<憑依>あなたの身体に乗り入れ~瑞穂編~

全ては、鉄道の写真を撮るためにー。

男は、遠くの女性に憑依して、
女性の身体を利用して、目的の鉄道を撮影しようとする…!

※本日2本目の小説は、
 ツイッターのフォロワー様
 音調津様(@Tabikorai)との合作第2弾デス!
 <精神崩壊~ココロコワレル~③>は、午前中に投稿しました!

話の大筋を音調津様が、
憑依される子の視点のお話を私が担当しました!

”北斗編”は、
音調様のPixivのみで公開しています!
北斗編はこちらでご覧ください!

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長井瑞穂(ながいみずほ)は、休日の朝を迎えていた。

「ん~!今日は休みだ~☆」

一人、嬉しそうにしながら、
スマホをチェックする。

20代の瑞穂は、まだまだ遊び盛り。
休日には友達と一緒にショッピングに出かけたりすることも多い。

今日も、そんな休日を過ごす予定だった。

”1時間後にいつもの場所でいいよね~?”

友達の泉美(いずみ)からLINEが届いたのを確認すると、
「うん、大丈夫!」と返事をして、
瑞穂は準備を始めた。

身だしなみを整えて、
着替えてー

あとは外出…

と思ったその時だったー

「----!?」
瑞穂は、自分の身体が動かないことに気付く

(え…何…?)
起きている間に金縛りにでもあったの?
と思いながら、
少しパニックになる瑞穂。

何かの病気だろうか。

次第に、身体の感覚が薄れていく、
そんな感じを味わいながら
瑞穂はあることに気付く。

「ーーーーっ…………は、入れた……」

ーーーー!?
自分の口が勝手に言葉を発した。

(は…入れた?え、、な、、何?)
瑞穂が戸惑っていると、
自分の口が勝手に呟き始めた。

「ふー……無事に憑けたな、さっさと準備するか……」

とー。

(えっ…憑けた…?ちょ、、ちょっと!
 何、、だ、、誰??)

瑞穂が叫ぶ。
しかし、瑞穂の心の声が届いていないのか
瑞穂に憑依した”何か”は、そのまま
服を着替えはじめた。

クローゼットを開ける自分。
ちょっと濃いめのワインレッドフレアスカートに着替えて、上はパールホワイトのPジャケットを着こむ。

(は…?ちょっと!人の身体で何やってるのよ!
 わたし、友達との約束が…)

ヘアゴムでポニーテールにする自分

(ちょっと!やめてよ!!!)

「よし……うん、俺かわいいなぁ……」

”俺”と言った?
男の人?
瑞穂はそう思いながら必死に
何もできない状況の中、もがき続ける。

(友達との約束ーーーー!)

大声で叫ぶ瑞穂。

しかし、自分の身体は

「っていけねぇいけねぇ電車は待ってくれないからな」

と呟いた。

(電車~?なになに?泉美のところに向かうの??)

確かに、自分は電車で泉美のところに向かうつもりだ。
自分の身体を操っている何かは、
これから友達との約束があることを知っているのだろうか?

身分証明書の運転免許証も確認する自分。

「よし、名前は長井瑞穂だな」

(はぁ~~?ちょっと!何するつもり!!!)

大声で叫んだが、
当然、聞こえていないのか、
身体は、マンションの駐車場に停めてある自分のミニに乗り込んだ。

ーーーー

「すみません、長井ですが島尾北斗さんからのお荷物はありますか?」

(え…何?何しちゃってるの?)

宅配業者の営業所で身分証明書を提示して印鑑を押印、
無事に自分からの荷物を受けとる自分。

島尾北斗(しまおほくと)ー?

(誰…?)

北斗という名前を考えてみたが
瑞穂に心当たりはない。

そのまま車内で荷物を開く自分。
中から出てきたのは、一眼レフ。

それを見て満足すると、車を置いて、
徒歩で駅へと向かい始めた。

(ちょっと~!何させるの?
 カメラ持って駅に…
 もしかして…盗撮???)

瑞穂がそんな風に思っていると、
電車を乗り継いで到着したのは1000万人都市の中心駅だった。

「おおおお……凄い」

(な…何がスゴイのよ!)
瑞穂がツッコミを入れる。

無数に並んだホームの最新鋭から古参までの電車や特急を見つめながら、
ホームの端に向かって走り出す自分

(っお~い!
 スカート姿でそんなに走るなぁ~!)

瑞穂がツッコミを入れる。

しかし、声は届いていない。

「はぁ……はぁ……ちょっと走っただけなのに疲れた……おっぱいが重いし痛い……」

(はぁ…はぁ…
 何で中にいるわたしまで疲れてるのよ…!)

