彼にとってはたやすい事だった。
罪を人に、なすりつけることなど。
何故なら彼は憑依能力を持っているのだから。
いくらでも、罪をなすりつけることができるのだ…。
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彼氏の幸保が横たわる部屋で、
彼女の秋穂は満面の笑みで自分のからだを見つめていた。
「あきほ…♡」
自分の名前を鏡に向かって呟き、
恍惚の表情を浮かべている秋穂。
「--うふふ♡ あきほ!あきほ♡」
嬉しそうに何度も自分の名前を呼ぶ。
さっきまで着ていたセーターは、
まるでゴミのように床に投げ捨てられ、
下着とミニスカート姿という奇妙な格好で、
鏡の前で笑みを浮かべている。
「---わたしは、秋穂♡」
何が嬉しいのか。
周囲の人間が見たら、秋穂のことを
変人だと思うだろう。
けれども、今の彼女にとって、
自分の名前を自分の口から語るだけで、
幸せだった。
興奮したー。
自分が秋穂なのだ。
これが興奮せずにいられるか。
「---こんなに綺麗なわたしを、
彼女にしようなんてさぁ…」
秋穂が蔑むような声で
屍となった幸保の顔に足を乗っける。
「ーーー頭が高いんじゃないの?」
憎しみを込めて言う秋穂。
本当だったら、
泣き叫んで、幸保を呼ぶであろう秋穂が、
見下すような目でー、
ごみを見る様な目で幸保を見ている。
「---見てよ、わたしのからだ。
色白で綺麗でしょう?」
秋穂が自分のおなかのあたりを
ベタベタと触りながら言う
「----あぁ…♡ きれい…」
顔を赤らめながら自分の体を撫で回す。
だが、幸保は当然返事をしない。
「---返事ぐらいしたらどう?」
秋穂が怒りを込めて声を出す。
「---っ…つっかえねー男だな!」
秋穂が乱暴に幸保を蹴り飛ばすと、
その上に座った。
「---きゃはは!
彼氏を殺したのに
わたしったら、その彼氏をさらに痛めつけてる!
うふふ・・・♡
わたしが…
わたしがしたくないことを
”させられてる”
くふふふふふ・・・♡」
身を震わせる秋穂。
興奮が抑えられない。
秋穂が、自らの手で、大切な彼氏の命を奪い取り、
さらにそれを傷めつけている。
自分が”そうさせている”
秋穂の全てを支配している。
からだも、
感情も、
全てをー。
憑依している中田の意思のままに
秋穂のからだは興奮している。
もう、下着もグショグショだ。
秋穂ならこんなことで興奮はしない。
けれども、体は正直だった。
秋穂は抑えきれない興奮に、
液を次々と排出していた。
「やばい…やばいやばいやばい」
秋穂が小声で呟き始める
「うぁ~~~~~~たまらない~~~~♡」
興奮の感情がさらに高まり、
秋穂は歪んだ雌の表情で、自分のからだを抱きしめながら大声で叫んだ。
「うふはぁあああああ♡
興奮する 興奮する こーふんする♡」
秋穂が胸を力強く揉み始める。
「えへへへへへへっ♡
あはっ♡ ぁあん♡ もうだめ♡ あきほ♡ あきほぉ♡」
彼氏の亡骸お構いなしで、
秋穂はミニスカートを脱ぎ始める。
既に湿っているミニスカートを彼氏の亡骸の
顔面に叩きつけて鏡を見る。
「わたしったらスタイルさいこう!!
きれい!!!きれい!きれいきれいきれい♡」
体を異様な様子でくねらせながら、
興奮のあまり口元は歪み、涎をボタボタと垂らしている。
「あふぅん♡」
甘い息を吐くー。
その口から洩れた声すら、
今の秋穂には興奮材料の一つだった。
欲望に狂い、秋穂は自らのお尻を壁に力強く
押しつけながら胸を執拗に揉み続けた。
「ぐふふ♡ ふふふふ♡
あぁっ♡ あっ♡ わたし♡ わたしこわれちゃう♡
でも、、でも、、、でも、、気持ちよすぎて♡
うふっ♡ あはっ♡ あははははははははっ♡」
下着の許容量を超えて、
愛液が漏れだしている。
だが、秋穂はお構いなしで
笑い続ける。
「--こわして♡ もっともっと、
あぁん♡ このまま♡ 狂っちゃいたい♡
あきほ♡ 秋穂っ♡
狂いたい♡ もっともっともっと♡
うああああああああっ♡」
一人で喘ぎまくりながら、
さらに興奮の高まった秋穂は、
幸保の亡骸のズボンを強引におろし、
アレを露出させた。
「~~~~~~~♡」
もはや、声にすらなっていない秋穂は
それを強引に自分の秘部に突っ込んで、
大声で喘ぎ始めた。
「んふっ♡
ひっ♡ ぎあぁああああああああああっ♡」
あまりの快感。
憑依している中田が生まれて初めて味わう快感。
限界を超えた快感に秋穂の体は激しく反り返って、
大声で喘ぎ声をあげた。
「----んはああああああああああああっ♡」
エビ剃りになったからだ。
秋穂の表情はもはや、歪みきっている。
激しく潮をふき、周囲を滅茶苦茶に汚していく。
「~~~~~~~~~~~~♡♡♡」
幸せの絶頂にいる秋穂は、
そのまま放心状態で、あおむけになって倒れた。
「は・・・♡ うふふ♡」
