<入れ替わり>オタクと美少女①~事故~

超がつくほどのオタクと、
超がつくほどの美少女ー

その二人が入れ替わってしまったときー
何が起きるのか…?

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「グフフ…」

太って汗をまき散らし、
ふぅふぅ言いながら、大量の美少女グッズを
購入している男が居たー。

彼の名前は 尾田 九郎(おた くろう)。
両親にそんなつもりは無かったのだが、
名前の通りオタクになってしまった。

オタクは別に悪い事ではない。
人に迷惑をかけていなければ、どんなものを好きになろうが、
それは個人の自由だ。

しかしー
九郎は、他人に迷惑をかけるタイプのオタクだった。

ネットでは、自分の考えと違う人を徹底的に叩き、
35にして実家に引きこもり、働くことも一切せず、
親に暴力を振るって、お小遣いをもらい、
そのお金で秋葉原の街を豪遊するー。

お世辞にも、褒められる人間ではない。

「でゅふふ、デュフフ…」
帰りの電車内で、恥ずかしげもなく、美少女ゲームの
パッケージを舐めながら笑っている。

羞恥心というものも彼には存在せず、
さらには人間とのコミニュケーションもまともにとることができない。

世間で同じ”オタク”に分類される人間も、
彼を見たらこういうだろう。

「一緒にしないでくれ」

と。

それほどまでに、
彼は、歪んだ人間だった。

「---なんか、キモくない?」
同じ電車に乗っていた女子高生が言う。

その女子高生と一緒に居た
眼鏡をかけた黒髪の女子高生が言う。

「--ダメだよ、そんなこと言っちゃ」

彼女の名は、雨宮 結花(あまみや ゆうか)
真面目で大人しい性格の心優しい女子生徒。
典型的な美少女と言える感じの子で、
クラスでもとても人気がある子だった。

「---ーー」
友達の失言を窘めながらも、
結花は、そのオタク男を見つめる。

内心では”確かに気持ち悪いかなぁ”と
思いながらも、目を合せないようにして、
そう思っていることを顔に出さないようにした。

「---ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
九郎が突然大声で叫んだ。

美少女ゲームのパッケージを開けた九郎は、
中に入っていた特典に描かれていた
キャラクターを見てあまりの興奮に大声をあげたのだった。

周囲の乗客は、苦労に目を合せないようにした。

シルバーシートに座って
3人分の幅を使い、美少女ゲームやグッズを
開封している九郎は、迷惑以外の何物でもなかった。

電車が止まる。

「---さ、いこっか」
女子高生二人が、電車から降りる。

「そういえば、結花さ、テストどうだった?」

「え?テスト…う~ん」

二人は女子高生らしい会話をしながら
駅の階段に向かう。

その時だった。

「---ふぉぉぉぉぉぉ!?」
同じ駅で降りていたオタク男の九郎が、
大量の荷物でバランスを崩して、
階段から転がり落ちた。

「---結花!危ない!」

「え?」

友達にそう言われて慌てて振り返った結花ー。
しかし、手遅れだった。

オタク男の九郎と共に、結花は
階段を転がり落ちてしまったのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「結花!大丈夫?結花!」

友達の声で目を覚ました結花。

「--え…」
結花は目を開けて、周囲を見渡す。

「結花!?大丈夫・・・?良かった…」

階段から転がり落ちた結花。
しかしながら幸い、大した怪我はなかった。

「---あ、、、あ、、、あ、、あ、あ、あ、あの…?
 え…?」

結花は、挙動不審な事を口走りながら、
自分の口から出た可愛らしい声に違和感を感じて、
自分の身体を見下す。

そこにはー
膨らんだ自分の腹ではなくー
胸があったー

「----!!」
結花は顔を真っ赤にする。

「だ、、大丈夫?」
友達が不思議そうに尋ねる。

この友達も、美少女ゲームに出てきそうな
ツンデレ系の少女に似ているー。

「---ふぉ……」
変な声を出してしまう結花ー。

「---あ、ごめん…
 そろそろバイトの時間だから…」

友達が言う。
結花のことは心配だったが、バイトに遅刻するわけにも
いかないし、とりあえず結花の怪我も心配なさそうだ。

「う、、、う、、うん、大丈夫・・・あ、、、あ、あ、あ、ありがとう」

結花はーー
いや、今、結花になっている九郎は確信した。

この可愛い女子高生と、体が入れ替わってしまったのだと。

階段から転落してしまった際の
入れ替わり。

なんともありがちな展開ではあるものの、
九郎にとって、そんなこと、どうでもよかった。

まずは、楽しまなくてはならない。

「---あ、、、あの・・・」
駅員に対して声をかける結花。

「--ぼ、、ぼく、、、いえ、、
 わ、、わたしと一緒に転がり落ちた人は・・・?」

そう言うと、駅員が答えた。

「ーーあっちの人は、まだ意識が戻らない・・・
 けど、目撃してた人も、あっちの人が勝手に
 転がり落ちたってみんな言ってるから、
 きみは心配しなくても大丈夫」

駅員の物言いに、
”まるで転がり落ちた自分が悪い”みたいな
ことを言われた気がして腹が立った。

けどー
今は、自分が、女子高生なのだ。
そんなことはもう、どうでもい。

少し警察に質問されたりしたが、
すぐに結花は解放された

「むふふ…ふふふふふ」
胸を軽く触ってみる結花。

本当だったらここで、胸を揉みまくりたい。
だがー
ここは外だし、流石にそれをやったら、
いくら女子高生と言えど、通報されてしまうかもしれないー。

「---そ、そうだ・・・」
結花は気味の悪い笑みを浮かべる。

今日、結花の両親は不在だった。
確か、夫婦旅行が何とかとか・・・

「ぐふふ・・・僕の家で、やりたい放題できるじゃんか・・・!」
そういうと、結花は嬉しそうに
アニメソングを大声で歌いながらスキップして
自分の家に向かい始めた・・・。

