<憑依>狂育③~仕返しの果てに~(完)

信夫の仕返しは続くー

憑依されたまま、鬼母と成り果てた美香。

恐怖の日々を過ごす亮吾。

その結末は…?

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パチン!パチン!パチン!パチン!

家の中に音が響き渡る。

パチン!パチン!パチン!

「ほら!ほら!ほらぁ!」
第2ボタンまで開いて、胸がチラチラ見えている美香が
笑いながら、亮吾をビンタしている。

ノーブラで、はだけたシャツしか着ていない美香は、
ニヤニヤしながら言う。

「--信夫くんに暴力も振るったよねぇ亮吾!
 どんなに痛いか、お母さんが教えてあげるわ!」

美香が叫ぶ。

「--や、、やめて…お母さん!」

パチン!パチン!パチン!パチン!

何度も、何度も美香は
その手で息子をビンタしていく。

「くくくく!あはははははは~!」
笑いながらされらに、エスカレートした暴力を振るう美香。

「あ~~~お前の泣いた姿~!
 すかっとする~!」

美香はそう言うと、
イライラした様子で、ソファーにドカッと座る。

「--ママ…もう、、許して」
顔にあざを作った亮吾が言うー。

「--あ?」
美香は亮吾を睨みつけた。

「--ーーーー…」
亮吾は何も言えなくなって、
その場でうつむいてしまう。

「--お前が悪いんだろ!
 僕をいじめるから!
 僕はお前を許さないからな!」

感情的になって、美香はそう叫んだ。

「ーーママ…?」
亮吾が母親のおかしな様子に、
心配そうな表情を浮かべる。

その表情を見た信夫は、
またイライラを募らせて、
再び美香の身体でビンタを始めるのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーおわっ!?」

