憑依された娘との共同生活ー。
次第に、母と娘の絆は
ズタズタに引き裂かれていくー
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「ふ~~~!」
チャイナドレス姿で帰宅した麗奈は、
煙草を吸いながら足を組んで笑っていた。
「---この身体、本当に最高だぜ!
お母さん、わたしを産んでくれてありがと!」
微笑む麗奈。
麗奈は煙草を吸い終えると、
佐知子の方に近づいて、不気味に笑った。
「お母さん、わたし、まだ物足りない…
今日はもっともっとエッチなことしたい気分なの…」
イヤらしく笑うー
佐知子は「--れ、、麗奈!」とだけ言うのが
やっとだったー。
娘が憑依されて好き勝手されている-
そうとは分かっていても、何もすることができないー。
「--んふふふふ♡」
麗奈が、母の佐知子の胸を触って笑うー
「や…やめて!」
佐知子は必死にそれを振り払った。
しかしー
「-ーー抵抗するんじゃねぇよ!
おら!」
麗奈は乱暴な口調で母親を無理やり押し倒すと、
そのまま母親のズボンを無理やり
脱がせ始めた。
「-ーーくくく~
一緒に感じましょ~?お母さん!
うふふふ…あははははは!」
母のズボンを引きちぎるようにしてどかすと、
そのまま母親の下着も引き千切り始める麗奈。
「--や、、やめて!麗奈!目を覚まして!」
佐知子は叫ぶ―
無駄だと分かっていても、叫ばずにはいられないー
それでも、麗奈は止まらない。
笑いながら母の下着を破り、母親のアソコに
指を触れて、それを動かし始めた。
「んっ…♡ や、、やめて…れいなぁ…!れいな!」
佐知子は涙をこぼしながらも、
感じてしまい、甘い声を出してしまう
「へへへ~ババアのくせにいい声してんじゃん!」
チャイナドレス姿の麗奈が、佐知子を仰向けに倒すと
その上に乗って微笑んだ。
「--ねぇお母さん。わたしのことも気持ちよくして!」
麗奈が意地悪そうに呟く。
「れ、、麗奈…」
佐知子は泣きながら名前を呼ぶのがやっとだった。
「---わたしの身体、もっともっとエッチなことを
求めてるの!
ほら、お母さんの指で、わたしを気持ちよくしてよ!」
可愛らしい声でとんでもないことを言う麗奈。
これは夢だー、と
耳をふさぎたくなるー。
けれども
麗奈は本当に憑依されているー。
この悪夢のような状況はー
1週間たってもー
1か月経っても変わらないー
「--む…無理よ…麗奈…やめて…!」
佐知子が泣きながら言うと、
麗奈は興ざめした様子で呟いた。
「あっそ」
倒れた母親をそのままにして立ち上がると、
麗奈は不機嫌そうな様子で、
何かを準備し始めた。
太ももを晒しながら
家の中を歩き回る麗奈。
「--もう我慢できない
その辺の男でも捕まえてヤリまくろっと」
愛想なくそう言うと、麗奈は玄関の方に向かう。
「---もうやめて!お願いだから…ねぇ!」
佐知子は土下座しながら叫ぶ。
その姿を見て、麗奈は笑った。
「---お母さんが、わたしを差し出したんじゃん!
ひっど~~~い!」
ぶりっ子ポーズを取りながらそう言うと、
麗奈は笑いながら外へと出て行ってしまったー
娘の身体は、今晩もまた、汚されるー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「--ねぇ、おじさん~!わたしとエッチしない?」
その辺を歩いていた男に
声をかける麗奈。
チャイナドレス姿の女子高生を見て、
誘われた男は、ニヤニヤと笑う。
「-ーーおお、可愛いねぇ、名前は?」
下心丸出しのおじさんが笑う。
「ふふふ~麗奈です♡」
甘い声で自分の名前を言う麗奈。
麗奈とおじさんは、そのまま近くの
ラブホテルに入って行くのだったー。
麗奈に憑依している目黒は笑うー
最高だー。
今までも、こうして、借金を返さない家庭の娘を奪ってきたー
奪って、欲望のまま遊びまくりー、
身体で金を稼ぎ、借金を返さない親を苦しめるー
そして、
最後にはー
麗奈は、自分の身体を見つめながら微笑む
「こんな身体、使い捨てだもん…うふふ♡」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数日後ー
麗奈は、母親から封筒を受け取り、
お金を数えていた。
「--足りないじゃん」
麗奈が封筒を投げ返す。
「--で、、、でも…!」
麗奈の身体が奪われた後も、
佐知子は借金の返済を求められていたー
話が違うー
そう叫びたくなったが
娘の身体は人質に取られている上に、
逆らえば暴力を振るわれる。
もう、抵抗することさえも、できなかった。
しかもー
今まで、アルバイトをして、母を支えてくれた麗奈は
身体を乗っ取られてしまっているー
そのため、生活事情はますます
苦しくなっていたー
「お願いします…
も、、、もう、どうにもならないんです…!」
佐知子が頭を下げる。
「---」
麗奈は、そんな母親を見ながら笑みを浮かべる。
一緒に暮らしているから
どうにもならない状況は麗奈に憑依している目黒にもよく分かる。
けれど、それを痛めつけるのが、また快感だった。
土下座している佐知子を見つめながら、
黒タイツとミニスカート姿の麗奈が言う
「--じゃあ、わたしの足、お掃除してもらおっか?
