<憑依>無自覚の婦警さん①~復讐~

バイクの違法駐車で、
注意された男は、激怒したー。

自分を注意した生意気な婦警に、
目にモノを見せてやるー。

※リクエスト作品デス!

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たばこ店から出た彼は、ぎょっとした。

店の前に停めていたバイクを
婦警が見つめていたからだ。

確かに、
確かにそこは、路上駐車になる部分ではある。

だがー
端っこに寄せていたし、
たばこ屋にいたのは、2、3分程度だ。

「-ーーあ、すみませんすみません」
バイクの持ち主、沢井 和也(さわい かずや)が
婦警に対して頭を下げる。

”気を付けて下さいね”

ぐらいで、終わると思っていた。

しかしー
その婦警はあからさまに怒った顔で、
言った。

「---路上駐車は、周囲の迷惑になりますよ!」

と。

20代後半の婦警、
西本 広恵(にしもと ひろえ)は、
成績優秀かつ、美人で、上司からの評価も高く、
また、プライドも高い婦警だった。

一見すると、おしとやかだが、
異常なまでの正義感と、プライドの高さが
たまに傷だった。

「--許されませんよ!こんなこと!」
広恵が叫ぶと、
和也は、「すみません、すみません」と
頭を下げ続ける。

和也は、いい加減でがさつな男だった。
路上駐車ぐらいいいだろう、数分なんだから、と
彼はそう思っていた。

…が、ここでそんなことを言えば、
目の前の婦警が逆上する結果に
なってしまう。
だから、余計なことは言わずに
口を閉ざしていた。

しかし、広恵の説教はエスカレートした。

もちろん、路上駐車してしまったのは
事実だから、和也が怒られるのは仕方がないことかもしれない。

けれど、
和也は腹が立ってきた。

そして、言った。

「---あんたさぁ、細かすぎやしないか?」

と。

その言葉に綺麗な顔をした婦警は
あからさまに不快そうな表情を浮かべた。

そして、言った。

「これだから、困るんですよね」
広恵が呟く。

「あ?」
和也が返事をすると、
広恵は続けた。

「ロクに社会のマナーも学んでこれなかった人って、
 注意されると逆切れするんですよ。
 あなたみたいに」

広恵の口調は丁寧だったが、
その言葉の端々に嫌悪が滲み出ていた。

「---そ、そんな言い方はないだろう!」
和也が叫ぶと、
広恵は失笑した。

「--あなたみたいのがいるから、
 世の中は腐るんです」

広恵の言葉に和也はカチンと来た。

やがて、広恵に何らかの無線が入り、
広恵は「次は許しませんからね」と呟いて
立ち去って行った。

・・・・・。

和也が舌打ちを繰り返すー。

そしてー

「--くそ女が…!
 恥をかかせてやる!」
和也はそう言うと、バイクに乗って走り始めた…。

・・・・・・・・・・・・・・・・

自宅に帰った和也は、2年前、怪しげな雑誌の懸賞で
当選した”とあるもの”を取り出していたー

”憑依薬”

「--ああいうプライドが高くて
 いかにも自分が正義です、みたいなツラした女、
 俺は一番嫌いだぜ…!」

和也は婦警に対して
逆恨みの感情を抱いていたー

そして…。

「~~あぁくそっ!俺の人生なんていいことねぇよ!」

そう言いながら憑依薬を飲み干す。

2年前ー
懸賞で当てたときには
”こんな怪しいもの飲めるか”と
和也は思っていた。

そしてー
そのまま憑依薬を使うことは無かったー。

けれどー
和也は思う。

どうせ、俺の人生なんて
ここでこの憑依薬を飲んで死んでしまっても、
対して変わらないじゃないかー。と

小学校、中学校、高校ではいじめられて、
社会に出てから
建築会社の見習いになったものの、
先輩からボコされて退職。

その後はコンビニアルバイトをしたものの、
店長から”金取ってるだろ!”と言われて退職。

その後は、町のチラシ配りでもなんでも、
本当になんでもやった。

地べたに這いつくばってでも金を稼いだ。

だがー。
もういい。

「どうせ俺の人生なんてー!」

そう叫んだそのとき、和也は異変に気付いた。

自分がー
幽体離脱していたのだ。

「--あ?」
和也は思う。

これは”憑依薬っての本物だったんじゃないか?”と。

和也はにやりと笑みを浮かべると、
そのまま移動を始めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕方ー

「--」
警察署内を歩いていた婦警の広恵は、
当然、不気味な悪寒を感じた。

「--!?」
広恵が振り返る。

しかし、そこに誰もいないー

「ーーー今のは何かしら…?」
そう呟くと、広恵は、そのまままた歩き始めた。

彼女は小さい頃から正義感が強く、
真面目で、何でもできた。

その一方で、普段は隠しているが、
高飛車であり、他人を見下すような部分もあった。
つまり、プライドが高いのだー。

ーーー!?

