大切な彼女との仕組まれたデスマッチ。
彼女の亜津美は、嬉々としてデスマッチを
受け入れた。
憑依されて、変えられてしまった彼女との
デスマッチ。その行方は…?
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前日。
「んはぁ…♡ あぁは…♡」
亜津美は乱れきった姿で、
昭也の前に、横たわっていた。
「--すげぇな…
まさか俺が亜津美ちゃんとエッチできるなんてよ」
昭也が言うと、
亜津美は微笑んだ
「うふふ・・・♡どうだった?わたしのからだ…」
甘い声で尋ねてくる亜津美。
中身が友人の竜馬だと分かっているのに、
ドキドキしてしまう。
「--あら?またこんなに大きくなっちゃって…」
亜津美が、昭也の大きくなったブツを見て、
優しくそれをなでる。
昭也のそれは、ヒクヒクと反応して、
昭也は顔を真っ赤にしている。
「---ふふふ…昭也くん…」
亜津美は、そう言いながら、
ソレを口に咥えて、ほほ笑んだ。
「んああああ…やめろ、、やめろ・・・
だめだ…興奮が抑えられねぇ…!」
昭也はそう叫びながら、
亜津美の口のなかに、液体をぶち込んだ。
「--はぁ…♡ はぁ…♡」
亜津美は、嬉しそうにそれを飲みながら笑った。
「じゃあ、本番ーー
明日のデスマッチのために、
わたし、作り替えられちゃいま~す!」
亜津美が嬉しそうに言うと、
脳に刻み込むかのように、言葉を口にした。
「わたしは、松雄くんを殺したいほど、愛している」
「松雄くんと、デスマッチしたい、デスマッチしたいー」
昭也は、そう呟く、亜津美の様子を
ゴクリと唾をのみ込みながら見つめている。
「わたしは、誰よりも可愛い…
人間の宝…だから、死ぬことは許されない」
「わたしは、エッチな女の子ー」
「わたしは昭也くんと竜馬くんの奴隷…
ふたりの言うことなら何でも聞く…」
「ーーーわたしは・・・」
一つ一つ、呟きながら、
竜馬は、亜津美を変えて行ったー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そしてー
「--亜津美!デスマッチってなんだよ!おい!」
金網の中を逃げ惑う松雄。
亜津美は笑みを浮かべながら松雄を
追いかけている。
「--覚悟を決めて!松雄くん…
わたしとデスマッチしようよ~」
亜津美が、ナイフを構えながら
追いかけてくる。
金網際に追い詰められた松尾は、
必死に叫ぶ。
「はは…ど、ドッキリにしちゃ、やりすぎだろ…
亜津美、、も、もう分かった、
十分楽しんだから…!」
松雄が言う。
しかし、亜津美は容赦なく、ナイフを松雄に向けて振った。
「-ーーう…うわあああああ!」
松雄の脚にナイフが突き立てられた。
「--ちょ、待て!待て!亜津美…!亜津美…!」
松雄は怯えながら、亜津美から逃げ惑う。
「---おぉ~っと、亜津美ちゃんの先制攻撃だ~!
大好きな彼氏にも容赦しない冷徹な女!
くぅ~!しびれる~!」
竜馬が金網の外からマイクを持って叫んでいる。
「--あ、亜津美、どうしたんだ…!おい!」
松雄が言うと、
亜津美はナイフを舐めながら笑う。
「あぁ…興奮が止まらない…
あぁ・・・ぞくぞくする…
うふふふふ♡」
亜津美のスカートに、シミができ始めている。
興奮のあまり、亜津美は、下着には
収まらないほどの液体を流していた。
「はぁ…♡ はぁ…♡
松雄くん・・・
わたし、松雄くんのことだ~いすき…♡
そう…
ぶっ殺したいぐらいに!」
亜津美が、勢いよくとびかかってきた。
押し倒された松雄は、
なんとか亜津美のナイフを抑える。
「うふふふふふふ…
くふ、くふ、くふふふふふふふ!」
亜津美が涎を垂らしながら、
真っ赤な顔をして、松雄にナイフを
振り下ろそうとしている。
「---あぁああああ♡
最高…♡
松雄くん・・・松雄くぅん…!」
「亜津美!亜津美!くそっ!」
松雄は、亜津美を蹴り飛ばした。
そして、金網の外に向かって叫んだ。
「おい!お前らぁ!亜津美に何をした!」
その叫びを聞いて
昭也と竜馬が笑う。
「--お~っと!松雄選手、
観客に向かって何かを叫んでいるゾ~!」
竜馬が茶化すようにして言う。
背中に痛みが走った。
「---ぎゃああっ!」
松雄が悲鳴をあげる。
亜津美が、松雄を背後から切りつけたのだ。
「--ねぇねぇ、松雄くん~
真剣に勝負してよ」
亜津美が怒りの表情を浮かべている。
「--あ・・・亜津美…よせ…!