お母さん」
足を差し出しながら、麗奈は笑う。
「そ、、、掃除…?」
困惑する佐知子。
「そう。わたしの足を、あんたの舌でなめて
お掃除するのよ」
麗奈の言葉に、
佐知子は「む、、無理です」と必死に頭を下げる。
娘の身体を傷つけるようなことだけはー
佐知子は、そう願っていた。
「---うるせぇな」
麗奈は冷たい目で母親を見下した。
「--わたしがやれっつってんだよ。
娘の言うこと、聞けないのかよ?」
麗奈の冷たい言葉に
佐知子は身体を震わせながら
涙をこぼす。
優しい麗奈はもういないー
「---ねぇ、お母さん?
わたしね、たくさんの男の人に股を開いて
どんどん汚されてるの。
ふふふ…少しは綺麗にしてくれないと、
もっともっと汚れちゃうよ?」
ケラケラと笑いながら言う麗奈。
母親の目からこぼれる涙は止まらないー。
麗奈は、泣きじゃくる佐知子を見て
興奮しながら言った。
「ふふふ…最愛の娘に追いつめられているお母さん…
ゾクゾクしちゃう!
ほら!早くわたしの足を掃除しろよ!」
麗奈の言葉になおも首を振る佐知子。
「いいからしろよ!」
麗奈は唾を佐知子に向かって吐き捨てた。
鬼のような形相の麗奈。
母親は泣きながら麗奈のタイツを
舐めはじめた。
勝ち誇った表情で邪悪な笑みを浮かべる麗奈。
「--くひひひひひひ!
お母さん、気持ちいいよ!
うふふふふ…ありがとう!ありがとう!」
馬鹿にしたような口調で笑う麗奈。
佐知子は泣きながら狂ったように
麗奈の足を舐めつづける。
「--タイツの上からじゃ、わたしの足は
綺麗にならないよぉ~?
ほら!タイツを破ってわたしの足をちゃんと
舐めろよ!
ほら!あははははは!」
佐知子は泣きながら麗奈のタイツを破って
麗奈の綺麗な脚を舐めていく
「--ひゃははははは~!
お母さんってば娘の足を舐めてる~!