放心状態のままの秋穂。
ーー少しして、ようやく秋穂は我に返った。
「・・・そういや、この男…
通報しやがったよな…」
秋穂は男言葉で話すと、
少し寒く感じたので、
脱ぎ捨てた服を着た。
乱れまくっているが、どうでもいい。
「---ま、、、いっか」
秋穂はそう言うと、
呟き始めた。
「--わたしは、幸保と上手く行ってなかった」
「--わたしは、幸保と別れたかった」
「今日は、別れ話のためにここに来た」
「--別れ話がもつれて、わたしはカッとなって
台所の包丁で幸保を刺した」
「---くふふ、ざまあみろって感じ!」
「わたしは悪い事をしてない。
わたしがやったことは正義」
「わたしは、わたしは彼氏をこの手で殺した」
「わたしが、やりましたーー」
刻み込むように一言一言つぶやくと、
最後に秋穂は微笑んだ。
「秋穂のこと、大好きだったけど、
こうなっちゃったら仕方ない…
ま、、代わりに罪を償ってくださいねぇ」
秋穂が一人でそう言うと、
からだがビクン!となって、その場に倒れた。
愛液まみれの部屋で…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「---開けなさい!」
警察が、玄関前にやってきた。
返事がないため、警官たちが合図をし、
玄関の扉を強制的にこじ開けた。
そこにはーー
一人立ち尽くす女性の姿があった。
男は、倒れている。
死んでいるのは明らかだった。
「---うふふふふふふふふふ・・・」
秋穂は警察たちに背を向けて笑っていた。
「---君が、彼を殺したのか?」
警官の一人が言うと、
秋穂は振り返った。
「---はい!」
秋穂は笑顔だ。
どういう関係かは知らない。
だが、警官たちは人を殺して
これほど嬉しそうにしている女を見たことが無い。
「--あなたが”あきほ”さんですか?」
警官が尋ねる。
通報してきた男は、何故だか
”あきほをたすけて”と言っていた。
だが、
実際に駆け付けてみれば
女が通報したと思われる男を殺していた。
「---そうですよ。」
秋穂が言う。
警官たちは、部屋の汚れと、秋穂の乱れ方を見て、
あることを悟ったが、そのことに関しては誰も
何も言わなかった。
「--お前がやったのか?」
年配の警察官が聞くと、
秋穂はうなずいた。
「わ、、、」
秋穂の表情が一瞬歪む。
中田に記憶を操作されたものの、
短時間で記憶を塗り替えたため、まだ、秋穂の中に
違和感が少し残っていた。
「わ、、、、、わたしが、、やりました」
秋穂は”言わされているかのように”そう呟いた。
「--本当か?」
年配の警官が鋭く質問する。
だがーーー
その間に、秋穂の”疑念”は消えてしまっていた。
「はいーー。
わたしが、やりました!」
今度ははっきりと答えた。
「---連れて行け」
年配の警官が指示をすると、秋穂は笑いながら連行されていった。
年配の警官が倒れている幸保を見つめる。
「--ーーー」
背後から別の警官が来る。
「”あきほをたすけて”って通報があったと聞きましたけど
なんだったんでしょうね?」
すると年配の警官は答えた。
「刺されて、取り乱していたんだろう。
おそらくは「(犯人は)秋穂」「たすけて」って
言いたかったんだろうよ」
”普通の事件”ならそうかもしれない。
けれど、これはー。
だが、年配の警官がそう考えてしまったのも
仕方のないことかもしれない。
結局、そのまま秋穂が全面的に犯行を認めたため、
秋穂が幸保殺しの犯人として、事件は処理された。
「---」
駅ビルのモニターに映し出された秋穂逮捕のニュースを見つめ、
スーツ姿の営業マンがほほ笑んだ。
「--ー私の罪は、あなたのもの」
そして、口元を歪めて続けた。
「あなたが、犯罪者ですー」
と。
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
こういう人に憑依薬を行きわたらせてはならない…!
ここ、大事なところです^^
コメント
SECRET: 1
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
リクエストさせて下さい。幼い女の子が自分の思い通りにならないことでも、他人に憑依したり入れ替わったりして他人になりすまして自分の思い通りにしていく。例えば、欲しい物を買ってくれなくても父親や母親に憑依して欲しい物を買う。親に怒られたら親より強い立場の人に憑依して親をこらしめる。担任の先生に怒られたら自分が悪いのを棚に上げて校長先生に憑依して厳重注意したり担任の先生に憑依して懲戒免職になるような事をして担任の先生を学校から追い出したりする。
いじめられた場合もいじめっ子より強い立場の人に憑依したりいじめっ子に憑依して学校にいられなくする事をする。をリクエストします。エッチな場面はおまかせします。