オタク男は明美を支配した。
自分に逆らっていた女の体を乗っ取り、
自分に心から服従させる快感を噛みしめつつ、
オタク男は復讐を次のステップへと進めていく。
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「くふっ…♡ ふふっ… あぁん♡ あっ♡」
明美が、オタク男の部屋で、腰を振りながら
喘ぎまくっていた。
「ふぁ♡ あっ♡ あぁん♡ あっ♡」
一人で、自分の性感を刺激しつつ、
顔を赤らめて喜びの声をあげる明美。
そんな、明美の姿をニヤニヤしながら見ている男が居た。
オタク男のオタク仲間の
榊山 峰雄(さかきやま みねお)
オタク男が、明美のからだで電話をして
呼びだしたのだった。
「---どう?
この女、少し前まで、僕のこと、キモいなんて
思ってた女だぜ?」
セーラー服姿で、腰に手を当て、ほほ笑む明美。
もはや、明美の意思などそこには無かった。
尊厳は踏みにじられ、今や明美はオタク男の
意のままに操られるおもちゃも同然だった。
「--ひゅう!最高だぜ!」
榊山が言う。
「--くく…そうだろ?
僕のことを馬鹿にしてた女が今や、
僕の思いのままだ!」
そう言うと、明美は大股を広げて
ケラケラと気味の悪い笑い声をあげた。
「ーーほぅら!
僕たちみたいなオタクを前に
大喜びで股をひらいてるぜ!この女!
いひひひひひひっ!」
明美が涎を垂らしながら微笑んで
手を叩く。
「---な、なぁ、これつけてみてくれよ!」
榊山が明美に、
マイクロビキニと呼ばれるものを手渡す。
「--ひひひひひっ!お前も変態だな!」
そう言うと、明美は大喜びで
セーラー服を投げ捨て、そのままそのビキニを
自分のからだに身に着けた。
「--ひゃははははは!見えちゃいそうじゃねぇか!」
榊山が言うと、
明美も顔を真っ赤にしながら笑う。
「うほっ…す、すげぇっ!
このからだからほとばしるエロさ…!
くひひひひひひっ!あはははははははは!」
両手を広げて大笑いする明美。
「それにこの女、コンタクトレンズとメガネを
使い分けてるんだけどよ…
ほら!全然イメージ変わるだろ!メガネとコンタクトで!」
メガネをかけたり、はずしたりしながら明美は笑う。
それに合わせて、榊山も笑う。
明美は、既に大学を退学してしまった。
メイド服を着て大学に行き、モデル歩きをしながら
意気揚々と退学届を叩きつけたのだ。
「--すっげぇなぁ、憑依薬ってのは」
榊山が言うと、明美は微笑んだ。
「お前も、やってみる?」
明美の言葉に、榊山が息をのんだ。
「--ちょうど、復讐を手伝ってくれる人を探してたの」
明美は言うー。
バイトの一人、我妻を誘惑しようとしたが失敗した。
自分の意のままに動いてくれる”正気”の協力者が欲しい。
だから、オタク男はオタク仲間の榊山を呼んだのだった。
「--いいのかよ?」
榊山が笑みを浮かべると、明美も邪悪な笑みを浮かべた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ピンポーン…
木藤の家のインターホンが鳴った。
木藤が扉を開けると、妹の奈菜の姿があった。
現在高校生の奈菜は実家ぐらし。
だが、学校のテスト後の休みを利用して、
遊びに来てくれたのだった。
「--お兄ちゃん!久しぶり!元気してた?」
明るく、まだちょっと幼い雰囲気の奈菜は
学校でも人気者らしい。
「あぁ、ま、ほどほどにな」
木藤が言うと、奈菜は微笑む。
「-あ~、また汚くしてる~!
こういうの、良くないよ!」
部屋の隅に積まれていたダンボールを見て
奈菜が呆れ顔で言う。
「しょ、しょうがないだろ、忙しかったんだから」
「ま~た、そうやって言い訳して」
「お前は…嫁かよ」
木藤がため息をつくと、奈菜は振り向いて
兄の顔をつつきながら言う。
「そんなんじゃ彼女できないよ~~~!」
奈菜にツンツンされながら
木藤はため息をついた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
店には、
明美とオタク男の友人、榊山がやってきた。
「--な…何を…」
すっかりおびえきったさくらは、
二人の姿を見ながらビクビクしている。
さくらは暗示をかけられていないものの、
明美と風香を人質に取られ、さらには従わなければ
お前に憑依して滅茶苦茶にすると、言われていたため、
強制的に従わされていた。
店はゲーム店でありながら
既に女の魅力でオタクたちを誘惑する、
怪しい店に変貌していた。
文句を言う本部社員には「暗示」をかけて黙らせる。
ここは既に、オタク男の聖域となっていた。
「この女よ」
明美が立ったままぼーっとしている風香を指さす。
高校の制服を着た風香は、
可愛らしかった。
「--うほっ!俺には本物の女子高生か!」
明美とさくらは女子大生。
オタク男は、榊山が女子高生好きなことを
見越して、風香のからだを指さしたのだ。
「--さっき憑依薬を飲んだから、
キスをすれば、その女に憑依できるぞ。
けど、お前のからだは、数分で死ぬから…
それだけは覚悟しておいてくれよ」
明美が腕を組みながら言うと、
榊山はうなずいて、風香に迷わずキスをした。
榊山のからだが倒れて、
風香が笑みを浮かべた。
「うははははははははは~~~
マジで女の子になってる。
うひひひひ!」
胸を狂ったように揉み始める風香。
「あぁあああ~~♡
これが女の快感かぁ~~~♡」
