少女が風邪を引いて苦しむ姿を見て興奮する
変態男が居た。
彼は、憑依薬を手に入れて、少女のからだに憑依、
わざと風邪を引くような行動をして、それを観察する…
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俺の名は 小沢 吉郎(おざわ きちろう)。
キチガイのキチではない。
人は、何を見たときに感動する?
何を見たときに興奮する?
花火?
それともエロ動画?
くく…俺は違う。
俺はな…
女の子が風邪を引いて苦しむ姿に興奮するんだ!
鼻水に苦しむ女の子。
咳き込む女の子。
熱で顔が少し赤らんでいる女の子。
いやぁ…たまんねぇぜ!!!
俺には彼女が居る。
もちろん、彼女にはこんな性癖は話せない。
でもなぁ・・・
この前、彼女がインフルエンザになったときは
たまらなく興奮した!
夜に3回抜いたぐらいだ。へへ…
でよ…
俺は、憑依薬という夢の薬を手に入れたんだ。
早速、これを使って彼女に風邪を引かせて、
観察してやるぜ!
憑依薬ー
胡散臭い薬だが、俺は…飲む!!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「------!?」
どうやら、俺は憑依薬で幽体離脱をしたようだ。
俺の彼女
倉田 美沙緒(くらた みさお)の家を目指すとするかな。
俺は表では紳士ぶっているが、
裏では筋金入りの変態だ。
インフルエンザになった時、俺は優しく彼女の
看病をしていたが、内心は興奮しまくっていた。
ぐったりとしたからだー。
赤らんだ顔つきー。
はぁ、はぁ、と苦しむ息。
全てが俺を興奮させてくれる。
ぐふふふふふ・・・
お、いたいた!
俺と同じ大学生の彼女は、
一人暮らし。
憑依しても、問題ないだろう。
美沙緒は読書しているようだ。
読書中に悪いな!
お邪魔するぜ!
俺はー、躊躇することなく、
美沙緒にからだを重ねた。
「ひっ!?」
うっ…?
膝に衝撃を感じる俺。
なんだなんだ…?
俺は状況を理解できずに
キョロキョロした。
髪の毛が皮膚にあたる。
うへっ…美沙緒に憑依できたみたいだなぁ…
「今の衝撃は…
って、あぁ…本を落としたのか」
…!?
この声…
美沙緒のカワイイ声…
それが今、俺のものに!
うへへへへへっ…
興奮するぜ…
でもでも、俺の目的はそうじゃない。
「--さぁて…」
美沙緒が読んでいた本を放り投げると、
俺は洗面所に向かった。
「---あったあった!ふふっ」
美沙緒のからだで色々やってみるのも
楽しそうだけれど…
それ以上に、俺は!美沙緒に風邪を引かせたい!
もう一度、美沙緒の看病をしたい!
グヘへへッ!
「・・・ドライヤーでぇ・・・」
美沙緒が髪を乾かすのに使っているであろうものを
使い、俺は、大口を開けて、ドライヤーの風を口で
吸い込んだ。
「ひひっ…ふへっ…の、喉が乾燥していくぅ~~~!」
鏡の中の美沙緒が、馬鹿げたことを
させられているのに、とても嬉しそうに笑っている。
俺の意思でー。
ふふ、いいじゃねぇか。
かわいいよ 美沙緒。
しばらくドライヤーを当て続けた美沙緒の喉は
カラッカラッになった。
あ、真似するなよ!?
どうなっても知らないぞ?
「げほっ…喉いってぇ…」
優しい言葉遣いの美沙緒に乱暴な言葉を
吐かせるってのも、なかなかイイな…
「あん?何見てんだよ?あぁ?」
美沙緒に乱暴な言葉を言わせてみる。
いいねぇ。
普段、絶対こんなこと言わないからなぁ。
ーーっとこんなことしてる場合じゃねぇ。
俺は美沙緒に風邪をひかせるために憑依したんだ。
丁度、雨が降ってきたようだな!