あははは!あははははははは~!」
狂ったように笑いつづける麗奈と、
泣き続ける佐知子ー
2人の心は、ズタズタに引き裂かれていたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ふぅ~♡」
派手なドレスを身に着けた麗奈が、
社長の部屋へと入る。
「ご苦労だったな」
社長の黒井に言葉をかけられて頭を下げる麗奈。
ソファーに座ると、足を組んで、
煙草を吸いはじめるー
「--くくく…どうだ?今回の身体は?」
社長の言葉に、麗奈は「最高ですよ」と笑みを浮かべる。
「--ま、これだけヤリまくってますし、
そのうち妊娠しちゃうでしょうけどねぇ」
麗奈は他人事のように笑いながら言う。
妊娠したら、
その時はこの身体にもう用はない。
最後に、お金に変えて、おさらばだ。
ガチャ。
別の女が部屋に入ってくる。
メガネをかけた理知的な女性だが、
バニーガールの格好をしている。
「--おう、ご苦労だったな」
黒井社長の言葉に、その女も頭を下げる。
”娘”がいる家庭に違法な貸し付けを行い、
返済できなくなったタイミングで”娘”を奪う。
そして、奪った娘たちで経営している
違法風俗店で莫大な利益を上げているのがー
金融会社・ホワイトエンジェルの実態だー。
社員たちは、全員、特殊な薬で憑依薬を身に着けており、
訴えられそうになった場合には、憑依能力を駆使して、
それを揉み消すー。
金貸しは仮の姿ー
社員が、娘たちに憑依して身体を奪いー
違法営業しているお店が主な収入源ー
さらにー”中古の身体”で得るお金が、
第2の収入源ー。
「-ーーさて、私は戻りますよ」
麗奈が立ち上がる。
「お母さんが待ってますから…うふふ♡」
麗奈は色っぽく歩き出し、
社長室を後にしたー。
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地獄のような日々は続いたー。
あれから、1年近くが経過していたがー
麗奈はなおも憑依され続けていた
毎日のように男と遊び、
かえってきては佐知子に暴力を振るったり
罵声を浴びせるー
佐知子はすっかり
精神的におかしくなってしまっていた。
「---くくく」
そんな母を見つめながら、麗奈は笑みを浮かべる。
「--なぁ、お母さん?」
母親の髪を掴み、思いきり引っ張ると、
麗奈は呟いた
「最近、ちょっと身体の調子が悪くてさ…
どうしてだと思う?」
網タイツ姿の麗奈がケラケラと笑いながら言う。
「---ど、、どうしてって…」
うつろな目で佐知子が答えると、
麗奈はとあるものを放り投げた
「もしかしてと思って調べてみたらさぁ~!」
放り投げられたものを虚ろな目で拾う佐知子。
佐知子はそれを見て
目を震わせた。
「--あはははははは!
この女、妊娠しちゃったみたいだなぁ~!あはははは!」
他人事のように笑う麗奈。
投げられた妊娠検査薬の結果を見て絶望する佐知子。
「わたしぃ~!どこの誰とも知らない男の子供
授かっちゃった~♪」
嬉しそうに飛び跳ねる麗奈。
麗奈は飛び跳ねながら言う。
「お母さん~!孫が出来るね~?
えへへへへへ!
孫をちゃんと可愛がってくれるかなぁ~?」
煽る麗奈。
「うああああああああああ!」
佐知子は鬼のような形相で麗奈に突進した。
「--きゃっ!」
吹き飛ばされる麗奈。
「許さない…!
わたしの娘を…そんな目に遭わせて…!
許せない…!」
佐知子はそう言うと、
キッチンから包丁を取り出した。
明らかにその目は正気を失っているー。
「--えへ…えへへへへ!」
麗奈はそんな母親を見て笑う。
「お母さん?わたしを殺すの?
殺せるの??
あはははは!そんなことしても死ぬのは
わたしだけだよ!!」
麗奈は狂ったように笑っているー
麗奈を殺したところで、
死ぬのは麗奈だけー。
闇金融の男・目黒は死なない。
また、別の身体を支配するだけだー。
「--麗奈を解放して、
わたしも後を追うの!」
佐知子が泣き叫びながら言う。
佐知子は、もう、麗奈を取り戻せないとあきらめていた。
だったら、せめて…
「お母さん…」
麗奈が呟く。
佐知子ははっとした。
麗奈の目に涙が浮かんでいる。
「お母さん…助けて…」
ーーーー!!!
佐知子は、娘の悲痛な叫びに、手を緩める。
「---ば~~か!」
麗奈は隙をついて、佐知子を蹴り飛ばすと、
笑いながら言い放った。
「--こんな安っぽい芝居に騙されるなんて
馬鹿な女だなぁ!」
麗奈は倒れた母親を見ながら笑いつづけるー。
そしてー
自分の網タイツを撫でまわすように触ると言った。
「---もうさ、この身体には用はないから」
麗奈のことはに佐知子は、はっとする。
「--妊娠しちゃったから、もう、わたしは
捨てられちゃうんだって~!えへへへへ♡」
スキップしながら笑う麗奈を見て
佐知子は「なにをするつもりなの!」と叫ぶー。
麗奈は「--ばいばいお母さん!」とだけ呟くと、
そのまま玄関から飛び出して走り去ってしまった。
「れ…麗奈…うぅ…」
佐知子は、自分の無力さを噛みしめながら
その場で涙をこぼすことしかできなかったー。
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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母と娘の運命は…?
次回が最終回デス…!
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