日常が壊れていくー。
楽しい学校生活が壊され、奪われていく。
真面目な女子生徒が、歪められていくー。
気づいたときにはもう…
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チャイムが鳴り響く高校。
「---ま~た遊びに来たの?」
ポニーテールの女子高生、
水島 夕紀(みずしま ゆき)が呆れた様子で言う。
「いいじゃないか!別に。
俺も本当は生徒会に立候補したかったんだし!」
男子生徒の郷原 聡(ごうはら さとし)が言うと、
夕紀が「ま、いいけどさ」と笑う。
生徒会室ー。
生徒会の話し合いが行われるその部屋に、
よく聡は遊びに来ている。
と、言うのも、聡と、生徒会副会長である夕紀が
幼馴染で、高校生になった今も、大の仲良しだからだ。
聡は生徒会の話し合いが終わるタイミングで、
生徒会室を訪れて、夕紀といつも一緒に
下校している。
「--先輩も何だかんだで好きですからね!」
ショートヘアーの女子生徒、
榎本 彩月(えのもと さつき)がほほ笑む。
彼女は1年生の生徒で、書記を担当している。
「---ちょっと、からかわないでよ」
夕紀が顔を赤くしている。
「---はは、榎本さんはストレートだからな」
聡がそんなことを呟いていると、
生徒会長の宮渕 志穂(みやぶち しほ)がほほ笑んだ。
ロングヘアーのメガネ女子で、
かなりの美少女だ。
と…いうよりも、生徒会長の志穂、副会長の夕紀、
そして書記の彩月。
三人は、生徒会の花と密かに噂されている。
「---でも、郷原君、優しいよね。
毎日のように夕紀ちゃんを迎えに来てるんだし…」
志穂の笑みに、
聡は顔を少し赤らめて笑う。
「ま、まぁ幼馴染だからさ」
「--別に…楽しんでないけど!」
夕紀が言う。
「--お、ツンデレか?
本当は嬉しいくせに!」
聡が言うと、
夕紀が顔を赤らめて「あんたねぇ!出禁にするよ!」と
反論した。
その二人のやりとりを見て、
微笑む志穂。
「--ふふ、仲良くていいなぁ」
本心からの言葉だった。
志穂は、誰とでも仲良くできる反面、
特定の男子と仲が良い、なんてことはなかった。
いやー、
”一人”気になる男子はいるけれどもー。
「--三園くんも、郷原くんみたいに、
ちゃんとしてくれればいいのに」
志穂がつぶやいた。
「--三園?」
聡が尋ねると、
夕紀が答えた。
「C組の三園よ。
アイツ、1年のときから素行不良だったじゃない?
今じゃすっかり孤立してるけど、
この前も暴力沙汰起こして停学になってたでしょ」
夕紀の言葉に、聡は三園の事を思い出す。
「あぁ、あいつか…。
あいつ、また何か問題を起こしたのか?」
聡の言葉に、今度は生徒会長の志穂が答えた。
「---うん…
なんかね”生徒会を俺の支配下においてやる”って
最近騒いでるのよ」
志穂の悲しそうな表情を見た聡は、
自分も悲しい気持ちになった。
聡が生徒会室によく来る理由は、
ひとつは、夕紀を迎えに来るため。
そして、もうひとつはーー
密かに行為を抱いている志穂と会うため。
「--ま、何かあったら、俺に言ってくれれば
俺も力を貸すからさ」
聡が言う。
生徒会には当然、男子もいるのが
どうにもやる気のない連中たちだ。
だから、聡が力になってあげるしかないのだ。
「ーーー優しいね…本当に生徒会に欲しかったぐらい」
志穂がほほ笑むと、
聡は
「はは、宮渕さんたちのためなら、何でもするさ」と
冗談めいて笑った。
帰り道ー、
幼馴染の夕紀に「鼻の下伸ばしちゃって!!ばればれよ!」
と散々説教された…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
「---お前、最近、生徒会室に出入りしてるよな?」
背後から、茶髪の生徒に声をかけられた。
「--お前・・・」
振り返った聡は、その顔を見て、名前を呟いた。
「----三園(みその)」
昨日、志穂たちが言っていた問題児だ。
生徒会を自分の支配下に置くとか豪語しているらしい。
「--チヤホヤされていい気になってるんじゃねぇぞ?」
三園が聡を睨みつける。
聡は、昨日の志穂の悲しそうな顔を思いだして、
一言言ってやろうと思った。
「おい、お前さぁ、
生徒会のみんなにちょっかい出すのはやめておけ」
「---あ?」
「--みんな怖がってる。
お前のようなやつと、関わるような子たちじゃないんだ!
あの子たちには、手を出すな」
聡が言うと、三園が舌打ちをした。
「何様だ、テメェ?」
だが、負けじと聡は三園を見る。
「---人が嫌がることをするな。
何が生徒会を支配下に置く、だ!
悪ふざけもいい加減にしろ!」
それだけ言って、聡は背を向けた。
「そうか、そうか、偉そうに!
