人を操ることのできるコントローラーを手に入れた
男子高校生の耕哉は、
そのコントローラーを使い、いじめっ子への復讐を目論む
そして、その行動はエスカレートしていく…
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昼休みー。
自分をいじめている、プライドの高い女子生徒・花南を
呼び出した耕哉。
「--何よ?わたしに何か用?」
不機嫌そうな態度で空き教室に入ってくる河南。
こんなに態度が悪くて陰険なのに、
先生たちの前では良い態度をするものだから、
余計に腹が立つ。
「---いつもいつも僕をいじめやがって…!」
耕哉は憎しみの声を絞り出した。
そして、コントローラーを手にした。
「--はぁ?何それ?
学校にゲームのコントローラー持ってきてるの?
マジ受けるんだけど?きゃはははははっ!」
とても面白そうに笑う花南。
耕哉は、昨夜のうちにヒューマン・コントローラーを充電し、
ワイヤレスで人を操ることのできるモードに
切り替えていた。
対象にコントローラーを向けて
”シンクロボタン”を押す。
それで、彼女を操ることができるー
「--!?身体が…うごか…
花南が驚いた表情を浮かべる。
いつも強気な表情は一転して、恐怖に満ちていた。
「--ん~?どうかした~?」
花南を見ながら笑う耕哉。
「--いいおっぱいしてんじゃん」
耕哉がニヤニヤしながら花南の胸を触る。
「--さ…触らないで…!」
花南が悲痛な叫びをあげる。
「嫌だね…揉みまくってやるよ」
耕哉は花南の胸を両手でわしづかみにして
力強く揉みまくった。
「んあぁ♡ やめ…やめなさい…!やめてぇ♡」
花南が甘い声を出しながら叫ぶ。
「--じゃあ、僕にごめんなさいは?」
耕哉が笑みを浮かべながら言う。
笑っているが、その表情は怒りに満ちていた。
「---ふ…ふざけるな…!
こんなことして…
ただじゃおかないから!」
花南が叫ぶ。
「ふ~ん」
耕哉は、そう言うと、花南の手を握り、
指を舐めはじめた。
「--いや…やめて…やめて…!」
耕哉に指をしゃぶられている花南は
悪寒を感じて、必死に身体を動かそうとしたー
けれど、身体は動かない。
L+R スカートめくり
耕哉はコマンドを入力した。
花南が躊躇なく、スカートをめくりあげる。
「きゃあああああああっ!」
花南が顔を真っ赤にして悲鳴をあげる。
「くくく…綺麗な太ももじゃないか!
それにそんな色の下着を…」
ガラっ!
空き教室の入り口が開いた。
「--!?」
耕哉は驚いて振り返った。
そこにはー
社会科担当の床井先生が立っていた。
まだ若手の女性教員だ。
「--な、、何してるの…!」
コントローラーを握り、ニヤニヤしている耕哉と、
スカートをめくったままの花南を見て驚く床井先生。
花南の悲鳴を聞いて、
教室に入ってきてしまったー。
「---せ、、先生!助けて!」
花南が叫んだ。
「あ~先生、僕は何もしてないですよ~」
耕哉が言う。
この状況はまずい。
「---…な、、何をさせているの?」
床井先生は、
完全に花南の見方のようだ。
耕哉は、あまり成績もよくなく、
先生たちからの評判もそれほどよくない。
一方の花南は、先生たちからの評価は最高だ。
「---うるさいなぁ!」
耕哉はそう叫んで、床井先生の方にコントローラーを向けた。
そしてー
方向キーで、床井先生の身体を操作して、
廊下に立ち去らせた。
「ちょ、、、な、、、なにこれ?」
床井先生が勝手に歩く自分に驚く。
床井先生を遠くまで歩かせた上で、
耕哉は”記憶消去コマンド”を入力し
”今あった出来事”と音声入力をした。
「---さぁ…どうする?僕に謝るか?」
耕哉が花南の方を見て言う。
花南は、泣いていたー。
悔しそうにー。
「--いいね、その顔!最高だ!」
耕哉がそう言う。
花南は、屈辱に歯を食いしばりながら呟いた
「ご…ご・・・めんなさい」
振り絞るようにして言う。
「あ~聞こえないな~?」
耕哉が言う。
「---ご…ごめんなさい…!!」
花南が大声で叫んだ。
「そっかそっか…
でもさ、僕がやめて!って言っても、謝っても、