翌日の学校ー
顔の腫れている亮吾を見て、
友人の健が驚きの声を上げた。

「・・・・・・・・」
亮吾は、ここ数日で、別人のように
暗くなってしまった。

インテリの誰とでも打ち解けられる
いじめっ子少年は、見る影もなく、
暗い少年に変わり果てていた。

「---おはようございます」
担任の先生が入ってくる。

そしてー
亮吾の顔を見て先生は声を上げた。

「え…ちょっと、どうしたの…?土田君?」
女性教師が言うと、
亮吾はしばらく黙っていたが
やがて、目から涙をこぼしながら声を振り絞った。

「ママに…ママに…」

それ以上は、言葉にならなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕方ー

美香は、この前のことを思い出していた。

「---あぁぁぁ~~~~!」
ベットに座って足を子供のようにしたばたさせる美香。

「また、遊びたい~~~~~!!!」
少年のように笑顔を浮かべながら
足をばたばたさせる美香。

夫との夜の遊びが忘れられない。

しかしー
夫は、2週間の間出張で不在。

「~~~も~~~~!」
一人叫んでいた美香は、
ふと思い出した。

「--あ、亮吾がいるじゃん!」

とー。

自分の部屋で勉強を続けていた亮吾ー
今日は、友達を家に呼んでいる。
久しぶりに、遊ぶ約束をしているのだー

ガチャー

扉が開いて、亮吾はビクッとしながら振り返る。
そこには、母の姿があった。

「---ま、ママ…!?」
大好きな母親ー

けれど、今の亮吾にとって
母親は、恐怖の対象でしかなかった。

「---ねぇ、亮吾、
 今すぐズボンを脱いで」

美香がはぁ、はぁ、と言いながら言うー。

夫との2度にわたる夜の行為で、
美香は夫のアレを咥えた。

1回目は気持ち悪かったがー
2回目は、夫が喜ぶ姿や、
妙な興奮を覚えて、
すっかり虜になってしまった。

「--え…な、、なんで?ママ…?
 ぼ、、僕、今日、友達と遊ぶ約束が…」
亮吾が不安そうに言う。

「--いいから、脱ぎなさい」

亮吾は、ここで嫌だと答えれば、また母親に
暴力を振るわれると感じて、
ズボンを無言で脱いだ。

「--パンツも、脱ぎなさい」
美香がはぁ、はぁ、と言いながら、パンツも
脱ぐように促す。

亮吾は
「ね、、ねぇ、ママ…どうして?」
ととても不安そうにしている。

「--ママの言うことが聞けないのかしら?」
脅しの口調で美香はそう告げる。

髪の毛はぼさぼさで、
容姿も中身も変わり果てた母親を見ながら
亮吾は不安そうに下着を脱ぐ。

すると、美香が亮吾のそれを突然口で咥えた。

「うわぁ!」
亮吾は驚いて、母親を振り払う。

「た…食べないで!」
亮吾が思わず叫ぶ。

「---おい!ママの言うことが聞けないのか!」
美香は叫んだ。

「や…やめて…!ママ…やめて!」
大声で泣き叫ぶ亮吾。

「--いいから…!
 ママの言うとおりにしろ!」

美香は、夫との行為の興奮を忘れられず、
狂った表情で亮吾の方に近づいていく。

「ーーや…やめて…うわああああ!」
亮吾は母親の美香を突き飛ばして、部屋から飛び出した。

「--待てよ亮吾!」
美香は、突き飛ばされた怒りと興奮から、
狂った形相で、亮吾を追う。

「やめて!来ないで!来ないでママ!」
亮吾が叫びながら家の中を走る。、

「--亮吾~!
 ママの言うことが聞けないのか~?」
がに股でケラケラ笑いながら美香が亮吾を追う。

「来るな!くるな!くるな!」
亮吾は泣き叫んでいる。

「--お前は僕の言うとおりにするしかないんだよ~
 亮吾~!」

美香は笑いながら、亮吾を壁際に追いつめる。

「---マ…ママ…」
亮吾はそこまで言うと、
意を決した様子で叫ぶ。

「--お、、、お前…誰なんだ!?」

とー。

美香はきょとんとした表情を一瞬浮かべる。

「--ママは…ママでしょ?ククク」
美香は、それだけ言うと、
大声で怒鳴った

「ほらぁぁああああ!言うとおりにしろぉ~~~~!」
亮吾を無理やり押さえつけて、
亮吾のそれを咥えようとする美香。

「はぁ♡はぁ♡ はぁぁぁぁぁぁぁ♡」

バシッ!