広恵の身体には、
和也が憑依していた。

しかしー
広恵に憑依した和也は異変を感じた。

確かに、広恵の身体を動かすことはできるー

だがー、広恵もまた、自分の意思で体を動かしているー。

和也の憑依は不完全だった。
和也の考えでは、
憑依すれば、広恵の意識を奪うことができて、
体も自由に動かせるー

そのはずだった。

だがー
そうはならなかった。

広恵の意識はそのままだし、
広恵は普通に、自分の意思で歩いている。

ただー、
和也も広恵の身体を動かすことができるー。

そんな、中途半端な状態だった。

”くそっ…この女を乗っ取って、滅茶苦茶にしようと
 思ったのに…”

和也は呟く。

”いや…待てよ?
 体を動かせるだけでも、十分じゃねぇか?”

そうだ…
身体を動かせるだけでも、十分だ。

和也は、広恵の中に潜みながら、笑みを浮かべるのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午後ー

広恵は、万引きで連行された若者の取り調べをしていた。

「--あなた、何回もやってるわね?」
広恵がそう尋ねると、
若者は不貞腐れた様子で、
「世間のものは俺のもの、俺のものも俺のものなんだよ!」と
叫んだ。

広恵がため息をつく。

こういう悪いやつは、何度でも繰り返すだろう。

広恵からすれば、
”こういう人間が社会をダメにする”典型的な存在だった。

「---んあっ…」
男が、変な声をあげた。

「--何よ?」
広恵が男を睨む。

取り調べ中に、まるでエッチしているかのような声をあげる男。

「--あっ…あっ…あっ…ちょ…ちょっと…!あっぁぁ」
男が、快感に満ち溢れた声を出す。

ガン!

広恵は机を叩いた。

「万引きをして、なんなのその態度は!?」
広恵は、目の前の男が、自分を侮辱しているように思い、叫んだ。

「---た、、、態度って…あぁああああ…だめだ…おれ…
 んああああああっ!」

男が、だらしない声を出す。

「---私をバカにしているの!?」

広恵が嫌うことー

それは、
”まだ20代後半だから”若い”と馬鹿にされること”
”女だからと、見縊られること”

この男は、自分を馬鹿にしているのだろうかー

そう思った。

しかしー

「---!?」

広恵は気づいた。

無意識のうちに”自分の足”が、
男に脚コキをしていたことにー

「---えっ!?」
広恵は驚いて目を見開いた。

「け、、、刑事さんぁぁ…
 お、、、俺…我慢できねぇよ…あぁああ…」

見れば、男の股間は濡れていた。

そして、広恵の足はさらに、男のそこを攻めていく。

「---えっ…!?ちょっと…何よこれ!」
自分の意思とは関係なく足が動いて居r。

無自覚のうちに、広恵は、万引き犯に
脚コキをしてしまっていた。

「---あぁ…最高だよ…刑事さん」
男が顔を赤らめて笑っている。

「--ふ、、ふざけないで」
広恵はようやく足を離すと、
その男に”もう帰りなさい”と告げて
そそくさと帰らせると、
自分の足を見つめた。

「ど…どういうこと…?」
広恵は、自分が無意識のうちに、
万引きの男に脚コキをしてしまったことに
少なからずショックを受けた。

確かに、自分は仕事一筋で、仕事以外のことは
ほぼ何もしてこなかった。

欲求不満…
にでも、なってしまっているのだろうか。

広恵は溜息をつきながら廊下を歩いた。

このあと、交通安全教室があるー。
「ふぅ…」
広恵は、深呼吸をして、
お手洗いの中に入った。

「--しっかりしなさい、わたし…!」
広恵は鏡に映る自分にそう呼びかけた。

しかしー
そんな広恵はー
片手で胸を揉んでいたー

だがー
広恵は、不思議なことに
それに対して、特に何も感じることはなかったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

