自分にあるはずのない”それ”が
自分の身体にー。
聖奈は困惑しながらも、次第に欲望に飲み込まれていく…。
-------------------------–
「----うぅぅぅぅぅぅぅ~!離してぇ~~~!」
とある大病院の一室で、
京子が縛られた状態で、叫び声をあげている。
京子の下半身には、
女性にあるはずのないものがあり、
興奮しているのか、それは異常に大きくなっていた。
「---ご家族の皆様ですか?」
担当医が、やってきた両親の会釈をすると、
その場で説明を始めた。
「--新種のウイルスによるものです。」
医師は、そう説明した。
「--ウイルス…一体どんな?
娘は治るのですか?」
父親が言うと、
医師は首を振る。
”わかりません”とー。
隔離された病室を小窓から覗きながら
医師は呟く。
「--ウイルスによって、本来女性にないはずの
性器が生成されるー。
原理は不明ですが、これまでにないタイプの
ウイルスです。
体内のウイルスが、興奮物質を脳に送り届けて
それに支配された彼女は、射精をひとりで繰り返すように
なってしまった…」
その言葉に、
母親が”どうして、そんな…?”と呟く。
アレが生えてきた最初の日と次の日ぐらいは、
京子は酷く落ち込んでいたー
しかし、次第に、落ち込みはなくなり、
一人、射精を繰り返すようになってしまった。
まるで、人が変わったかのように。
「--ウイルスの意思です。
ウイルスは感染して、繁殖を目指している。
このウイルスはー飛沫感染はしませんが、
射精した…そう、精液から空気感染することが
確認されています。
おそらくは、ウイルスが生き残るために、
感染者…つまり、彼女の脳に興奮物質を送り込んで
彼女に射精をさせて、感染を広めようとしているのでしょう。
娘さんは、今…薬物漬けのような…
そう、常に快感に満ち溢れた状態にあるのです」
医師はそう説明しながらも、隣の隔離された
病室を見つめたー。
最初に世話をしていた看護婦が、感染してー
”アレ”が生えてきてしまっているー
女性にのみ感染する新型のウイルスー。
政府と病院で、現在、対応を協議している最中だったー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・」
クラスメイトの龍子も休み始めた。
「--龍子…」
京子に続き、龍子まで…。
聖奈は知る由もなかったが、
口に直接精液を注入された龍子は
あっという間に感染したー
今頃は、自宅でひとり、射精をしているかもしれないー
京子と、同じように。
「--龍子ちゃんも、アレ、生えたんじゃね?」
冗談好きのクラスメイト・純也が言う。
「--ちょ、ちょっと…、そんなわけないでしょ!」
聖奈が反論するー
しかしー
もしかしたらそうかもしれない。
何故なら、聖奈にも”アレ”が生えているのだからー
しかもー
その肉棒は、昨日よりも、立派になっていたー。
「--わ…わたしはあんな風にはならない」
聖奈が呟く。
京子のようには、なりたくない。
そういえばー
今日は何だか、一部の女子生徒の様子がおかしい。
そわそわしているようなー
そんな感じがする。
「いったい…何がおきてるの?」
聖奈は戸惑いながらも、1日を過ごしたー
夜ー
聖奈は自分の部屋で、立派になった
肉棒を見つめる。
「---いやだ…いやだ…
どうして、わたしに、こんな…!」
聖奈はそれをなんとか、どうにかしようと考えた。
しかし、完全に自分の一部になっていて、
どうすることもできない。
「---…」
そうこうしているうちに、なんだか、不思議な気持ちになってくる。
自分の身体の一部のはずなのに、
それを見ていると、なんだかとっても興奮するー。
「---……あ…」
ふと、我に返る聖奈ー。
「--わ、、わたし…」
ズボンをはいて、気にしないように努める聖奈ー。
昨日、教室で狂っていた京子のようにはなりたくないー。
聖奈は心からそう思い、頭を抱えるのだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
3人の女子生徒が体調不良で欠席したー。
「--みんな、どうしたんだろう?」
生徒会書記で、クラスの人気者・万奈美(まなみ)が言うー。
「---あ…」
万奈美は、とてもかわいらしく、明るく元気な女子生徒だった。
そんな万奈美を見て、
聖奈は興奮してしまった。
今すぐキスをして、押し倒したい衝動に駆られる。
「---……」
顔を赤らめる聖奈。
聖奈のアソコが敏感に反応して、
