<憑依>もう、二度と届かない①~堪能~

何だかんだで幸せな高校生カップル。

だがー、
ある日、突然、彼女は彼氏に憑依されてしまう。

意識はあるけど、体の自由が奪われている…
彼女の体で好き勝手する彼氏の目的とは…?

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高校のチャイムが鳴る。
下校時間を知らせるチャイムだ。

秋の色が深まる木々。
今年ももうすぐ、冬がやってくる。

「---あ~今年のクリスマスも楽しみだな~」
男子生徒の手塚 久雄(てづか ひさお)が
伸びをしながら言う。

「---そう?わたしは別に…」
可愛らしいけれど、性格はクールな彼女、
古川 深優(ふるかわ みゆ)がそっけなく言う。

「--はは、深優は、素直じゃないな~
 去年、イルミネーション見て、凄く浮かれてたじゃないか」
久雄が言うと、
深優は、「た、たまにはいいじゃない」と目を逸らす。

久雄と深優は、高校1年の時から
仲良し(?)カップルだ。

単純で、いつも元気な久雄と、
クールだけど本当は優しい深優。

良い組み合わせだった。

「---もう少し深優も可愛げがあればいいんだけどなぁ」
久雄が言うと、
「うっさいわね!これがわたしなの!」と
ムキになって言う。

「はは~、ま、そういうところも可愛いけどな!」
久雄が深優の目を見ながら言うと、
深優は目を逸らした。

少し顔を赤らめている。

「な、、何よいきなり…
 褒めても、何も出ないからっ」

「--出た!ツンデレ!!」
久雄がからかうと、
「わたしはツンデレじゃない!」と久雄の肩を叩いて、
深優が叫んだ。

幸せだった。

そうーーー
いつものように。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜。

深優が部屋で、スマホを見つめていた。

机の上には、久雄と一緒に笑顔で写っている
写真が飾られている。

「---素直じゃなくてごめんね」
深優は呟いた。

自分でも可愛げがないのは分かっている。

けど、これが自分の性格だ。
今更それを変えることはできない。

深優は、一見あたりが強いので、
誤解されることも多かった。

刺々しい女子として、
勘違いされることもしばしば。

しかし、深優は本当は心優しい生徒だった。
名前の通り、深いところに優しさがある、そんな感じのーーー

「----!?」
深優が自分の体の異変に気付く。

手につかんでいた写真立てを元の場所に戻そうとしたが、
手が動かない

「-----!?」
声を出そうとしたが、声も出ない。

これは、一体…?

「あら~、俺の写真が飾ってあるなんて、
 しかも!手にとって見つめてくれてるなんて
 光栄だなぁ~」

深優の口が勝手に、男言葉をしゃべる。

(ちょ、、ちょっと、、何?)
深優がそう思うと、
深優のからだが口を開いた。

「えへへ~彼女のからだゲットだぜ!
 …俺だよ、俺!」

(…なに?新手のおれおれ詐欺?)

自分の体が動かず、
彼氏の言葉が自分の口から出てくる現状…
ふつうだったらパニックになる子も多いだろう。

けど、、
深優は冷静だった。

「---って、反応それだけ!?」
深優が大げさに驚いて見せる

(…はぁ、何なの?
 わたしの体、動かないんだけど?

 で、何で、久雄がわたしの体で喋ってるの?)

深優がそう思うと、

「---はは!俺、深優のからだに
 憑依したんだよ!
 今なら何でもやりたい放題!」

久雄が深優の体で嬉しそうに叫ぶ。

(……わたし、ついに病気に??
 久雄のことが好きすぎて
 久雄病に?)

深優は非現実的なことは信じない。
だから、憑依と言われても信じなかった。

自分がおかしくなったのか。
それとも二重人格にでもなったのか。

「---おいおいおいおい!
 だから憑依だって!俺が深優に憑依してるんだよ!」

可愛い声でそう口走る深優。

(----本当に?
 そんなこと、できるの?)

「--あぁ、できるさ!」

(ーーーどうやって?)

「---それは言えない」

側から見れば、深優が独り言を言っているように
しか見えない状況。

だんだん、頭の中の深優の意識が苛立ってきた。

(---じゃあ、早く出てってくれる?
 人にからだを使われるなんて、気持ち悪いじゃない)

そう、脳から聞こえてきた。

だが、深優は笑った。

「女の子の体は男のロマン!」

そう言うと、深優は嬉しそうに、スカートをめくって
綺麗な足と下着を露出させた。

(ちょ、、、な、、何やってるの!
 ふざけるのもいい加減にしなさい!)

流石の深優も怒った。
けど、久雄はやめなかった。

「いいじゃん、いいじゃん!俺、深優の彼氏なんだし!
 1回ぐらい見たっていいだろ!」

軽い調子で口走る深優の体。

(ーー良くない!)

