<憑依>悪意に染まる日常②~ゆがみ~

不気味な男子の告白を断ったことで
始まった地獄ー

クラスメイトが豹変して、
那奈に付き合うように迫ってくるー

次第に逃げ場を失っていく那奈は…?

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「ぐふ…」
那奈が立ち去ったあと。

純玲は笑みを浮かべていた。

「んふふふふ…
 大人しくこいつが、勃起しながら
 友達に迫ってるなんて…」

純玲は歪んだ表情を浮かべて
自分の身体に生えた男性器を
嬉しそうに触り始めた。

「あぁぁ…♡ 興奮しちゃうぞ…♡」

元の純玲の面影がないぐらいに、
純玲は歪んだ笑みを浮かべて
それを触り始めた。

「ぐふっ…♡ ぐふふふ♡ ぐふふふふふふっ♡」
昼休みの空き教室に
純玲の狂った笑い声が響き渡るー

純玲の身体をゾクゾクさせながら、
大五郎は”昔”を思い出していたー

・・・・・

大五郎は、かつていじめられていた。

陰険な女子生徒・実乃里(みのり)に
いじめられていたのだ。

「あんた、キモいんだけど!」
実乃里はいつものように
大五郎に暴言を浴びせて行く。

暴力もあるし、
モノを壊したり、
そういうこともある。

大五郎は、耐えていたー

いじめを受け始めたきっかけは
何だっただろうかー。

大五郎は小さい頃から
男性器に興味があり、
スケッチブックに色々な男性器を
描く趣味があったー

それを、見られたことが原因だったかもしれないー

とにかく、いじめは日に日にエスカレートしていた。

大五郎は耐えていたー。

やがて激しく落ち込み、
学校に登校する日も次第に少なくなっていくー
口数も減り、元気もなくなっていくー

直接的にいじめをしてくるのは実乃里だけだが
当然、周囲は助けてもくれないー

だがー
ある日、大五郎は気づいた。

自分が”狂った”ことにー。

無意識のうちに大五郎は
毎晩射精をするようになっていたー

しかもー
いじめっ子の実乃里をオカズにしてー。

実乃里に男性器が生えている姿を妄想して
勃起しー、それで毎日抜くようになっていた。

「ぐふ…」

大五郎は”壊れた”

そのあとも、いじめは続くー
いつしか大五郎は、1日に3回は
実乃里で抜くようになっていたー

そして、ある日ー
自分の身体から出た白い液体を
大五郎はペロリと舐めていたー

するとー
信じられないことに、自分の身体が霊体のようになったのだー。

「なんだ…これ?ぐふふふふ」
大五郎はついに自分が死んだのかと思ったー

しかしー
違った。

この時、大五郎は”憑依能力”を手にしたのだー。

大五郎は、迷わず実乃里のところに向かいー
そして、実乃里に憑依したー

「うぐっ!?」
スマホをいじっていた実乃里がスマホを落す。

そしてー
「ぐふ…ふふふふふふふ」
実乃里は不気味な笑みを浮かべたー

自分が嫌悪する大五郎と同じ笑みをー

実乃里の身体を奪った大五郎は
初めての女体に興奮したー

髪をいじくり倒し、
胸を触りまくり、
アソコにも触れて喘ぎまくった。

気の強い実乃里を
思い通りに動かして
喘がせているー

支配しているー

大五郎は興奮したー

「--!?」
異変に気付いたのはその時だったー

実乃里の身体に得体の知れない感覚が走るー

気付くと、
信じられないことに実乃里に男性器が生えてきていたのだー

男性器に強い興味を持つ大五郎に
憑依されたことで、
何らかの影響を与えたのかー。

実乃里は勃起したそれを見つめて微笑んだ。

「んふふふふふふふふっ♡」
既に興奮していた実乃里は
自分に生えてきたそれを狂ったように刺激して、
そのまま激しく液体を放出したー

「んはぁ…♡ あ…♡ あああぁ♡っ」

実乃里はーー
その日から豹変した。

大五郎は実乃里として学校に登校し
奇行を繰り返したー

次第にクラスメイトたちは恐怖を感じて
離れて行くー。

長期間憑依されたままの実乃里に
ある異変が起きたー

「--!?」

生えるはずのない場所から
”2つめの男性器”が生えたのだー

「ぐへっ…きっもぉ~♡」
実乃里はそう言いながらも嬉しそうだったー。

腰のあたりから生えた男性器を触る実乃里。
そしてー
そのまま勃起して、そこからも精液を
飛び散らせたー

「はぁ…♡ あは…♡ いひひひひひひ♡」

実乃里は、その日から学校に登校しなくなったー

心配した友人が実乃里の様子を見に、
家まで行ったが、それ以降、その友人は
実乃里のことについて口を開かなかったー。

その友人は見てしまった。

2つの男性器を触りながら
喘ぐ実乃里をー。

部屋中に男性器の落書きをしている異様な光景をー。

「ぐへへへへへ…」
ある日、実乃里は自分の身体から出した
精液を舐めたー

するとー
大五郎は再び霊体になったー

「ぐふーそうか…」
大五郎はこの時確信したー

”精液を舐めると幽体離脱して
 憑依することが出来る能力を得た”

