100万アクセス記念短編 第9弾は
「FF外から失礼します 男の娘」です!
FF外から失礼する憑依人の、
新たなターゲットとは…!?
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久しぶりだな。
夫雄路外(ふおろがい)だ。
もう俺のことを覚えている奴なんていない?
だろうな。
俺も自分で自分を見失っちまった。
だがなー。
100万アクセス記念とやらで、
またこの俺が出番を貰うことができたんだぜ!
ある意味、奇跡ってもんだ。
じゃ、早速 憑依していくとしようかな!
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夫雄路外、通称ガイは、
ツイッターを介して、相手に憑依する能力を持つ人物。
彼は、今回もターゲットを決めていた。
いつも可愛い自撮り写真をあげている
可愛い女子高生のサユリ。
ここ半月間、サユリのツイッターアカウントを
眺める日々が続いていたが、
サユリは本当に可愛い
「くくく…実に俺好みだ」
ガイは、相手がツイッターを開いている際に、
自分もそのアカウントを開くことで、
その人物に憑依できる力を持つ。
彼はそれを”FF外から失礼する”力だと
豪語している。
彼は憑依した人間の身体を使って、
好き放題事件を起こし、
その事件を翌日の新聞で読むことを
楽しみにしている。
自分が起こした事件が、どのような記事になるのか。
それを、傍観者の立場で読むのが、
たまらなく面白いのだ。
”今日もつかれた~♡”
サユリがツイートをした。
今だ!
ガイは叫んだ。
ここが憑依チャンスなのだ。
「FF外から、失礼しま~す!」
ガイはそう叫ぶと、幽体離脱をし、
パソコンの画面に飛び込んだ。
そして、電波と共に、サユリの持つスマホの
方に瞬間的に移動し、
サユリに憑依した。
「ひぇっ…!?」
サユリが変な声を出してスマホを落とす。
憑依完了。
ガイは、自分がサユリに憑依したことを確認すると、
不気味にほほ笑んだ。
「くへへ…最高だぜ」
可愛らしい声が出る。
思ってたよりも、低い声だったが
見た目とのギャップもまた、可愛らしい。
世の中には、ギャップ萌えする人もいるぐらいだ。
「--さーて」
サユリが立ち上がる。
まずはボディチェックだ。
そして、サユリの身体を楽しんだ後に、
サユリには、恥ずかしいことをしてもらおう。
服を脱いだ状態で、四足で歩いて、
街中で雄叫びをあげてやる。
明日の新聞に、サユリがどうやって
新聞に載るか、本当に、楽しみだぜ。
「さぁ…胸を楽しませてもらうよ~くふふ♡」
サユリがイヤらしい笑みを浮かべて
自分の胸を触り始める。
「あぁ♡ あん♡ あぁ♡」
それほど感度がよくない身体だな、と
ガイは思いながらも、自分の気分を高めるために喘いだ。
そしてー
だんだんと興奮が身体を支配してきた。
ゾクゾクー
ゾクゾクー
ゾクゾクが止まらない。
ほとばしる興奮…
サユリになってエッチしている。
いや、”させている”という支配欲の充実。
それがーーー
サユリは、ふと気づいた。
「------!?!?!?!?!?」
サユリのスカートは、大きく膨らんでいた。
「---あ?」
サユリに憑依しているガイは、
びっくりしてその場でスカートをめくった。
すると、そこにはーー
「いうぎゃあああああああああああああああ!」
サユリは大声で悲鳴をあげた。
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数分後
「--く、、、くそっ…」
サユリがつぶやく。
サユリにはーー
”男”を証明するそれがあったのだ。
サユリは、女子高生などではなく、
男の娘、だったのだ。
「---くそっ!騙された!」
ガイは、女性にしか憑依しない。
男に、興味がないからだ。
「------さ、、、さゆり…ちゃん」
ガイはあまりのくやしさにその場に蹲った。
サユリの身体のまま。
そしてーー
放心状態のまま、サユリの身体から
そのまま抜け出してしまった。
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翌日。
ガイは、新聞も取らず、放心状態になっていた
男に憑依させられて時間の無駄をしたことー
女だと思っていた人間が男だったことを知った時の衝撃ー
そして、密かにファンだったサユリが男だったことー
色々なことにショックを受け、放心状態になっていた。
ガイは、悲しい表情を浮かべて、
呟いた。
「俺はーーーー」
「男の娘に、なるーー」
と。
サユリに憑依したことで、
ガイは男の娘のすばらしさに気づいてしまった。
ガイは、新たなステージへと進もうとしていたー
おわり
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コメント
この作品も、久しぶりに続編を書いてみました。
せっかくの100万アクセスですから色々書いちゃうのも楽しいかな…と!
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