自分が何をしてるか分かっているのか…!」
松雄が叫ぶ。
それを見ながら竜馬は笑う。
”真剣勝負しないヤツは許さない”
亜津美にはそう刻み付けておいた。
松雄が勝負を拒めば拒むほど、
亜津美は苛立っていくだろう。
「--わたしを馬鹿にしてるの!?」
亜津美が怒りをあらわにする。
「--おい!どうしちまったんだよ!」
身体の痛みに耐えながら叫ぶ松雄。
「--こいつらに、脅されているのか!?」
松雄が竜馬と昭也を指さしながら言う。
けれど、亜津美は首を振った。
「--違うわよ。
わたしは自分の意思で、松雄くんと
デスマッチしてるの…!
あぁ、殺したいほど愛してる…♡」
亜津美が、興奮しきった表情で
ナイフを舐める。
「--は、犯罪だぞ!亜津美!」
松雄が叫ぶ。
しかし、今の亜津美に、そんなことを
言っても無駄だった。
襲い掛かる亜津美。
松雄は、亜津美に極力手を出さないようにしながら
ナイフによる攻撃を避け続けた。
「--はぁ、はぁ、はぁ…」
亜津美が、激しい動きをしているからか
息を切らしている。
松雄はそれを狙っていた。
亜津美が何をされたにせよ、
亜津美の体力には玄かいがあるはず。
亜津美が動けなくなった時点で、
竜馬と昭也を問い詰めてやる。
「--松雄選手、無抵抗だ~!
これではデスマッチが盛り上がらない~!」
竜馬がマイクを持ちながら叫ぶと、
亜津美に向かって叫んだ。
「おい!亜津美!昨日のことを教えてやれ!」
竜馬はそう叫んだ。
竜馬たちの忠実なしもべに
されてしまっている亜津美は、嬉しそうにうなずいた。
乱れた髪を押さえながら、
松雄の方を見て、亜津美は微笑む。
「ねぇ、松雄くん、
わたし、昨日ね…
昭也くんとエッチしちゃったの」
亜津美の言葉に
松雄は固まる…。
「なん…だと」
亜津美は昨日のことを
思い出しながら嬉しそうに話す。
「松雄くんともエッチしたことがないのに、
わたし、初めてを昭也君に捧げちゃったの…
うふふふ
しかも、生で…えへへへ♡」
笑いながら話す亜津美を前に、
松雄は怒りすら感じていた。
「--…あ、亜津美!何なんだいったい!
こいつらとグルなのか?なぁ!?」
松雄が叫ぶと、
亜津美は「どうかしら?」と挑発的に笑みを浮かべる。
「---よ~し!亜津美!
ここからはもっと本気をだせ!」
竜馬が言う。
「--手段を選ぶな!
松雄を殺せ!殺せ!殺せ!」
その言葉に亜津美は、反応して、
不気味な笑みを浮かべた。
「--殺す…殺す…殺す…!
愛してる…愛してる…うへへへへへ♡」
亜津美はそう言うと、
まるで操り人形かのように、
松雄に襲い掛かった。
「くそっ!」
松雄がそれを避ける。
しかし、亜津美は松雄を何度も何度も
切りつけようとする。
「--お、おい」
それを見ていた昭也が竜馬に声をかける
「--もう、そろそろいいんじゃねぇか?」
昭也は、二人のことはもちろん嫌いだ。
だが、竜馬とは違い、昭也の目的は
”松雄を少し脅してやる”ぐらいのことだった。
命までとるつもりは、まったくない。
「---いや、まだだ」
竜馬はそう言って、金網の中を見つめる。
亜津美が、ぜぇ、ぜぇと息をあげて
地面に手をついている。
「---亜津美!もうやめるんだ!