風香はあまりの興奮にからだを抱きしめて
大声で叫んだ。
「--ちょ、、ちょっと…」
さくらがおびえた様子で口を挟む。
「---もっと気持ちよくしてあげる」
明美が自分の髪を後ろにやりながら、
風香に抱き着いた。
そして風香に強烈なキスをする明美。
憑依薬の特性上、
不用意にキスをすれば、相手に憑依してしまう
可能性があるー。
だからキスの乱用は危険なのだが、
相手の風香も既に憑依されているため
その心配はなかった。
「あぁん…明美ちゃんの唇…♡」
風香が感じて、甘い声を出す。
「うふふ♡ 一緒に堕ちるところまで堕ちちゃいましょ♡」
明美が言うと、風香と明美はお互いの舌を
イヤらしく舐めまくった。
クチュクチュと事務所に音が響き渡る。
さくらは目に涙を浮かべてその様子を見つめる。
恐怖―。
恐怖でからだが動かない。
「あんっ♡」
二人で、何度も何度も舌を絡め合わせる。
明美と風香は、
二人とも、飢えた雌のような表情で
相手を見つめていた。
オタク二人に支配されて
完全に欲情してしまっていた。
「---ふふっ、これはどう」
明美が自分の胸を風香の胸に押し付けた。
「あふっ…♡胸と胸がくっついて…」
明美と風香はお互いの胸を押し付け合い、
二人で気色悪い笑いを浮かべている。
「ーーーあぁん♡明美ちゃん!!明美ちゃん~~~!」
「風香ちゃん!!風香ちゃん!!!!うふふふふふ♡」
二人は興奮を抑えきれず、体を抱きしめあい、
そのまま激しいキスを続けた。
「----もうやめて!!!
これ以上二人を弄ばないで!」
さくらが必死の叫び声をあげて二人に割り込む。
「はぁ~~♡ はぁっ♡ 邪魔するなよ」
明美が言う。
「--そうよ…♡ 今、気持ちいところなの♡」
風香が言う。
けれど、興ざめしたのか、明美が立ち上がった。
「--…ま、いいや…
風香ちゃん、お願いがあるの」
そう言うと、明美が事務所に貼ってある2枚の写真を
指さした。
「わたしに逆らう、クソ野郎があと二人いるの」
写真はーー
バイトスタッフの木藤と我妻のものだった。
「わたしは、この木藤ってやつに復讐するから、
風香ちゃん、あなたは我妻君を
たーっぷり地獄に落としてあげて」
明美が言うと、
風香は笑みを浮かべた。
「それが終わったら、そのからだは好きにしていいわよ」
明美が言うと、風香が「ふふ、わかった!」と嬉しそうに答えた。
「---我妻君ね…
うふふ・・・風香が地獄に落としてあげる♡」
風香は嬉しそうに笑いながら
事務所を後にした。
事務所には明美とさくら。
「---木藤先輩を地獄に落とすなら、
やっぱ、木藤先輩が大好きなあなたの体よね?
市川先輩」
明美はそう言うと、微笑みながら
さくらに近づいていく。
「いや…こないで!やめて!」
さくらが泣き叫ぶが、明美は容赦なく言った。
「あなたのからだ、貰うわね」
そう言うと、明美はさくらにキスをし、
明美はそのままその場に倒れた。
「---ひぅ!?」
さくらのからだがビクンとして、
すぐにさくらは笑みを浮かべた。
「くくく…やっぱエロいぜ!こいつの体はよ!」
さくらが嬉しそうに立ち上がると、
木藤の写真を見つめた。
「---そういえば、コイツ・・・
”妹”がいるみたいだよな…
確かそんな話をしていた…
ふふ・・・」
「うっ…」
明美が目を覚ます。
「---お目覚め?」
さくらが高飛車な様子で目を覚ますと、
明美は寝ぼけた様子で周囲を見渡した。
そしてすぐに明美は状況を理解した。
「---寄らないで!」
明美は叫ぶ。
近くにあったカッターを手に取り、
それをさくらに向けながら事務所から出ようとする。
明美は思うー。
カレンダーを見て、自分が憑依されていたのが1週間程度だと知る。
その間にどれほどのものを自分は失ったのだろうか。
けれどー。
「----わたしはアンタを絶対に許さない」
明美がニヤニヤするさくらにカッターを向けながら言う。
しかしー。
「---ムダよ」
さくらの目が赤く光り、それを見た明美は、暗示をかけられてしまった。
「---わたしの意のままに動きなさい。明美」
さくらが命令口調で言うと、
明美は答えた。
「---はい…ご主人様」 と。
意思ない人形のように。
さくらは満足気な笑みを浮かべると、
”最後の復讐”のために動き出した。
木藤を葬り去る。
妹を目の前で蹂躙して、
木藤に地獄のゲームを挑み、
木藤の絶望する顔を拝んでやる。
「---僕を侮辱したやつらは許さない」
さくらは狂気の笑みを浮かべた。
事務所から出て行くさくら。
残された人形状態の明美。
事務所の扉が閉まると、
意思の無かった明美が、その目を輝かせて、
扉の方を向いた。
そして、意味深な笑みを浮かべたーー。
⑧へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
続きは3/7からです!
ちょっと間が空いちゃいますが、我慢してくださいネ(意地悪)
ちなみに、オタク男の友人、榊山は、
リメイク前のバージョンではFINAL①に不審者役で登場していました(笑)
コメント
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ここでお預けですか(*_*)
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> ここでお預けですか(*_*)
来週まで気になる~!というアニメ的演出を
してみたくなりました笑(意地悪…)