「---へへ」

イヤらしい笑みを浮かべて、
今度は胸に手をやる深優。

「あっ…すっげぇ・・・
 胸を揉むと、、、んあっ♡ こんな感じなのか」

(ちょ…バカ!
 変な声出させないでよ!

 あっ…♡)

体を好き勝手されている深優自身にも
からだを通じて快感が伝わってきた。

「--あん♡ いいねぇ♡ いいねぇっ♡
 この♡ 体ぁ♡」

深優がさらに激しく、ノリノリで腰を振りながら
胸を揉んでいる。

普段の深優ならあり得ない行動だ。

(バカ久雄! ゆるさないわよ!!!
 明日学校で ひあっ♡ が、、学校で
 ただじゃ あっ♡ ああ♡ あぁあん♡
 お、、おかないから!!!)

脳内から深優の怒る声が聞こえてくる。

「---へいへい、俺はバカですよ~」

そう言うと、深優の体は、
高校の制服の方に目を向けた。

「そうだ!JKの制服!着てみたかったんだよな~」
そう言うと、深優は制服に手を伸ばし、
それを着始めた。

(バカ!バカ!バカ!バカ!)
深優が脳内で叫び続ける。

体の自由は奪われているが
意識ははっきりしている。

自分の体が嬉しそうに女子高生としての制服に
着替えている。

(も~~~~~!いい加減にしてよ!)

「--へへ、減るもんじゃないだろ!」

久雄は深優の体でさらに好き勝手を続けた。

「いえ~~~い♪」
深優の体で、可愛らしくピースポーズを鏡に向かって決める。

(やめて!バカみたいじゃない!)

深優の言葉を無視して、
挑発的なポーズや、色々な表情を深優にさせる久雄。

(こら!久雄!後で知らないからねっ!)

「---後で…?
 へへへ、心配はいらないよ!」

そう言うと、深優は、
手の甲のニオイをかぎはじめた。

深優の興奮混じりの荒い鼻息が
部屋中に響き渡る

「んんん~~~いいニオイ!」
両手のニオイを交互に嗅ぐ深優。

(ちょっと!このド変態!最低!!!)

深優の叫びを無視して、
今度は太もものニオイを嗅ごうとするも、
上手く嗅げない。

「は~~~っ♡ は~~~っ♡」
深優の体は興奮しきっていて、イヤらしい液体まで
流れ始めている。

手をペロペロと舐めはじめる深優。

(ふざけないで!!もう別れる!!!
 久雄なんて知らない!!!!)

深優が叫ぶ。

けれど、体はさらに自分の手を舐めている。

「みゆちゃんの手のひら…
 おいしぃぃ・・・」

深優がうっとりとした表情で言う。

(---はぁ、あんた最低)
心の中の深優が、そう呟く。

本当に最低だ。

こんな彼氏だとは思わなかった。

髪の毛のニオイをくんくと嗅いでいる深優。
1本の髪の毛を、舌でなめてみる深優。

「あぁ~~~~ん♡」

嬉しそうに大声で甘い声を出す深優。

(ちょっと!お母さんに聞こえたらどうするのよ!)

「---悪い悪い」
何故か久雄がお詫びの言葉を口にする。

そしてーーー
色っぽいポーズを決めてから、
体を弄び始める深優。

「ふぅ~~~♡
 深優の体でえっちしよっと♡」

そう呟く深優。

(ふざけないで……
 私とそういうことしたいなら、
 直接言いなさいよ!この弱虫!!!)

深優が叫ぶ。

「--あん♡ あぁああ♡ ああぁああああ♡」

体をぷるぷる震わせて興奮を味わっている深優。

時間は19:30を示していたー

(ちょっと あぁ♡ 勉強しないといけないのに♡

 …って、やめ、、やめて♡ わたしまで、あぁん!
 気持ちよくなっちゃう…♡)

けれど、深優の体は暴走を止めない。

「--あははははははは♡
 気持ちいイイ♡ やばい、イキそう!」

深優がそう叫ぶと、
近くに置いてあった細長いリモコンをつかみ、
それをあそこに突っ込もうとした

(バカ!!!!!!!!
 やめなさいよ!!!!)

深優が大声で心の中で叫んだ。

「---深優の絶頂!!!
 あぁん♡ あああああああっ♡」

リモコンを挿入しようとして、
深優のからだは手を止めた。

(・・・・・・・・・・・・?)
心の奥底に追いやられた深優が不思議に思う。

そして…

「----っと、、、これ以上はやらないよ、深優」
深優が自分の名を呼んで、リモコンを優しく机の上に置いた。

(な…何なのよ…全く)
深優の意識が安心したかのように呟く。

「---急に変なことしてごめんな。
 でもさ、1回ぐらい、いいだろ?」

深優の体がそう呟いた。

そう、1回ぐらいはーーーーー

②へ続く

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今日のだけだと全貌は分かりません!
明日の分で、いろいろとわかります!

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