とー。

大五郎は、痙攣したままの実乃里の身体を放置して
自分の身体へと戻るのだったー

目を覚ました実乃里は、
不気味に笑い続けるだけー。

両親が異常に気付いたときには、もう遅かったー。

実乃里は身体中からアレを生やし、
”怪物”のようになってしまっていたー

今でも実乃里は、入院状態が続いていてー
本人は不気味に笑い続けているー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放課後ー。

大五郎のことを考えていた那奈は
落ち込んでいた。

教室に戻ってきた純玲は、
いつも通りー。

スカートが膨らんでいる感じもしない。

だがー
那奈は怖くて純玲に話かけることは
できなかったー

さっきの純玲は、
まるで大五郎そのもののように見えた。

「---…?」
そんな那奈の様子を見て、純玲は首をかしげた。

那奈がなんだか、よそよそしいー。
純玲のスカートの中には、
大五郎に憑依された影響で、
アレが生えたままになっていたー

長時間憑依されると実乃里のように
性欲が暴走して怪物になってしまうがー
そこまで長時間でなければ純玲のように
ひとつ、で済むー。

純玲は大五郎に記憶をいじられていてー
自分の身体に男性器があることを
特に気にしなかったー

「---今日はここまで」
担任の比沙子先生が言う。

下校を始める生徒たち。

「あ、根森さん」
比沙子先生が那奈を呼ぶ。

「はい?」
琴音と帰ろうとしていた那奈は立ち止まる。

「--ちょっといいかしら?」
比沙子先生に呼ばれた那奈は
「あ、はい」と答えて、
琴音に”ごめん、先に帰ってて”と伝えて、
比沙子先生の方に向かった。

「何か御用ですか?先生」
那奈が言うと、
比沙子先生は微笑んだー

いやー
不気味な笑みを浮かべた。

那奈はゾクッ、と背筋が凍るような思いをしたー。

「---え…、せ、、先生…?」
この笑みはー
さっきの純玲と同じー

いや、大五郎と同じー

「---根森さん…
 いいや、那奈ちゃん…
 僕と、付き合ってよ」

比沙子先生のタイトスカートが
パンパンに膨れ上がって行くー

「ぐふふふふふ…」
笑う比沙子先生ー

「--せ、、先生…ど、、どういうことですか…?」
那奈は怯えながら言う。

「ふふふふ…僕と付き合えって言ってんだよ」
比沙子先生が荒々しい口調で言う。

はぁはぁと興奮しているかのような
息をしながらー。

思わず後ずさる那奈。

周囲を見回すと、まだ女子生徒が一人残っていた。

「た、、助け…!」

そこまで言いかけて那奈は言葉を止める。

その女子生徒も”同じ笑み”を浮かべていたからだー

「--そいつはさっき、僕が憑依して
 僕の思い通りに動く操り人形にしておいた」

比沙子先生が言う。

「--ひ、憑依…?」
那奈は驚いて振り返る。

気味の悪い笑みを浮かべた比沙子先生が
そこには、いるー。

「くふふふふふ…
 僕は大五郎だー」

比沙子先生が、ビリビリと破れそうな音を立てている
タイトスカートの勃起した部分を触りながら言う。

「--見てなよ」
比沙子先生がタイトスカートを引きちぎるようにして脱ぎ捨てる。

そしてー
アレを露出させると、
狂ったような笑みを浮かべながら
それを刺激し始めた。

「いやっ…」
那奈は目を逸らしたー

盛大に射精する比沙子先生。

そしてー
比沙子先生は四つんばいになって
それを舐めると、そのままその場に倒れた。

「--ひぅっ!?」
笑っていた女子生徒がうめき声を上げるー

「--くくく…移動完了…」
女子生徒が立ち上がったー

「--う、、嘘…」
那奈は驚きを隠せない。

比沙子先生は倒れたままー。
さっきまで笑っていた女子生徒が、
スカートを膨らませながら
那奈に近づいてくる。

「--これが、僕の力だよ…くふふ」
笑う女子生徒。

「や、、やめて!来ないで!」
那奈はそう叫ぶと、
教室の出口に向かって走ったー。

憑依ー?
そんなこと、ありえないー

那奈はそう思いながらも、
廊下を走ったー

昼休みの純玲ー
そして今の比沙子先生に友達のひとりー

明らかにおかしいー