亮吾が美香を振り払った。

突き飛ばされて机に激突する美香。

「---あ、、操られてるの…?ママ?」
亮吾が言う。

亮吾は特撮ヒーローの番組が好きだった。
そんな番組で、見たことがあるー
悪の怪人に、人が操られている話をー。

幼い亮吾は、そう思った。

「---うるせぇ!」
突き飛ばされて逆上した美香が叫ぶ。

美香は激しい形相で、亮吾を押さえつけた

「やめて!やめてママ!
 目を覚まして!」

「--うるせ~~!
 亮吾~~~!
 いいからわたしにそれを食べさせなさい!」

亮吾のソレを口に咥えようとする美香。

そんな美香を振り払って亮吾は
逃げ惑う。

「--ママ!ママ!」
亮吾が逃げながら叫ぶ。

亮吾は”ママ”が
悪の怪人に操られていると思いながら
逃げ惑った。

「---うわぁ!」
慌てて逃げていた亮吾が転んでしまう。

「---ふふふ~!
 お前は僕の言うことを聞くしかないんだよ!」

美香が叫ぶ。

亮吾がもがく。
なおも反撃する亮吾にカッとなって、
美香はグーで亮吾を殴りつけた。

「うわぁ!」
亮吾の眼鏡が吹き飛ぶ。

「いつもいつも偉そうにしやがって!」
はだけたシャツから胸をチラチラさせながら
美香が大声で怒鳴る。

「--な、、何のこと…?」
涙目で言う亮吾。

美香に憑依している信夫は
怒りのあまり叫んだー

「ボクはお前にいじめられていた信夫だ!」

とー。

「な…なんだって…?」
亮吾が唖然とした表情を浮かべる。

ピンポーーーン

インターホンが鳴る。

そういえば、友達が遊びに来ると言っていた。

「いないの~?入るよ~!」
外から男の声がする。

「--あ、ちょっと待ってくれ!」
亮吾が、玄関の方に走って行く。
脱いで下着を慌てて拾う亮吾

「あ、待て!」
美香が亮吾を追う。

「--あ、亮吾!入っちゃまずかったか?」

「--あ、いや」

亮吾の友達が家に入ってきた。

とても他の人に見せられるような状態じゃない格好で
亮吾を追ってきた美香は、目を疑った。

「----え…」
美香が唖然とした表情を浮かべるー

家に入ってきた亮吾の友人はーーー
信夫ーーー、つまり、自分だった。

「あ…お邪魔します」
信夫が美香の胸元をチラ見せした状態を見て、
少し照れくさそうに言う。

「---え…ち、、ちょっと待て…どういうこと?」
美香が言うと、
亮吾が言った

「マ…ママが、言うから…
 僕、信夫に謝って…いじめをやめて…
 それで、友達になったんだ…」

亮吾が言う。

信夫も笑いながら頷く。

「そ…そんな…
 違う…!信夫は僕だ!」

美香が叫ぶ。

自分は信夫だ。
亮吾の母親に憑依してるはずなのに、
どうして、目の前に自分が…?

信夫が美香の方を見て
不気味に微笑んだ

「----!!」
美香は叫んだ

「ぼ、僕の身体を返せ!返せ!」
美香が信夫の胸倉をつかむと、
美香はさらに大声で叫んだ

「返せぇ!」

信夫は、亮吾の母親として復讐を終えたら
当然、自分の身体に戻るつもりだったー

母親に憑依してから数日ー
自分の身体ー
信夫は欠席していると聞いていた。

だから、当然、自分の身体は抜け殻になっていると思っていたー

それなのに、なぜ?

「---くっそ…!
 どういうこと!?」
鬼のような形相で美香が叫ぶ。

するとー

「--あっちです!」
玄関先で声がした。

警察官と近所の女性が
何やら話している。

近所の女性が、
亮吾が玄関に立たされているのを見て、
数日前に、虐待の疑いで通報していたのだー

そしてー
今日、担任の先生からも通報があり、警官が駆け付けた。

「---児童虐待か」
警察官がなだれ込んでくる。

「--はぁ?ぼ、、僕は…!僕は仕返しを!」
美香が叫ぶ。

「話は署で聞こう」
警察官が美香に手錠をはめて、
そのまま連行していく。

「きみ、お父さんは?」
警官が、亮吾に話を聞き始める。
信夫も、亮吾の側で警官と話をしている。

「くっそ~~!亮吾~~~~!」
美香は大声で叫んだ。

自分の身体に戻れないー
仕返しももうできないー

美香の中にいる信夫は
悔しがりながら叫んだ。

「お前のママは、僕のモノだ~!
 あははは、あははははははははあ~!」

大好きなママを奪ってやった!
この身体はもう返さない!
これこそ、最高の仕返しだ!

美香は大笑いしながらパトカーに乗り込み、
そのまま連行されたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パリィン

