<憑依>最高の自撮り①~見せたいんだろう?~

男は、ネットを見つめながら
恥ずかしそうに自撮りを載せている少女を見つける。

そんな少女の身体を奪った男は、
乗っ取った身体で自撮りを始める…!

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「~~はぁ…」

男は、冷凍食品のたこ焼きを
食べ終えると、
スマホでツイッターの画面を開いた。

40代後半独身。
収入はある程度安定しているが、
毎日同じことの繰り返し。
特に目立つ趣味もなく、
最近の楽しみと言えば、
ツイッターでカワイイ子を見つけて、
その写真をおかずにして
抜くことぐらいだ。

ツイッターには探せば
可愛い子がたくさんいる。

変にアイドルを追うよりも、
日替わりで色々な子を
おかずにできるから、
男にとっては、ちょうどよかった。

「コスパも最高だしな…」
アイドルを追うよりも、安い。

特に、自分がかわいいと思っているような子は
定期的に自撮りをツイートするから、
気に入った子がいればフォローしておけば
おかずが定期的に流れてくるのだ。

「--」
男は、ある少女のツイートを見つめる。

”こんな私ですけど…”
だとか、

”自分に自信がないです…”

だとか、

控えめな文章が並んでいる少女の発言。

しかしー
少女は、自撮り写真を定期的に
ツイートしていて、
そのツイートのリプには「かわいい!」だとか
「もっと自信を持って」だとか、
そういうコメントが並んでいた。
そして、まんざらでもない雰囲気で、”あいか”も
そのリプに返事をしている。

最近、男がはまっているアカウントー

それが、
「あいか」ー

プロフィールによれば高校2年生ー。

男は笑う。

「---お前、ちやほやされたいんだろ?」
と。

自信がないフリをしながら
控えめな写真を載せて、
ちやほやされて悦に浸っているー

そうなんだろ?

と男は思うー

男は「あいか」のアカウントを
見ていて、無性に腹が立ってきた。

確かに見た目は可愛く見えるし、
可愛いくせに控えめな写真ばかりで
自分に自信がないなどとほざいているー

男は、「くっそ~!」と叫んだ。

「あいか」写真を見つめながら
”俺が奪いてぇ”と叫ぶ。

もしも自分がこの子になれたなら、
喜んで、自撮りを晒しまくるだろうー。

だがー
自分にはそんなことはできないー

ずるい!と
男は思った。

仮に自分が自撮りしたところで、
”きもい”だのなんだの言われるのが目に見えているし
自分でもそう思う。

だが、この子は、そうじゃないー
ちょっと顔の一部を載せたりするだけでー
ちやほやされているのだ。

「---ずるいぞ!この野郎!」

ーー!?