でもよぉ、、後悔すんなよ!!
間もなく”始まる”んだからよぉ!!!」
一人で叫んでいる三園を無視して、
聡は教室へと向かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ーーー。
「---もうすぐテストかぁ…」
生徒会長の志穂が、自分の部屋で
来週のテストの為の勉強をしていた。
真面目な彼女らしく、部屋もきれいに整えられている。
「---よぉ」
声が聞こえた。
「---!?
だ、、誰!?」
志穂が振り返るが、そこには誰も居ない。
「---……き、、気のせいかな…
わたし、疲れてるのかも」
ため息をついて、再び机に向かう志穂。
しかしーー
突然、手が勝手に動いた。
「----おれはここにいるぜ」
志穂の口からーー
男言葉があふれ出し、
手が、自分の頭を指さした。
「---ひっ…な、、、何…?」
志穂がおびえた様子で、勝手に動く手を見る。
「---まぁ、怖がるなよ。
”生徒会を俺の支配下に置く”って
言っただろ?
そのためにはまず会長であるお前を
支配しなくちゃいけないんだ」
志穂が一人でそう言葉を発する。
「---(な、、、何なの!?)」
志穂は恐怖で戸惑いながら自分の口を手で閉じる。
だがーー
手が自分の頭を殴りつけた。
「--きゃあっ!」
志穂が悲鳴をあげる。
そしてーー
「ちょっとの間、からだを借りるぜ!
なぁに、怖がるなよ!
すべてが終わるころにはお前も
新しい自分に生まれ変わってるからさ!」
「---…借りるって…!?
や・・・やめっ!」
そこまで言うと、
志穂の体がビクン!と跳ね上がり、
そのまま力無くその場に倒れた。
…
「く…ふふ、、、ふふふふふふふ」
志穂が起き上がる。
「ははははははは!ついに!ついに!
手に入れた!生徒会長の志穂ちゃんのからだだ!
うひひひひひっ!」
胸を触り出す志穂。
先ほどまでの怯えきった表情が嘘のように
歪んでいる。
目には、涙が浮かんでいる。
さっき、志穂が浮かべた涙だ。
「---あふぅ♡ き、、気持ちいい!!!
お、、、女ってすげぇな!」
志穂がそう呟きながら机の方を見る。
「あっはは…!
こんな時間まで勉強かよ!
頑張るねぇ~!」
机の上の教科書を”くだらないもの”と吐き捨て
そのまま破り捨てる志穂。
「ふはははははっ!
もうわたし、今日から勉強なんかしないもん♡」
嬉しそうに、教科書やノートを次々と破り捨てて、
ゴミ箱に放り投げていく。
「っ!邪魔くせぇな!髪の毛って!」
目にかかる髪の毛を乱暴に振り払う志穂。
「---ん~でも、感触はいいなぁ」
サラサラした髪の毛を片手でとかすようにして触る。
「---ん~~~~いいニオイ!」
髪の毛のニオイを嗅いで、顔を赤らめる志穂。
「---んふふふふふふっ♡ んふふふふふふっ♡
生徒会長にこんなことさせてるなんて!
ゾクゾクする!!」
続けてぺろりと髪の毛を舐めてみる。
「-----んんんんんんっ♡
お~~~~いしいっ♡」
嬉しそうに飛び跳ねる志穂。
「さぁーーてと!」
志穂は、服のボタンを一つ一つ外し始めた。
「んふっ…志穂ちゃんの胸…綺麗だなぁ…
ううん、わたしの胸…綺麗…」
鏡の前に立って、自分の胸を見つめる志穂。
「あん♡ 触ると、、とっても、、気持ちいい♡」
志穂に憑依している三園は、あふれ出る性欲を
押さえきれず、
その性欲は、志穂のからだや脳にも影響を与えた。
志穂が興奮している。
「うふっ♡ あはっ♡
わたし、、わたしが興奮してる♡
あはっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡
な、、なんだこの色っぽい声♡
あぁっ♡
聞いてるだけで、、、、
こ、、、興奮する♡」
志穂がその場に膝をついて
無我夢中で服を引きちぎり始めた。
興奮のあまり獣のような表情で、
涎を垂らしながら、
服を引きちぎっている。
下着までぬぎすてた志穂は、
近くにあった、ペンをそのままあそこに突っ込んだ。
「んあああああああああああっ♡」
近所中に響き渡りそうな大声を上げる志穂。
「はぁ・・・♡ はぁ・・・♡
な、、、何今の…凄すぎる…♡」
髪の毛を振り乱して
甘い吐息を吐いている志穂。
さらに、志穂はからだをいじくりまわした。
「んふっ♡ あはっ♡ はっ♡ ぁああああ♡」
志穂の体から、愛液が流れ出ている。
「ふぅん♡ わたし…♡
興奮が…止められなぁい!!!!」
飢えきった表情で自分の体を強く抱きしめて、
そのまま体を色っぽくくねらせる。
興奮のあまり何が何だか分からない。
そして、胸を揉み、
アソコを弄び、
喘ぎ狂うー
「ひひひひひ♡
あは♡ あはははっ♡
ヤバイ、わたし、、イッちゃう♡ わたし、、わたし、、
イッちゃうよ!!!