瑞穂はふて腐りながら呟いた。

ーーーー

「ふぅ……こんなもんかな……にしても胸もカメラも重たいな……」

(うるさ~い!胸のことを言うな~!)
瑞穂が叫ぶ。

最初は悪事に身体を使われるのかと思ったけれど、
どうも、自分の身体を奪った北斗とかいう人は
そうではなさそうだ。

なんとなく、この人が自分の身体で何をしたいか分かった気がする。

さっきから”私”は嬉しそうに電車をカメラで
撮影していた。

電車オタクか何かだろうか。

再び車に乗ると、今度は市街地を抜けて田んぼが見える水田地帯へ向かう。
丁度見つけた無料駐車場に車を停めてカメラと同梱した本の時刻表を確認する。

「……やっばもう来る!」

(何が来るの?
 ってか、帰ってよ!)

瑞穂が叫ぶ。

もう、友達の泉美との待ち合わせ時間は過ぎた。
ぜったいLINEがやばいことになってる。
瑞穂はそんな不安を感じながらも、
ただ行動を見つめることしかできず、やきもきする。

慌てて一眼レフと三脚を持って走り出す自分。

「はぁ……はぁ……こ、こんなに三脚って重たかったっけ……」

(もう勝手にして…)
呆れ果てた様子で呟く瑞穂。

専用のショルダーケースに入れた三脚が重いのか、
よろめいている自分。、土手の急斜面を登っている自分は…
みっともない醜態をさらしている気がする。

「はー……はー……身体が重い……」

(はー…はー…疲れる…
 こいつ…絶対許さないんだから!)

瑞穂が内心で叫ぶ。

そんな風に思っていると、瑞穂の身体は
息を荒く吐きながら折り畳まれていた三脚を組み立てる。

撮影の準備を整えてしばらく待機、
無事定刻通りに電車を見て微笑む。

濃いぶとう色一色に塗られた流線型の
変な電気機関車が通り過ぎる。

(これのどこがいいのかしら?)
電車に興味のない瑞穂は呟く。

しかし、瑞穂の口は

「わぁ~……かっこいい……」

と言いながらほれぼれしている。

「珍しいですね~女性の方がこのカメラの機種を使ったりましてやあれを撮るなんて」

二十歳ぐらいの男性に話しかけられた。

(いや~~!)
ついに他人に話しかけられてしまった。
瑞穂の知り合いじゃなくて、瑞穂は少しほっとした。

「え、ええ……まあ……そんなに珍しいかし……ら?
 このカメラの機種といいさっきの流線型といい……好きですわ……からね」

(き…きもっ!)

身体を奪っている北斗とやらの無理な女言葉を聞いて
思わず叫ぶ瑞穂。

「…?ええ、そのカメラ女性には少し重たいでしょう?……
 お~良く撮れてますね~こんな戦前の機関車を撮るなんて中々ツウですね、
 このあとお食事でもどうですか?あなたとなら良い鉄道談話が出来そうで」

(は…食事?やめなさいよ?断りなさいよ!
 断って!ゼッタイ行かないでよ!!!)

瑞穂が叫ぶー

まさか一緒に食事に行くんじゃ?と思ったが、

「い、いえ……そ、その……これから用事があるので!」

と自分の身体は言ってくれた。

「じろじろおっぱい見やがって……案外分かるんだなぁ……」

とボソッと呟いてせめて連絡先でも教えてほしいと懇願する男性
を尻目にさっさと片付けて逃げるように土手を後にした自分。

(じろじろおっぱい見やがって…?
 お前が言うな!)

瑞穂は叫んだ。

「はぁ……同じ鉄道ファンとの交流とかを楽しみにしてたし今は
 女の子だからちやほやされないかなぁって考えてたけど浅はかだったなぁ……」

(つーか誰よあんた!)

瑞穂はいい加減身体を返してほしいと思いながら深くため息をついた。

そんな間に、自分の身体は宅配業者の営業所へと向かった。

ーーーー

「はぁ~……疲れた……」

家に帰宅した瑞穂の身体。

「身体を使うだけ使って戻すのもあれだし風呂入るかぁ……」

(…何よ、その中途半端な善意…)
瑞穂は呆れて言う。

暫くして沸いたことを知らせる音楽が流れる。
おもむろに服を脱ぎ出す自分、パンツを脱ごうとしたところでふとつぶやく。

「あ……女だから脱いだらまずいか……まあ……誰かが見てるわけでもないし……いいや」

(わたしが見てるケド~?)
瑞穂は呪うように呟いた。

にやにやしながら服を脱いだ自分が湯船に浸かる、
すると文字通り肩の荷が下りて胸が軽くなる。

「おお……浮いた……」

(・・・・・・)

