海ー。
夏休みに海に遊びに来た二人の少女。
しかし、そんな少女たちに魔の手が迫るー。
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真夏の太陽がギラギラと
輝く中、彼女たちは、海に来ていた。
「やった~!久しぶりの海~!」
明るく元気な女子高生・美琴(みこと)が嬉しそうにはしゃいでいる。
「---海~♪ 海~♪」
もう一人の天然そうな女子高生・佐津子(さつこ)が
ご機嫌そうににこにこしているー
二人はー
夏休みを利用して、
海に遊びに来ていた。
二人の家は、電車を利用すれば
そう長くかからない時間で
海に来ることができる位置にあった。
可愛らしい水着姿で、
はしゃぐ二人ー。
美琴が、佐津子にイタズラしたことがきっかけで、
二人の間では水の掛け合いが起きていたー
「も~!許さない!」
「---あははははは!」
水をかけあって
楽しそうにじゃれている2人ー
そんな二人を、
遠くから見つめる2人組の男がいたー
「へへへ」
そのうちの一人が笑う。
「--今日は、あの二人を召し上がるとしよう」
もう一人がそう言うと、
二人の男は、ためらうことなく、
水をかけあってじゃれあっている
二人の方に近づいていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁ…はぁ…」
「--も~疲れた」
二人は、はしゃぎすぎて
息を切らしていたー
「ねぇねぇ、ちょっと休憩しよ~?」
佐津子がそう言うと、
「-うん、そうしよ~!」
と、美琴が元気よく叫んだ。
その時だったー
「きみたち、かわいいネェ!」
怪しい2人組の男が、美琴と佐津子の前に
近づいてくるー
「え…?な、、何か用ですか?」
天然女子の佐津子が
戸惑いながらそう返事をすると、
美琴は小声で佐津子に伝えた。
「ああいうのには、関わらない方がいいよ」
いかにもいかつい男2人組を見て、
美琴はナンパとかそういう類のモノだと判断した。
そういうのには、関わらない方がいい。
「---う、うん」
佐津子も小声で返事をするー
美琴が、佐津子の手を引くようにして
海の家の方を目指そうとすると、
突然、美琴は肩を掴まれた。
「え!?」
美琴は驚くー
振り返ると、二人組の男のひとりに、
肩を掴まれていたー
「---ちょ、ちょっと!人を呼びますよ!」
美琴は気丈にもそう叫んだー
だが、次の瞬間ーーー
男は、美琴にキスをしたー
「み、美琴ちゃん!?」
佐津子が叫ぶー
そしてー
信じられないことに、
男の身体が吸い込まれるようにして
美琴の口の中に入っていきー、
”消えた”
のだったー。
「---あ…あ…」
美琴はその場で、虚空を見つめて
立ち尽くしている。
「え…み、、美琴ちゃん…だ、、だいじょうぶ…!?」
佐津子が言うー
周囲には、大勢の人がいるー
混雑しているからかー
それとも、見てみぬふりをしているのかー
誰も異常事態に声をかけてくる人は
いなかったー
「えへへへへ…♡」
美琴が動き出すー
美琴は、はぁはぁ♡と言いながら
水着の上から胸を揉み始めた。
「あぁぁぁ…おっぱい…おっぱい…うへへ…えへへへへ」
美琴が、興奮した様子で言う。
「み、、美琴…ちゃん…!?」
佐津子は困惑しているー
美琴の様子が、おかしい。
消えた男の友人らしき人物が言う。
「--ははっ!新鮮な女の子はいいねぇ。」
男が美琴の方に近づいて行って、
美琴のお腹のあたりに顔を近づけるとー
美琴のお腹に滴る海水をペロペロと
舐めはじめた。
「んっん~♪」
男が美琴のお腹を舐めながら
笑っている。
「うふふふふふ~!」
美琴もそれを拒むことなく、
笑っている。
「--ちょ、、ちょっと!?美琴ちゃん…
そ、、その人、彼氏…?」
天然女子の佐津子は、
いかつい男が彼氏か何かだと思って
そう言う。
すると、美琴も男も笑いだした。
「--くふふ…
美琴ちゃんって言うのか~!
ふふ…彼氏じゃないよ?
知らない男の人~」
美琴が男に身体を触らせながら笑う。
「え…じゃあ、どうして…?」
佐津子が足元を恐怖で
震わせながら言う。
「---ふふふふ…わたしね…
身体奪われちゃったの~!
だってしょうがないでしょ?
