。
那奈はその理由をよく知っているが
他のクラスメイトたちは、知らない。
「---おはよ~!」
友人の純玲が笑う。
純玲の身体にはアレがついているが
本人は違和感を感じていないー
「おはよ~…ふふ」
那奈が純玲に返事をするー
那奈の股間にもー
男性器が出現していたー
それをスカートの上から撫でると
那奈はスケッチブックに何かを
描きながら静かに微笑んだー
スケッチブックにはー
自分自身ー
那奈のイヤらしい姿が
たくさん描かれていたー
昨日、鏡で那奈の姿を見ながら
描いたものだ
「ぐふふふふふ…
僕は那奈…
んふふ…ふふふふふふふふ」
那奈は身体を震わせながら
不気味な笑みを浮かべるのだったー
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
リクエストによる作品でした~!
リクエスト原文は
”主人公の女の子はクラスの男子に告白されるが、暗くて怖い印象があり断る。
その男子が気味の悪い顔で笑いだし、怖くなり逃げる。
それ以降主人公の周りの子がおかしくなる。
その子たちに共通しているもの。
男子と同じ気味の悪い笑いと股間に男性器がついていた。
告白した男子は憑依能力を持っており。憑依すると男性器が生えてしまう。
周りの人たちに助けを求めるも、先回りされてしまい。
男性器をいじりながら、俺と付き合えと迫ってくる。
怖くなり引きこもりになってしまうが、親友の女の子がお見舞いにくる。
なんとか股間を確認するも男性器は生えておらず、安心するが
男子のそれは出し入れ可能だったのだ。
必ず生えてるものと勘違いした主人公は親友に犯され・・・。
その後、主人公になった男が男性器をいじりながら喘ぐ・・・。”
というものでした!
ふたなり要素がある作品は
ほとんど書いたことがありませんでしたが
こんな感じになりました!
少しでも楽しんで頂ければ嬉しいデス~
ありがとうございました!
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