そう叫んだ直後、
男は違和感を感じたー

まるで、自分自身がスマホの画面に
吸い込まれるようなー
そんな、違和感ー

「--!?!?!?」
男はそのまま、激しいめまいの
ようなものを感じて、
意識を失った――

・・・・・・・・・・・・・・・・

「----うっ!?」

男は目を覚ました。

思わず、手に持ってたスマホを落としてしまうー

「---あ…」
男は、慌ててスマホを手に掴んだ。

しかしー
掴んだスマホは自分のものではなかった。

「--え?ピンクのスマホ…?」
男は呟くー

しかし、自分の口から出たはずの声は
男の声ではなく、
女のとても可愛らしい声で、
スマホを掴んだ手は、色白の
綺麗な手だった。

「---!?え…」
男は唖然とするー

「な、、なんだ?え…
 な、、…」

自分がスカートをはいている。

それだけじゃないー
視線を落とすと、そこには
さっきまでなかったはずのふくらみが。

そしてー

「な…ない…!」

男は、スカートを触って、
アレがないことを確認する。

男である証がないー
男の免許証とも言える、
あれがないー

「ええええええええええ!?」

男は絶叫したー

と、いうかここはどこだ!?
可愛らしい部屋―

周囲を見渡すと、
そこには姿見があった。

男は焦りながら
姿見の前に立つと―

そこにはー
可愛らしいセーラー服姿の少女がーー

「----マジ…!?」

男は呟いた。

そしてー
その顔には見覚えがあった。

「っつか、これ、「あいか」ちゃんじゃね…?」

男は思う。

ツイッターで最近良く見ていた「あいか」だ。

「---う、うおおおおおおおお!」

男はがに股の姿勢で両手を突き上げて
ガッツポーズをすると、
「何が何だかわかんねぇけど、やったぜ!」と
可愛い声で叫んだ。

何故か、自分は「あいか」に
憑依してしまったようだ。

「--ん?」
さっき拾ったピンク色のスマホの画面には
ツイッターが映し出されていた。

ちょうどツイッターを開いていたようだ。

「--くく」

男は、部屋中をドカドカと歩き回り、
興奮しながら、「あいか」の生徒手帳を見つけた。

寺森 愛香(てらもり あいか)-

「あいか」は本名だったようだー。
長い黒髪で、優しそうに微笑む彼女ー
学校では真面目なんだろうな、と
そう思いながら、愛香になった男は笑う。

今日は金曜日の放課後ー
と、いうことは明日と明後日は休みのはずだー。

「---」
姿見を見つめながら愛香は微笑んだ

「見せたいんだろ?」とー。

控えめなツイートをしていたが、
男には分かるー

本当に自信のないやつは、
自撮りを何度も何度も載せたりしないー

愛香は、見せたいのだと。

愛香はニヤニヤしながら
自分の頬のあたりをつつきながら笑う

「見せたいんだろ?

 見られたいんだろ?

 くふふふふふ…
 いっぱい見せちゃおっと♡」

そう言うと、
愛香はスマホを手に、
自分を撮影し始めた。

セーラー服姿の愛香に
色々なポーズを取らせてみる。

微笑んだりー
頬を膨らませてみたりー
ヤンキー座りをしてみたりー
偉そうに腕を組んで見せたり、
ベットの上であぐらをかいてみたりー

どんどん、写真を撮影していく愛香。

「ふふふふふふ♪
 わたし、もっともっと見られた~い!」

ノリノリになりながら、
愛香の姿で自撮りしていく男。

さらにエスカレートしていく男は、
スカートをめくっていたずらっぽく微笑んだり、
胸を揉みながらニヤニヤしてみせたり、
髪をわざとボサボサにしてみせたり、
指をイヤらしく舐めたりする
写真を撮影したー