スカートが不自然に膨らんでしまう。
「あ…」
聖奈は”やばい”と思ったー。
まだ、聖奈には理性があった。
”これじゃあ、ばれちゃう”
「---え」
生徒会書記の万奈美が、視線を
そこに向けようとしたその瞬間だった。
背後から、別の三つ編みの女子生徒が、
万奈美に襲い掛かった。
「万奈美~!わたしと、、、わたしとエッチしよぉぉぉぉ!」
「---ひっ!?どうしたの?」
万奈美がその子を振り払う。
その三つ編みの子もー
スカートを不自然に膨らませていたー
”男のアレ”があるのだー
「お、おい…!」
クラスの男子が騒然とする中、
別の2、3人の女子生徒も立ち上がる。
一人は、スカートをパンパンに膨らませてー
一人は、スカートを脱ぎ捨てて、
もう一人は、笑いながら自分の肉棒に刺激を与えているー
「--な、、み、みんな!?どうしちゃったの?」
万奈美が慌てた様子で周囲を見つめる。
「う…うううう…うううううううう!」
聖奈はその光景を見て
”自分も混ざりたい”と、そう思った。
自分も、スカートという牢獄を脱ぎ捨てて、
聖なる棒をさらけだし、万奈美の口に突っ込みたいと
そう思った。
けれどー
「うああああああああ!」
聖奈は黒板に自分の拳を叩きつけて、
なんとか、それを抑え込んだ。
「はぁ…はぁ…」
自分の心がやっと落ち着いてきたタイミングで、
周囲に目をやると、
生徒会書記の万奈美は、教室の後方に逃げ込み、
他の男子や正気の女子が、万奈美をかばうようにして
囲んでいる。
三つ編みの女子を含む、4人のふたなり女子は、
4人で、それぞれの肉棒を舐めあって、
不気味な笑みを浮かべていたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その日の夜ー
聖奈は勉強も、
趣味の読書も手につかず、
一人、苦しんでいた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
聖奈は思わず、服を脱ぎ捨てて、
自分の身体に生えた肉棒を見つめる。
「--はぁ…はぁ…」
欲求が溜まっていた聖奈ー。
聖奈は、あれを自分の綺麗な手で刺激して
激しく喘ぎたい…そう思ったー。
「はぁ…わ、、わたし…どうしちゃった?」
聖奈は辛うじて理性を保っていたー
しかし、興奮が抑えられないー
おかしいー
今日、学校で起きた出来事にー
普通であれば困惑するはずなのに、
聖奈は興奮してしまった。
アレを曝け出して、
乱れ狂っているクラスメイトたちを見て
”自分もそこに混ざりたい”
そう、思ってしまった。
聖奈が無我夢中で、
それを刺激し始める。
「んあぁぁあああああ♡」
思わず、凄い声が出てしまう。
そこから白い液体が放出されるのは時間の問題だったー
しかしー
”最初は怖かったー
でもー
だんだんー
快感になってくるのー”
狂った京子の姿を思い出す。
「--うああああああああああ!」
聖奈は自分の顔を思い切りなぐりつけた。
「はぁ…はぁ…」
聖奈は、射精を寸前のところで踏みとどまった。
あり得ないほどに巨大になった肉棒が
ヒクヒクと動いているー
けれどもー
射精することはなかった。
「わ、、わたしは…
わたしは…こんなものいらないから…!」
聖奈はそう呟くと、
自分の欲望を振り払うかのようにして、
そのままベットに飛び込んだ。
土曜日ー
日曜日―
2連休ー
いつもなら、楽しく過ごす休日が
全く楽しくない。
聖奈の中の欲望がだんだん大きくなってくる。
やりたいー
やりたいー
手で、自分の息子を刺激してーー
盛大にやりたいー
「--はぁ…はぁ…」
聖奈は必死に頭の中に浮かんでくる
欲望を振り払いながら
スマホを見つめる。
クラスメイトの仲良しな生徒にLINEを
送っても返事がないー
「--みんな…」
聖奈は金曜日の光景を思い出す。
「万奈美~!わたしと、、、わたしとエッチしよぉぉぉぉ!」
生徒会書記の万奈美に襲い掛かった複数の女子たちー
みんな、京子のようにー
アレがあった。
「何がおきてるの?」
聖奈はそう思いながら、
溢れ出る欲望を必死に我慢した。
一度でもー
一度でもやってしまったら、
自分も、彼女たちのようにー
”理性のない獣”になってしまうー
そんな気がしたからー
欲望に飲み込まれて、
”欲望の宴”にまじりあうことになってしまうー
そう、思ったからー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
月曜日。
聖奈は、スカートをはいて、