ラッキーだぜ…。
俺は美沙緒の服をあさり、
薄手のワンピース姿で外に飛び出した。
「あははは!濡れる濡れるぅ~!」
美沙緒は大笑いしながら
雨の中、傘もささずにスキップしている。
ま、俺がそうさせているんだが。
「あはははははははっ!
あはははははははは~~~!」
ジャンプすると、胸が揺れる~!
最高だぜ!
あはっ、ぐふっ、ぐへへへへっ!
「ぐふふふふふふっ♡
うへへへへへへへ~~~!」
しまった!
俺の心の中の汚らしい叫び声が
口から飛び出してしまった。
「--はぁっ…そろそろいいかな?
わたし、また風邪ひいちゃいま~す!」
俺はずぶ濡れになったまま、
家に戻った。
「たっだいまぁ~」
髪の毛からしたたり落ちる雨水。
ぽたぽたと床に落ちる。
シャワー?
んなもん入ったら風邪を引かなくなっちまう。
俺はそのままずぶ濡れのワンピースを
脱ぎ捨てて、
下着姿のまま、股を開いて、ベットに倒れこんだ。
「はぁん…ずぶぬれ…」
濡れた女ってのもなかなかそそるぜ…
さぁて、これで風邪引いてくれるかなっと…。
「---小沢くん、大好き!チュッ!」
俺の名前を叫ばせて、
投げキッスを鏡に向かってしてやった。
くくく・・・
美沙緒は俺のモノだ。
「---」
俺は胸を見つめたが、
さすがにこれ以上はやめだ。
ばれたらまずい。
仮にも美沙緒は俺の彼女だ。
関係が壊れることを、望んじゃいない。
「--」
俺はそのまま下着姿で、冬なのに、部屋の冷房を全開にして
そのまま寝てやった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2日後。
「--大丈夫か?」
俺は何食わぬ顔で美沙緒の家を訪れた。
「ごほっ…ご、ごめんね…
また風邪引いちゃって…」
美沙緒は俺の計画通り、風邪を引いた。
「いや、いいんだよ…」
俺は”紳士”の仮面を被り、美沙緒の手を握った。
「--何か作ろうか?」
「--うん」
美沙緒の願いを聞きながら
俺は美沙緒のほうを見る。
悪寒がするのか、からだをプルプルと震わせている。
「------くくく」
俺はおかゆを作りながら笑みをこぼした。
もう一度、俺に背を向けて寝転んでいる
美沙緒を見つめる。
からだが小刻みに震えている。
「----むほほほほほほほほほほほほぉ~~~~!」
俺は美沙緒に聞こえないように笑った。
女の子が小刻みに震えて
苦しんでいる。
ひゃっほぅぅぅぅぅ!
ゾクゾクするぜ!
ロウソクの火のように消えてしまいそうな弱々しさ!
・・・俺は、おかゆを作り終えると、
美沙緒の近くに歩いていった。
「ごほ… ごほっ…」
美沙緒が咳き込む。
「--はぁ… ハァ・・・」
苦しそうな息をする美沙緒。
ふふふ…エロすぎるぜ。
俺は、今にも美沙緒に襲い掛かりそうな顔を
していた。
だが、襲うわけにはいかない。
俺は、表向き、紳士なのだ。
「--ごめんね…心配かけて」
美沙緒が弱弱しく言うと、立ち上がる。
俺はすかさず、美沙緒のからだを支えてあげた。
「--ありがとう…小沢くん」
はぁ、はぁと苦しそうに息をしている美沙緒
イイ…
イイゾ!
苦しむ女は、芸術的だ!
俺は、中学生の頃の初恋の相手が、
熱を出して、辛そうに学校に来ているのを見て、
滅茶苦茶興奮した。
ズボンを必死に抑えたぐらいだ。
あの子が、はぁ・・・と、辛そうに息をしていた。
あの時、俺は、目覚めたのだ。
自分のツボに。
それ以降、俺は
女の子が風邪をひいたり、調子悪そうにしてたりするのを
見るたびに、興奮するようになった。
姉貴がノロウイルスにかかったときには、
姉貴の吐いたものを拾って、
1週間保管していたこともある。
変態?