まさかー
噂になってる実乃里もー

「---先輩?どうしたんですか?」
後輩の1年生女子が那奈に声をかけた。

「---た、、助けて!」
那奈は思わず叫んだ。

「え…?」
後輩の女子生徒は戸惑う。

那奈の背後からは誰も追って来ていない。

がー、
那奈が誰かから逃げているのは
明らかだったー。

「---ち、ちょっと落ち着いて下さい」

後輩の女子生徒は周囲を見渡すと、
近くにあった女子トイレの方に
那奈を案内した。

「はぁ…はぁ…」
那奈は荒い息をしている。

恐ろしいものから、走って逃げたのだー。

「--だ、大丈夫ですか?先輩?」
ただならぬ様子を見て
後輩は戸惑いの表情を浮かべる。

「う…うん…ありがと…」
那奈はようやく少し心を落ち着かせる。

「--先輩…そんなに怯えた表情しちゃって…」
後輩が心配そうに呟く。

「そんな表情されると…ぐふ…」
後輩が笑みを浮かべはじめたー

「---!!」
那奈は表情を歪めた。

「興奮しちゃうじゃないですかぁ~♡」
後輩のスカートが膨らんでいるー

まさかー

「ひっ!?」
那奈は、後輩が既に憑依されていることを悟る。

「くふふ~!ここならだれの邪魔も入らない~!
 せんぱ~い!
 僕と付き合ってよ~!うひひひひひ」

壁ドンをしてくる後輩女子。

「--あぁぁ…やべぇ…興奮しちゃう~!」
壁ドンされた那奈は
目に涙を浮かべていた。

身体の震えが止まらない。

「---や、、やめて…!」
那奈は叫んだー

「--み、みんなを巻き込まないで!」
那奈の言葉に
後輩女子がクスクスと笑う。

「-巻き込むぅ~?ふふふ…
 じゃあ、僕と付き合ってよ~!」

後輩女子のアレが異様な大きさに勃起し、
スカートが千切れそうな音を立てている。

「--た、、助けて!」
那奈はパニックを起こして後輩女子を突き飛ばした。

「ぐえっ!」
後輩女子はトイレの壁に激突して
そのままふらふらと倒れる。

トイレから飛び出す那奈。

「--えへへ…逃がさないぞぉ~」
そう呟くと、後輩女子は、トイレの床に
うつ伏せになって気を失った。

「--はぁ…はぁ…」
那奈は夢中で逃げるー。

途中で誰かに声をかけられたー

よく知るクラスメイトだー。

だがー
この子も大五郎に憑依されているかもしれないー
仮に憑依されていなくても、
大五郎に憑依されるかもしれないー

そう思った那奈は、
誰とも話すことなく、学校を飛び出した。

”逃がさないよ”
昇降口から飛び出した那奈を見つめながら
ツインテールの女子生徒は
不気味な笑みを浮かべたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---あ、おねえちゃん!」

家の近くまでやってきた那奈は
ようやく落ち着きを取り戻しつつあった。

近所の女の子に声をかけられた那奈は
「あ、祥子ちゃんおかえり~!」と
嬉しそうに声をかけた。

ランドセルを背負った少女。
近所に住む子で、
那奈ともよく顔を合わせる子だー。

しかしー

「-ねぇ、おねえちゃん
 わたしと、、

 いいや、ぼくと付き合ってよ」

祥子の顔が歪んだー

「--!!」
祥子のスカートが勃起しているー

「ひっ!?!?!」
那奈は叫んだ。

「--逃がさないよぉ~!
 ぐふふふふふ~」

ランドセルを背負った少女が
はぁはぁ言いながら那奈の方に迫ってくる。

「きゃああああああああああ!」
那奈は思わずそう叫んで、自宅に駆け込んだ。

そしてー
那奈は母親にも声をかけずに
慌てて階段を駆け上がり、
自分の部屋に飛び込んだー

「はぁ…はぁ…」
額から冷や汗をボタボタと流す那奈ー。

那奈はー
翌日から
学校に登校できなくなり、
不登校になってしまったー

③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

リクエストによる憑依Xふたなり第2弾でした~!
明日が最終回デス~!

果たしてどうなってしまうのでしょうか~?

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