アレが目立たないことを確認すると、
そのまま学校に向かうー
今日は、比較的穏やかだー
しかしー
その穏やかな心は、学校に到着すると、
打ち砕かれたー
校舎から悲鳴のような声と
笑い声が響き渡っているー
「なに?…なにがおきてるの?」
聖奈が校舎の中に入ると、
校舎内では女子生徒たちが、
女の子にはないはずの”アレ”を曝け出しながら
大声で喘ぎ、他の女子を襲い、
挙句、男子をも襲っていた。
先生たちがそれを止めようとしている。
しかしー
半数以上の女子が、アレを生やして
大声で笑っていたー
”感染”が拡大したのだー
聖奈のクラスからー
同級生たちにー
同級生たちからー
他の学年の生徒たちにー
タイトスカートをパンパンに膨らませた
女性教師がニヤニヤしながら歩いているー
感染は、先生にまで進んでいたー。
先週の木曜日ー
そして、生徒会書記を女子たちが襲った金曜日ー
あの時に射精された液体からー
感染が拡大したー
土曜日と日曜日の2連休の間にー
感染者たちは蝕まれた。
「み…みんな…!」
聖奈は教室をめざす。
みんな、欲望に飲み込まれてしまったのか。
いったい、どうなっているのかー
聖奈が教室に辿り着くと、
そこにはー異様な光景が広がっていた。
男子生徒の純也が言う。
「お、、おい!女子たち、いったいどうしたんだよ」
戸惑う純也に、聖奈は声をかける
「--じ、純也くん?」
聖奈を見て、純也が戸惑う。
「--みんなみんな、おかしくなっちまった…」
教室の入り口付近から、教室の中を見つめる純也。
教室中で女子生徒たちが笑いながら、
白い液体をそこら中に飛ばしているー
その中にはー
生徒会書記の万奈美の姿もあった。
「ま…万奈美ちゃん!」
聖奈が叫ぶ。
しかし、万奈美はニヤニヤしながら
「きもちいいよぉ~♡せいな~!」
と言いながら、自分に生えた肉棒を
激しくこすりながら、大声で喘いでいた。
「・・・・ど、どういうこと…なの?」
聖奈はそう思いながらも”まざりたい”
そう思って、その想いを無理やり打ち消そうと
首を振るのだったー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緊急報道が行われていたー
女性にのみ感染する新型ウイルスが大流行しているとー
感染後、興奮物質を体内で生み出し続けて、
さらにはーウイルスが繁殖・感染するために、
身体に肉棒を作り上げー
そこから射精させることで、感染拡大していく
恐怖のウイルスー
その、脅威が、全国中に伝えられていたー
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
明日でふたなり最終回!
ちゃんと書けているのかどうか、
ふたなりファンの皆様の反応が怖い所デス…
ブルブル…
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
近縁ジャンル(男体化)の住人としては、十分たのしめてますよー。
快楽堕ちの理由付けも上手いし、何より主人公の聖奈が欲情しながらも必死に耐えるのが良いですね。
こらえればこらえるだけ、堕ちるときのーーおっと、これは完結を待ちましょうか。
SECRET: 1
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
お疲れ様でした。ウィルスより作者様の得意としておられる憑依、あるいは部分入れ替わりなど、よってふたなりにさせる方が作者様の面白みが出て良かったのではないかと思いました。今回は、このサイトの醍醐味である憑依、入れ替わり、皮物が出てこなくて非常に残念に思います。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
コメントありがとうございます~!
初めてなので、色々と勉強しながら…になりますネ…汗
今後の参考にさせていただきます!!
9日~は憑依モノです~!
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
> 近縁ジャンル(男体化)の住人としては、十分たのしめてますよー。
> 快楽堕ちの理由付けも上手いし、何より主人公の聖奈が欲情しながらも必死に耐えるのが良いですね。
> こらえればこらえるだけ、堕ちるときのーーおっと、これは完結を待ちましょうか。
ありがとうございます~!
最終話もしっかり完結させられるように
頑張ります~!
最後の展開は…
ふふ…