<憑依>売上少女~最高の利益~①”わたしの売上”

女子大生バイトの雨宮 雫に憑依した男は、
雫の身体を使い、店の売上を稼いでいくー。

最初は返すつもりだった。
だが、彼は、そのまま雫の人生を奪ったー。

”売上少女”の運命はー

売上少女の完結編デス!

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とあるカードショップ。
店長の小牧 正義(こまき まさよし)は、
売上が伸びず、本部からの叱責などで、追いつめられていた。

そんなある日、
小牧店長の親友の男が、苦しむ友人を見かねて
”憑依薬”を提供した。

これを使って今の状況を打開しろ、と。

ただし、人の人生を狂わせるから
”1か月”で奪ったからだを解放しろ、と
約束させてー

憑依薬を受け取った小牧店長は
女子大生バイトの雨宮 雫(あめみや しずく)に憑依した。

そして、その身体で客を誘惑し、
店の売上を見違えるほどに伸ばしたー

だがー
1か月後。
小牧店長は約束を破った。

雨宮 雫の身体を返すことを拒み、
親友を陥れて、自分が雫になることを決意したのだった。

友人たちが異変に気付く中、雫は、
男たちを誘惑し、欲望に溺れるようになった。

雫は、店のことも放棄して、
自分の身体で”売上”を稼ぐようになっていたー

そして、半年が経過したー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「--うっ…!」

大雨の中、
一人の女性のうめき声が聞こえる。

「----こ…小牧…!」
苦しそうにうめくのは、
雨宮 雫の大学の友人・莉子(りこ)だった。

「ふふふふ…しっつこいなぁ~」
雫は雨に濡れながら、笑う。

雫の友人・莉子には、
小牧店長に憑依薬を提供した親友が憑依していたー。

どうにか小牧を止めなくてはいけないー
そう思った親友は、
雫の友人である莉子に憑依して
止める機会をうかがっていた。

しかしー

「---この身体はわたしのもの…
 わたしは女子大生、雨宮 雫…
 誰にも邪魔はさせない!」

雫の手には、ナイフ。

莉子の身体からは血が流れていた。

「--こ…こまき…!その子の身体…を返してやれ!」
莉子が叫ぶ。

「--はぁ?
 お前だって、その女の身体、乗っ取ってるじゃん!
 人のこと言えるの?」

雫が濡れた髪の毛を触りながら笑う。

「--こ、、、こうするしか…」
莉子は目に涙を浮かべるー

雫に憑依した小牧の陰謀で、
親友は逮捕されてしまっている。

親友が小牧を止めるには、
雫の身近な人間に憑依するしかなかった。

莉子がその場に倒れる。

「ごめんな…ごめんな…」
小牧店長の親友は思うー。

巻き込んでしまったー
小牧店長に憑依された雨宮 雫のことも、
それを止めようとして自分が憑依したこの莉子のこともー

「--ふふふ!ばいば~い!」
雫は笑いながら莉子の身体を埋めはじめた。

ここなら、誰にもばれない。

「小牧~~~!」
莉子は鬼の形相で叫んだ。

「--お前は、、いつか、、いつか必ず破滅する!」
叫ぶ莉子。

「--するわけないじゃ~ん!
 こ~んなに可愛いわたしには、
 何だってできる!
 あははは!」

雫が勝ち誇った表情で笑う。

「---お、、、お前は…!
 女の子を、甘く見過ぎている…お前は…むぐっ!?」
莉子の顔に土がかかるー

そして、雫は笑いながら、莉子を埋葬したー
莉子に憑依している、自分の親友もろともー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1週間後ー

