100万アクセス記念短編、第7弾は
「憑依暗殺部隊」の短編をお送りします!
暗殺対象の近しい女性に憑依して、
対象を暗殺する部隊ー
今回の暗殺対象の運命はー?
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「今回のターゲットは・・・」
憑依暗殺部隊の隊長・アルファが
スクリーンに対象を映し出した。
加茂野 卓郎(かもの たくろう)
「--結婚詐欺を中心に詐欺行為を
働いている男で、現在も若い女性と
同居中だ。
今回は、この男を始末する」
続けて、アルファがスクリーンに
可愛らしい女性を映し出した。
「この女性が、加茂野と同居中の
丸富 良菜(まるとみ りょうな)
今回は、この女に憑依して、
結婚詐欺男の加茂野を暗殺する」
アルファが説明を終えると、
憑依暗殺部隊隊員のベータが
呟いた。
「対象が一人って、ことは、
誰がやるんだ?」
憑依暗殺部隊は、普段は複数の
暗殺対象を暗殺することが多いものの、
今回は一人だった。
「一応説明はしたが、今回は
私が一人で手早く片付ける」
そういうと、アルファは、憑依するために用いる
カプセルに入り、眠りについた。
幽体離脱をし、憑依対象の良菜のところに向かったのだ。
「あ、!抜け駆けはよくないぜ!」
ベータはそういうと、ベータもカプセルに入り、
幽体離脱した。
「って、ベータさん、憑依対象は一人しかいないんですよ!」
憑依暗殺部隊のガンマもそういうと、
カプセルの中に飛び込んだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「-------」
良菜が台所で、一人呟いていた。
「--あのなぁ」
男言葉を口にする良菜。
可愛らしい容姿に、声ー
まだ20代前半だろうか。
「--私一人で十分だといったはずだが?」
良菜がそういうと、
「いやぁ、つい・・・ホラ、女の体、楽しみたいし」
と良菜が答えた。
「--まさか・・・こんなことになるなんて・・・」
良菜が苦笑いしながら言う。
傍から見れば、一人でブツブツ呟いている
危ない女だがー
彼女は今、
アルファとベータとガンマの3人全員に
憑依されていた。
良菜は、右手で早速胸を触り、
服を脱ごうとした。
しかし、左手がそれを止めた。
「手早く任務を済ませよう。
お楽しみは今回は無しだ」
良菜が真剣な表情でそう言うと、
続けて良菜がニヤリと笑みを浮かべて言った。
「いいじゃなぇか。ちょっとぐらい。
別に減るもんじゃないし」と
涎を垂らしながら笑う。
さらに続けて良菜は
「まるで野蛮人みたいですね…」と
呆れた表情を浮かべた。
アルファとベータとガンマが
それぞれ、良菜の身体を好き勝手に
いじっていたのだ。
「--胸が…触りたい!」
ベータ良菜がゲラゲラ笑いながら言う。
「胸より…任務だ・・・!」
アルファ良菜がさっさと任務を片づけたくて
そう叫ぶ。
部屋の奥の鏡に走ろうとしては、
部屋の出口に向かおうとする
良菜。
表情は獣のような表情になったり、
ヤレヤレと言う表情になったり、
コロコロと変わっている。
ブツブツブツブツと独り言を
呟き続ける良菜
「--あぁ♪ やっぱり胸は気持ちイイ!」
良菜は嬉しそうに胸を触って微笑んでいる。
そして
「いいえ、スカートの中の感触も最高ですよ!」
と、良菜が微笑みながら言う。
良菜に憑依しているガンマは、
良菜の記憶のすべてを読み取った。
「うぉっほ!この記憶が流れ込んでくる感じ、
たまんねぇな!」
良菜に憑依しているベータが言う。
「でしょう?」
良菜が一人で、ブツブツと言い続ける。
「--そろそろ暗殺を行うぞ。
対象の卓郎は2階の部屋に居る」
良菜に憑依しているアルファが呟くも、
良菜の表情は歪み、
右手で胸を、左でスカートの中を
触りながら奇妙なポーズをとっている。
「うへへ…♪」
「あふふ…!」
良菜が2人分の快感に刺激されて
満面の笑みを浮かべている。
3人に憑依された良菜。
もはや、自分が何なのかも、よく分からない。
「あへへ…♪」
「--そろそろ暗殺を!」
「隊長だってほんとうは気持ちいいだろ?」
「もう少し遊びましょう~」
3人が良菜の体で会話を続ける。
次第に、
任務を早く済ませたいアルファと
残りの二人で口論気味になり始めていた。
そしてー
「さっきから何をブツブツ言ってるんだ?」
良菜が独り言を言っていると思い、
愛人の卓郎がやってきた。
「--今、お取り込み中だ!」
良菜が激しい形相で言うー
その直後、部屋に絶叫が響き渡った。
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卓郎は、3人の揉め事に
巻き込まれて一瞬で始末された。
「いや~気持ちよかったなぁ、あの体」
ベータが笑う。
「ですねぇ」
ガンマもニヤニヤとしている。
本部に戻ったアルファはため息をつく。
「--やはり、任務の際に、体は3つ必要だな」
と。
おわり
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コメント
100万アクセス記念短編7つめは
久しぶりの憑依暗殺部隊でした!
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