周囲が驚いた表情で、結花のことを見ていたが
そんなことは関係ない。

ようやく自分の家についた結花は、
キョロキョロしながら自宅へと入って行った。

近所に見られると厄介だ。

自宅に入った結花は、さっそく自分の部屋へと
駆け込んだ。

「うへへへへへへ…やったぁああああああ~!」
大声でガッツポーズして叫ぶ結花。

眼鏡をかけた大人しそうな顔が、
とても嬉しそうに歪んでいる。

早速、狂ったように、自分の胸を
両手でわし掴みにして揉み始めた。

「うへ…♡ ひゃあっ♡
 す、、すげぇ、、お、、女の子ってこんなもの
 身体にくっつけてるのかよ・・」

胸を揉む手が、さらに激しく動く。

「デュフ、デュフフフフフフ…」
気持ち悪い笑い声を出しながら、
涎をポタポタと垂らす結花。

たまらなく興奮した。

身体がゾクゾクするー。
胸の、九郎が想像していたよりも
柔らかい感触。

身体を駆け抜ける快感、

思わず口からあふれ出る声ー
しかも、その声は、可愛い色っぽい声だ。

さらにー
スカート特有の不思議な感覚。

「--んはぁあああああ~~~!」
結花は奇妙な声をあげて、
美少女キャラクターが描かれた
抱き枕に抱き着いた。

「えへへへへへっ えへへへへへへへ~~~」
抱き枕を思いっきり抱きしめて、
胸があることの違和感を感じながら、嬉しそうに
部屋を転がりまわった。

「--ぼ、、、ぼく、、ぼくが…ぼくが
 女子高生だ…
 ぐへへへへ!」

手の平を見つめて、結花は、
手をベロで舐めはじめた。

「んふぁぅ♡ はっ♡ おいしい…おいしいよぉ…」

自分の手が美味しいなどと言うことはあるはずがない。
しかも、外から帰ってきて、手も洗っていない。
きわめて不衛生だが、今の結花は、
自分の手を舐められることに対して快感を
感じていた。

指を1本、1本、口に加えて、
ひとつひとつ丁寧に舐めていく結花。

「きひひひひひひひっ ひひひひひひ」
唾液まみれになった両手で
顔をこすり、大笑いしては、
また指を舐めている。

「はぁぁぁあ~」

今度はスカートの中に手を突っ込んで、
「一度触ってみたかったんだぁ~」と
スカートの中を触りまくる結花。

そのうちに我慢できなくなり、アソコを
弄び始めて、大声で喘ぎ始めた。

「んひぃぃぃぃぃぃ♡」

初めての快感にー
自分が今まで何回もしたような快感とは
比べ物にならない感覚に、結花は
身を震わせた。

「はぁ…♡ はぁ…♡ そ、、、そうだ!」
結花は髪の毛を振り乱しながら、
モノが散乱した部屋の中から、
アイドル衣装のようなものを取り出した。

好きな美少女キャラのコスプレ衣装。

彼が好きなアニメの「雫ちゃん」という
キャラクターのコスプレ衣装だ。

九郎は男だし、これを着たことはなかったが、
毎日のように、眺めて、ニオイを嗅いでは
笑みを浮かべていた。

「--こ、、こ、、、こここ、これが着れるぞぉ!」

興奮して顔を真っ赤にしながら、結花は、
制服を脱ぎ捨てて、
コスプレ衣装を身に着けた。

アイドル衣装のような服を身に着けて、
結花はピースポーズを決める。

「---雫だよ!
 は、、恥ずかしくなんてないんだからっ!」

ツンデレキャラの雫のセリフをまねて見せる結花。

「---んんんんんんんっ~~
 ふぉぉおおおおおおおおおおおおおお~~~!」

興奮のあまり、結花は絶叫した。
自分が女子高生になり、
さらには好きなキャラのコスプレをしている。

最高だ。最高すぎる。

「あ~~~~ん!」
結花は、脱いだ自分の制服に頭を突っ込んで、
ニオイを嗅ぎまくった。
完全な変質者だ。

しかし、今は”自分の服”のニオイを嗅いでいるだけ。

何の問題もない。

「---ぐふ…」
結花は笑みを浮かべる。

SM嬢衣装やメイド服のコスプレ衣装、
チャイナドレス…
九郎はあらゆるものを集めていた。

男だが、自分の部屋にそういうものがある、
というだけで興奮できたからだ。

「----うふふ」
結花は、机に乗せてあった大人のおもちゃ、
バイブに目をやった。

「ついにこれを使う日が来たか~ぐへへへ!」
そう言うと、歪んだ表情の結花が、
それを使おうとした。

しかしー
スマホに着信が入る。

帰りが遅い事を心配した
”結花の両親”からだった。

「--あ、う、、、うん、今から、帰るね」
電話を終えると、結花は舌打ちした。

しかし、この子の身体になってしまった以上、
帰宅しないわけにはいかないー。

「--お楽しみは、お預けだなぁ」
結花はそう呟くと、自分の制服に着替えて、
生徒手帳でこの子の住所を確認し、
結花の家へと向かった。

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夜―。

病院で、九郎は目を覚ました。

「----…ここは!?」
自分の口から出た声に違和感を感じる九郎。

近くにあった鏡で、自分の顔を見ると、
そこには、電車で見かけたオタク男の
顔があった。

「きゃあああああああああああ!」
九郎になってしまった結花は、大声で悲鳴をあげた。

②へ続く

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入れ替わってしまったオタクと美少女。
次回は、二人が再会しますが、果たして
どうなるのでしょうか!

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