<皮>ずっと、皮だった…。

平凡な家庭に育った女子高生。

しかし、ある日、彼女は知ることになる。
衝撃の事実をー

恐ろしい闇をー。

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高校2年生の女子ー
滝山 香里(たきやま かおり)

真面目な性格で、明るく、友達も多く、
全てにおいて、理想的な
女子高生ー

と、言ってもいいかもしれない。

今日も、しっかりと勉強し、
友達とも遊び、
いつものように、家へと帰宅した。

「--あ、香里、おかえりなさい!」
自宅に帰ると、母親の誠子(せいこ)が
いつものように娘を出迎えた。

今日はー
香里の17歳の誕生日だ。

一人娘の香里は、
父親と母親に大事に育てられてきた。

「---香里、ちょっと、話があるの」
母に呼ばれて、
香里は、母の部屋に入っていく。

「なぁに、お母さん?」

香里が母親の部屋へと入ると、
母親が振り返った。

母はもう、30代後半だが、
未だに美人の部類に入る容姿をしている。
相当、肌や美容に気を使っているのだと思う。
無理して化粧している感じでは無く、自然な感じなのも
好印象だ。

「---やっと17歳ね・・・」
誠子が言う。

「え・・・?あ、うん。」

微笑む母親を前に、
香里は少しだけ戸惑った。

なんだか、母親に違和感を感じたからだ。

「---ねぇ、香織?
 昆虫の脱皮ってみたことある?」

誠子が言う。

「だ、脱皮・・・?
 う~ん・・・本とかでなら見たことあるけど・・・」
香里が言うと、
誠子がほほ笑んだ。

母が、自分の部屋にまで、香里を呼んで、
何をしたいのか、まったく理解できない。

香里が、困惑していると、
母は言った。

「--じゃあ、今、見せてあげる」

???
香里は首をかしげる。

話の意図がまったく見えてこない。

そんな香織の困惑する様子を見て、
母の誠子は続けた。

「--わたしの”脱皮”を」

ーーー!?

次の瞬間、
笑みを浮かべた母親が、その表情のまま固まり、
突然、まるで”皮”のように、力なく、
ゆがみはじめた。

「え・・・お、、、お母さん??えっ・・・?」

まるで本当に母が脱皮し始めたかのような
光景を見て、香織はただただ戸惑う。

そしてーー

「いやあああああああああああ!」
香里は叫んだ。

皮のようになった母親の中から、
小汚い男が出てきたのだ。

「ふぁぁ~17年ぶりの外だぜ」

男が言う。

母の誠子は笑みを浮かべたまま
着ぐるみのようになって、床に横たわっている。

背中には、ファスナーがついている。

「お・・・お母さん!お母さん!?」
香里が悲鳴をあげながら母親に方に向かう。

「---な・ぁ・に?」
小汚い男が、そう言った。

「---!?ひっ・・・!あ、、、あなたは・・・誰なの!?」
香里が青ざめた表情で叫ぶと
男は笑った

「誰って?
 お母さんよ。お・か・あ・さ・ん」

男の図太い声で、女口調・・・
それが、さらに恐怖を増長させた。

男は笑いながら目をつぶったー
そしてー

娘に衝撃の事実を告げたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

17年前ー

男は医師だった。
産婦人科の医師として働いていた医師は、
出産を終えたばかりの妊婦を見て、
”一目ぼれ”してしまった。

「---ふぉぉぁあああっ!」
男は、まるで心臓を射抜かれたかのように、
一目ぼれしてしまったのだー。

そんな男は、すぐに行動を実行に移した。

自分で研究・開発した
人を皮にする薬ー
これを使うことにしたのだ。

そして、医師はその薬を使った。

出産したばかりの誠子に対して・・・

「や・・・やめ・・・!」
空気が抜けるかのように、皮になっていく誠子。

「--安心していいよ」
男性医師は言った。

「-ーーやめ・・・やめて・・・や・・・いや・・・!」
まだ当時20代前半の誠子は、
必死に懇願した。
可愛らしい顔に、恐怖を浮かべて・・・

しかし、力がどんどん抜けていくー
皮になっていくー

意識が間もなく途切れる直前に、
医師は言った。

「わたしがあなたになって、
 わたしが、生まれた子の
 ママになってあ・げ・る」

とー。

それが、誠子の聞いた最後の言葉だった。

医師は皮になった誠子を着て、
微笑んだ。

「--大丈夫ですか!」
悲鳴を聞いた別の医師が駆けつけた。
けれど、もう、誠子はーーー

「---大丈夫ですよ・・・ふふふ」
誠子は不気味にほほ笑んだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「う・・・うそ・・・」
香里は唖然として絶望の表情を
浮かべる。

もし、男の話が本当なら
自分が母親だと思って接してきたのは・・・

「--嘘つかないで!お母さんはどこ!?」

こいつは偽物だ。
お母さんそっくりの皮を被った偽物だ。

香里はそう思った。

「---お母さんはどこって?
 そこにいるじゃん・・・!」

男が、皮になって床に横たわっている
母親の誠子を指さす。

「違う!違う!違う!」
香里は泣き出してしまう。

「---香里、あなたがお母さんだと思って
 接していたのはわたしー
 いいや、俺だったんだよ!ははは!」

男が嬉しそうに笑った。

「楽しかったぜぇ、お母さんごっこ!
 いやぁ、子育てって楽しいよ!