水晶玉が割れたのを見て、
男が微笑むー。

美香が逮捕された今、
もう、面白いものは見れないだろう

「--楽しませてもらったよー」
信夫に水晶玉を渡した男は、
水晶を通して、信夫の憑依をずっと見つめていたー

「--男の子が大人の女性に憑依すると、
 あんなにも、だらしなくなってしまうのだな」

男は、
自分の銀行口座に振り込まれた莫大なお金を見て微笑む。

「--男の子になりたいって、お姉さま方もいるからな…」

美香に憑依している信夫の元々の身体にはー
水晶玉を持つ男の”客”が憑依していたー
信夫が、美香に憑依した3日後に、
信夫の身体は”客”に憑依されていたー

「・・・・」

男は、金を手に入れて、さらに、
憑依された美香の様子を見て楽しんだー

”お客様”は、信夫の身体を手に入れて、
男の子として人生を楽しむー

”信夫”は、美香になり、
いじめっ子への復讐を果たしたー
今まで味わったことのない、夜の営みも楽しんだ。

「ククク…まさにwin win winだな」

男はワインを飲みながら静かに笑みを浮かべたー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

リクエストが元ネタの作品でした

リクエストの原文は、

“今度女子小学生か女子中学生が父親の
やりたい放題な態度に腹を立てて父親と入れ替わり人生を乗っ取る。
乗っ取た娘は父親として言葉使いや態度、
考え方も父親に染まり元父親以上に娘になった元父親にやりたい放題して
人生を乗っ取るという話をご無理でなければリクエストします。
もう一つありますが、いじめられっ子の女子小学生が男子小学生の
いじめっ子の父親の人生を乗っ取っていじめっ子の
父親になりきり父親としていじめっ子が大人になるまで復讐していく。
または、その逆男子小学生のいじめられっ子が
いじめっ子の母親の人生を乗っ取り母親になりきり大人に
なるまでいじめっ子を復讐していく話をリクエストします。”

と、いうものでした。

一番最後の案を書いてみました!
男性への憑依モノより、女性への憑依モノの方が皆様喜ぶかな…ということで
最後の案を選びました!

大人になるまで、、という部分は
駆け足になっちゃいそうなので、
大人にはなれませんでしたが、
原文そっくりそのままにはなかなかならないので
お許しください!

お読み下さった皆様ありがとうございました
&リクエストを下さりありがとうございました!

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憑依<狂育>

コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    リクエストではありませんが、女の子が男性への憑依も喜びますので、リクエストに関係なく書いて下さい。
    女の子が男性への憑依は萌えます。
    少なくともこの前のふたなりよりは、女の子が男性に憑依して射精する方が何十倍も萌えますので。
    また、男性から女性への憑依は他サイトでも数多く書かれていますし。

  2. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    最後は虐待扱いで逮捕されちゃいましたね。
    まあ、身体が母親じゃあ、当然ですが。

    やっぱり憑依するのが小学生くらいだと、知識などの問題で、色々と限界がありますね。

    主人公がせめて中学生くらいだったら、通報されないように、もっと上手くやれたんですかね?

  3. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます~!
    ネタが浮かんだら書いてみます!

    ジャンルの好みは皆様それぞれ違うので、
    憑依メインには変わりありませんが、
    TSF周辺で色々挑戦していきたいデス!

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 最後は虐待扱いで逮捕されちゃいましたね。
    > まあ、身体が母親じゃあ、当然ですが。
    >
    > やっぱり憑依するのが小学生くらいだと、知識などの問題で、色々と限界がありますね。
    >
    > 主人公がせめて中学生くらいだったら、通報されないように、もっと上手くやれたんですかね?

    コメントありがとうございます~
    ”小学生”だったらどうなんだろう?と考えた結果、こうなりました。
    成りすましきれてないですし、感情的になりすぎて正体ばらしちゃったり…

    中学生だったら、どうでしょう…
    機会があれば別作品で挑戦してみたいですネ!

  5. 匿名 より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「侵食」というのは英語でerosionらしいので、「侵食」、「エロ」、「ローション」をかけた話を作ってほしいです。ストーリーはどうなってもいいし、ネタみたいなやつになってもかまいません

  6. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます~!

    浸食…!?
    どのようなお話にすれば良いか迷います~汗

  7. 飛龍 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    小学生だとこの辺が限界ですかねぇ……
    しかし、復讐は果たせたので確かにある意味WIN WINですね、衝撃なエンドでした!

  8. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 小学生だとこの辺が限界ですかねぇ……
    > しかし、復讐は果たせたので確かにある意味WIN WINですね、衝撃なエンドでした!

    ありがとうございます!
    あまり頭良くなりすぎてもおかしいな~ということで
    この結末になりました!