あぁ、志穂♡ しほ♡
わたしは志穂♡
しほぉぉぉぉぉぉぉおおお♡」
体を激しく震わせながら志穂は
その場に大量の液体を盛大に放出した。
そして、その場にだらしなくうつ伏せで倒れると、
志穂は呟き出した。
「わたしは・・・三園くんのためなら・・・なんでもします・・・」
「わたしは・・・三園くんの忠実な奴隷・・・」
「三園くんがわたしのすべて・・・あぁ、、、三園くん♡ 三園くぅん♡」
そう言うと、志穂はガクッと気を失い、
三園は霊体となり、宙へと消えて行った
志穂はそのまま、愛液まみれの部屋で
白目を剥いて、意識を失っていた…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
生徒会室に辿り着いた副会長の夕紀は、目を疑った。
「---何で、あんたがここにいるの?」
素行不良の生徒、三園が生徒会室にいる。
周囲の男子生徒たちも首をかしげている。
「--あ、先輩…」
書記の彩月が困った表情で、夕紀に近づいてくる。
「--なんか、三園先輩が、今日から話し合いに参加するって
言ってるんです」
彩月の言葉を聞いて、
夕紀が「はぁ?」と叫ぶ。
「ちょっとアンタ、生徒会関係者でもないのに、
何、わが物顔でーー」
「ーーーわたしが呼んだの」
生徒会長の志穂が言った。
「----え?」
夕紀が意味わからない、と言いたげに志穂の方を見る。
「---わたしたち、三園くんのこと、
いつも悪いようにしか見てなかったでしょ?
でも、それってよくないことよね。
三園くんには三園くんの良いところがある。
だから、今日はみんなで三園くんにお詫びをしようと思って」
微笑む志穂に
夕紀が反論する
「な、何言ってるの志穂?
笑えないジョークだよ!」
夕紀が言うと、
志穂が三園の方を見て、突然土下座をした。
「申し訳ありませんでした!」
頭を床にこすりつけるようにして謝る志穂。
「---は、、、はぁっ?
ちょ、、ちょっと志穂!?
ねぇ、アンタ!志穂に何言ったの?
脅してるんでしょ!?」
夕紀が三園に向かって叫ぶと
三園は
「志穂は、自分の意思でやってるんだぜ」とつぶやく。
「---ほら!夕紀ちゃんも早く三園くんに
謝って!」
「---い、、いや、、おかしいでしょ!?
志穂、やめなよ!そんなこと!」
夕紀が叫ぶと、
志穂が突然大声で怒鳴った
「----黙りなさい!!!!」
唖然とする生徒会メンバーたち。
「---いいから、謝るのよ!
ほら、早く!早くしなさい!」
あまりの剣幕に夕紀も、書記の彩月も、
他の生徒会メンバーも
しぶしぶ「ご、、ごめん」とだけ呟いた。
「---ま、このぐらいでいいぜ」
三園が言うと、
三園が会長の席に座り、
志穂が横に立った。
「-----」
夕紀は三園を睨みつける。
三園が、志穂の弱みでも握って
バカなことをさせているに違いない。
その日の話し合いは最悪だった。
志穂が三園を庇うような発言ばかりし、
他のメンバーは戸惑うばかり。
そのまま、話し合いは終わった。
「---夕紀!終わったか?」
副会長・夕紀の幼馴染、聡が入ってきた。
今日も、いつものように迎えに来たのだ。
「---終わったわよ!いこっ!」
夕紀がもの凄く不機嫌な様子で聡の手を掴み、
聡はそのまま一緒に、廊下に連れ出された。
「え??え???どうしたんだよ?」
聡が戸惑っていると夕紀は言った。
「今日の志穂、最低!!!!」
夕紀は、親友だと思っていた会長の志穂の
豹変に腹が立って仕方がなかった・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「反省が足りなくてごめんなさい」
二人だけになった部屋で、志穂が三園に頭を下げる。
「いいさ…
他のやつらも順番に支配下においてやる」
三園が、志穂にマッサージをさせながら言う。
それと…
「二人の時は、俺のことをご主人様と呼べ。
お前は、俺のしもべだ。」
そう言うと、志穂が嬉しそうな笑みを浮かべて
「はい、ご主人様ー」と
はっきりとした声で言った。
ーーー日常が壊れていく。
静かに、少しずつ、
けれども、確実に…。
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
憑依して、染める高校生徒会モノです!
私はこういう系統の作品が好きなので
自分で書いちゃいました^^
コメント
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乗っ取られて記憶が書き換えられるシチュエーションが1番好きです!
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> 乗っ取られて記憶が書き換えられるシチュエーションが1番好きです!
ありがとうございます!
私も乗っ取り⇒書き換えは、
好きなシチュエーションです!