 17年間、自分好みに可愛い娘を
 育てる。
 と~っても楽しかったよ!くく・・・」

こんな君の悪い男に
自分が育てられたと思うとぞっとする。

「--おいおい、何だその目は?
 俺はお前の育ての親だぞ?

 そもそも、お前のお母さんは、
 お前を生んだ日に、俺に皮にされたんだ。
 お前のことなんて、何も知らねーよ!はははは!」

男が愉快そうに笑う。

それでもー
それでも香りには信じられなかった。

「お母さん!目を覚まして!お母さん!」
脱ぎ捨てられた着ぐるみのように
床に横たわっている母親の誠子。

男が誠子を脱ぎ捨てる直前に
浮かべていた不気味な笑顔を浮かべたまま、
誠子は固まっている。

「--まだ信じられねぇか・・・?」
男が言う。

そしてー
自分の部屋の、引き出しから、
エッチな衣装を大量に、取り出した。

「みろよ!
 香里が見てないところで、
 その身体でエッチなファッションショー
 いっぱい楽しんでたんだぜ!」

男が、メイド服やチャイナドレス、
SM系の衣装や、マイクロビキニなど
色々なものを取り出す。

「--いやぁ、香里ちゃんのママの身体、
 最高だったぜ!くくくく・・・」

男が笑いながら「自撮りの動画もあるぜ!見るか!?」と叫ぶ。
母親のエッチな自撮りなんて、見たくない。

「--お母さん・・・お母さん・・・」
香里は泣きじゃくって、蹲ってしまった。

「--お前のお母さんは、
 ず~~っと、抜け殻・・・
 そう、皮だったんだよ!」

男が大笑いする

「お母さんが・・・ずっと、、皮だった…?」

「--ま、お母さんのふりして、普通の主婦のふりして
 過ごした17年間は最高だったぜ。
 毎晩毎晩のエロタイムもな!

 でもよぉ、最近、肉体の劣化が激しくてな。 
 その女もババアになったわけだ。」

男がそう言うと、香里を見た。

「でもさぁ、俺が天塩にかけて育てた娘・・・
 そう、お前が、どんどん可愛くなっていく・・・
 特に高校に入ってから可愛くなったよな、香織。」

まるで親かのように言う男。
香里は恐怖で身体を震わせている。

「最近は毎晩毎晩、香里のこと想像しながら
 エッチしてたんだぜ」

笑う男。

香里は「--いい加減にして!お母さんを返してよ!!」と叫んだ。

母が皮だったなんて
現実、認めたくない。

でもー

「---だったら、身を持って体験させてやるよ」
男が笑う。

「---俺、これからは香織、お前として
 生きていくことに決めたよ。
 自分で育てた娘に、自分がなる。
 最高じゃないか!くくくく・・・」

その言葉に、
香里が青ざめる。

「たすけ・・・!」
男が背後に手をやると、香織は動けなくなった。

「---怖くないさ。
 知ってるか?皮にされる瞬間って、
 アドレナリンが溢れだして興奮するらしいぜ?

 ま、俺は皮にされたことないから
 しらないけどよ」

自分の後頭部から背中に
かけて、くすぐったいような、違和感を感じる

「や・・・やめ・・・て」

男の能力で、香里にはファスナーが
浮かび上がっていた。

そして、男は、それを一思いに引き下げた。

「んあああああああああっ♡」
その瞬間、香里は、あまりの興奮に
喘ぎ声をあげた。

「--いいねぇ、お前のお母さんもそんな感じだったぜ」

開いた背中から、男が香里を着こんでいく。

「あ・・・♡ あぁ、♡ やめて・・・♡」
香里はそう言いながらも、
何故だか身体がゾクゾクして、
興奮を止めることができなかった。

自分が、自分で無くなっていくのにー
興奮している。

それを、止めることができなかった

「どうだ!自分が見知らぬ男に
 着られる気分は・・・!」

男が叫ぶ。

香里は恐怖しながらも、あふれ出す快感を
押さえきれずに、甘い声で言った。

「・・・き、、、気持ちイイ・・・♡」

それが、香里の最後の言葉だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ただいまー」
父親が帰宅した。

「---おかえりなさい、お父さん!」
香里が嬉しそうにほほ笑む。

今日から、自分が女子高生だ。
今日の夜からは、香里として
エッチな夜を過ごすことができるー。

「--あれ?誠子は?」
父親が言う。

「---お母さんはねぇ~
 もう、脱皮しちゃった!うふふ♡」
香里が色っぽく笑う。

「-----」
そんな香里を見て、父親は笑った

「---そっか。引っ越ししたんだな」

父親は不気味にほほ笑んだーー

父親も、17年前から、
別の男に”皮にされて着られている”

母を着ていた男の友人が、父親の中に潜んでいる。
男に誘われて、毎晩エッチをするために、17年前のあの日から、
父親の中でずっと過ごしているのだー。

「---今日からは、香里と毎晩エッチができるんだな・・・ぐふふ」
父親が新聞を見ながら言う。

「---うん!今日からは、わたしをた~っぷり
 可愛がってね!おと~さん!ふふっ!」

香里は、不気味にほほ笑んだー

香里の母親と父親は
ずっと、皮だったー。
香里が生まれたその日からー。

見つめ合って笑う娘と父ー。

二人がいるリビングの片隅の
ゴミ箱の中には、
圧縮袋に入れられて圧縮された、
母親の皮が捨てられていたー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

久しぶりに皮モノでした!
お楽しみ頂けましたか?

来月はまた別の皮モノも予定しているので
楽しみにしていてください!

小説
憑依空間NEO

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