ツインテールにこだわる二人の憑依人が居た。
その二人は、憑依の力を使って、
あることを画策する…
※フォロワー様の
はんげしょう様(@hangesho_32)と
ぶくや様(@bukuya1043)ゲスト出演の小説です
(両名様にご許可を頂いています)
※お二人を知らないと、
良く分からない部分が含まれているかもしれません・・・!
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”ツインテール”
それにこだわる者たちが居た。
憑依の力を駆使する謎の人物
”はんげしょう”と”ぶくや”
この二人は、
憑依や入れ替わりなどの力を駆使する
特殊な力を持つ人間たちの中でも、
とびきり、ツインテールに異常なまでのこだわりを見せていた。
ある日、二人は
”ツインテール会議”というものを開いた。
はんげしょうとぶくやの二人は
銀座の高級料亭で対談をはじめた。
”ツインテールは、どうあるべきか”
二人とも、数年前に、ツインテールがよく似合う
中2の女子に憑依して、ツインテール女子としての
人生を送っているー。
二人の話し合いは、決裂した。
はんげしょうは、
”この世にツインテールは一人でいい”
と宣言した。
ぶくやを含む、世の中のツインテール全てを駆逐し、
自分こそが唯一無二のツインテールになるのだと。
しかし、ぶくやの意見は違った。
ぶくやは
”全人類ツインテール化計画”を唱えたのだった。
こうして二人は、その場で訣別し、
別の道を歩むことになったのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はんげしょうとぶくやは、
その日から、憑依能力を使って自分の
野望を実現するべく、動き出したのだった。
「え…な、何してるの?」
とある女子高ー
ツインテールの女子生徒が、
自分のツインテールの髪を
バッサリとハサミで切っていた。
満面の笑みを浮かべながら。
「--ツインテールは、この世に一人しかいらない」
少女はうわごとのように言うと、
そのまま気を失った。
そしてー
また隣のクラスのツインテールが良く似合う少女が、
突然、隣の座席の生徒のハサミを奪い取り、
自分のツインテールを伐採した。
「--うふふ」
ーー彼女たちは、順番に
”はんげしょう”に憑依されていた。
はんげしょうの計画ー
”唯一無二のツインテールになる”というものを
実現するためにー
手始めに、各地の少女の
ツインテールを切り落とし、
最後に”ぶくや”のツインテールを切り落とすー
それが、はんげしょうの狙いだった。
「わたしも、ツインテールきっちゃいま~す!」
はんげしょうに憑依された女子高生が
嬉しそうに宣言し、ハサミでツインテールをバッサリと
切り捨てた。
すぐに正気に戻った彼女は
「え・・?え・・・?いやああっ!」と悲鳴をあげる。
そしてまた、別の生徒が嬉しそうに
ツインテールを切断するー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「---わたしは…ツインテールがよく似合う…」
生まれてから、今までずっとストレートヘアー一筋だった
少女が、うわごとのようにつぶやきながら、
自分の髪をツインテールにしていく。
「-ツインテール最高だよね!」
「うん!わたしも明日からツインテールにする」
「まだポニーテールなの?」
この高校ではー
女子生徒たちが、突然ツインテールを崇め始めて、
翌日には、全員がツインテールにしてしまったー
憑依人”ぶくや”の仕業だ。
ぶくやは、女子生徒たちに憑依して、
思考を塗り替えた。
”ツインテールこそ最強”だと。
思考を塗り替えられた女子生徒たちは、
みな、ツインテールに自分の髪型を
変えていったのだった…。
「・・・ついんてーるはさいこう」
「・・・ついんてーるはさいこう」
「・・・ついんてーるはさいこう」
うわごとのように呟く、少女。
ぶくやに憑依され、ツインテールは最高だと、
脳に刻み付けられているのだー。
ぶくやが憑依を始めてから5日間ー
学校中の女子生徒、いや、学校に関係する人間は、
全て、ツインテールになっていた。
男子生徒もだ。
「---」
二人は、再び銀座の料亭で対談した。
はんげしょうは、得意げに、
ツインテールを全て切り落としたことを話す。
一方のぶくやは、憑依によって思考を
塗り替えたことで、学校中の生徒、いや教職員も
含めてすべての人間をツインテールにしたことを
誇らしげに話した。
「---」
二人の対談は平行線をたどった。
このままでは埒があかないー
そう思った二人は、
相手の縄張りを攻めることにした。
ツインテールを切断された女子生徒たちのいる学校で
ぶくやは憑依した。
女子生徒たちの記憶に
”ツインテールこそすべて”と刻み込む。
すると彼女たちは、残った髪で無理やりツインテールを作ったり、
ツインテールのウィッグを買って
ツインテールを作ったりした。
「ふふふ…」
「ツインテールさいこう♡」