交通安全教室が開かれた。

広恵は、交通安全について、
話をしながら、
いつも通りことを進めていた。

交通安全について教えることはとても大事なこと。

違反者が減ることに繋がればいいし、
交通事故が減ることに繋がればいい。

そう思いながら集まった子供たちに
向かって話を続けていた。

しかしー

子供たちがざわめき始めた。

「どうかしましたか~?」
広恵は優しく微笑みながら言うと、

「何してるの~?」
と子供の一人が笑いながら言った。

「え?何って?
 みんなに交通のための…」
広恵はそこまで言って言葉を止めたー。

自分の両手がー
制服のスカートをめくりあげていたー。

「---!?」

”くくく…お前の身体は、俺のものでもあるんだぜ?”
憑依している和也が、広恵の心の中で笑う。

「-----なにって?」
広恵は微笑んだ。

「スカートをめくっているだけじゃない!」
それが”普通”であるかのように、広恵は答えた。

和也に洗脳されているわけでも、
言わされているわけでもない。

憑依した和也の悪影響を受け、
自分のしていることが、どんなことだか、
理解できなくなっていた。

無自覚のうちにー
おかしな行動を取らされていた。

「--では、続けますよー!」
広恵はそう言いながら、
舌で唇をペロペロと舐めはじめた。

「ふぁあ…♡」

やがて、広恵は、ホワイトボードに字を書くための
ペンを落してホワイトボードを舐めはじめた。

「んふぅ♡ はぁ♡ うぅ♡」

和也に身体を動かされて
”今、自分がしていることがどんなことか”
理解しないまま、
広恵はホワイトボードを舐めつづけたー

そしてー

「--おい!何をしているんだ!」
交通安全教室に立ち会っていた先輩が、
広恵に駆け寄り、
広恵を止めた。

「…わ、、わたし…?」

ふと、我に返った広恵は、
自分のしていたことの重大さに気付き、
戸惑いの表情を浮かべる。

「---おい!悪ふざけがすぎるぞ!」

先輩の言葉に広恵は慌てて
「申し訳ございません!」と叫んだ。

そして、顔をあげてーーーー

広恵は、先輩に唾を吐きかけたー

”和也”に身体を動かされてー

「-----」

一瞬の沈黙のあと、
交通安全教室に、怒鳴り声が響き渡ったー

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

リクエストを元に書いてみました!

”プライドの高い婦警さんに体だけ憑依して、
取り調べ中に本人が気づかないうちに脚コキしていたとか
交通安全教室でスカートたくし上げてパンツを見せつけ
前方不注意を指摘するとか本人がしばらく気づかずに
恥ずかしい行為を継続しているような作品を見てみたいです”

というリクエストが元デス!
皆様にお楽しみいただけると、嬉しいです!
明日もお楽しみに~!

憑依<無自覚の婦警さん>
憑依空間NEO

コメント

  1. 飛龍 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    意識はあるのに、おかしい事をしているという自覚がないパターンは新鮮ですね。
    次回でどうなるのか楽しみです!

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 意識はあるのに、おかしい事をしているという自覚がないパターンは新鮮ですね。
    > 次回でどうなるのか楽しみです!

    ありがとうございます!
    リクエストを元に、いつもとは違うスタイルにしてみました☆

  3. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    子供が女の子が父親や兄を好きになるという事はよくあります。
    ①女の子が母親と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまして父親の妻として子供を作り生活していく。または、男の子が父親と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまし母親の夫として子供を作り生活していく。
    ②女の子が兄の彼女と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまし兄と結婚する。
    または男の子が妹の彼氏と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまし妹と結婚する話をリクエストします。

  4. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    すみません、コメントを書く時の認証用キーワードの数字を書き込むのは廃止して下さい。いちいち面倒です。何もなく書き込めるところが大半ですよ。ご検討下さい。

  5. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 子供が女の子が父親や兄を好きになるという事はよくあります。
    > ①女の子が母親と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまして父親の妻として子供を作り生活していく。または、男の子が父親と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまし母親の夫として子供を作り生活していく。
    > ②女の子が兄の彼女と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまし兄と結婚する。
    > または男の子が妹の彼氏と入れ替わって人生を乗っ取りなりすまし妹と結婚する話をリクエストします。

    ありがとうございます!
    気長にお待ちください~!

  6. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > すみません、コメントを書く時の認証用キーワードの数字を書き込むのは廃止して下さい。いちいち面倒です。何もなく書き込めるところが大半ですよ。ご検討下さい。

    ご意見ありがとうございます!
    設定を見てみたら確かにそうなっていたので、廃止しました!
    皆様の利便性第1デス!

    ただ、廃止した後に、もしも意味のない英文のコメントなどが増えるなどの
    不具合がありましたら、戻す可能性もあります!
    その時は、申し訳ありませんがよろしくおねがいします!

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