くく…
何とでも言え。
「----」
美沙緒がテーブルのほうに向かう。
ふと、床に高熱の美沙緒が垂らした
汗のようなあとを見つけた。
「---ふぉぉおおおおおおおっ!」
俺は我慢の限界だった。
美沙緒の垂らした汗を四つんばいに
なってその場で舐めまくった。
ぐへへへへへへっ!
女の子の苦しみの結晶だぁ!
「うめぇ…」
俺はそう呟くと、元の姿勢に戻って
いつもの優しい笑みを浮かべて、テーブルのほうに向かった。
「まずくて、ごめんな」
俺が言うと、美沙緒は「うん、大丈夫。ありがと」と言って
微笑んだ。
弱った表情で微笑むのも、またカワイイ。
「--あ、ごめん…
ちょっと買い物にいけなくてたりないものがあるの・・・」
美沙緒は申し訳無さそうにメモを渡してきた。
そこには生活用品から食品まで、美沙緒が
必要とするものがずらりと並べられていた。
「---分かったよ!」
俺は喜んで返事をした。
熱で美沙緒の手が暖かくなっていた。
それもまた、興奮する。
いつもはあんなに元気な子が、
こんなに弱っているなんて、ゾクゾクする。
お使いが終われば、弱弱しい様子で、
美沙緒は俺にお礼を言うだろう。
くくく…
興奮しすぎてどうにかなってしまいそうだぜ!
可愛いものが、
苦しむ姿を見て、興奮するなんて、
我ながら変態だな!へへへ…
「--じゃ、行ってくるぜ!」
「うん…ゴホッ…ごめんね」
美沙緒は辛そうにベットに横になった。
待ってろ美沙緒!
あぁ、風邪を引いたお前は美しい!
ははは!
俺はご機嫌で、スーパーへと向かった…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
玄関の扉が閉まる。
「はぁぁ…」
美沙緒は辛そうに息を吐いた。
そして、玄関を睨んだ。
「・・・この、変態・・・!」
美沙緒は呟く…。
昨日、憑依されている間、美沙緒の意識は
眠っていなかった。
全部、吉郎の考えていること、
していることを見ていた。
必死に自由の利かないからだを取り戻そうとしていた。
けれどー。
吉郎は、自分の欲望のために、
彼女である美沙緒にわざと風邪を引かせた。
美沙緒はーー
信じていた吉郎に裏切られて、絶望した。
やがて、吉郎が満足して、憑依から離脱し、
美沙緒はからだの自由を取り戻した。
美沙緒は一人で泣いた。
彼氏に憑依されて、
好き勝手された。
しかも、彼女の風邪を引いた姿で興奮するなんていう
歪んだ一面を知ってしまった。
「---許さない」
今の美沙緒は、自分のからだに憑依して
好き勝手した彼氏・吉郎への怒りに支配されていた。
「--ずっと、ずっと、
あんたを働きアリのように使い尽くしてあげるから…」
美沙緒は呟いた。
彼女は自分が憑依されたことを知りつつ、
気づいていないフリをした。
そして、病人であることを理由に、
これから、吉郎のことを徹底的に利用してやろうと決めた。
「--ごほっ…
そんなに私が風邪を引いているのを見たいなら
これからもいくらでも見せてあげる」
美沙緒は微笑んだ。
そしてーーー
「女を舐めたら怖いってこと・・・
たっぷり教えてあげる…♪」
そう言うと、美沙緒はシュレッダーに、
彼氏・吉郎の写真を投げ込んだ。
削れて行く彼氏の写真を見つめつつ、
美沙緒は微笑んだ…。
美沙緒に憑依したことを気づかれているー
そうとは知らずに、吉郎は
これから自分を待つ運命を知らず、
呑気に美沙緒から頼まれたものを
スーパーで買い漁っていた…。
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
一部のコア層(?)向けに作ってみました。
私自身のストライクゾーンなお話ではないです(笑)
せっかく毎日書いているので
色々なシチュエーションを!
ということですネ^^
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