「あへへへ…俺もツインテールだぜ!」
ぶくやは無差別だった。
男女問わず、全てのツインテールに染めていく。
一方のはんげしょうは、ぶくやの憑依によって
思考を塗り替えられて、全員がツインテールになった
学校へとやってきていたー。
そして、一人ひとりの身体に憑依して、
次から次へと、ツインテールを切断したー。
「---ツインテールは一人しかいらない!」
喜びながら、ハサミで髪をバッサリと切り落とす少女。
「---あれ!?」
正気を取り戻した少女が悲鳴をあげる。
すぐさま、別のツインテール少女が、
狂ったように自分の髪を引きちぎり始めた。
ハサミが手近になかったため、
憑依したはんげしょうが、痛みを無視して、
ツインテールを引きちぎったのだー。
こうしてー
この学校の生徒たちはー
全員、髪の毛を何らかのかたちで
切り落としてしまったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから1か月ー
ぶくやが、憑依能力を使って、
”ツインテールこそすべて”だと人々に刻み込み、
ツインテールの人間を増やしていくー
しかし、はんげしょうが憑依能力を使い、
次々と、ツインテールを切断していく。
それの繰り返しだった。
決着はつかないー
少女たちはー
ツインテールを作り、
ツインテールを切り捨てるー
ぶくやとはんげしょうの二人によって
少女たちは弄ばれ続けるー
業を煮やした二人は、
とある平原で退治した。
ぶくやは、背後に、憑依で、自分の僕にした
ツインテール少女100人を引き連れて
その場に姿を現した。
対するはんげしょうは、
自分の魂を50に分裂させて、
ぶくやが引き連れている少女100人のうちの
50人に憑依したー。
ツインテールをちぎったり、
必死にツインテールを作ったりと
地獄絵図のようになる平原。
100人の少女たちが、
ツインテールを引っ張り合い、
自分のツインテールを守ったり…
異様な光景が広がっていた。
はんげしょうは
自分こそが唯一無二のツインテールに
なるために。
ぶくやは、
この世の全てをツインテールにするために。
激しい激闘を繰り広げた。
少女たちは身体を酷使されて、次第に弱っていく。
「はぁ…はぁ…」
「うぅ…うっ…」
力尽きて、その場に倒れる少女もいる。
次第に、動ける少女が減っていく。
ぶくやとはんげしょうは、
それでも争いを続けた。
次々と少女たちに憑依して、
ツインテールを作っては、
切断していくー。
次第に少女たちの髪の毛はなくなっていき、
坊主頭のような少女や、
ボロボロになった髪の毛の少女が目立ち始め、
ツインテールの少女の数は減っていくー
やがてー
少女たちは身体を酷使されてその場に倒れたー。
残ったのは、はんげしょうとぶくやのみ。
二人は互いを見つめ合った後に、
激しい激闘を繰り広げた。
お互いのツインテールを引っ張る二人。
もはや、何の争いをしているのかもわからないー。
まるで、小学生のような争い。
二人は日が暮れて、深夜になるまで
戦いを続けた。
ぶくややはんげしょうに何度も憑依され、
思考まで塗り替えられた少女たちは、
口を半開きで、意識を失ったままだ。
そしてー
決着はついた。
「---あっ!」
「---えっ!」
はんげしょうとぶくやの二人は唖然としたー
激しい髪の引っ張り合いー
あまりに激しい髪の引っ張り合いによってー
二人はスキンヘッドのようになってしまっていた。
髪の毛1本とない状態ー
スキンヘッドのはんげしょうと
スキンヘッドのぶくやー
二人は、自らの宝であるツインテールを
失い、その場で悲鳴をあげたー。
その後、二人がどうなったのかは、誰も、知らないー
おわり
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コメント
フォロワー様ゲスト出演の小説でした!
ご本人様たちを知らない方には意味不明だと
思いますが、ごめんなさい!汗
今日は、この小説とは別に
18時に117万アクセス記念小説もご用意しているので
お許し下さい~!
明日以降はまた普通の内容なので
ご安心下さいネ!
ゲスト出演のご許可&
お読み下さった皆様、ありがとうございました!!
コメント
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皇帝ツルツルリーナ「最後に勝ったのは俺だ」
こう言う憑依対決も面白いです。
両者の力が互角だとこうなるのか。
久し振りにツイッターも見てきますね・・・
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> 皇帝ツルツルリーナ「最後に勝ったのは俺だ」
>
> こう言う憑依対決も面白いです。
> 両者の力が互角だとこうなるのか。
> 久し振りにツイッターも見てきますね・・・
ありがとうございます~
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