「あぁ、、あ、、、あ、、、雫ちゃん…あぁ…」

汚らしいおじさんが、気持ちよさそうに笑っている。

雫は満面の笑みで
そのおじさんのアレを舐めていた。

「--んふっ…おじさんってば~…」

雫は、おじさんに甘い言葉を投げかけながら微笑む。

「---えへへ♡ おじさんもう出しちゃったの~?」
雫は、イヤらしい格好で、微笑むと、
おじさんから封筒を受け取る。

「えへへ♡ おかねだ~いすき!」
雫が封筒の中の札束を見て微笑む。

「…き、、きみみたいな真面目そうでカワイイ子が
 こんな大胆なんて、最高だよ」

おじさんが言う。

「ふふ…わ・た・し、
 お金に恋してますから♡」
雫は甘い声で囁くと、その場をあとにした。

「---この身体があれば、、
 いくらでも売上なんて稼げる」

雫は店をやめて、今や
”自分の身体”で売上を稼いでいた。

「----ふふふ…最高」
雫は嬉しそうに歩きはじめる。

帰宅した雫は、
煙草に火をつけて、それを吸い始めた。

「は~~!」
がに股でソファーに座りながら
煙草を味わう雫。

雫は元々煙草など吸わないが
そんなことは関係ない。

小牧店長はヘビースモーカーだった。

雫は、もう、自分のものだ。
どうしようが、勝手だ。

「ふ~~~」
渋い顔をしながら雫はスマホを開く。

”会いたい”という連絡がたっぷり来ている。

「ふふ…わたし、魅力的だもんね♡」
雫は、憑依される前よりも
さらに魅力的になっていた。

元々、雫は、美人ではあったものの、
それで男を誘惑するような子ではなかったし、
エッチな考えも持っていなかった。

だが、小牧店長に憑依されたあとは、
女を武器にするようになった。
雫は、何倍も色っぽい女性になっていたー

「ふふ…♡」
煙草の火を消すと、
雫は、自分の胸を触り始めた。

「はぁぁ~♡ わたしが雫… わたしが雫~♡」

雫は一人、自宅の中で喘ぎ始めた…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後日。

「~~~んふぅ♡」
雫は、大学内でも有数のイケメン・高石 真人(たかいし まひと)と
エッチをしていた。

「はぁあ♡ あっ♡ あぁ♡ あっ♡ あぁ♡」
雫がエッチな声を空き教室内に響かせている。

「~~くへへ…雫ちゃんってこんなエッチだったんだなぁ~」
真人が笑いながら言う。

そして、さらに激しく雫を攻めていく。

「うぁああ♡ あぁ♡ だめ♡ イク♡ イク♡ あぁぁああっ♡」
雫が激しく喘ぎ声を上げる。

「本当はイキたいんだろぉ?雫ちゃ~ん!」
イケメン男子の真人が笑いながら呟いた。

そしてー

「んあぁぁ♡ イキたい♡ もっともっと、
 わたしをめちゃくちゃに♡ んっ♡ あぁああああん♡」

雫は、大声で喘ぎながら、
そのまま絶頂へと到達したー

・・・・・・・・・・・・・・・・

「はぁ…♡ はぁ…♡」
余韻に浸る雫。

「--今日は、ありがとう」
イケメン男子の真人が言う。

「どう、、、いたしまして♡」
まだ余韻が抜けきらない雫に、
真人は封筒を手渡すと、
「じゃ」と言って、その場を後にした。

イケメン男子大学生である彼は、
”表向き”甘いマスクを持つ、
優しい男子だった。

しかしー

「---雨宮 雫」
真人はにやりと笑う。

「とんだ変態女だぜ」
彼は、スマホを手にして誰かに電話をかける。

「おい…良い獲物を見つけたぜ…」

・・・・・・・・・・・・・・

帰宅した雫は、服を脱ぎ捨てて
下着姿になり、
そのままソファーに腰かけた。

「~~ぷは~」
煙草の煙を吹かせながらだらしない格好で座っている雫。

机の上に適当に置かれた封筒を手にすると
その中に札束を掴み、雫は笑みを浮かべた。

「くくく…お金お金~!」

札束で自分の身体をぺしぺしと叩いて笑う。

「あはははははは!
 この身体があれば、お金なんて、利益なんて出し放題!
 うひひひひひひひひ~!」

雫は鏡を見て笑う。

両親から届いた手紙を破り捨てながら、それをゴミ箱に放り投げた雫は呟く。

「そういや、この女、親孝行しようと
 してたんだよな…
 くくく」

雫は微笑みながら、
新しい煙草に手を出す。

雫を乗っ取ってから、両親から届くLINEには
塩対応を続けている。
そうしているうちに、手紙が届くようになったのだったー。

「---ふふ、ありがと~おとうさん、おかあさん!
 わたしをこ~んなにえっちな身体に産んでくれて~!

 な~んちゃって!
 あははは!はははははははは!
 わたしは生まれ変わったの…!くくく!
 新しい雨宮 雫に!
 この身体、もっともっと使って、お金を稼いでやる…!
 もっともっともっと♡

 ひひひひひひひ♡」

一人、狂ったように笑う雫に、
優しい女子大生の面影は、もう、ないー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

赤いミニスカートにニーハイという組み合わせで、
太ももの絶対領域を見せつけながら
大学を歩く雫。

”雫は変わった”