こんな可愛らしい水着着て海に
来てるわたしが悪いんだもん~!
あはははははは!」
笑う美琴ー
その表情はいつもの
表裏ない美琴の笑顔ではなくー
歪んだ笑顔だった
「う…うそ…!?
み、、美琴ちゃん…も、、元に戻って!」
佐津子が叫ぶー
その言葉を聞くと
美琴が近づいてきて―
佐津子を後ろから抑えたー
「きゃっ!?は、離して!?」
もがく佐津子ー
水着姿の女子高生2人が、
じゃれているようにしか
周囲には映っていないー。
「--お前も、すぐわたしといっしょになるの」
美琴が笑うー
そして、もう一人の男が近づいてきた。
「いや…やめて…やめて…!」
もがく佐津子。
しかし、美琴はその手を離さないー
やがて、近づいてきた男がー
佐津子にキスをしーーー
「あ…あぁ…ああああああ!」
その身体は消滅し、
佐津子に吸い込まれていった。
「ふぅぅぅぅぅ…」
しばらくすると、
佐津子が大きな息を吐いたー
そしてー
「---ふふふふふ…
あぁ…新鮮な女の子の身体~」
佐津子はそう言うと、
美琴の方を振り返って微笑んだー。
「--んっふふふふ!わたしたち、仲良し~!」
美琴はそう言うと、
佐津子に抱き着いた。
佐津子も嬉しそうに美琴を抱きしめる。
水着姿で熱い抱擁を交わす2人ー
周囲は、仲良しな2人がじゃれあっているとしか
思っていないー
「あぁ…佐津子~」
美琴が佐津子にキスをし始めると、
佐津子も「美琴ちゃん~」と
嬉しそうに舌をからめて
熱いキスをし始めた。
二人は、数分以上も抱き合っていたー
そして、
やっと離れると、
今度はお互いの胸を揉み始めた。
「あぁぁあん♡ ぁぁああ♡ きもちいいぃぃ♡」
美琴が嬉しそうに顔を赤らめながら言うー
「わ、、わたしもぉ♡ えへぇぇ♡」
佐津子もとても嬉しそうだ。
「--わ、、わたしの方がちょっとおっきいね~
えへへへ♡」
佐津子は胸を揉まれながら笑う。
美琴もそうだね!と嬉しそうに言いながら
胸を揉まれ、揉みつつ喜んでいる。
やがて二人は、お互いの身体を
舐めはじめた。
「はぁはぁはぁ♡」
「はぁはぁはぁ♡」
狂ったように、お互いの身体を
舐めまわす2人。
海水や汗ー
色々なものが混じった身体を
舐めまわしていくー
「んふふふ~♡」
「わたしたち、な~かよし~!」
二人は、激しく興奮し、
アソコは既にぐっしょりと濡れはじめていたー
それでも、二人は
お互いの身体を堪能することをやめないー
どう考えても親友のラインを越えた
二人が、身体を堪能し尽くしているー
周囲も流石に
”仲良しにしちゃ度を越してるんじゃないか?”と
思いはじめていたが―
海水浴場には、大勢人もいるし、
こういう変な人は必ず何人かいるー
「はぁ…はぁ…♡」
「水着の女子高生にこういうこと
させてるって最高だよなぁ…えへへ♡」
抱き合ったまま
顔を近づけて微笑む2人。
純粋に海を楽しみにきた
2人の面影は、もうない。
「ゾクゾクが止まらない~ふふふ」
「くふふ…俺も、、いいえ、わたしもよ…!」
抱き合ったままそう呟くと、
二人は信じられないことに水着まで
脱ぎ始めた。
「---!?」
周囲の客も、さすがにそれには驚く。
気付いた人間の何人かは
どよめいている。
流石におかしいー、と。
ゴミのように水着を投げ捨てた2人は、
周囲の視線など気にもせずに、
そのまま抱き合っている。
そして、二人は激しく喘ぎながら
互いの快感を感じる場所を
刺激し合った。
「んっふぅぅぅ♡
わたしたち、、だいへんたい~~♡」
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あ~~~♡」
砂の上に寝転んで
激しく喘ぎ始める2人。
昼間の海辺で
繰り広げられる貝合わせに、
周囲は騒然となった。
止めに入ろうとする周囲。
しかし、二人は
大声で喘ぎ、愛液をばらまき、
まったく周囲を気にしていない。
「はぁああああ♡
美琴のからだぁぁぁぁ♡」
「佐津子ぉ~♡
はぁぁぁ♡ さいこう♡」
激しく身体を動かし、
交わらせている2人ー
次第にどよめきは大きくなり、
二人の女子高生の異様な行為に
やがて、ギャラリーまで
出来てしまう始末だったー
「はぁ…♡ はぁ…♡ あぁ♡」
「あっ♡ もう…だめ…♡ しあわせぇ♡」
二人の女子高生は
放心状態で
寝転んで、幸せそうな表情を
浮かべていた。