いじめ、やめてくれなかったよね?」
耕哉はそう言うと、
容赦なく”ご奉仕モード”を入力したー
「---あ、、、あ、、やめ…」
”人形化コマンド”を入力していないので、
花南は意識があるまま、耕哉にご奉仕することになってしまったー。
「あ…あぁあああ…」
花南は泣きながら耕哉のそれを咥えさせられてしまった…
・・・・・・・・・・・・・・・・・
5時間目の授業が始まった。
花南はうつろな目のまま教室に戻ってきた。
耕哉はその様子を見ながら微笑む。
「大丈夫?何かあった?」
「-----だいじょうぶ…」
他の生徒に聞かれても上の空な花南。
先生がやってきて、授業が始まる。
耕哉はそのタイミングでにやりと笑みを浮かべた。
”憑依モード”のコマンドを入力したのだー
「学校に、いられなくしてやる…!」
耕哉がそう言うと、コマンドを入力された花南に、異変が起きたー。
「---うあっ!?」
花南が変な声をあげる。
周囲が花南の方を見る。
「---」
ちらりと自分の方を振り返ると、
自分の身体は机に突っ伏して眠っていた。
ヒューマンコントローラーのコマンドの一つ、
憑依コマンドは、
5分間のあいだ、相手の身体に憑依できるというコマンドのようだ。
時間制限はあるものの、
耕哉としては、こんないじめっ子の女の身体に用はなかったし、
5分もあれば、十分だった。
自分の身体は眠っているが、
これから、全員花南の方に注目することになるから、
心配する必要はないー
「---おい?大丈夫か?」
先生が不思議そうに言う。
花南は、笑みを浮かべた。
”これが女の身体か”とも思いつつ、
こんないじめっ子の女の身体に興奮なんかするものか、と
耕哉は心の中で叫びながら、
突然、机の上に飛び乗った。
「---!?」
周囲が唖然とする。
授業開始直後に、花南が机の上に飛び乗ったのだ。
驚くのも無理はない。
「---みんな~~~!わたしって
じ・つ・は~へんたいなの~♡」
完全にバカっぽい口調で言うと、
周囲が不思議そうに花南を見る。
「お、おい…何やってんだ?」
先生が唖然として言う。
花南は、突然制服を引きちぎるようにして
脱ぎ始める
「わたしったら授業中に
服脱いじゃってきも~~~~い!」
花南によく”きもい”と言われていた。
その花南に今、自分自身をきもいと言わせている。
たまらない
服を脱ぎ棄てて、先生の方に放り投げた花南は微笑む。
そして、そのまま机の上でぴょんぴょん飛び跳ねた。
”とにかく、頭のおかしいやつだと思わせてやるぜ”
耕哉はそう思うと、5分間でできる限りのことをしようとした。
ぴょんぴょん飛び跳ねながら
「きゃはははははっ!きゃははははははっ!」と
奇妙な笑い声をあげる花南。
「---ね、、ねぇ、、ど、、どうしちゃったの?」
花南の友達が怯えた様子で言う。
そんな友達に向かって、
ピースして「イェイ!」と叫んだ花南。
友達は唖然として口を閉じてしまう。
スカートをめくって「大サービスぅ!」と叫んだ花南。
男子生徒たちが戸惑いと歓喜の声をあげるなか、
花南は、自分の机の上であぐらをかいて
ケタケタと笑い始めた
「へへへ…わたしは大変態~!」
そう叫ぶと、綺麗な手で鼻をほじって、
鼻から出てきた何かを口に入れて、
美味しそうに食べ始めた。
「んふぅ~♡」
周囲はもはや、唖然として声を出すこともできなかった。
「----えへへへへへへ、
どう~?これがわたしの本当の姿なの~~!あは、あはははは!」
花南は笑いながら机から飛び降りると、
「まるでメス犬みたいでしょ~」と言いながら、
教室の前方で四つんばいになり、奇妙な雄叫びをあげた。
チラッと時計を見る花南。
もうじき、5分だ。
「--ーーーうらあああああああ!」
花南は突然叫ぶと、スカートを乱暴に脱ぎ捨てて、
教室の窓の外に放り投げた。
戸惑うクラスメイトたちに向かって花南は微笑んだ。
「急にやり投げしたくなっちゃったんだけど~
やりが無いからスカート投げちゃった♡ えへっ♡」
誰も、言葉を発しない。
軽蔑の眼差しが花南に投げかけられている。
そしてー
「~~~あははははははははは!あはははは!