この半年間で、周囲の認識は
”優しい雫”ではなく”エロい女”に変わってしまった。

「---ふふふ」
視線を感じる。

だが、今の雫にとっては、この視線が気持ちいい。
女の魅力で、男どもを誘惑できている証拠だ。

「ふふん」
雫は勝ち誇った表情で、歩いていたー

「--なぁ」
背後から声がして、雫は振り返る。

そこにはイケメン男子大学生・真人の姿があった。

「き、今日もいいかな?」
真人が微笑む。

「ふふ…高石くんってば~?
 わたしの魅力にはまっちゃった?」
雫が甘い声で言うと、
真人は「ま、、まぁ…お、、お金はあるから」と
真人は苦笑いする。

「--じゃあ~今日、またやろっか?」
雫がにこにこしながら言う。

「あ、あぁ…よろしく頼むよ。
 終わった後、裏で待ち合わせでいいかな?」

真人が言うと、雫が呟いた。

「裏?いつもの空き部屋じゃなくて?」

その言葉に、真人は返事をする。

「--ほら、大学内だとどうしても周囲の目が気になるし…
 雫ちゃんは気にしないみたいだけど、
 俺は、ほら、周囲の評判とか気にするし」

そう言うと、雫は甘い声で「そっか♡」と微笑んで、
それを承諾した。

真人と別れて、雫は大学内を歩きだす。

「ふふふ~♡今日も利益は最高~♡」
雫はご機嫌になって、モデル歩きを
しながらお金のことを考え始めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕方ー

真人の指定された場所に向かう雫。

指定された場所に辿り着くと、
真人が姿を現した。

「雫ちゃん…昨日は最高だったよ」
昨日のエッチの話を持ち出す真人。

「--ふふ、今日も楽しませてあげる♡」
雫が囁くようにして微笑んだその時だった。

「--!?」

真人の周囲から、4、5人のガラの悪い男が現れた。

「–俺のさ、友達も一緒に楽しませてやってほしいんだ」
真人が不気味に囁く。

「ーーそ、それはいいけど…」
雫は少しためらった。

この半年間、男を手玉にとってきた雫。
しかし、こういう状況に直面したことはなかった。

「--1:1って約束…」
雫が言いかけると、
真人がイケメン男子の仮面を脱ぎ捨てて叫んだ

「--金払えば文句はねぇだろ?
 ほら、お前ら!車に連れ込め!」

雫が取り押さえられる。

数人の男に捕まれてもがく雫。

「--大丈夫だよ!雫ちゃん!
 俺たちがたっぷり興奮させてやるから!」

大学の裏に停車していた車に連れ込まれた雫は、
そのままどこかへと連れ去られた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「へへへへへへ~」

「ひゅ~っ!」

廃工場。

真人たちに囲まれた雫は、
服を脱がされて、好き放題されていた

「あぁ♡ あっ♡ あっ♡」

「いい声で喘ぐねぇ?」
真人が笑う。

イケメン男子の真人は、
裏でワルたちとつるむ、
凶悪な本性の持ち主だった。

「--お、、、お金・・は!」
雫が言うと、
真人は笑った。

「--エロ女のぶんざいで、
 金、金うるせぇんだよ!」

真人が雫に近づいて、雫の顎を掴む。

「俺の女になれよ」

その言葉に、雫は呟いた。

「--嫌よ」

雫に憑依している小牧店長の目的はあくまでも金。
誰かに束縛された生活なんて、ごめんだ

「--くくく…おい!お前ら!もっと興奮させてやれ!」
真人が周囲のワルたちに言うと、
ワルたちは笑う。

「---ふ、、ざけんな!」
雫は叫んだ。

小牧店長は、ちょっとだけ喧嘩には自信があった。

雫の身体で、蹴りを男に加える。

しかしー
雫の身体がーー
それについていかなかった。

「--あっ…」
すぐによろめいて、その隙をついた男たちに
取り押さえられる。

「無駄な抵抗はやめなよ。雫ちゃん…
 いいや、雫。
 お前は、俺の女になるんだ」

真人はそう言うと、
周囲のワルたちに指示して、
雫を鎖で縛らせた。

縛られた雫は、下着姿のまま、
男たちに弄ばれていた。

「んあぁぁぁっ♡ ああああぁぁぁ♡」

「ひゅう~!感じちゃってるぜこの女~」

「ははは~!いい声だなぁ~」

笑う男たち。

「や…やめろ…」
女に票敷いてから半年以上ー
憑依している小牧店長は初めて恐怖した。

そしてー

「や…やめてぇええええ~~~!」

初めて女としてー
泣いたー

心から、恐怖してー

②へ続く

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順調に自分自身の身体でお金(売上)を稼いでいた雫ちゃん…!
どうなってしまうのでしょうか!

最終回は明日デスー!

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憑依<売上少女>

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