何があったんだ!教えてくれ!」
松雄がそう叫ぶ。
「はぁ…はぁ…♡
デスマッチ…デスマッチ~えへへへへ♡」
そうは言いながらも、亜津美は
もう動けそうになかった。
体力を使い果たしたのだ。
「ーーー」
それを見ていた竜馬がニヤリと笑みを浮かべる。
「亜津美!もう終わりか?
そんなんじゃ、松雄に嫌われるぞ~
おら!立てよ!」
竜馬がそう言うと、
亜津美は、顔を青ざめさせながら立ち上がった。
「---わたしは…戦う わたしは…戦う」
亜津美がゾンビのように襲い掛かってくる。
そして、松雄に抱き着くと、
そのまま松雄を押し倒した。
「--や、やめろ!」
亜津美の胸に顔を押しつぶされながら
松雄は叫ぶ。
「---はぁ…♡ はぁ♡
松雄くん 松雄くん!!!」
亜津美がナイフを構えて笑っている。
その目は、どう見ても正気を失っていた。
「--おい!テメェら!何をした!」
松雄が大声で叫ぶ。
竜馬は笑う。
「死ぬ前に教えてやるよ。」
そう言うと、ポケットから試験管を取り出して微笑んだ。
「憑依薬ー。
人間に憑依して支配することのできる薬だ。
これを使って、お前の彼女の脳を
ちょっといじってやったんだよ」
竜馬の言葉に、松雄は唖然とする。
「なんだって…」
「えへへへへへ…♡ えへへへへへ…♡」
亜津美が、息を切らしながら笑っている。
このままじゃ刺されてしまう。
そう思った松雄はやむを得ず、亜津美を蹴り飛ばした。
「きゃあっ」
吹き飛ばされた亜津美が
悲鳴をあげる
亜津美の身体はもう、限界なのか、
倒れたまま動かない。
不気味な声で笑いながら。
「---貴様!亜津美をもとに戻せ!」
金網の外にいる竜馬と昭也に向かって叫ぶ。
しかし竜馬は呆れた様子で言った。
「--おいおいおい、ちゃんとデスマッチしろよ!
松雄!お前、ただ、亜津美の攻撃を
避けてるだけじゃねぇか!」
うんざりした様子で竜馬は言うと、
亜津美に向かって叫んだ。
「--亜津美!”自分を壊せ”」
竜馬がそう言うと、
亜津美は立ち上がって、自分の服をナイフで
切り始めた。
「--お、おい!」
松雄が叫ぶ。
「--さぁ、どうする?亜津美ちゃん、
自分で自分を痛めつけ始めたぞぉ?
松雄~~~どうするぅ?」
竜馬の言葉に、松雄は金網を蹴り飛ばして、
亜津美の方を見る。
上着をナイフで切り刻んで、
さらにはスカートをも切り刻み、
亜津美は笑っている。
「--ふふふふふふ♡」
自分の肌を優しく切りつけて、
亜津美は嬉しそうにほほえんでいる。
「--やめろ亜津美!」
松雄が亜津美を止めようとして、
近づいたその時だった。
亜津美がニヤリと笑って、
松雄の腹部にナイフを突き立てた。
「がっ…!」
「うおっほ!
クリティカルヒットぉ~!」
マイクを持ちながら竜馬が叫ぶ。
松雄はその場に倒れる。
「--亜津美!もっとだ!もっとやれぇぇぇ!」
竜馬が叫ぶと、
亜津美は、松雄に馬乗りになって、
乱れた髪を振り乱しながら、
松雄の顔面を何度も何度も殴りつけた。
「--おいおいおいおい」
昭也が唖然としてその様子を見ている。
「--さぁ~いよいよクライマックス~!
このまま松雄選手は、最愛の彼女に
殺されてしまうのか~?
松雄選手に反撃の手段はあるのか~?」
MCの芝居をしながら、
竜馬は嬉しそうに、そう言い放った。
③へ続く
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コメント
彼女とのデスマッチ。
果たして、その結末はどうなってしまうのでしょうか。
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