「---何をしている!」
「--どきなさい!」
パトロールがやってきて、
ギャラリーたちがどかされる。
二人はそれを確認すると
にっこりと笑みを浮かべて、
今度は駆けつけたパトロールを
押し倒した。
「わたしたちがぁ~♡」
「遊んでアゲル…♡」
二人は、駆け付けた男を
押し倒すと、強引にキスをし始めた。
可愛らしく、エッチな声が
響き渡るー
騒然とする周囲―
しばらくすると
警察官が駆けつけてー
二人は取り押さえられたー
連行される最中、
二人はエッチの余韻に浸りながら
ニヤニヤと笑い続けていたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
布を被せられ、連行されていく2人ー
「あはははははは♡ あはははははははっ♡」
美琴はパトカーの中でも笑い続けていた。
警察官たちも
”なんなんだこの子は”と
不気味そうに美琴の方を見つめる。
一方、別のパトカーで連行されている最中の
佐津子は
「-~~~~~~~~」と
表現できないような卑猥な言葉を
叫び続けていたー
そしてー
「あははははは…うっ…」
美琴も、佐津子も、突然低いうめき声を
あげると、そのまま黙り込んでしまった。
2人の男が、憑依から抜け出したのだー
「---あ、、、あ…れ」
美琴が、意識を取り戻す。
「---わ、、わたし…?」
美琴は車に乗せられている自分の
状況を理解できず、
周囲を見渡す。
周囲にいる警察官を見つけると、
美琴はさらに混乱した。
そういえば、自分と佐津子は
変な男たちに絡まれてー
きっと、警察官の人たちが
助けてくれたのだろうー
「---あ、、あの…」
美琴が言うと、
警察官は呆れた表情で
「…今更、そんな演技をしても、もうダメだ」
と呟いた。
「え…」
美琴はふと、バスタオルのようなものに
包まれて、自分が裸であることに気付くー
砂に汚れ―
なんだか、海水や汗ではない、
自分たちに心当たりのない液体が付着している。
「きっ…きゃああああああ!」
美琴は悲鳴を上げたー。
別のパトカーで連行されている最中の佐津子も
同じだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1週間後ー
「この前は最高だったな」
憑依していた男のうちの一人が言う。
「あぁ、そうだな」
もう一人が笑う。
「ところで、あの二人はどうなったんだ?」
一人が聞くと、
もう一人が答えた。
憑依していた二人組のうちの一人は、
憑依から解放されたあとの少女たちが
どうなるかを確認しに行き、
ゾクゾクするという危険な性癖を持っていた。
「あぁ、美琴ちゃんの方は、
錯乱状態だってさ。精神的に病んで
入院しちまってる」
「へ~」
他人事のように笑う男。
「もう一人は?」
「--あぁ、佐津子ちゃんの方はな…
なんか、目覚めちまったらしいぜ。
妹を自宅で襲ったんだってよ。クク」
そう言うと、
男たち二人は顔を見合わせて笑った。
「さて」
男の一人が立ち上がって時計を見る。
「--そろそろ、また
”海水浴”に行くか」
「いいね」
男たちはニヤニヤしながら
海へと向かう準備をする。
男たちの言う海水浴は、
純粋な意味での海水浴ではないー
今日もまた、
純粋に遊びに来た少女たちが
穢されるー。
男たちによってー
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
去年の夏前?に、憑依空間スケジュール表に時期未定で載せたのですが
夏が過ぎてしまったので1年間そのままにして
ようやく書く時期がやってきました(笑)
1話なのであっさりですが、
お読み下さりありがとうございました~☆!
コメント
SECRET: 1
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実は自分は制服とかが好きで水着とかは苦手だったりします。ましてや裸は
それでも羨ましくてすげえなと思いましたし、そういう自分の苦手意識を吹き飛ばして?、良いなあと感じるように書いた無名さんは改めて凄いと思いました。
SECRET: 0
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無様>
ありがとうございます~!
連日褒められるとにっこりしちゃいます~笑