「……でけぇなぁ……ぁ……んっ」

(・・・触るなぁ♡ あっ♡ ゆ、、、許さない♡)

「……なんだか癖になりそう……んっ」

(許さない♡ ゆ~~るさない♡)

瑞穂は胸を触られて怒りながらも
感じてしまっていた。

しかし、飽きたのか
髪と身体を洗いはじめた。

そして、胸を洗いはじめる。

「んぁ……んっ…………あっ……はっ……ぁん……あ……もう流すか……」

(なんなのコイツ!)
瑞穂が叫ぶ。

身体を洗い終わった自分。
湯船に入ると、胸を名残惜しそうに触る。

「……んっ……あん…………やめたやめたもう身体返すぞ」

(…!)
瑞穂はその言葉に少し安心した。

このままずっと身体を奪われたままなんじゃないかと
少し不安に思っていたからだ。

湯船から上がり、パンツだけはいて事前に用意していた
紺色のパジャマを着てベッドに座らされた身体。

「それじゃあ、本日はありがとうございました」

(またのご来店を…
 じゃな~いっ!もうくんな~!)

瑞穂は叫んだ。

数分後ー
瑞穂は目を覚ました。

「島尾北斗…その名前覚えたから!」
瑞穂が怒りっぽく言う。

北斗の誤算ー
それは、瑞穂の意識が残っていたこと―。
北斗が、それに気づかなかったこと―。

瑞穂はどうしてやろうか、と思いつつも、
”憑依された”なんて警察に言っても
頭オカシイと思われるだけなんじゃ?と
頭を抱える。

スマホが鳴る。

「------あ」

友人の泉美から
100を超えるメッセージが届いているのに
気付いて
瑞穂は「あ~~~もう!」と叫びながら
スマホを手にして、泉美への謝罪に追われるのだったー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

音調津様との合作第2弾でした!
話の流れは音調津様が作って、
私が憑依された子の視点を書く、という流れでした!

新鮮な経験が出来て私自身も楽しめました~!
ありがとうございました!

小説
憑依空間NEO

コメント

  1. 飛龍 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    憑依能力でやる事が撮り鉄て、宝の持ち腐れ感半端ないですね…w
    (私でも遠方の女性に憑依してタダで旅行に行ったりとかはしそうだけど……)
    憑依された女の子視点でツッコミが入るのが面白かったです。

  2. 匿名 より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    学校に行きたい子供。ランドセルを背負ったものの行きたくない、行かない方法はあるだろうか?
    お母さんはいいな専業主婦だからずっと家にいてと思った。あっ、とある事を思い出した。他人と入れ替わる方法てのがサイトにあったことが。そこで、母親と入れ替わり、息子になった母親が男の子の記憶を取り入れ学校へ。そして、母親になった男の子は記憶を取り入れ、家事をし、ママ友たちとのランチを楽しみ、オナニーをした。夕食もきちんと作り母親がビックリした。父親には入れ替わりの事を内緒にしていたため、よるには男の子は父親とのセックスをする。それを母親が見てしまった、おちんちんが大きくなりオナニーをしてしまった。と同時に今までの妻として母親としてきた事の自信をなくしていた。翌日、男の子が戻ろうとした。母親に元に戻る方法がわかったから今から戻ろうと言ったが母親は男の子にもどりたくない、このままでいたいと言い出した。結局戻らない事にした。という展開です。

  3. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 憑依能力でやる事が撮り鉄て、宝の持ち腐れ感半端ないですね…w
    > (私でも遠方の女性に憑依してタダで旅行に行ったりとかはしそうだけど……)
    > 憑依された女の子視点でツッコミが入るのが面白かったです。

    ありがとうございます~!
    ツッコミ部分は私が担当しました~笑

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    リクエスト受け取りしました~!
    渋滞中なので、いつ書けるかはワカリマセン~汗
    気長にお待ちくださいネ!

  5. 匿名 より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    リクエストが片付くまで、しばらくリクエスト受け付け停止した方が良いかも?

  6. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ご意見ありがとうございます!

    かなり量がたまっているので、
    どうするか私の方でも考えています!

    いくつか統合して書くなどの工夫を
    する可能性もあります!

    もし何か方針に変更がある場合は、
    記事にしてお知らせしますので、
    よろしくお願いします!

    (同時にリクエストできるのはひとつまでルールを検討していますが、
     まだどうするか考え中です)

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