あはh」
花南は笑っている最中に突然倒れて、
その場で白目を剥いて痙攣し始めた。
ーー耕哉は目を覚ます。
「憑依コマンド…すっげぇ」
耕哉はそう呟いた。
こっそりと記憶削除コマンドを入力し、
耕哉に操作されていたことを忘れさせたうえ、
今やったことを自分の意思だと刷り込んでおいたー。
花南は、これでもう終わりだー
放課後、
花南の友達2人にもコントローラーを接続し、
”入れ替わりモード”で二人を入れ替わらせてやった。
何が起きたのか分からず戸惑う2人をよそに、
耕哉は堂々と学校から下校した。
「はは、最高のコントローラーだ!
僕は、誰だって、思い通りにすることができる!」
帰宅した耕哉は、妹の萌恵の部屋に堂々と入った。
「な…何よ!?」
萌恵が叫ぶ。
「--お前も生意気になったよな!
僕を蔑んで…!」
耕哉が言うと、
萌恵が言う。
「あ、あんたが悪いんでしょ?!
急に何よ!人の部屋に入ってきて!」
萌恵は、昨日の操作されているときの記憶を
忘れている。
耕哉が、記憶消去コマンドを入力したからだ。
耕哉は笑う。
妹を脅して、心から屈服させてやるー
と。
コントローラーを手にする耕哉。
そして、ワイヤレスモードで、
萌恵の自由を奪った。
「え…な、、、なに…」
ショートパンツ姿の萌恵が、恐怖を表情に浮かべる。
「ぼくさ~このコントローラーで人を操れるように
なったんだよね~
萌恵さ~、僕の言うこときかないと、おしおきだよ?」
耕哉はそう言いながら、
萌恵を操作して太ももをベタベタと触らせた。
「きゃ、、、きゃあああっ!ちょっと、、やめて!」
萌恵が顔を真っ赤にして叫ぶ。
耕哉はそんな萌恵に近づいて、
説明書を見せつけた。
「ほ~ら、こんなこともできるんだぞ~?
萌恵の人生壊すことだってできるんだ。」
萌恵は目に涙を浮かべながら
ずっと太ももを触りつづけている。
「--ま、妹だから許してあげるけどさ、
ぼくに今後、逆らわない方がいいよ」
そう言って耕哉はコントロールを解除した。
萌恵は恐怖に身体を振るわせている。
「---僕のこと、呼んで」
耕哉が言う。
「え、、、だ、、誰があんたなん…」
そこまで言いかけると、耕哉が無言で萌恵をにらんだ。
「--ひっ…お、、、、お兄ち…ゃん」
屈辱に身体を震わせながら萌恵は、兄の望み通りにした。
耕哉はにやりと笑うと、
萌恵の部屋から立ち去った。
生意気な妹も、これで少しは懲りるだろうー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜。
耕哉は、満足そうな笑みを浮かべてベットに入った。
「ーーーくくく…僕をバカにするやつは、みんなコントロールしてやる!」
そう呟く耕哉。
明日は、花南と仲良くしていた別の友人たちを壊してやるー
そう思いながら、彼は眠りについた。
・・・
・・・・
ガチャ
耕哉の部屋に誰かが入ってきた。
妹の萌恵だった。
萌恵は、机の上に置いてあるヒューマン・コントローラーを見つけると、
横に置きっぱなしだった説明書を手にした。
「----最低」
萌恵はそう呟くと、
”やられるまえに、やるからー”と小声で呟いた。
兄の性格上、こんなものを手にしたらエスカレートする。
必ず、自分にも酷い事をするー
そのことを、恐怖していたー。
萌恵は、寝ている耕哉にワイヤレスモードで
コントローラーを接続すると、コマンドを入力した
”記憶消去コマンド”をー
どの範囲の記憶を消去するかコントローラーの
自動音声が再生されたー
萌恵はコントローラーのマイク部分に向かって呟いた。
”ぜんぶー”
と。
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
無防備にコントローラーを置いていたので
墓穴を掘ってしまったようです~
大事なものは、ちゃんと保管しておきましょうネ!
コメント
SECRET: 0
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やりたい放題で終わらせぬ因果応報エンドでしたか。
この、誰も幸せになってないけれど、読んでいて不快にもならない奇妙な読後感……無名さんの作品に特徴的で惹かれるものがあります。
ところで、入れ替わりの使い方がさすがにやっつけ仕事すぎません…?w
SECRET: 0
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> やりたい放題で終わらせぬ因果応報エンドでしたか。
> この、誰も幸せになってないけれど、読んでいて不快にもならない奇妙な読後感……無名さんの作品に特徴的で惹かれるものがあります。
> ところで、入れ替わりの使い方がさすがにやっつけ仕事すぎません…?w
コメントありがとうございます~!
それぞれの作品の終わり方には私自身もちょっとこだわっていたりします(笑
入れ替わりは…
書いていたら意外と長くなっちゃって、場面を省略しちゃいました汗