「ふふふ…」
愛香は興奮しながら笑うと、
ツイッターの画面を見つめる。

「見られたいんだろ~?
 載せちゃうよ?
 ぐふふ…ぐふ」

愛香は思わず、スマホの画面に
涎を垂らしてしまう。

「はぁ…♡ はぁ…♡ はぁ…♡」
興奮しながら愛香は、
あぐらの写真と
指を舐めている写真をツイートしてしまう。

「うくくくく…
 しちゃった…
 わたし、ツイートしちゃった!
 えへへへへへぇ~♡」

嬉しそうにベットの上で
したばたする愛香。

すぐに反応があって、
そのリプを愛香は
嬉しそうに見つめる。

リプも、好意的なものばかりだった。

「すげぇ…!」
愛香はそう呟くと、
がに股歩きで、
立ち上がって、
自分の部屋を物色し始めた。

「---なんだよ~」
乱暴に物色しながら愛香は
不快そうに呟く。

ごく普通の服しかないー

「つまんね~!」
そう叫ぶと、愛香は
ボサボサになった髪を掻き毟りながら
スマホの画面を見つめたー

「あ、そうだ…」
愛香はイヤらしい笑みを浮かべる。

ネットショップに
男のアカウントでログインすると、
愛香は、次々と何かを購入し始めた。

「--くふ…買っちゃお…」

愛香の部屋の
可愛らしい貯金箱を
乱暴に開けると、
その中に入っていたお金を
掴んで、愛香はクスクスと笑った。

「何のために貯金してるか知らねーけど、
 楽しませてもらうぜ~」

とー。

ネットでの注文を終えた愛香は
ニヤニヤが止まらなかった。

鏡に映る自分を見て微笑む愛香。

「自分を可愛いと思ってるんだろ?」
愛香は、鏡の中の愛香に
語りかけるようにして言う。

そして、胸を揉みながら笑う。

「ちやほやされたいんだろ?
 くふふふふ…」

愛香は獣のような笑みを浮かべると
呟いた。

「くふふふ…
 俺がもっともっと、お前の身体を
 有効的に使ってやるよ…」

胸を両手触りながら、
愛香は可愛い声でそう呟いた…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー

愛香は自宅の部屋にこもり
家族との接触を極力避けた。

正直、愛香が普段どういう風に
振る舞っているのか全く分からないし、
違和感を感じられでもしたら
非常に面倒くさい。

そんなことになってしまわないためにも
あるべく家族との接触を避けていたのだー

「そろそろ届くころか…」

ミニスカート姿で
ベットに座っている愛香。

何も気にしていないため、
中が丸見えの状態。

「ぁあ~それにしても綺麗な足だな~」

ベットの上であぐらをかくと、
愛香はニヤニヤしながら
足を触り始めた。

足を手でこする音が
部屋中に響き渡る。

「んふぅ…♡」

愛香の身体がゾクゾクしてくる。
興奮しているようだー

「くへへ…勝手にこの子の身体を
 興奮させてるなんて…
 ゾクゾクするじゃねぇか」

その言葉が、
愛香の口から、可愛らしい声で発される。

余計に興奮した愛香は、
たまらなくなって、
自分をぎゅっと抱きしめた。

「あぁ…ふふふ…♡」

顔を真っ赤に染めて
笑う愛香ー

友達からのLINEが
届いたりもしていたが、
面倒臭いので全て無視したー

そしてー
ついに、昨日ネットで注文した荷物が届くー

母親に「わたしが出るから」と告げて
荷物を受け取る愛香。

愛香は満面の笑みで、
そのまま自分の部屋へと戻って行った。

「---じゃ~ん!」
一人で嬉しそうに飛び跳ねながら
愛香はダンボールを開ける。

そこには、たくさんの衣類が
入っていたー

「--ふふふふ…♡
 わたし、もっともっと可愛い写真を撮るの~!
 うふふふふ」

愛香はダンボールから衣類を取り出すと、
乱暴な手つきで、ダンボールを折りたたみ、
そのまま部屋の端っこに放り投げた。

「くくく…まずはどれを着ようかな~!」

愛香は躊躇なく自分の私服を
脱ぐと、畳むこともせずに
部屋の隅に適当にそれを放り投げた。

「--まずは~♡」

愛香はにこにこしながら服を身に着ける。

最初に着たのは、
ゴスロリ風の衣装ー

「--わ~かわいい~!」

鏡を見ながら嬉しそうに飛び跳ねる愛香。

愛香は早速スマホを手に、
自分を撮影し始める。

可愛らしいポーズを取ったり、
口元に指をつけてみたり
甘えるようなポーズをとったり、
色々な写真を撮影していくー

そして、それをツイッターに載せる。

「うふふふふふふ♡」
愛香はすぐにいいねがついたのを見て
微笑む。

「もっともっと見てほしいな~!えへへ!」
ゴスロリ衣装を脱ぐと、
今度は、チャイナドレスを身に着ける愛香

「--くへへへへ~!エッチ~!」

がに股のまま部屋中を歩き回って
ニヤニヤする愛香。

そして、チャイナドレス姿のまま、
がに股で自撮をするー

「--くふふふ~♪」
ご機嫌そうに腰を振りながら
今度は、椅子の上に足を
乗せて、太ももを大胆に露出してみせる。

その写真を撮り、
さらには自分の太ももの写真を撮影して
そのままツイッターに載せて行く。

「はぁはぁはぁ♡愛香ちゃんの太もも、ぺろぺろしたい」

愛香は顔を真っ赤にしながら、
チャイナドレス姿の自分を見つめて
太ももをイヤらしく撫ではじめる。

「ふぅぁあ♡」
幸せそうな表情を浮かべる愛香。

興奮しておかしくなってしまいそうな愛香は
チャイナドレスを脱ぐと、今度は水着を取り出した。

「ふぅぅぅ…
 見てもらいたいんだもんな…?くく」
愛香に語りかけるようにして言うと、
愛香は自分でドキドキしながら、
水着に着替えはじめるのだったー

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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ひたすら繰り返される自撮り…!
続きは明日デス~

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