49万アクセス記念短編!<雨水~濡~>

憑依空間が49万アクセスを達成しました!
ありがとうございます!

いよいよあと1万で…50万デス!

今回は記念短編
「雨水~濡~」をお送りします。
(過去作品・雨水(こちら)の後日談です!

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スライムに憑依されてから、1ヶ月。

亜彩菜は不良生徒を誘惑して、ヤリまくって、
”妊娠”した。

まだ、周囲にはばれていない。

けれど、もうすぐ目的が達成される。

”スライムのDNA”が混ざった
子供を生むのだ。

そうして、人間をだんだんと侵食していく。

それが、スライムのー
いや、今の亜彩菜の狙いー。

今日は土砂降りー。

亜彩菜は学校帰り、制服姿のまま、
公園で傘を捨てて、両手を広げて雨を浴びていた。

「…きもちいい♡」

亜彩菜は満面の笑みで空を見上げて
雨をその身に受けていた。

スライムにとって、
水は友達ともいえる存在だった。

「---人間は愚かだ」
亜彩菜は雨に濡れながら呟く。

濡れた髪から雨が滴り落ちる…。

「--水を、私利私欲のために利用するー
 水を、汚染するーー
 人間こそ、汚物だー」

亜彩菜は憎しみを込めて呟いた。

汚れた雨ー
酸性雨。

人間を、許すことはできない。

「---もうすぐだ」
亜彩菜は、びしょ濡れになった制服の上から
自分のお腹を触る。

「---わたしの…大切なこども…」
亜彩菜の腹の中には、既に
”スライムと人間の混成体である生命”が
宿っていた。

出産のとき、亜彩菜の役割はおわる。

混成児は、亜彩菜の腹を食い破り、出産される。

”人間ごっこ”ももうすぐ終わり―。
出産が見られれば騒ぎになる。

だから、亜彩菜は出産が近くなったら
姿を消すつもりだ。

「---うふふ♡
 バカな人間たち」

亜彩菜は甘い声で囁く。

制服はずぶ濡れになり、スカートの中にまで
水がしみこみ、
制服が透けて下着が見えている。

でも、今の亜彩菜にはそれが気持ちよかった。

「あぁ…♡ あめ…」
口をあけて雨を口の中に入れていく亜彩菜。

「---亜彩菜!?何してるの?」
たまたま通りかかった、ツインテールの元気そうな
クラスメイトが声をかける。

傘を捨て、気持ちよさそうに雨を浴びて
ずぶ濡れになっている亜彩菜を見て
少女は驚きの声をあげていた。

「ね…ねぇ、大丈夫?どうかしたの?」

少女の問いかけに亜彩菜は微笑む。

「だいじょうぶよ…」

と。

ずぶ濡れになったスカートがびたびたと太ももに
くっつく感触。

気持ち悪いと感じる感触を
今の亜彩菜は喜んでいたー。

「--ほら、タオル!拭いた方がいいよ!

 …それとさ、亜彩菜…
 最近、不良たちとヤッてるって噂があるけど…
 嘘だよね?」

少女が聞くと、亜彩菜は微笑んだ。

「---ふふ、そんなことあるわけないじゃない」

と。

少女は微笑んで、前を歩き出す。

少女の背中を見つめる亜彩菜の目は、
怒りに満ちていたー。

”傘”

-自然の恵みである雨を避けるなど、
万死に値する。

「---人間…
 次は、、お前のからだで、我らの子を
 生ませてもらうぞー」

亜彩菜は小声でそう呟くと、
亜彩菜の次のターゲットを見つめて微笑んだ…

おわり

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コメント

雨水…
いつかまた続きがあるかもしれません^^

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憑依<雨水>

コメント

  1. より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    グロいのは苦手だが、こういう感じの憑依(厳密にはこの場合は乗り換えだろうけど)も結構ツボなんで、続きがあれば読むつもりです。
    そう言えばもうすぐ秋雨ですな。
    時期的にはそろそろ、だったり?

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > グロいのは苦手だが、こういう感じの憑依(厳密にはこの場合は乗り換えだろうけど)も結構ツボなんで、続きがあれば読むつもりです。
    > そう言えばもうすぐ秋雨ですな。
    > 時期的にはそろそろ、だったり?

    コメントありがとうございます~!
    どのシリーズも続編を書く可能性はありますので、
    楽しみに待っていてくださいね~

    別コメントのリクエストも受取ました~!
    気長にお待ちください!!