憑依空間が47万アクセス達成です!
ありがとうございます!
今回は、”狂”からわたしが世帯主の後日談を作ってみました!
バレンタインも近いので、バレンタインVerです(笑)
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幸せだった家族、和久井家。
その大黒柱だった父、健(たける)は、
イベント会場の警備の仕事の際に、
とあるアイドルオタクの男、森町(もりまち)を注意した際に
逆恨みされてしまい、
憑依の力により、
妻と、2人の娘を奪われてしまう。
さらに、暗示をかけられて、健は家を追い出されて、
娘たちと森町が暮らす家のすぐ隣の家に住むことになってしまう。
あれから、時が流れたー
変えられてしまった娘たちを毎日目の当たりにしながら
死んだような日々を過ごす父の健。
そして、バレンタインの日がやってきた。
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おしとやかだった長女の真里菜が、窓際で森町と
抱き合って喘ぎ声を上げている。
いつもの光景だ。
森町は、健に、奪った娘たちの豹変ぶりを
毎日のように見せ付けていた。
「あぁん… あっ、、お父様… お父様ぁ!」
真里菜が、アイドルオタク男・森町の好きな
アイドルと同じ格好をさせられながら喘ぎ声を
あげている。
「---もう、いい…」
娘は死んだ…。
今、反対側の家で喘いでいるのは
真里菜の姿をしている別の何かだ。
あれは、真里菜じゃない。
”元”父の健は、耳をふさいで蹲った。
それからしばらくすると、
ふいに健が今、住んでいる家の玄関の扉が開いた。
「---真里菜?」
玄関のほうに行くと、長女の真里菜が
腰に手を当てながら自信に満ちた表情で立っていた。
「--ふふ、”元”お父さん。
今日、バレンタインデーだからチョコ持ってきてあげたよ!」
真里菜が笑う。
微笑み方だけ見ていると、娘そのもの。
いや、からだは娘のものなのだ。
「---ほら♡ 食べて♡」
真里菜が、チョコを床に投げつけた。
「----」
健がチョコを見るとーー
そのチョコは「虫」が蠢いている上に、
カビのようなものが生えていた。
「---うふふ♡ ”元”おとうさんのために
作ったの♡
たべて?」
真里菜が言う。
「---ふ……ふ…ふざけるな!」
健は思わず叫んだ。
「----こんなもの、食べられるか!」
そう叫ぶと、真里菜が舌打ちした。
「---おい、食べろよ!」
健がはっとして真里菜を見る。
真里菜は今、また森町に憑依されているのだと悟る。
「---お前・・・そうやっていつも真里菜に…」
健が言うと、
真里菜は勝ち誇った笑みを浮かべる。
「---そうよ。
新しいお父様は、わたしのからだをいつもこうやって
楽しんでるの!
でもね、わたしもすっごく嬉しい!
お父様にからだを使ってもらえるんだもん!」
そう言うと、真里菜がビクっとなって
再び邪悪な笑みを浮かべた。
憑依されてーー
記憶をいじられてしまった真里菜は、
もう以前の真里菜ではないーー
変えられてしまった真里菜ー
憑依されている真里菜ー。
2つが、健の心を傷めつけた。
「夏帆も、郁恵も俺が可愛がってやってるから
安心しろ!さ、食べろ!」
カビの生えた虫食いバレンタインチョコ。
こんなものを食べれば、
絶対に…
「----無理だ」
健が言うと、真里菜がほほ笑んだ。
「じゃあ、わたしが食べちゃおっかな♡」
真里菜がうれしそうにチョコを手に取る。
しかし、真里菜はチョコを見て、
少し気色悪そうな表情を浮かべて
手を震わせた。
「--た、、食べたくない…
でも、、お父様が食べろって言ってるから…
食べなくちゃ…」
目に少し涙を浮かべている真里菜。
「----ま、、真里菜」
健には分かっている。
もう、真里菜は真里菜じゃない。
でもーーー。
「---わたし、、こんなものたべたくない…
でも、、お父様が言うなら!」
森町の指示に従ってチョコを食べようとする真里菜。
「やめろ!」
健が叫んだ。
「--俺が食べる!」
真里菜を人質にとられているも同じー。
もう、取り戻せない。
そうとは分っていても、
真里菜は大切な娘だー。
「----バカなおっさん!」
真里菜がそう蔑むように言うと、
チョコを健の口に突っ込んだ。
気持ち悪い感触。
健はそのまま必死にチョコを飲み込んだ。
「---ふふ♡
わたしのお芝居に騙されちゃって…
ばーーーーーーーか!!!」
そう言うと、真里菜はそのまま立ち去って行く。
「真里菜!待ってくれ!!!真里菜!!!!!」
だが、その言葉は娘には届かなかったーー。
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翌日。
健は強烈な腹痛で寝込んでいた。
玄関が開く。
森町が合鍵を勝手に作ったようだ。
「----おじさん」
健が苦しみながら、顔をあげると
次女の夏帆がメイド服を着て立っていた。
「これあーーーげるっ♡」
そう言うと、夏帆は大量のゴキブリが入った箱を
健に向かって投げつけた。
「んんんんんっ! やめ… ひっ…
ぎあやああああああああ!」
健は悲鳴をあげた。
虫嫌いではないが、この数のゴキブリ。
しかも体調不良の状態では、
どうすることもできなかった。
「はははははっ!
あの日、俺に恥をかかせたことを後悔するんだな!」
森町の意識が夏帆を支配して叫ぶ。
「はははははははははっ!
あ~ははははははははは♡」
夏帆の嬉しそうな笑い声が部屋中に響き渡った…。
おわり
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コメント
この地獄からは、永遠に抜け出せそうにないですね(汗)

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